ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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ラ スポルティバ トランゴアルプGTX レビュー2~残雪期

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残雪期の使用を前提に購入したトランゴアルプGTXですが、2017年のゴールデンウィークの涸沢で残雪期デビューとなりました。


上高地から横尾までの長い林道歩きは、一部残雪があったもののほぼ完全な土道でしたが、クランポン用のコバのない3シーズン用の靴と比べて歩きにくいということもなく、シャンクの硬さが気になるようなこともありませんでした。横尾の手前には玉石の転がる河原歩きの区間があり、石を踏んで少し足首がぐねるような状況も何度かありましたが、靴のホールドがしっかりしていて、足首をひねったりバランスを崩したりすることもありませんでした。歩きやすく、しっかりと安心感のある靴だと感じました。


履き始めの頃に感じた左足のくるぶしあたりが当たる感覚は、何度か山行で使ううちにいつのまにかあたらなくなっていました。購入当初のまだ靴がなじんでいないが故のトラブルだったようです。本格的な登山で使う前に2~3回里山などで軽く慣らしをしておくと、硬さがとれてあたりもなくなるみたいです。僕は慣らしの時に、当たる部分にわざと負荷がかかるようにして早くなじむようにして歩きましたが、その効果はあったようです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




横尾から先はずっと雪道でしたが、涸沢までクランポンを装着せずツボ足で登りました。ソールが新しいこともあってか、それほど滑ることもなく、ソールのグリップ力は悪くないようです。雪道でも土道と同様に歩きやすさは変わらずでした。


涸沢から涸沢岳や北穂高岳に登るときはクランポンを装着しましたが、冬靴のスカルパ モンブランGTXと比べてまったく遜色ない剛性感があり、前爪で雪壁を登るようなときも変につま先に力を入れないといけないことはありませんでした。シャンクの硬さは必要十分なものがあると思います。


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防水性能もきちんと機能していて、靴の中に水がしみてくることもありませんでした。春山だったからということもあるでしょうが、足が冷たくなるようなこともなく、残雪期の靴としてまったく不足はありません。


トランゴアルプGTXは、厳冬期以外の3シーズン用の登山靴としてほぼ完ぺきな性能をもっているというとほめ過ぎかもしれませんが、土道から雪道まで安心して歩くことができるいい靴です。もっとも、高いんだからそれぐらの靴でないと困りますが。

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