ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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14年ぶり、そして初めての雪の涸沢: 涸沢岳・北穂高岳その1 

2017年4月29日(土)~5月4日(木) 長野県松本市 涸沢岳(標高3110m)・北穂高岳(標高3106m) テント・小屋泊単独行 


毎度のことながら、GWの予定が決まるのは出発予定日の2日ぐらい前です。というのも、天気予報の10日間予報でGWの天気がほぼはっきりするのがそれぐらいのタイミングだからです。


今年も直前まで北に行くか南に行くか、はたまた北の北か北の南かといろいろと逡巡していました。今年の希望としては、積雪期にまだ行ったことのないところに行きたいということで、後立山連峰、槍ヶ岳、涸沢、塩見岳などが候補になっていました。最終的に涸沢に決めたのは、平日を含むGW前半だけなら大混雑が予想される涸沢でも比較的空いているに違いないと推測したからです。


休日の繁華街のような山にわざわざ行くほど人ごみが好きなわけではないので、基本的に連休の涸沢に行こうなんて思うことはないのですが、涸沢の魅力は十分理解しています。14年前の2003年9月、紅葉の時期に訪れたときの感動はいまでも鮮やかに記憶に残っています。なので、雪のある時期に再訪したいという思いはずっとありました。今年のGWは後半に休日がまとまっていて混雑は後半に集中する可能性が高いため、混雑がないのなら行かない理由はないということで涸沢行きを決めたわけです。


取引先には4月30日から5月7日までお休みすると伝えていたものの、4月29日に仕事が入らなかったので、出発日を急きょ1日繰り上げて4月28日の夜に出発しました。


天気予報では4月30日が快晴ということだったので、29日に涸沢入りし、30日に奥穂高岳と涸沢岳、5月1日に北穂高岳に登って、2日に下山という予定でした。ただし、1日はあまり天気が良くないみたいなので、状況次第で1日は停滞し、2日に北穂、3日に下山ということも考慮に入れて計画をたてました。


4月28日に急きょ出発することにしたため準備が追いつかず、出発したのは22時を過ぎてしまいました。そのため、関が原を通過するころには睡魔に襲われてしまい、2時前に養老SAに入って仮眠をとりました。


4月29日(土)
起きたのは5時過ぎ。養老SAから平湯までまだ3時間以上もかかるということで、29日中に涸沢に入るというのは難しいかなと思いつつも、とりあえず出発。東海北陸道を経由して9時ごろ平湯のアカンダナ駐車場に入り、急いで準備を整えて9時50分発のバスで上高地へ入りました。


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10:42 上高地バスセンターから歩き始めます。GW期間とは思えないほど人の少ないバスセンターでした。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




歩き始めると、久しぶりの大荷物がずしりと体にのしかかります。バックパックはいつものオスプレー イーサー85ですが、どうも荷物が重くなると支えきれなくなるのか全体的に下に伸びたようになり、背面長のサイズ調整をミニマムにしていても大きくなったように感じてしまって、フィット感があまりよくありません。15kgぐらいまでならいい感じなのですが、20㎏を越えてくると具合が悪くなります。背面長は47㎝ぐらいなので、ちょうどMサイズとSサイズの中間ぐらいになり、大荷物で垂れ下がってくるとMサイズだと若干大きく感じるわけです。今度買い替えるときは、もっと作りのしっかりしたグレゴリーなども候補に入れてみようと思います。まあ、オスプレーでもSサイズにしておけばちょうどいいのかもしれませんが。


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河童橋にはそれなりに観光客が群れていましたが、聞こえてくるのは中国語らしき言葉が多く、中国か台湾あたりの団体さんがいたようです。


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小梨平から森の中の道を抜け、やっと梓川沿いの道にでました。ここからは明神岳がよく見えます。ここまでくれば明神まであと少しです。


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11:32 明神に着きました。とくに急いだわけではありませんが、コースタイムより10分早く着いたので、その分少しゆっくり休憩をとることができました。


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11:53 明神を出発し、つぎの経由地 徳澤をめざします。上高地から、明神、徳澤、横尾と、それぞれ約1時間の距離に休憩できる場所があるので、長い道のりながらそれほど苦難の道という感じはありません。


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徳澤の手前で梓川沿いに出てくるのですが、河原に臨時の歩道が作られていました。


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どうやら崖崩れで危険なため、臨時の歩道を河原の中に作ったようです。


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12:40 徳澤に着きました。広い芝生のキャンプサイトには、まだ雪がたくさん残っていました。雪がなくなったところを中心にテントが張られていましたが、まだまだ余裕のスペースです。


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みちくさ食堂で休憩をとりました。上高地では日差しがあったのですが、いつの間にかどんよりとした曇り空になっていて、歩くのをやめるとすぐに肌寒くなってきます。


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食堂に入って、ホットミルクで温まりました。食堂の隅には火の入った暖炉もあり、やはりこの日はそこそこ気温が低かったようです。


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13:11 休憩を終えて、次の経由地である横尾を目指します。


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徳澤を過ぎると、それほど標高が上がったわけではないのに、河原の残雪も多くなり、なんとなく冬の名残が色濃くなってきます。


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左手には前穂高岳が見えてくる頃ですが、雲が低く垂れこめて山頂部は見えません。そのうち、ぽつぽつと雨が落ちてきましたが、すぐにやんで、しばらくするとまた降るという状況になってきました。本降りになると困るので、新村橋を過ぎて少しいったあたりでバックパックのレインカバーを装着しました。ついでに、レインウェアも着ておこうと思ったのですが、そういえばレインウェアなんて持ってきていないぞと愕然としました。しかし、積雪期はゴアテックスのハードシェル上下が行動着であるため、レインウェアを着る必要がなく、レインウェアを持ってきていないのはあたりまえ。いままで積雪期に雨にあったことはないので、ちょっと焦りました。とりあえず、パンツはすでに着用しているので、ジャケットを着ておきました。


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長い森の中の道を抜けると、河原に設けられた道に出てきました。前方の山にはガスがかかり、天気が悪くなってきているように見えます。


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石ころで歩きにくい河原の道を重荷にあえぎながら歩き続けていくと、遠くに吊り橋が見えました。横尾まであと少しです。


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14:24 やっと横尾に到着です。到着する少し前からちらほら白いものが舞い落ちるようになってきました。この時期に雪かよと思いながらも、雨にならなかっただけましだと思い、横尾山荘の軒先に荷物を降ろして休憩をとりました。


問題は、涸沢まで行くかどうかです。状況的には天気もあまり芳しくないし、今から登ると到着が17時をまわってしまうので、常識的には横尾どまりが正解です。しかし、明日の快晴の日を無駄にしたくないという思いもあります。


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行くべきか行かざるべきかと考えていると、雪が本格的に降り始めました。雪というよりも霰にちかい感じです。すぐに止むかなと様子をうかがっていると、なんと今度はけっこう強い雨にかわってきました。この時点で涸沢行きはなしです。問題は、横尾でテント泊にするか小屋泊にするかです。このまま雨が降り続くようなら小屋泊でいいかと思いながら、横尾山荘に入ってコーヒーを飲みながら様子をみていたところ、しばらくすると雨が上がったので、テント泊にすることにしました。


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横尾のテントサイトは、まだ完全に雪に覆われていました。テントの数が少なかったので、テントを張る場所はかなり自由に選べました。結局、トイレやほかのテントからやや離れた木の横にテントを設営しました。


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正面に前穂高岳を望むいいロケーションですが、あいにくガスで展望はいまひとつでした。

つづく。


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| 2017年4月 涸沢岳・北穂高岳 | 18:55 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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