ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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40日ぶりのご来光登山: 伯耆大山夏山登山道その1 

2017年2月16日(木) 鳥取県大山町 大山(標高1709.4m) 日帰り単独行 


正月山行以来、山から遠ざかっていました。理由は、以前にも書いた通り腰痛で静養していたことと、休みと天候が合わなかったこともあります。日本アルプスに登った後は、毎度のことながらアルプスロスとでもいうような気分的に盛り上がらない時期があることも重なって、すっかりウダウダな生活になっていました。


例年、2月は比較的暇な時期ですが、今年は前半はけっこういつもどおりの仕事量があり、あまり暇になりませんでした。連休を過ぎてやっと暇になり、ちょうど腰痛も痛みが治まり、アルプスロスからも脱却することができたので、晴天の平日を狙って大山に登ることにしました。どうせ行くなら、山頂でご来光を見たいというわけで、夜のうちに出発しました。


米子道 蒜山SAで仮眠をとり、午前2時に起床。溝口ICで降りて枡水方面へ県道45号を上って行きました。枡水高原スキー場から大山寺までの環状道路は閉鎖になっていたり、凍結していたりするので、途中で県道52号へと左折し、融雪道路になっている県道24号経由で大山寺を目指すことも考えていましたが、県道45号はまったく雪がないばかりか路面が完全に乾いていました。外気温も6度という表示が出ていて、前日もけっこういい天気だったことを考えるとこのまま行っても大丈夫そうだなと思えたので、県道52号の分岐を直進して枡水高原を目指しました。


予想通り、枡水高原スキー場まで難なくたどり着くことができました。ところが、環状道路に入って少し進んだところで目を疑いました。前方にバリケードが設置されていて、通行止めになっているのです。バリケードの先は1m以上はあろうかという雪が積もっていました。どうやら、途中に出ていたであろう通行止めの看板を見落としてしまったようです。


バリケードが設置されていたのは県道284号との合流点なので、左折して県道284号を下るしかありません。そのまま下っていけばもともと行くつもりだった県道52号と合流するのでなにも問題はないのですが、ずいぶん遠回りをしてしまいました。


けっこうな勾配の下り坂が続く県道284号線ですが、最初のうちは雪も凍結もなく問題ありませんでした。ところが大山まきばみるくの里のあたりから凍結路面が出始めました。勾配のきつい下り坂は相変わらずなのに、昼間融けた雪が凍結した路面は、さながらスケートリンクのようで、ブレーキを踏むといとも簡単にタイヤがロックして滑り始めます。アンチロックブレーキが作動するので、すぐにガガガッという音と振動が発生しつつも、制御不能に陥ることはないのですが、減速できないというのはかなり恐怖です。


4シーズン目となるスタッドレスタイヤですが、まだグリップ力は衰えていないのでじわじわと減速してくれます。しかし、一度まったく減速できないばかりか、じんわりとスピードが上がりながら横滑りし始めた時は、さすがに焦りました。前方には左カーブが迫っているし、もはやこれまでかと一瞬思ったものの、すぐにグリップが回復して減速し始めたので難を逃れました。久しぶりに心臓がバクバクするようなドライブを経験しました。


大山ゴルフクラブを過ぎたあたりからは凍結路面もなくなり、県道52号から県道36号と24号をつないで南光河原駐車場に無事たどり着くことができました。


南光河原駐車場には3時前に着く予定だったのに、予定よりも20分ほど遅れてしまいました。さすがに平日の午前3時過ぎなので、駐車場は満車にはなっていませんでしたが、それでも結構車があるなあというぐらい埋まっていました。


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3:42 急いで着替えて準備を整え、出発しました。駐車場前の環状道路はやはり全面通行止になっていました。ただし、この先の山荘やお寺さんなどのために1車線分の除雪はされていました。なので、登山口までは除雪された道路を歩いていくことができます。山頂までは休憩込みで約3時間とみています。本日の日の出時間は6時51分なので、なんとか間に合いそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




IMG_6787.jpg
先日の大雪で途中の登山届ポストもほぼ埋まりかけていました。


一合目から四合目までの標柱は雪の中に隠れてしまっていたので場所はよくわかりませんが、おそらく三合目を過ぎたあたりで汗をかいてきたので、休憩がてらウェアリングの調整をしました。出発時は、
ドライレイヤ(TNF パラマウントタンク)
ベースレイヤ(ミズノ LWブレスサーモ)
ミドルレイヤ(バーグハウス スモルダーライトフリースジャケット)
アウター(マーモット アイソザムフーディー)
というレイヤリングでしたが、暑くなってきたのでミドルレイヤを脱ぎました。風がなければアウターをぬいでもいいのですが、それなりに風があったので、フリースだけでは寒すぎるという判断です。また、頭も汗が流れ始めたので、ウールのビーニーもとりました。


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4:57 五合目まで来ました。途中で道を譲った二人組が休憩していたので、五合目は通過し六合目避難小屋まで行って休憩することにしました。


ところが、六合目までもう少しというところでなんだか体が重くなってきました。心臓もドキドキしてきました。立ち止まって少し息を整えて、一歩踏み出したら軽い眩暈がしてクラクラします。なんだかやばい予感。とりあえず、座って休憩することにしました。朝食に卵サンドを一つ食べたきりなので、シャリバテかもしれないと思い、チョコレート二欠片を水筒に入れてきたアミノバイタルウォーターで流し込みました。


じっとしているとさすがに冷えてきたので、一度脱いだフリースをもう一度着こみ、さらにハードシェルも着ておきました。この上はもう吹きさらしの稜線になるので、どうせ必要になるだろうという判断です。そして、ビーニーももう一度かぶりなおしました。今思うと、シャリバテもそうですが、頭が冷えすぎてクラクラしていた可能性もあります。汗で濡れた状態でフードもかぶらずに登ってきたので、熱を奪われ過ぎていたのかもしれません。


休憩しながら撤退すべきかどうか考えていました。正月の山行以来40日間ほぼ運動らしいことをしていません。運動不足で体がなまっているのは明からです。腰痛はよくなったとはいえ、運動不足に寝不足の状態でいきなり極寒の雪山登山はちょっと無茶かなと思います。しばらくそんなことを考えていると、動悸も収まり体調も回復してきたようなので、ひとまず六合目避難小屋まで行って、まだ体調が思わしくないようなら、撤退ということにしました。


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5:32 六合目避難小屋を探しながら一歩一歩登って行きました、それらしいものがまったく見つかりません。そろそろ避難小屋があってもいいはずと思いながら左手をよくよく見ていくと、雪庇になりかけたところから左に下っていく踏み跡が見つかりました。奥を覗いてみると雪洞のようなものが見えましたが、小屋は影も形もありません。


ヘッドライトの電池がだいぶんへたってきたらしく、少し離れたところを明るく照らし出すことができなくなっているので、避難小屋なのかどうかは行ってみないとわかりません。幸い、体調は回復していて、眩暈はすっかり収まりました。体の重い感じもありません。さっき休憩したばかりだし、体調も問題ないのなら、わざわざ避難小屋に立ち寄る必要もないかということで、登山を続行することにしました。

つづく。


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| 2017年2月 大山夏山登山道 | 16:04 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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