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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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厳冬期なのに晴天72時間: 鳳凰山その3

2016年12月30日(金)~2017年1月1日(日) 山梨県南アルプス市 観音岳(標高2841m)・薬師岳(標高2780m) テント泊単独行 



年が明けて寒波が来ているそうですが、あいかわらずビミョーに暖かい日が続いています。気温的には寒いのかもしれませんが、マイナス10度以下の世界から戻ってきた反動で、氷点下にならない気温はまったくもって寒いとは感じなくなってしまいました。昨日も、長袖アンダーにTNFのマウンテンバーサロフトジャケットを着ただけで街に出かけましたが、ダウンジャケットやコートを着て寒い寒いと言っている人たちが不思議に思えるほどでした。


前置きはこれぐらいにして、12月31日の山行の続きです。


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8:47 食事を終えて、薬師岳に向けて出発します。薬師岳というとどうしても北アルプスの薬師岳を思い出してしまいますが、あちらの薬師岳はいまだに登頂しておらず、こちらの薬師岳の頂を一足先に踏むことになりそうです。


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南御室小屋からすぐに急登が始まります。先行のパーティーが登っていくのについて直登気味のコースを上ったのですが、途中で無雪期登山道という看板があり、登っていくコースとは別のコースが分岐していました。わざわざ無雪期登山道と書いてあるぐらいだから、積雪期は今登っている直登気味のコースで行けということなのかと思ってパーティーについていきましたが、実際のところ無雪期登山道のほうがジグザグに道がついているので、傾斜もゆるく登りやすい道です。積雪期でも無雪期登山道を行くほうが楽です。コースタイムはほとんど変わりませんし。


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急登を登りきると、比較的なだらかな樹林帯の道が続きます。尾根の東側を通っていることもあり、西風の影響はほぼ皆無で、風のない穏やかな天気のように思えましたが、ときおり林の上のほうでゴーッという音とともに、梢をざわざわと揺らす風の音が聞こえてきたので、やはりそれなりに風があるようです。


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気温はマイナス5度。ウェアリングは、ドライレイヤにミレーのドライナミックメッシュ、その上にアンダーウェア(モンベル スーパーメリノウールエクスペディション)、薄手のフリース(バーグハウス スモルダーライトフリースジャケット)、そしてポーラテックアルファの中綿入りジャケットであるマーモット アイソザムフーディーを着ていましたが、暑くも無く寒くもなく不思議な感覚でした。気温がマイナスになるとアイソザムフーディーの保温力と透湿・通気性能が拮抗するのか、中綿入りのインサレーションジャケットなのに汗もかかず快適でした。もう少し運動強度をあげて、登りも頑張ってガシガシ歩くのならフリースなしでちょうどいいぐらいだろうなと思いました。


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9:34 巨岩が現れました。山と高原地図には、薬師岳の手前の標高2600mあたりに森林限界と書かれていて、その上に巨岩が散在とも書いてあるので、巨岩が出てきたということはどうやら森林限界が近そうです。


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巨岩を過ぎると空が見えるようになってきました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:43 突然巨岩が重なり合うような場所に出ました。ややフラットな広場のような場所で、樹林はありません。薬師岳手前の砂払という場所のようです。山と高原地図には何も書かれていませんが、地形図には砂払と書かれています。少し先のピークを砂払岳という場合もあるようですが、地形図には砂払とだけ表記されていて、山なのか地名なのかよくわからないところです。


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ここからは、白峰三山がきれいに見えます。辻山のように尾根に邪魔されることなく、北岳バットレスがその足元あたりまできれいに見えていました。


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望遠で切り取ると、北岳バットレスの迫力が伝わります。


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最大望遠にするとバットレスの荒々しさも強調されてきます。


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振り返れば富士山もくっきりと見えていました。


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これから向かう薬師岳(右)と観音岳(左)もきれいに見えています。


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砂払(岳)からは稜線歩きになりますが、風は思ったほど強くなく、ときおり強く吹くという程度だったので、ハードシェルを着こむ必要はありませんでした。


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砂払(岳)の最高点からの富士山。ほんとにきれいな円錐型です。


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砂払(岳)山頂部も巨岩がごろごろしていますが、隣の薬師岳も負けじと巨岩の宝庫です。


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砂払(岳)と薬師岳の鞍部にある薬師岳小屋です。現在は建て替え中なので、右奥に見えるトイレ棟と左手の倉庫のような建物があるだけです。この写真は休憩時の撮影なので、来た方向を写しています。写真奥のシルエットになっているのが砂払(岳)です。右奥のトイレはバイオトイレらしく、入り口から見えるドアには鍵がかかっていましたが、入って一番奥に冬季用のトイレがあり、使えるようです。自分では使用していないのですが、休憩しているときに他の登山者が入っていくのを見たので、冬季も解放されているのでしょう。


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休憩後、薬師岳方面に登っていくと、正面に巨岩がそびえているのが見えます。まるで地蔵岳のオベリスクのようで、地蔵岳まで行けないけど、こんな感じなんだろうかと勝手に地蔵岳まで行った気分になって満足してきました。


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10:32 本当の頂上ではありませんが、事実上の薬師岳山頂です。


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地形図では、右奥に見えるこの岩塊のあるところが山頂のようです。今いるところとは10数mほどの違いがあるようですが、踏み跡が見当たらないところをみると、わざわざ登り行った人はいないようです。


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また、右手にはまさに地蔵岳のオベリスクのような巨岩が立ち並んでいて、どうせ登るならこちらのほうが面白そうです。足跡もこちらには残っています。とはいえ、今日は鳳凰山の最高峰である観音岳登頂が目標なので、薬師岳は標柱のあるここで良しとします。


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とりあえず、北岳を背景に記念撮影。山頂はさすがに風がそれなりに強く吹いていましたが、アイソザムフーディーはそこそこ防風性能があり、それほど寒さは感じませんでした。

つづく。



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| 2016年12月 鳳凰山 | 15:16 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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