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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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登山靴: ミレー オールロードGTX インプレッション

6月24日に購入してからなかなか履く機会がありませんでしたが、やっと慣らし履きする機会が来ました。

登ったのは岡山県総社市にある鬼ノ城山とその周辺の山。標高400m前後の低山ですが、麓の砂川公園から経山経由で登ったので、それなりの登山になりました。

歩き始めて最初に思ったのは、やはりマウンテンシューズではなくてトレッキングシューズのカテゴリの靴だなということ。これは別に悪い意味ではなく、舗装路でも歩きやすいということです。往復ともに結構な距離のアスファルト道路を歩きましたが、登山靴に比べると歩きやすかったです。マウンテンシューズはソールが固く、舗装路を歩くとつま先が曲がらないので歩きにくい上に疲れます。その点この靴はソールがつま先が曲がる程度にやわらかいので、舗装路ではスニーカーっぽい感覚で歩けます。

それでも靴そのものの剛性感はそこそこしっかりしているので、登山道に入ってもやわい感じもなく不安はありませんでした。靴の剛性感というのは、つま先とかかとを持ってねじるようにしてみるとすぐにわかります。一度ナイキのタカオというトレッキングシューズを見つけてねじってみましたが、普通のスニーカーと同じくらいの剛性感でした。トレッキングシューズといっても、名前の通り高尾山のようなきちんと整備された登山道のある低山向けの靴ということなのでしょう。オールロードGTXは、その意味ではもう少し本格的な登山にも対応できる靴だといえます。ただ、思ったよりもソールがやわらかかったので、富士山なら問題ないと思いますが、重い荷物を背負っての槍ヶ岳や穂高連峰のような岩稜の縦走登山にはやや厳しいかもしれません。

ちなみに、なぜソールがやわらかいと岩稜の縦走にむかないかというと、足裏への衝撃が大きく疲れやすいことや、岩場での安定感が悪くなるという理由です。高級な登山靴にソールのやわらかいモデルなんてないことを考えれば、すぐにわかると思います。

よく足裏健康器具としていぼいぼのついた踏板がありますが、はだしで乗るとすごく痛いのに、靴で乗るとぜんぜん大丈夫です。登山靴もこれと同じ。ガレ場を歩いたり岩の上を歩くような場合でも、ソールがやわらかいと足の裏の一部に荷重が集中して痛くなったりぐらぐらしますが、固いソールだと足裏全体に過重が分散されるので痛くないし安定して立っていられます。荷物が重いと足裏への過重が増加するので、やわらかいソールの靴で重い荷物を担いで岩場を縦走すると足が痛くなりやすいし、不安定で危険度が増すというわけです。


登り始めて1時間ぐらいすると、左足の小指が当たる感覚が出てきました。こういう場合、足がむくんで当たり始めたというパターンなので、一度靴を脱いで当たるようになったあたりの靴紐を緩めてからもう一度履くと、当たり感がなくなりました。

今回は6時間のトレッキングでしたが、3時間ぐらい歩いたころから足裏が痛くなり始め、最後の1時間はかなりつらい状態でした。特に足の指の付け根のあたりが痛かったです。靴に入っていたインソールは、かかとの下に衝撃吸収用のやわらかい素材がついていましたが、指の付け根のあたりはついていないものだったので、インソールが原因だと思われます。

まとめると、トレッキングシューズの中でもマウンテンシューズに近い性能の靴という感じです。ただ、標準付属のインソールはやはり力不足のようで、衝撃吸収性能のいいインソールに交換したほうがいいと感じました。登山経験の多少にかかわらず、無雪期の荷物の軽い登山用途であれば2000m級であっても十分に使える靴だと思います。以前、八ヶ岳の東天狗岳にハイカットのスニーカーで日帰り登山したことがありますが、荷物が軽かったこともあり特に何も問題ありませんでした。そのときのスニーカーに比べれば、必要にして十分な靴です。


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| 靴・インソール | 01:46 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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登山靴:ミレー オールロードGTX

ミレー オールロードGTX

好日山荘岡山ビブレ店オープンセールに行って来ました。改装したといっても売り場のレイアウトが変わっている程度で、大きな変化はありませんでした。ただ、靴売り場がエスカレーターで降りてすぐ右手になり、売り場面積も広がって展示品も増えたようです。その奥にバックパックのコーナーが来て、いままで奥のコーナーにあって見にくかったのが壁一面の展示になって見やすくなっていました。

夏秋用の軽登山靴を探していたのですが、オープンセールの特売品としてミレーのオールロードGTXが41%オフの11,800円でおいていました。

スポーツデポでみつけたコロンビアのマドルガピーク3(11,500円)が当面の第一候補でしたが、あいにくブラウンしかなくて、どうしようかと思っていたところでした。

オールロードGTXは定価19,800円の靴ということもあって、つくりは見た目のイメージを裏切るしっかりとしたもので、これなら北アルプスでも大丈夫そうな雰囲気です。ただ、今までの経験で外国ブランドの靴は足の幅が狭くて圧迫感があり自分の足には合わないことがほとんどで、期待しないで試着してみました。ところが、これがとってもいいぐあいです。足幅の圧迫感は皆無だし、足先のゆとりもあります。そのくせ甲や踵はフィット感があって、ぐらつくことはありません。アキレス腱の部分は深めにカットしてあり、足首周りにもあたるところがないので、試着した限りでは大変快適な靴でした。

ミレー オールロードGTXのソール
ひとつだけ気になったのはソールのブロックパターン。ブロックの高さがあまりなく、すぐに磨り減ってしまいそうな雰囲気です。山行の頻度と歩行距離にもよるでしょうが、もって3年かなあという雰囲気です。でも、ソールの張替えができたとしても張替えには1万円強の金額がかかるので、履きつぶすつもりで使えば同じです。色やデザインは悪くないので、山で使えなくなったらタウンシューズにしてもいいし、気にしなければ問題なしです。

本来なら1クラス上の靴が、マドルガピーク3と同じ価格で手に入るのならお買い得です。ということで、お持ち帰りとなりました。なお、この靴は特価品なので10%割引の対象外です。


実際に履いてみた感想はこちら。



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| 靴・インソール | 17:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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インソール交換で疲れにくい登山靴に変身

 登山用品店で登山道具を見たことがある人ならわかると思いますが、どれもみな高価です。ウェア類なんてユニクロのスポーツ衣料でも十分ですし、なんでもかんでも高級なものを身に着けないと命にかかわるというわけではありません。目的と予算に応じて選べばいいと思いますが、これだけは妥協しないほうがいいという用具があるのもまた事実です。ロッククライミングのような難易度の高い登山ほどその傾向は強いといえるでしょう。

 では、夏や秋の無雪期の一般的な登山や縦走で妥協できない用具とは何でしょうか。真っ先にあげられるのが靴です。登山用品店の靴コーナーには、トレッキングシューズとマウンテンシューズの2種類があります。価格からおおよそわかると思いますが、トレッキングシューズは軽登山、マウンテンシューズは本格的な山岳登山用です。

 軽登山とはいかなる登山かというと、おおむね日帰りもしくは小屋利用の1~2泊で、装備重量が10kg以下ぐらいを目安にしておけばいいと思います。トレッキングシューズは靴底が柔らかめで歩きやすいのですが、装備重量が重くなると足の裏への負担がなかなか厳しくて、ちょっとした岩などの出っ張りにのると結構足の裏に食い込んできます。このとき、軽登山靴のような柔らかい靴底のものだと、その衝撃を直接足に伝えてしまうため足裏が痛くなったりしやすいのです。

 そういうわけで、撮影機材や各種装備で重量が多くなりがちなヤマふぉと派には、マウンテンブーツがお勧めです。北アルプスのような標高の高い山や長期撮影山行はしないというのであれば、マウンテンブーツの中でも比較的軽量なタイプで十分です。私が最初に購入したキャラバンのグランドキングという靴は23,000円ほどのものでしたが、5年ほど使って靴底のブロックパターンがちびてしまいましたが、靴自体はやぶれもなく靴底を張り替えれば十分使える状態でした。今のラインナップでいうと、GK-68に相当するモデルだったと思います。

シリオ712-GTX
 現在使用しているのは、シリオというメーカーの712-GTXという靴です。雪山に登るつもりで2007年の11月頃に購入しましたが、結局初めて使ったのは2008年の7月でした。シリオというメーカーは日本人の足型にフィットする靴を研究しており、甲高幅広の足でもよくフィットします。先のキャラバンシューズも同様です。712-GTXは残雪期の3000m級の山岳登山にも使えるということで購入しました。価格は42,000円ほどだったと思います。使い始めの頃はまだ靴がなじんでなくて、軽い靴づれを起こしたこともありましたが、今ではなかなか快適です。

 どこのメーカーのどのような靴にするかは、人それぞれ足型や好みで異なるでしょうが、大切なのは必ず履いてみることです。それも実際に自分が登山で使用するソックスを持っていって、足がむくんでくる夕方以降に試したほうがいいです。くれぐれも色やデザインが気に入ったからといって、フィット感のない靴を選ばないように。山で靴ずれなど起こして足が痛くなったら地獄の苦しみが何時間も続くことになります。私がいつも利用している好日山荘岡山店では、石を敷き詰めた模擬坂道のようなものを用意しており、靴を履いてそこを上り下りすることができます。足裏への感覚やフィット感などの確認にいいです。なお、フィット感は数分履いただけではよくわかりません。少なくとも15分ぐらいは履いたままうろうろしてみてください。

五本指ソックス
 ちなみにソックスですが、私は薄手の五本指ソックスと厚手のウールソックスの重ね履きをします。人によっては厚手のソックスだけという方もいるようですが、そのあたりは好みの問題でしょう。重ね履きのメリットは、靴づれが起こりにくいこと、足裏への衝撃が緩和されることなどが考えられます。登山用品店で販売されている5本指ソックスなどは透湿撥水機能があったりして高価ですが、普通のものでも問題ありません。私はスーパーで売っていた二束で380円という安価なものを使っていますが、なんら問題なく快適です。素材は綿、ポリエステル、ポリウレタンの混紡で、涼感加工というのがどの程度効果があるのかはわかりませんが、五本指ということで蒸れもなくいい感じです。厚手のウールのソックスも、スキー用品としてどこかのセールで購入したもので、特別高価な品ではありませんが快適です。ウール素材は多少濡れてもあまりひんやりとした感じにならないのでお勧めです。ただ、私は足裏にあまり汗をかかないタイプなのか、半日歩いてもソックスが汗でじっとりということがないので問題ないということでもあると思います。汗かきの人は、少々高価でも透湿素材や速乾素材のものを購入されることをお勧めします。

 登山靴が決まったら、必ず慣らしをしましょう。近所の低山でいいので日帰り山行をしておけば、かなり具合が良くなると思います。登山靴は、どんなにいい靴であっても履き方がいい加減だとかえって疲れます。足を入れたらかかと側を地面に数回トントンとあててかかと側の遊びをなくしてから履きます。こうすることでつま先が当たって痛くなるのを防ぐことができます。それから靴紐をきちんと締めて、歩いているときに足が靴の中で遊ばないようにすることが重要です。林道歩きのような場合、ついゆるいまま履いて歩いたりしがちですが、こういうときも締め付けすぎない程度にフィットさせると楽です。マウンテンシューズはそれ自体重さがあるので、ゆるいと足におもりをぶら下げたようになり疲れやすいのです。また、上りの場合は足首が前に傾くので、足首部分は多少余裕を持たせましょう。下りの場合は足が靴の中で前にすべるため、つま先が痛くなりがちです。足首部分もしっかり締めて、靴の中で足が前に滑っていかないようにしましょう。

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 最後に、靴の中敷き(インソール)ですが、購入時に標準で入っているものはクッション性などがいまいちで、長時間の山行ではすぐに足が痛くなったりします。私も712-GTXで初めての山行時に足の裏の痛さにかなりうんざりしたので、下山後スポーツ用品店で衝撃吸収素材を使った中敷きを購入しました。これがなかなか優れもので、それ以後10時間歩いても足の裏が痛くなることはありません。ブランド名はソフソールだったと思いますが、中敷きに書かれている「IMPLUS」というのは衝撃吸収材の名前のようです。


<追補>
2012年8月にソフソールのAirrという衝撃吸収性能に優れたインソールを新しく購入しました。Airrについての記事は→こちらをどうぞ。また、Airrを実際に使って歩いてみたレポは→こちらをご覧ください。












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