ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

≫ EDIT

今が買い時! CANON PowerShot G7 X Mark Ⅱ

G7Xmk2photo2.jpg
2013年9月から山行記録用カメラとして使ってきたPowerShot S110ですが、2018年3月にPowerShot G7 X Mark Ⅱにその座を譲ることになりました。といっても、壊れたわけではないし、下取りに出したわけでもないので、いまのところまだ現役状態です。


ところで、なぜG7 X MarkⅡを新たに購入したかというと、山行記録とはいえやはり高画質の写真を残しておきたいというのが主な理由です。山を歩いていると、わざわざ一眼レフを持ち出して撮るほどではないけれど、それなりにきれいに撮っておきたいと思う風景に出会うことはよくあります。とくに、日本アルプスなどを大荷物で歩いていると、一眼レフを取り出すのは大変なので、よほど感動的な風景でないとわざわざ荷物を降ろしてカメラを取り出すことはしません。しかし、空の明るさと山肌の暗さのコントラストがきつい場合、コンデジではどうしても白飛びや黒潰れが起こりがちです。RAWで撮っておいてあとで調整しても、しょせんはセンサー性能に限界があるので、どうにもならない場合も多々あるわけです。


S110を使い始めた当初は、1/2.3型センサーのコンデジに比べれば1/1.7型センサーの性能が優れているというのを実感したので、十分満足していました。しかし、結局は一眼レフで慣れた感覚から写真を見ると、やはりダイナミックレンジの狭さはいかんともしがたく、山行記録だからと妥協せざるを得ないところは多々あったわけで、そういう不満を感じつつ使っていたわけです。当時は、大型センサーを搭載したコンデジというものがそもそもありませんでしたから、これ以上を求めるとどうしてもレンズ交換式のカメラになってしまうわけです。


ところが、1インチセンサーを搭載したG7 Xが発売され、星景写真も撮れるという性能にいたく興味をそそられました。なにしろ、広角端でF1.8、望遠端でもF2.8という驚きの高性能レンズまで搭載されているのです。ただ、コンデジにしてはけっこう重くてそれなりに大きいので、コンデジとしての用途にはどうだかなと少し躊躇していたのも事実。気になりつつももやもやとした気持ちのまま時が過ぎていくうちに、G7 X Mark Ⅱが発売され、初代の欠点などもだいぶ改善されていいカメラになったものだと感じていました。ただし、発売当時の価格が75,000円もしたので、だったらミラーレス一眼のほうが安いじゃないかということで、手を出せずにいました。


2018年の年明けに、キヤノンオンラインショップからのメールで、メーカー再調整品のアウトレットセールにG7 X Mark Ⅱが税込50,000円ほどで出ていて、年末にもらったクーポンを使えば48,000円ほどになり、この価格なら買い得だなと思ったものの、結局そのときは買わずに終わりました。


しかし、その後しばらくしてやっぱり買っておけばよかったなという気持ちがだんだん大きくなってきて、失敗したなあと思っていたら、3月になって再び同様のセールが始まりました。年末のクーポンはすでに失効していましたが、インクなどを購入したときのポイントと、新しくもらったクーポンを合計すると、ぎりぎり50,000円を切る価格になるため、ようやく踏ん切りがついて購入したわけです。正月の時より1,000円ほど高く買うことになってしまいましたが、それは仕方がありません。


購入後は取説など読みつつも、実戦投入しないままGWを迎えてしまったので、あえてGWの山行に持ち出しました。多少荷物が重くなりますが、簡単に星景写真やタイムラプス動画が撮れるということで、あえて荷物の重くなる日本アルプスへの長期山行に持ち出したわけです。もちろん、途中の山行記録もすべてG7 X Mark Ⅱで撮影しました。


IMG_0011_20180503182743eb3.jpg
最初にそのセンサー性能のよさに感心したのが、この写真です。暗い地面の割合が多く、明るい空の割合が少ないにもかかわらず、空が白飛びせずにトーンが半分以上再現されています。


IMG_0014_20180503182744acf.jpg
また、この写真でもダイナミックレンジの広さを感じます。こちらも日の当たる明るい部分が少なく、日陰になっている谷の部分が多いのですが、白飛びも黒潰れもほぼありません。S110だったら、空がもっと白っぽくなっていると思われます。前の写真もこちらの写真も、露出補正なしのプログラムオートでの撮影です。


残念ながら星景写真のほうはまだ撮影することができていませんが、結構期待できそうな雰囲気です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




ということで、G7 X Mark Ⅱの仕様をS110と比較しながら見ていきたいと思います。


まず重さと大きさですが、以下のようになっています。

G7 X Mark Ⅱ: 総重量319g 幅105.5x高さ60.9x奥行き42.2 mm

S110: 総重量198g 幅98.8x高さ59x奥行き26.9 mm


重さは電池やカード込みのものです。実際に使うときの重さになります。


以前、S110のレビュー記事で、個人的な意見として「コンパクトデジタルカメラは、重量200g以下、幅10cm×高さ6cm×奥行き2.5cm程度までというのが限界」と書きました。その意味では、G7 X Mark Ⅱは重さと奥行きが許容範囲を越えているわけです。それではなぜ購入したのかといえば、画質を含めた性能とチルト液晶に価値を見出したからにほかなりません。


重さに関しては、ショルダーベルトに装着するとやはりなにかしら重いものが存在しているという感覚はあります。ただ、最近の山行では基本的に右のショルダーベルトに0.5リットルのボトルを装着していることもあり、左右の重量バランスをとる意味でも、ある程度の重さのものがあってもいいと思えるようになりました。場合によっては、ヒップベルトに装着することもあるので、その場合であれば少々重いものであってなんら問題ありません。なので、重さの件は、当時よりも許容できるようになりました。


IMG_9755_20180531215314a04.jpg
大きさに関しては、幅と高さはG7 X Mark ⅡもS110もそれほど変わりません。なので、使用するカメラケースはS110で使用していたものがそのまま流用できます。


IMG_9757_20180531215316d25.jpg
ただし、奥行き、すなわち厚さはかなり違います。G7 X Mark Ⅱはチルト式液晶なので、その分厚みが増しているわけですが、それを目当てに購入したのですから、これはいたしかたありません。幸い、カメラケースはサイズに余裕があり、スムースに出し入れができるのでとくに問題はありません。もっとも、S110ならバックパックのヒップベルトのポケットに直接入れることができたのですが、G7 X Mark Ⅱだとできない場合もあります。



IMG_9759_201805312153190a2.jpg
チルト液晶は、上側に180度開くので、自撮りが楽になりました。S110では何度か撮りなおすのが普通でしたが、G7 X Mark Ⅱでは液晶を見ながら撮れるのであまり枚数をとらなくて済みます。


IMG_9758.jpg
それ以外でも、真上に向けてやれば、地面すれすれの山野草などを撮影するのがすこぶる楽です。低い位置にある道標や案内板のようなものを撮るときも、正対した状態で撮れるので、案内板が歪まなくて済みます。


IMG_9761.jpg
下方向には45度しか開きませんが、カメラを上に掲げて下から見上げながら撮るということはまずないので、それで困ることは今のところありません。そもそもカメラを上に掲げる場合、頭の真上よりも当然ながら前に掲げるでしょうから、45度も開けば十分液晶の確認はできるはずで、現状で必要十分なわけです。



IMG_9762_20180531215322e2e.jpg
G7 X Mark Ⅱのいいところは、性能以外にもボタン類の操作が手袋をはめていてもやりやすいことです。たとえば、電源ボタンはS110のものよりも大きくなったので、冬用の分厚い手袋をしていてもすぐに操作できます。また、露出補正の専用ダイヤルがあるので、変更が一発でできるようになりました。S110ではレンズダイヤルに露出補正を割り当ててやったので、操作自体は楽にできましたが、専用のダイヤルがあるとわかりやすいと思います。


IMG_9763.jpg
背面の親指で操作するボタン類は、大きさはほぼ同じですがS110(写真右下)よりもG7 X Mark Ⅱ(写真左上)のほうが立体感があり、ボタンを触っている感触が明確です。素手ならもちろんですが、手袋をしている場合は、やはりG7 X Mark Ⅱのほうが操作しやすいと感じます。


電池については、S110の撮影可能枚数が200枚、G7 X Mark Ⅱは265枚となっていて、容量的にもG7 X Mark Ⅱのほうが大きくなっています。G7 X Mark Ⅱは、GWの樅沢岳への山行以来、一度も電池を交換しないで先日の伯州山まで320枚の撮影をしています。ただし、画質は最小のS2がほとんどです。電池の残量表示は、残り2目盛りとなっていて、まだ数十枚は撮影できそうなので、ほとんどストロボを使わないのであれば、実際に撮影できる枚数は400枚近いのではないかと思います。あとは寒さにどれだけ耐えられるかですが、容量の大きさから考えれば、S110の電池よりはかなり強そうなので、電池交換の煩わしさが軽減されそうです。


補足
その後、電池交換しないで使い続けたところ、369枚撮影した時点でバッテリー警告灯が点灯し始めました。それでもさらにさつえいしてみたところ、412枚まで撮影できました。それでもまだバッテリーが落ちるところまでは行かなかったので、少なくともS2画質なら400枚以上の撮影はできそうです。


先日の伯州山では、S110も持って行って撮り比べてみたので、その画像を載せておきます。


山頂で撮影したものです。

IMG_0704.jpg
S110で撮影。


IMG_0316_20180531222636a88.jpg
G7 X Mark Ⅱで撮影。

S110は空が飛んでいますが、G7 X Mark Ⅱでは薄い雲まで再現されています。



木漏れ日の遊歩道です。

IMG_0706_20180531222628865.jpg
S110で撮影。


IMG_0326.jpg
G7 X Mark Ⅱで撮影。

S110は木漏れ日が白く飛び気味で、影の部分はつぶれ気味で、全体的にコントラストが高い感じです。G7 X Mark Ⅱのほうは、木漏れ日の当たったところも地面の様子が再現されていて、藪の陰になっているところもつぶれず描写されていて、全体的に階調が広く肉眼で見た感じに近い表現になっています。


ということで、使ってみた感じはAPS-Cサイズの一眼に近い表現力があるように感じます。この性能でほぼコンパクトデジカメのサイズのボディですから、昼間の撮影だけならわざわざ一眼レフを持ち出すまでもないかもしれません。もちろん、星景写真も撮影できるわけですから、割り切ってしまえばこれ一台でいいともいえます。


G7 X Mark Ⅱは発売後2年が経とうとしていて、価格もだいぶこなれてきました。そろそろ後継機のうわさもでてくるころですが、今の市場価格は5万円台半ばぐらいから購入することができるので、コストパフォーマンスは相当高いと言えます。きれいな写真がとりたいけど、重いレンズ交換式カメラは持ちたくないという人や、僕のように一眼レフは外せないけど、山行記録用や普段使いはコンパクトなカメラにしたいという人にはぴったりのカメラだと思います。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング





[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

キヤノン / CANON PowerShot G7 X Mark II 【デジタルカメラ】【送料無料】
価格:59350円(税込、送料無料) (2018/5/31時点)













| 撮影用具 | 23:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

キヤノン最後のフィルム一眼レフがついに販売終了

1v_close.jpg

キヤノンの商品ラインナップで唯一残っていたフィルム一眼レフ EOS-1Vがついに販売終了になりました。おそらく生産はすでに終了していて、在庫がなくなるタイミングを待ってのことだと思います。これにより、キヤノンはフィルム一眼レフから完全撤退ということになります。


一方、ニコンはまだフラッグシップ機であるF6と、エントリーモデルのFM10をラインナップに載せているので、事実上日本メーカーが販売する最後のフィルム一眼レフということになりそうです。フィルムメーカーである富士フイルムでさえ、すでにインスタントカメラのチェキしかないし、リコーもペンタックスの645や67といった中判カメラをすでに生産終了しているので、ニコンが販売終了すれば、フィルム一眼レフの長い歴史が幕を閉じることになります。


ニコンFM10の製造元であるコシナのサイトを覗いてみると、すでにベースとなったカメラの情報はなく、コシナブランドのカメラはなくなっています。ニコンFM10に関しては、受注ベースで細々と製造しているのでしょう。


僕の手元には、かつて使っていたペンタックス、キヤノン、ニコンのフィルムカメラが数台ありますが、もはや売りに出したところで買い手がつくかどうかもわからないので、このまま骨董品のコレクションと化してしまう運命かもしれません。とはいえ、せっかく撮影機能は問題ないのだから、フィルムカメラをそのまま再利用できるデジタルフィルムのようなものができればいいのにと、ひそかに淡い期待をもっていたりするのですが、そういう人って実はけっこういるのかもしれません。


そうそう、余談ですが、キヤノンという会社は、発音は「キャノン」ですが、表記は「キヤノン」です。会社のことを法人というように、社名は人名と同じですから、読み方がキャノンだからキャノンでいいだろうなどとしないようにご注意ください。富士フイルムもフィルムではなくフイルムですよ。社会人の常識として、人の名前を誤表記するのは失礼なことですからね。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村




登山ランキング










| 写真ネタ・ニュース | 17:32 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

思いがけずきれいなブナ林に出会う: 伯州山その2 

2018年5月27日(日) 岡山県鏡野町上斎原 伯州山(標高1045) 日帰り単独行 


IMG_0302_20180530114256217.jpg
10:23 山頂へは、小屋の脇を入って行きます。


IMG_0303_20180530114257532.jpg
小屋の脇を入ると、壁に伯州山の案内を書いた大きな看板が掲げてありました。


IMG_0304.jpg
山荘から先は緩やかな道が背の低い森の中に続きます。


IMG_0306.jpg
森から抜け出ると笹薮の開けた道になります。少し勾配がきつくなりますが、山頂まであと少しです。


IMG_0305_20180530114301f20.jpg
笹原の登山道脇に咲いていたオレンジ色の花です。レンゲツツジかな。


IMG_0307_20180530114303d9c.jpg
10:31 山頂に着きました。笹が刈られていて、そこそこ広い山頂です。


IMG_0308.jpg
どうやら今日は一番乗りのようです。


IMG_0311.jpg
西方にはうっすらと大山とその周囲の山々がシルエットで見えています。


IMG_0314.jpg
東方は、おそらく三国山やギラガあたりが見えているようです。


IMG_0315.jpg
南方は、左から花知ヶ仙、妹山、三ヶ上で、妹山の後ろに見えているのが泉山のようです。晴天ではありませんが、そこそこ展望があって楽しめました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0316.jpg
10:39 誰もいないし、日差しもきつくなく山頂でのんびりできないわけではありませんが、お昼にするには時間が早いし、ひととおり展望を楽しんだら特にすることもありません。もう少しすれば後から出発した4人パーティーが登ってくるでしょうから、その前に下山することにしました。


山荘の前まで来ると、ちょうど4人パーティーが到着したところでした。少し言葉を交わして、別れました。


IMG_0317.jpg
山荘前から左の新コースに向かいます。登って来たのは右の滝谷コースです。といっても、道標があるわけではないので、新コースの方はそれらしい踏み跡がついているだけです。左の切り株のところをまっすぐ入って行きます。入口の木の枝に赤テープがあったので、よく探せばわかります。


新コースに入って行くと地面に「国土調査」と書かれた赤色の杭が何本か埋まっていたので、一応おおやけに整備されたコースのようですが、最初のうちはけっこうな藪道で、ほんとにこれが新コースなのかと不安になるような状況でした。道に迷うほどトレースが不明瞭というわけではないにしても、ほとんど廃道になった登山道を歩いているかのような雰囲気です。


IMG_0318.jpg
5分ぐらい進んで行くと、ようやく道らしい雰囲気になってきたので、気持ちにも余裕がでてきました。


IMG_0319_20180530114541338.jpg
標高1000mのゆるいピークのあたりからブナ林の雰囲気が強くなってきました。とはいえ、尾根道で比較的日差しが林床まで入りやすいのか、笹がけっこう茂っていて、滝谷コースで見たようなすっきりとしたきれいなブナ林という感じはありません。


IMG_0320.jpg
1000mピークを過ぎると、そこそこ傾斜のきつい尾根を下ります。途中で1組のパーティーとすれ違いましたが、本日出会ったのは、先の4人パーティーとこのグループだけでした。


IMG_0321_20180530114544c51.jpg
途中にあったねじれたブナ。たまに見かけますが、原因はツタ。ツタがからまったまま成長するとこんなふうになり、やがてツタが枯れて落ちると、ねじれた木になります。


IMG_0322.jpg
11:14 遊歩道に合流です。ここにも道標はなく、わかりにくい赤テープがひとつついているだけなので、下から上がってきて新コースを初めて歩こうという人には、かなりわかりにくい状況です。花の時期は新コース沿いにイワウチワが多く咲いているらしいので、登りで使うのもいいと思いますが、それ以外の時期はとくに見るものがあるわけでもなく、傾斜がきつくてつらいだけなので、登りは滝谷コースを使ったほうが楽だし森林浴気分で楽しめると思います。


IMG_0323.jpg
遊歩道との合流点から右へ行けばすぐに滝谷コースに出るはずですが、左へ進むことにしました。


IMG_0325_20180530114549723.jpg
始めのうちはほぼ平坦な道でしたが、すぐに急勾配の階段になりました。尾根から谷筋へ下る斜面につけられた階段の道は、けっこう長く続きました。登りでここを行くのはしんどいだろうなと思いつつ下ります。


IMG_0327.jpg
11:26 谷筋に下りて勾配が緩くなった道を数分歩いたら、滝谷コースとの合流点に着きました。あとは林道を左へと下って行くだけです。


IMG_0330.jpg
11:41 登山口まで下りてきました。登山口から駐車場までは約3分かかりました。


お昼前に下りてきてしまったので、用意していたランチは手つかずのままです。赤和瀬渓谷沿いの駐車スペースに涼しそうな木陰があったので、車を停めてさわやかな風を楽しみつつお昼を食べて、「上斎原温泉クアガーデンこのか」で温泉に入って帰りました。日曜日ですが、時間が早いためか、すごく空いていました。

20180527hakusyusan.jpg



ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング









| 2018年5月 伯州山 | 11:51 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

思いがけずきれいなブナ林に出会う: 伯州山その1 

2018年5月27日(日) 岡山県鏡野町上斎原 伯州山(標高1045) 日帰り単独行 


伯州山は不遇の山です。国土地理院の地形図には、山頂の三角点は記載されているのに山名がありません。また、現在では岡山県側にしか登山道がないのにもかかわらず、今は通行不能になったかつての鳥取側の登山道しか記載されていません。


決して高い山でもないし、これといって特徴的な山ではありませんが、滝谷コースと本谷コースの2コースがあり、滝谷コースには途中から尾根筋を行く新コースもでき、岡山県側だけで3通りの登山道が整備されています。春にイワウチワなどの山野草が多くみられることで最近は次第に人気も出てきているようです。それなのに事実上廃道になった鳥取側の登山道だけが唯一地形図に記載されているだけで、山名さえ載っていないとはどういうわけなんでしょうか。


27日は曇り予報だし、先週の西赤石山が意外にきつくてそこそこ疲れたので、今週は遠出はしないで近場で軽い山行にすることにしました。行先はまだ行ったことのない山として角ヶ仙か伯州山で検討した結果、伯州山を訪れてみることにしました。


20180527hakusyusan2.jpg
岡山から一般道で2時間強かかって登山口の赤和瀬に着きました。登山口の前は道が少し広くなっているものの、ここはローカルバスの回転場所になっているので駐車禁止です。なので、登山口を通り過ぎてまっすぐ山の方へ200mほど入ったところにある駐車スペースに車を停めました。せいぜい4台分のスペースしかないので、ここがいっぱいの場合はさらに奥へ行く必要がありそうですが、先に入ったことがないので、どの程度行けばスペースがあるのか不明です。なお、この道をずっと上流にたどって行くと本谷コースとなります。


本日の装備
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アタカソライトジッププルAF
 ミドルレイヤ: マムート デイトリッパーフリースジャケット(不使用)
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット(不使用)
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン プロアクト 作業用グローブ
 キャップ/ハット: アウトドアリサーチ ゴーストレインハット
 ヘルメット なし

●ボトムス
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート トレッカーズパンツ
 ハードシェル: モンベル バーサライトパンツ(不使用)
 ソックス: ファイントラック メリノスピンソックスEXPレギュラー
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: マムート リチウムスピード20L
 ストック: なし


今回使った帽子は、新しく購入したOR ゴーストレインハットです。レインハットというと、ゴアテックスなどの透湿防水のメンブレンを使ったものになるので、通気性が悪く、蒸れやすいのでずっと敬遠していました。カリマーのレインハットを持っていましたが、秋の晴天時に一度使っただけで、ずっと保管状態だったので、先日メルカリで処分したばかりです。


しかし、ゴーストレインハットは、頭の部分が二重になっていて、ガバッとはずして折りたたんで収納することができ、そうするとメッシュ生地の通気性のいい帽子になるので、雨でも晴れでも使える全天候型の帽子なのです。ちょっとお高いのですが、天気が崩れるかもしれないというときにはありがたい帽子です。



IMG_0280_2018052817152180d.jpg
9:20 駐車場所から歩き始めます。倉敷ナンバーのプリウスにのってきた男性4人組もすぐあとから出発したようです。


IMG_0281.jpg
9:24 登山口です。といっても、舗装された林道なので登山口という雰囲気はありませんが、道標があるので迷うことはなさそうです。


IMG_0282_20180528171524a9f.jpg
ただし、分岐に設置されているこの道標はちょっと不親切で、もしかしたら考え込んでしまう人がいるかもしれません。伯州山と書かれた下に元谷コースと滝谷コースの文字があり、それぞれの下に赤い矢印が右と左を差して描かれています。本谷コースはたしかに、来た道を戻る方向なので右方向でただしいのですが、滝谷コースは看板の後ろに向かっていくので、左矢印ではなく、直進方向の矢印でないと正しくありません。誰がこんなでたらめな道標をつくったのでしょうか。


IMG_0283_20180528171526ed5.jpg
幸い、このでたらめな道標の背後にもっと目立つような白地に黒文字、赤矢印の正しい道標があるので、それを見れば迷うことはないでしょう。なお、この大きな看板に書かれているとおり、登山口前は町営バス(のんびり走るからトロリンバス?)の回転場なので駐車禁止です。くれぐれも迷惑駐車をしないようにしましょう。


IMG_0284_201805281715271b4.jpg
登山口から少し進むとアスファルト舗装は終わり、すぐに砂利道になります。道の状態はいたって良く、轍も穴ぼこもないので歩きやすいです。


IMG_0285_20180528171529027.jpg
道端にきれいな薄ピンクの花がたくさんさいていました。なんという花かわかりませんが、なかなか可憐できれいな花でした。(タニウツギという花らしいです)



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0287_201805281715307b8.jpg
9:41 右に分岐のある場所に来ました。クマ出没注意の看板にちょっとビビります。そういえば、クマ鈴を忘れてきてしまいました。


IMG_0288_2018052817174836e.jpg
木製の看板はすっかり色あせてよく見ないと何が書かれているのかわかりませんが、ルートは彫り込まれていたので、識別できました。今いる場所から右へ入って行くと遊歩道になっていて、上の方で滝谷コースに戻れるようになっています。事前にネットで調べたところでは、この遊歩道の途中、といっても上の合流地点からのほうが近い場所から尾根をいく新コースができているようです。この看板は古いので新コースは記載されていません。とりあえず、新コースの入り口や状況が良くわからないので、往路は滝谷コースで行くことにします。


IMG_0289_201805281717509ae.jpg
少し進むとすぐにきれいなブナ林の中に入りました。滝谷の渓流沿いということで、つねにせせらぎの水音も聞こえるし、小鳥のさえずる声も聞こえてきます。美しくすがすがしいブナの新緑とあいまって、目にも耳にも癒しの世界が広がります。


IMG_0290_20180528171751e1c.jpg
事前にネットで調べた限りでは、イワウチワのことばかりで、ブナ林が美しいということを書いているブログはありませんでした。こんなにきれいなブナ林が渓谷沿いの遊歩道のまわりに広がっているというのに、誰もそのことに触れていないなんてどういうことなんでしょうか。花は確かにきれいですが、山の魅力はそれだけではありません。足元の花にばかり気をとられてせっかくの美しいブナ林に気が付かない山歩きなんて、ちょっともったいなさすぎるという気がします。


IMG_0291_20180528171753694.jpg
9:47 右の斜面に登って行く階段がありました。おそらくさっきの遊歩道の合流点だと思います。もっと上の方かと思っていたのですが、下の分岐からわずか6分しかかかっていません。ブナ林を眺めながらゆっくり歩いてきたので、もしもサクサク歩いていたら5分もかかっていないと思われます。


IMG_0292_201805281717542fc.jpg
遊歩道の合流点の先に渡渉箇所がありました。真ん中の石の上に倒木が通せんぼするように乗っかっているので、どう渡ればいいのか一瞬迷いますが、下流側の石を伝えば難なく渡れました。


IMG_0293_20180528171756548.jpg
その後も日差しに光るブナの新緑にいやされながら、気持ちのいい山歩きを楽しみます。


IMG_0294_20180528171757407.jpg
2度目の渡渉箇所は、何の問題もなくクリア。


IMG_0295_20180528171759575.jpg
登って行くにつれて少し道の勾配がきつくなりますが、急斜面を直登するような場所はなく、道もよく整備されているので、登山道というより遊歩道といった感じです。これなら、普通のスニーカーでも十分です。


IMG_0296_20180528171800f73.jpg
林床の笹も、それほど生い茂っているわけではないのでブナ林全体がすっきりとしているように感じます。


IMG_0297_20180528172140e9e.jpg
高さ3mぐらいの滝もありました。


IMG_0298_20180528172142bcc.jpg
時折、太いブナもあり、あまり人の手が入っていない森なんだなということがわかります。大山の木谷あたりのブナ林は、一度伐採されたあとに成長した二次林なので、同じような太さのブナばかりでちょっと面白みがありませんが、ここのブナ林はごっそり伐採されたというわけではないみたいです。もっとも、上流に行くにつれて右岸(左手)に植林帯が出てくるようになり、少し興ざめするところはありましたが、左岸のほうはずっと自然林のままなので、森林浴のつもりで歩くにはいいところです。


IMG_0299_20180528172143679.jpg
道の傾斜が緩み、道沿いの渓流が細く小さくなっていつの間にかなくなってしまった頃、前方に山小屋が見えてきました。


IMG_0300_2018052817214591b.jpg
10:22 伯州山荘に着きました。どういう小屋なのかわかりませんが、正面入り口は閉鎖されていて、左手の掃出し窓から出入り可能です。


IMG_0301_2018052817214692a.jpg
中はこんな感じで、トイレはなかったようです。出発してから1時間が経っていたので、休憩しようかと思いましたが、小屋内に入るには靴を脱がないといけないということで面倒だし、滝谷コースは思いのほか楽でほとんど汗もかいていない状態だったので、そのまま山頂へ行くことにしました。

つづく。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング










| 2018年5月 伯州山 | 17:33 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

銅山遺跡とツツジの山: 西赤石山その3 

2018年5月20日(日) 愛媛県新居浜市 西赤石山(標高1626m) 日帰り単独行 


この数日パソコンを使う時間が多くなり、そのためか首と肩の凝りがひどく、しかも眼精疲労なのか目の奥がず~んと痛いような重いような感じで、それらが合わさって昨日は朝から頭痛が治まりませんでした。帰ってきてからやることを済ませると、メグリズムという目の疲れをとるアイマスクをして、ヒーリングミュージックを聞きながらしばらく寝ていたら、とりあえず症状は少し良くなりました。とどめに鎮痛薬を飲んで、ようやく頭痛が治まりましたが、首の痛みがまだとれません。


ということで、アマゾンで首や肩のコリをほぐすいいものがないかと探してみたら、最近はやりの筋膜リリースを行うローラーがセットで安く出ていたので、思わず買ってしまいました。明日には届く予定なので、早くゴリゴリしてみたいです。



ということで、西赤石山の続きです。


IMG_0251.jpg
三角点は人もいるしあまり展望もよくないので、銅板の山名板がある山頂までもどってランチタイムにしました。登山道を見下ろす岩場の途中に、ちょうどベンチのようになった岩があったので、そこに座って広大な石鎚山地の山並みを眺めながらのんびりとおにぎりとカフェオレを楽しみました。写真はピントが背景の方にあってしまいましたが、まあいいでしょう。


IMG_0252_20180526150543f9a.jpg
12:50 山頂から新居浜市の市街地を眺めながら、下山の準備を整え、山頂を後にします。


IMG_0253_201805261505446af.jpg
下山は、西赤石山から北にあるカブト岩まで下り、そこから西に向けて下るコースで下山します。下山のコースとしては、おそらく一番早いコースです。来た道を銅山越までもどり、馬の背コースで下るという手もありますが、西赤石山から銅山越までの稜線はアップダウンがあり、距離の割に標高差が大きくないので、一気に下るカブト岩コースのほうが短時間で下ることができます。そのぶん、足腰にはきついコースですので、膝痛などの心配はあります。


IMG_0254.jpg
下山コースは急傾斜の下りで始まります。


IMG_0257_201805261505471f6.jpg
ときどき目につくきれいなツツジを楽しみながら、ぐいぐいと下ります。


IMG_0258_20180526150549eb6.jpg
普通のアルミ脚立を伸ばして梯子として設置してある場所もあり、なかなかの急こう配です。


IMG_0260_20180526150552f10.jpg
10分ほどでカブト岩下の魔戸の滝方面への分岐を過ぎ、カブト岩へ登る道を右にわけて左の斜面を巻く道を進みます。往路で使った道と比べると、かなり登山道らしい道ですが、それほど荒れているわけでもなく、そこそこ歩きやすい道です。



IMG_0259.jpg
十数分下っただけですが、すでに西赤石山の山頂は遥か上に見えます。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0261_201805261505537e8.jpg
このコースは上部鉄道跡と合流するまで分岐はないので、道迷いの危険性はほとんどないと言えますが、一カ所だけロープで規制されている場所がありました。山頂から30分ぐらい下った場所ですが、道が左へ90度曲がる箇所にちょうど倒木があって、道をふさぐように倒れています。なんとなく直進方向へ踏み跡があるので、ロープがなければそのまま直進してしまう可能性が高い場所です。おそらく、道迷いする人が多く直進の間違いトレースができてしまったので、ロープで規制するようにしたのでしょう。ロープがあるので、現状で間違える人はいないと思いますが、どこの山でも同じように遭難防止策がほどこされているとは限らないので、下ばかり見て歩く癖を持っている人は、前を見る癖をつけないといつかやらかしかねません。


IMG_0262_201805261517231be.jpg
こちらの道は利用者が多くないのか、倒木に道をふさがれている場所が何カ所かありました。もっとも、通過に難儀するということはなかったので、放置しているだけかもしれません。


IMG_0263_20180526151725cb4.jpg
13:48 上部鉄道跡に合流しました。この合流点の少し上で、同じような石垣の組まれた道の跡のような場所がありましたが、そこには道標がないので、勘違いして右に進んで行かないように要注意です。もっとも、トレースのようなものはついていないし、石垣から下へ降りる道が明瞭なので、たぶん大丈夫だと思います。それにしても、あれは何の跡だったんでしょうか。鉄道が敷設される前に利用されていた鉱石運搬用の道だったのかもしれません。今度行く機会があったら、資料館などに入って詳しく見てみたいものです。


IMG_0264_20180526151726e61.jpg
上部鉄道跡との合流点から、登山口と書かれている方向に進みます。下りてきた向きでいえば右手になります。


IMG_0265_20180526151728043.jpg
鉄道跡の道なので、ほぼ平坦で道幅もあり、それまでの急傾斜の道と比べると打って変わって楽ちんです。少し膝が痛くなりかけていたので助かりました。


IMG_0266_20180526151729cb6.jpg
小さな谷を渡る橋がありましたが、通行止めになっていたので、右手に下りて谷の上流側を迂回します。


IMG_0268.jpg
谷を渡って対岸に登る場所がちょっと厄介でしたが、木の根がうまい具合に足がかりになっていて助かりました。


IMG_0269_20180526151732683.jpg
さらに5分ほどいったところで、再び通行止めになっている谷がありました。


IMG_0270_20180526151734d59.jpg
さっきの谷より幅があり、鉄橋の跡も規模が大きいものです。もっとも、こちらは谷幅があるおかげで迂回する道も楽に歩ける状態でした。


IMG_0272_201805261519546cb.jpg
その後は、不思議なほどまっすぐな道が続きます。


IMG_0273_20180526151955869.jpg
直進だった道が大きく右へカーブして行った先に、だだっ広い広場のような場所がありました。


IMG_0274_20180526151957e61.jpg
一本松停車場という看板が松の木にくくりつけられていて、その下に「東平へ」と書かれた道標が設置されていました。ここから、上部鉄道跡と分かれて、左へ尾根を下ります。


IMG_0275_20180526151958322.jpg
下り始めてすぐに、銅山峰ヒュッテが見えました。


IMG_0276_20180526152000e47.jpg
うっそうとした森の中の道をただただ下ります。上部鉄道跡から分かれた直後はけっこうな急こう配でしたが、すぐに緩くなり、大きな段差もほぼない歩きやすい道が続きます。


IMG_0277_2018052615200142f.jpg
14:42 第三変電所跡に出ました。少し建物の中を覗いてから、すぐに出発です。


IMG_0278_201805261520030d7.jpg
変電所跡から坂道を下れば、朝通過した場所です。


IMG_0279_2018052615200463b.jpg
14:51 ひざが痛み始めていましたが、なんとかひどくなるなる前に駐車場に戻ってくることができました。下山は、ほとんど休憩らしい休憩をとっていないので、ほぼ2時間歩きっぱなしでした。3週間ぶりの山行にはちょっとハードすぎたかもしれません。


それにしても、銅山跡の遺跡が山中に数多く眠っているので、なかなか面白い山でした。いろいろなコースもあるので、また違うコースをたどる山行をしてみたいと思います。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング






| 2018年5月 西赤石山 | 15:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

銅山遺跡とツツジの山: 西赤石山その2 

2018年5月20日(日) 愛媛県新居浜市 西赤石山(標高1626m) 日帰り単独行 


月曜、火曜と朝早い仕事が続いたおかげで、日曜日の疲れが全然とれず、昨日の夜はなんだか妙に疲労感を強く感じました。足の筋肉痛も月曜日より火曜日の方がひどく、階段の上り下りに支障はないものの、けっこうな痛みが続いていました。


寝る前にアミノ酸顆粒を飲んで寝たところ、今日はだいぶん疲労感もぬけて、足の筋肉痛はほぼ消えました。それでもなんとなくしんどい感じは残っていて、雨で仕事の予定が入っていないのでゆっくりできるのがすごくラッキーです。


それでは、西赤石山の山行記録の続きをどうぞ。


IMG_0203_20180523223549589.jpg
10:12 銅山峰ヒュッテから2~3分で銅山越への分岐に着きました。銅山越へは左へ進みます。まっすぐ行くと、馬の背コースや喜三谷コースを経由して東平登山口に戻れます。


IMG_0204_201805232235517fb.jpg
道標には「銅山峰 0.8km 30分」と書かれていますが、地図には銅山峰という山名も地名もありません。実際は銅山越の西のピークが銅山峰らしいのですが、この道標はどうも銅山越=銅山峰のようです。


IMG_0205.jpg
分岐を左に入って登り始めると、すぐに傾斜がきつくなり、登山道らしくなってきます。それでも、石畳になっているので、あいかわらず歩きやすい道であることに変わりはありません。


IMG_0206_20180523223554228.jpg
10:37 道が平坦になって来たなと思っているうちに、銅山越に着きました。


IMG_0207_20180523223555770.jpg
名前にたがわず、銅板の道標が設置されています。西赤石山へは石垣の奥から左へ入って行くのですが、見落としたのか西赤石山を方面を示す道標がなにもなかったように記憶しています。地図を見れば、銅山峰ヒュッテから登ってきて左へ行くことになるので、左に入る道を探せばいいだけなので迷いようもありませんが、中には休憩してうろうろしているうちにどっちから登って来たのかわからなくなる方向音痴の人もいるかもしれないので、道標のひとつぐらいあってもいいのではないかと思います。


IMG_0208_20180523223557f7f.jpg
銅山越からは背の低い樹林帯の中を進んで行きます。さすがに銅山越からは石畳はなくなりました。


IMG_0209_20180523223558094.jpg
ものの数分で樹林帯を抜け出して、見通しのいい稜線の道になりました。


IMG_0211.jpg
10:48 天満山という道標がありましたが、地図にはそういう名前の山は記載されていません。


IMG_0212_2018052322375045a.jpg
前方にピークが見えたので、てっきりあれが西赤石山だと思い意外に近いなと感じたのですが、実際の西赤石山は倍以上先にありました。


IMG_0213_20180523223751d7c.jpg
道沿いにはちらほらツツジが花をつけていましたが、少し枯れかけてるようなものばかりで、ツツジのシーズンは終わりかけているようでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0214_20180523223753d0c.jpg
地形図には載っていないけれど、山と高原地図には載っている東山を通過します。


IMG_0215_2018052322375406c.jpg
東山のすぐ先でいったん鞍部へと下り、さっき見えたピークの登り返しが始まります。地形図で確認したところ、どうやら1482ピークのようです。


IMG_0216_2018052322375652c.jpg
標高が徐々に高くなってくると、まだきれいな花をつけたツツジも散見されるようになってきました。青空と新緑とツツジの赤が鮮やかなコントラストで目を引きます。


IMG_0217_20180523223744f7c.jpg
1482ピークの手前には、ちょっとした岩場もありましたが、取り立てて難所というほどのものではありません。


IMG_0220_20180523223745976.jpg
1482ピークに出ると、その先に一段高い別のピークが見えました。あれこそ西赤石山に違いないと思ったのですが、実はこちらも偽ピークでした。


IMG_0222_201805232237471d3.jpg
時折、道の上にたくさんのツツジが花びらを散らしている場所があり、もう少し早ければツツジのトンネルになっていたのではないかと思うと、時期を逃してしまったのが残念です。


IMG_0224_2018052322403110d.jpg
山頂だと思い込んでいた偽ピークへの登りはけっこう急傾斜の道でした。


IMG_0225_20180523224032d3f.jpg
ようやく山頂かと思ったのもつかの間、木々の向こうにさらに一段高いピークが見えるではありませんか。ウソだろ~という思いとともに脱力感に襲われつつも、いまさら引き返すわけにもいきません。あの頂に向かって進むだけです。


IMG_0228_2018052322403456c.jpg
せめてもの救いは、きれいなツツジが多くなってきたことです。


IMG_0231.jpg
目にも鮮やかなピンクがかった赤色の花が鮮やかに咲き誇ります。


IMG_0232.jpg
やがて道が急傾斜になってきました。


IMG_0233_20180523224038955.jpg
きつい傾斜の岩場を越えていきます。


IMG_0234_20180523224040b2c.jpg
さあ、山頂だと思いきや、山頂はまだ先でした。これで3度目の騙しです。登山者を翻弄する西赤石山には参りました。


IMG_0235.jpg
幸い、山頂直下では登山道わきにツツジが多くなってきて、ひそかに期待していたツツジがそれなりに見られたので、3度の騙しでイラッときていた気持ちも、なんとか平穏に収めることができました。


IMG_0236_201805232240439b2.jpg
最後にはロープのかかる岩場が登場です。


IMG_0237_20180523224253177.jpg
11:59 待望の山頂です。ほぼ3時間で登頂することができました。登山口からの標高差は伯耆大山とほぼ同じになるので、かかる時間も似たようなものでした。山名板はやはり銅製でした。


IMG_0240_20180523224255536.jpg
山頂に咲くツツジの向こうに、新居浜市街地と瀬戸内海が見えます。


IMG_0241.jpg
登って来た尾根筋を見下ろすと、山頂下の新緑の中にけっこうたくさんのピンク色がちりばめられているのがわかります。山頂付近には、まだたくさんのツツジが咲いているようです。


IMG_0242_201805232242585a9.jpg
視線を遠くに移すと、遥か彼方に瓶ヶ森と石鎚山が見えていました。瓶ヶ森と石鎚山がのぞいている吊尾根の左にあるのが笹ヶ峰で、右側のとんがりが沓掛山のようです。東赤石山から笹ヶ峰を経由して、東光森山までぐるっと周回する縦走もいいなあと、長大な稜線を見ながら思いました。いつか機会があれば挑戦してみたいものです。


IMG_0244_201805232242592f6.jpg
山頂には大きなツツジの株があり、見事な花をつけていました。


IMG_0245.jpg
こちらは少し離れたところにある三角点です。さっきのところよりこちらの方が広いし、石があってベンチがわりになるためか、こちらでランチの用意をしている登山者が数名いました。


IMG_0246_20180523224302e39.jpg
こちらの山名板は質素な木製です。


IMG_0247_20180523224304c53.jpg
三角点の奥から東赤石山を眺めます。


IMG_0248_2018052322430524a.jpg
アップにすると、左の山頂付近がツツジで赤く染まっているのは物住頭(ものずみのあたま)で、背後の岩峰が1677mの前赤石山のようです。前赤石山は2009年版の山と高原地図では1640mとなっていますが、最新の地形図では1677mです。


IMG_0249_20180523224450d10.jpg
右奥に見えるのが東赤石山だと思いますが、手前に尾根が張り出していて、山頂がわずかに覗いているだけです。東赤石山から前赤石山にかけて、アルペン的ムードの岩稜帯がつづいているそうなので、近いうちに訪れてみたいものです。

つづく。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング







| 2018年5月 西赤石山 | 22:50 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

銅山遺跡とツツジの山: 西赤石山その1 

2018年5月20日(日) 愛媛県新居浜市 西赤石山(標高1626m) 日帰り単独行 


GW以来約三週間ぶりとなる山行は、四国は新居浜市にある西赤石山を訪れました。別子銅山の鉱山遺跡がある山として有名ですが、GWの終わり頃には山頂付近がアケボノツツジでピンクに彩られる花の山としても有名です。毎年行こうと思いつつ、GW明けは疲れて動けないというパターンの繰り返しで、アケボノツツジのシーズンに訪れることができませんでした。今回も、時期的にはすっかり終わっていますが、アケボノツツジがだめでも、他のツツジが咲いているのではないかという淡い期待をしつつ行ってきました。


新居浜市街から県道47号線を南下し、清滝トンネルを抜けたところで左折、細く曲がりくねった山道を登って行くと東平(とうなる)という場所に着きました。一般の観光客は東平記念館前の駐車場を利用しますが、登山者はさらに奥に進んだところにある登山者専用駐車場に車を停めます。東平記念館前には、別子銅山の遺跡が残っていて、東洋のマチュピチュとして有名らしいですが、誇大広告だろうというのが正直な感想です。


東平は、新居浜ICからは車で50分ほどです。朝早いと下りてくる対向車はほぼいませんが、遅くなるほど対向車が増えてすれ違いに時間がかかるようになるので要注意です。このときは朝8時頃に通過しましたが、対向車はありませんでした。


装備リスト
●アッパー
 ドライレイヤー: ノースフェイス パラマウントタンク
 ベースレイヤ: マムート アタカゾジッププルAF
 ミドルレイヤ: マムート デイトリッパーフリースジャケット(不使用)
 ソフトシェル: なし
 ハードシェル: マムート エアロスピードジャケット(不使用)
 インサレーション: なし
 グローブ: コーナン プロアクト 作業用グローブ
 キャップ/ハット: マムート アドベンチャーベンチレーションハット
 ヘルメット なし

●ボトムス
 ベースレイヤ: なし
 ミドルレイヤ: マムート グレイシャーパンツ
 ハードシェル: モンベル バーサライトパンツ(不使用)
 ソックス: バーグハウス メリノウール トレッキング ガイド クルー
 シューズ: マムート テトンGTX

●ギア
 バックパック: ハクバ GWアドバンス ピーク25
 ストック: なし

 
この日は意外と気温が低く、吐く息が白く見えるほどでした。朝はおおむね10度ぐらいでしたが、樹林帯の登りでは風がなかったのでフリースやジャケットを着るほど寒くなかったし、稜線に出るころには日差しがきつくなったので、多少風があっても大丈夫でした。


IMG_0183_20180521182946d83.jpg
8:45 登山者専用駐車場を出発します。駐車場からは西赤石山は見えません。


IMG_0184_20180521182947b8e.jpg
アスファルト道を登って行くと、すぐに道は行き止まりになり、その手前を右へ入って行きます。


IMG_0185.jpg
細い道に入ると、いきなり急峻な崖を水平に渡って行く道になりますが、幅はわりと広いし手すりもあって危険な感じは全くありません。この先まで観光客でも入れるようになっているので、道の整備は完璧です。


IMG_0186_20180521182950729.jpg
崖沿いの道が終わると、なんだか気持ちの良さそうな広い場所に出ました。


IMG_0187.jpg
右手にトンネルのようなものがあり、覗いてみると反対側の出口が見えました。東平から坑道へ行くための通路になっていた大マンプという遺跡だそうです。


IMG_0188_20180521182953356.jpg
左手の一段高いところに煉瓦造りの建物があり、これが変電所跡です。


IMG_0189_2018052118295426a.jpg
変電所跡へ登る階段が見えていますが、下山はここに出てくる予定です。往路は右手の銅山峰を目指します。


IMG_0190_20180521182956b1d.jpg
第三通洞という坑道へ入るためのトンネル遺跡の手前に大きな案内板がありました。


IMG_0191_20180521183140e94.jpg
往路は、ここから紫色で示された柳谷コースを経由して銅山越から西赤石山を目指します。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0192_20180521183142dd5.jpg
8:57 第三通洞の手前から登山道を左へ進みます。


IMG_0193_2018052118314323e.jpg
登山道が設けられている斜面はかなりの急斜面ですが、よく整備されていて、またジグザグに道がつけらているので歩きやすく比較的楽でした。


IMG_0194_20180521183145b81.jpg
小さな橋を渡って進みます。徐々に道は狭くなり、整備状況もだんだん粗くなってきましたが、それでも大きな段差や倒木などもなく、一般的な登山道としてはかなり歩きやすいレベルです。


IMG_0195_2018052118314676f.jpg
さらに30分ほど歩くと、再び橋を渡ります。


IMG_0196_20180521183148d00.jpg
9:57 2つ目の橋から7分で上部鉄道跡の道に出ました。


IMG_0198_20180521183149f79.jpg
上部鉄道は、標高850mから1100mの高さに敷かれた鉄道で、急峻な崖を縫うように敷設されています。こんな山の上を小型とはいえ蒸気機関車が走っていたというのは、ちょっと驚きです。鉄道跡なのでほぼ水平に近いコースになっているので、歩くのには楽ですが、残念ながらこの合流点から左の石ヶ山丈方面は関係者以外立入禁止になっていました。


IMG_0199_201805211831518ef.jpg
上部鉄道跡の合流点から鉄道跡の水平な道を右へたどって行くと、橋を渡った先に水場がありました。山と渓谷の地図には水場の印はついていなかったので、途中に水場はないと思って飲み水はかなりセーブしていたので、せっかくの水場ですが補給の必要がないレベルでした。なので、飲んでいませんがこの先にある銅山峰ヒュッテの設けた水場なので、飲用可のようです。


IMG_0200_20180521183152bf1.jpg
水場のすぐ先に銅山峰ヒュッテが見えました。色遣いがなんだかかわいらしい山小屋です。


IMG_0201_20180521183154cc0.jpg
10:01 小屋前にベンチとテーブルがあったので小休止をとりました。


IMG_0202_201805211834316b5.jpg
新居浜市街地が良く見え、なかなかの展望でした。

つづく。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング






| 2018年5月 西赤石山 | 18:45 | comments:3 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

西城秀樹さん 死去

歌手の西城秀樹さんが、16日午後11時ごろ、心不全で亡くなったそうです。63歳でした。


報道では2011年に2度目の脳梗塞を発症したときに右半身マヒの後遺症が残り、今年4月25日に入院していたそうです。


西城秀樹さんといえば新御三家ですが、ニュースでも出てきた新御三家という言葉も久しぶりに聞いた気がします。子供のころにテレビの歌番組で見た記憶がありますが、高校生になったぐらいからはほとんど記憶にありません。歌番組が減ったということもあるでしょうし、歌謡曲や歌手に興味がなかったこともあります。それでも、名前を聞くととすぐ思い出せるほどの知名度があったということですから、やはり全盛期の人気は相当なものだったんでしょう。


それよりも、以前テレビで活躍していた人が亡くなるほど時間がたったということに、改めて驚きます。記憶の中の西城秀樹さんは、派手な衣装で歌い踊っていて、若々しい容姿ですが、いつのまにか63歳だったということにちょっとびっくり。その分自分も歳を取ったということなので、他人ごとではありません。同級生や会社の同期が亡くなるということもぼちぼちあるので、少し身辺整理をしておいた方がいいのかもしれないと思うこの頃です。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村




登山ランキング







| 時事ネタ・ニュース | 16:40 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

遥かな高みを目指したものの現実は厳しい: 樅沢岳その5 

2018年4月29日(日)~5月1日(火) 岐阜県高山市 樅沢岳(標高2755m) テント泊単独行 


5月1日(火) 3日目続き

IMG_0144_201805161637486de.jpg
8:13 樅沢岳の山名板で記念撮影をして、下山開始です。


IMG_0145_20180516163749da2.jpg
8:51 双六山荘まで下りてきて、再びクランポンを装着して、雪原に足を踏み入れます。長い下山行の始まりです。


IMG_0146_20180516163751789.jpg
稜線まで登って来たところで、暑くなったのでハードシェルを脱ぎました。のんびりしたいところですが、雪が緩む前に雪庇のある稜線をさっさと通過しておきたいので、ドリンク休憩だけですぐに出発しました。


IMG_0147_20180516163752cb6.jpg
樅沢岳に別れを告げます。


IMG_0148_20180516163754608.jpg
西鎌尾根と槍ヶ岳は、いつかリベンジしたいものです。


IMG_0150_2018051616375547c.jpg
雪庇にできたクラックの内側を歩いていきます。内側が歩ける場所はまだいいのですが、場所によっては外側を歩かざるを得ないところもあります。


IMG_0152.jpg
広くてフラットな雪原になっているこの場所は、おそらく花見平のあたりだと思われます。


IMG_0156_20180516163758aed.jpg
花見平の雪原を越えて、下った先にある鞍部が弓折乗越です。そして、その向こうが弓折岳です。


IMG_0157_20180516163800395.jpg
弓折岳の山頂は、何にもない殺風景な山頂です。左のハイマツの中央部が2592mの山頂です。


IMG_0158_201805161638016e2.jpg
往路では通過しましたが、いちおう立ち寄っておきました。山頂からの眺め。


IMG_0159_20180516163803f96.jpg
先の鞍部にはまだ一張のテントがありました。下山は大ノマ乗越経由で行こうと思うので、テントの方へ進みます。


IMG_0160_201805161640021ac.jpg
テントを左に見ながら下って行くと、弓折岳の山名の標柱がありました。こちらは三角点の設置されている場所なので、標高は2588mとなっています。


IMG_0161_20180516164003ee6.jpg
弓折岳から大ノマ乗越へ下る稜線がまたまたやばい場所でした。ハイマツ帯に沿ってクラックがあるため、クラックの外側の雪庇を歩かざるを得ません。しかも結構な急斜面です。できるだけ急いで、ただし衝撃を雪面に与えないようにそっと歩きながら下りました。


IMG_0162_20180516164005911.jpg
ハイマツ帯が終わってようやくクラックの内側を歩けるようになってホッとしました。大ノマ乗越まで淡々と下ります。


IMG_0164_2018051616400613e.jpg
10:59 大ノマ乗越まで下りてきました。ここからは長く大きな谷筋を下るのですが、雪崩れの恐れがあるのでのんびりと下るわけにはいきません。ひとまず、幕営跡で荷物を降ろして休憩しました。


休憩中に岐阜県警のヘリが双六方面に行ってからこちらにもどってきて、ゆっくりと上空を通過して行きました。遭難者の捜索でもしていたのか、たんなるパトロールだったのかわかりませんが、笠ヶ岳方面に飛び去ってから戻ってこなかったので、パトロールだったのでしょう。


IMG_0165_201805161640085c8.jpg
大ノマ乗越から下りてきた弓折岳の稜線を見ると、巨大な雪庇の上を降りてきたのがわかります。幸い、今にも崩れそうという雰囲気ではないので、通過時に感じたような冷や冷や感は取り越し苦労だったようです。とはいえ、上からでは状況が確認できないので、クラックの外側を歩くという事実にビビるのは致し方ないところでしょう。それにしても、これを登るのもけっこう大変で、大ノマ乗越経由であれ、鏡平経由であれ、このコースの最大の難所はこの弓折岳ということになりそうです。1日で新穂高から双六まで行くには、かなり早く出発するか、荷物を軽くするか、どちらかでないと厳しそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_0166_201805161640090fe.jpg
11:08 休憩を終えて大ノマ乗越を下ります。左下の斜面には大きなクラックが4つほどできているので、左の方にはいかないようにしたほうがよさそうです。


IMG_0167_20180516164011236.jpg
最初のきつい傾斜を慎重に下って見上げてみると、雪の絶壁のようです。


IMG_0168_20180516164012886.jpg
さあ、お昼近くになって気温が上がっているので、こんな急斜面の真ん中でぐずぐずしている暇はありません。一気に下ります。


IMG_0170_20180516164226581.jpg
上から見た時、誰かが座って休んでいるのかと思っていたのですが、近づいてみると笹の生えた土の塊でした。どこか上の方から転げ落ちて来たみたいです。これでも一抱え以上の大きさなので、直撃されれば無事では済まないでしょう。


IMG_0171_20180516164228277.jpg
11:27 2040m地点まで一気に駆け下ってきました。大ノマ乗越が2450mなので、標高差約400mをおよそ20分で下りてきました。けっこうすごいスピードです。雪が柔らかいのでガンガン下ってきたのですが、さすがに疲れました。ここまでくれば雪崩の心配もほぼなくなったので、バケツを掘って休憩することにしました。


荷物を降ろして、ようやく座ることができました。足がかなり疲れました。行動食を食べつつ足をマッサージしましたが、道のりはまだまだ続きます。


IMG_0172_20180516164229c77.jpg
11:46 荷物を背負って先を急ぎます。


IMG_0173_20180516164231715.jpg
秩父沢を越えます。


IMG_0174_20180516164232915.jpg
その先は、登山口までひたすら下るのみです。


登山口にある橋のたもとに着いたのは12時40分でした。写真を撮り忘れていたのでGPSのログで時間を確認しました。クランポンを外すために、荷物を降ろして橋の上に座り込みました。暑いし、かなり疲れがたまった感じです。わさび平が近いので、残っていた水はすべて飲み干しました。


IMG_0175_2018051616423446a.jpg
橋のたもとから歩き始めると、すぐに大きなデブリを越えます。


IMG_0177_201805161642357e2.jpg
20分ほどでわさび平に着きました。さっき休憩したばかりですが、水の補給もしたいので、荷物を降ろして再び休憩をとりました。小屋は開店準備が始まっていて、スタッフさんがチェーンソーで倒木をぶった切って処理していました。写真は、出発時に撮ったものなので、小屋を過ぎてから振り返って撮っています。なので、往路の写真とほぼ同じアングルになってしまいました。


IMG_0178.jpg
15:09 ゲートを通過します。


IMG_0179_2018051616423870b.jpg
15:22 長い林道歩きがようやく終わりました。登山指導センターについてすぐに荷物を降ろして自販機でコーラを買おうとしたら、なんとコーラはありません。しょうがないのでカルピスソーダで我慢しました。


IMG_0182.jpg
15:41 登山指導センターから駐車場までの歩きがまたきつかったのですが、なんとか歩き終えました。もうこれで歩かなくてもいいと思うと、ほっとします。標高2755mの樅沢岳山頂から、標高1050mの新穂高温泉まで標高差1700mをおよそ7時間半で下りてきたわけで、そりゃ疲れるでしょうという感じです。


それにしても一日いい天気でした。もしもあさっての天気がいいのなら、明日西穂山荘に泊まって、西穂に登って帰るという手もあるなと思って天気予報を確認してみると、どうやら明日から天気が崩れるようで、2日と3日はダメみたいです。というわけで、今年のGW山行はこれにて終了です。


少し下ったところにある「ひがくの湯」でのんびりと温泉につかり、食べ放題のうまい棒を10本ぐらい食べてしまって空腹感もなくなったので、温泉の後はさっさと家路につきました。

終わり。

20180501momisawadake.jpg


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング







| 2018年4月 樅沢岳 | 17:01 | comments:3 | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

TSUTAYAのCCCがカメラのキタムラを買収

5月15日のニュースで、大手カメラチェーンのキタムラがTSUTAYAを展開するカルチャ・コンビニエンス・クラブ(CCC)の実施する株式公開買い付けに賛同すると報道されていました。つまり、買収されることになったということです。


全然知りませんでしたが、実はCCCはキタムラの株式の30%を保有する筆頭株主だそうで、今回の株式公開買い付けもとくにトラブルや騒動もなくスムースに運んだようです。デジカメ市場はプリントなどの関連事業も含めて基本的に縮小しており、キタムラも今後どのように事業を展開していくべきか考え直す必要があるので、CCCの傘下に入ることでビジネスモデルの再構築を目指すようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




たしかに、ここ数年はほとんどキタムラを利用していません。以前はカメラやレンズを購入したり、プリントを頼んだりと毎月のように利用していましたが、最近はハードウェアはネットで購入するし、写真のプリントも自宅でプリントしてしまうので、キタムラを利用する機械がありませんでした。たまに行くと、スタジオアリスの面積が拡大していたり、カメラなどのハードウェアの陳列が縮小されて、用品やプリント用のパソコンが置かれた机が増えていたりと、だんだんカメラ屋さんという雰囲気がなくなっていたので、ますます足が遠ざかっていったように思います。


今後キタムラがどうなっていくのか興味のあるところですが、利用する機会が増えるかどうかはなんともいえないというのが正直なところです。


ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村


登山ランキング







| 写真ネタ・ニュース | 00:29 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

NEXT | PAGE-SELECT | PREV