ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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最大斜度45度の雪壁に挑む: 下蒜山その1 

2017年2月26日(日) 岡山県真庭市 下蒜山(標高1100m) 日帰り単独行 


2月最後の日曜日、事前の予報では四国の剣山あたりは晴れ予報が出ていたので三嶺に行くつもりでした。しかし、前日に曇り予報に変わってしまい、GPV気象予報でもがっつり雲に覆われる予報になっていたので、わざわざ瀬戸大橋を渡って行ってもガスガスになるのは明白です。というわけで、急きょ行先を変更し、下蒜山に登ってきました。


下蒜山を選んだ理由は特になく、湯原ICから一番近くて登りがいのある山で考えたら下蒜山が思い浮かんだというわけです。思えば下蒜山に登るのは2012年4月以来なので、約5年ぶりです。厳冬期の登頂経験はないので、今回登頂すれば厳冬期初登頂となるわけです。とはいっても、この日は気温も比較的高くなりそうで、おそらく春山のような状態になると思われます。


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9:52 登山開始です。前回の大雪でけっこう積もったみたいで、登山口周辺にはまだたっぷりと雪が残っています。


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朝の気温はマイナス1度ぐらいだったので、雪は比較的締まっていて歩きやすい状態です。しかし、下蒜山は早めに傾斜のきついところが出てくるので、スタート時点から10本爪クランポンを装着しておきました。


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林の中を進んでいくと、やがて前方で谷が二股に分かれるところに出ますが、正しいルートは右です。ここには道標など明確なコース指示はありませんが、赤テープが立ち木についているので、見落とさなければ大丈夫でしょう。以前来たときはテープを見落としてうっかり左方向に入ってしまい、少し時間をロスしてしまった記憶があります。


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二股から少し行くと、斜度がきつくなり、尾根への取り付きになります。とはいえ、ここは距離も短いし傾斜も大したことはないので、問題ありません。


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尾根上に出ると立派な道標が出迎えてくれます。ここで90度左折して尾根を登っていきます。


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すぐ先に一つ目の急坂が見えます。ここから五合目まできつい斜度が続きます。


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朝のうちは雪が締まっていて、踏み抜きもなく快適に登っていけます。


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10:25 三合目を通過します。三合目は急坂の途中にあり、ここから先がさらにきつくなります。


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三合目上の急坂にはロープも設置されていますが、ロープの助けを必要とするほどでもないというのが正直なところ。


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10:41 三合目の急坂を登りきると、斜度はゆるくなり、樹林がまばらになってきたころに五合目の道標が現れます。この上は雲居平と呼ばれる見晴らしのいい笹原です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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登山口では薄日もさしていたのに、雲居平に入るころになるとすっかり曇ってしまいました。おまけに、ものすごく粒の小さい粉雪まで降ってきました。まさか雪になるとは思っていませんでした。上がってくるまでに暑かったので、ドライレイヤ+ベースレイヤの上に薄手のフリースを着ただけでした。ここにきて風と雪で一気に冷えてきたので、上からソフトシェルジャケットを着て、ウールのビーニーもかぶっておきました。


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前方にそびえるのが下蒜山の肩にあたる九合目の急斜面です。最大斜度は45度もあるらしく、立木のない笹原の急斜面なので雪崩の危険もあり、積雪期はちょいとリスキーです。今日は朝までけっこう冷え込んでいたし、いまのところ粉雪が舞うような天気なので、なだれの心配はあまりなさそうです。よく見ると、最大斜度のあたりでペア同士が登りと下りですれ違おうとしているようです。なにもあんなところですれ違わなくても、登るほうが少し下で待てば安全にすれ違えたでしょうにと思いますが、斜度がきつすぎてお互いを見つけられず、気付いた時には最大斜度の斜面に入っていたということだったのかもしれません。


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雲居平の道標のあるところまで来ると、粉雪はほぼ止んできました。吹雪になると嫌だなと思っていたので、天候が回復する傾向にあるなら助かります。


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一面が笹原になっている雲居平は、ちょっと傾斜のきつい斜面に雪崩の跡がたくさん見られます。こちらは南側斜面ですが、この下までずっと雪崩ていて、笹原が見えていました。北側斜面にも雪崩跡がたくさんみられます。立ち入る人はいないと思いますが、いい斜面だからとスキーやスノボで滑りこむとやばいことになりかねなません。


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雲居平の上部で、ちょっとした雪庇を乗り越えます。


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11:12 雪庇を乗り越えたところが七合目です。


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七合目の道標前を左に折れて、雪庇に沿って急斜面方向に進みます。この区間は、ちょうど雪庇の裏側になるので、風が当たらず休憩にはいい場所です。急斜面ですれ違っていた下山組のペアも、ここで休憩していました。


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いよいよ、最大斜度45度の雪壁に挑みます。2012年4月に登った時は、急傾斜の場所は半分雪が解けて地面が出ていたので案外楽でしたが、今回はがっつり雪が張り付いた状態です。滑ったらあっというまに谷底なので、慎重に突破しないといけません。軽い緊張感を伴いつつ、一歩づつ進んでいきました。

つづく。

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| 2017年2月 下蒜山 | 16:41 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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