ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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いにしえの登山道を往く: 伯耆大山正面登山道その1

2016年12月3日(土) 鳥取県大山町 伯耆大山(標高1709m) 日帰り単独行 


快晴の土曜日、かねてより登ってみたいと思っていた桝水原からまっすぐ大山頂上へと続く正面登山道から大山登頂を目指しました。


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下山は夏山登山道を使うつもりだったので、車は横手道とパークウェイが合流する桝水分かれのすぐ近くの路肩の広い場所に停めました。地図のPの位置です。ただし、どうせ停めるなら、地図の*記号を書いてある場所のほうがよさそうです。路肩の広さも十分だし、*の場所なら横手道に直接入れるし、下山時も横手道経由で戻ってこられるので、車道を歩かなくてすみます。


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9:14 出発です。横手道との分岐点である桝水分かれは、このカーブのすぐ先にあります。


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桝水分かれから左の横手道に入ります。


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正面登山道入口となる桝水高原まで1.4kmのトレッキングになりますが、朝のウォーミングアップにちょうどいい感じです。


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古道である大山道の案内板があり、登山道を描いた地図もありましたが、廃道となった正面登山道は当然ながら描かれていません。


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横手道はおおむね等高線に沿ってつけられているので、アップダウンのない平坦な道が続きます。なので、汗もかかないだろうからということで、アッパーはTNFパラマウントタンクをドライレイヤーにして、ウール混紡の山シャツと薄手フリース、ジョラスソフトシェルジャケット(バーグハウス)と気温が氷点下になっていない日にしてはそこそこ厚着の状態でしたが、暑くもなく寒くもなくちょうどいい具合でした。ボトムは、ジオラインMWニーロングタイツにTNFバーブパンツです。こちらもいい具合でした。


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横手道には一町地蔵というおじぞうさんがあり、おおむね100m間隔でたっています。


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9:41 桝水高原スキー場の上に出ました。リフト降り場のすぐ上で、ベンチと展望台もあり、休憩するにはいいところです。こんな快晴の土曜日だというのに、誰一人いません。夏山登山道ならたくさんの登山者がいる時間帯でしょうが、こちらは廃道になっていることもあり、対照的な静けさです。


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今日は空気もきれいで、かなり遠くのほうまで視界が広がっています。


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展望台のすぐ後の斜面はゲレンデでもないのにきれいに草が刈られています。なんとなくトレースのような凹みが見られ、これがかつての正面登山道入口かなと思われるのですが、道標もなければテープもありません。正面登山道はスキー場の上から登っていくということぐらいしかわからないため、ここが登山道であるという確証がありません。念のため、横手道をもう少し先まで行ってみることにしました。


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5分ほど歩いたところで道標があり、赤テープも見つかりました。しかし、道標には「連合の森」(2003年6月)植樹と書かれているだけだし、赤テープの先もトレースらしいものは皆無で、明らかに正面登山道ではなさそうです。これ以上行っても無駄だろうと判断し、展望台まで戻りました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





9:52 ベンチで小休止し、フリースを脱いでバックパックにしまってから、草刈のされた斜面にあるトレース痕らしいものをたどって登り始めました。


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きれいに草刈された斜面に残るかすかなトレース痕をたどっていくのですが、刈られたままの草の上を歩くことになるため、これがけっこう滑って困ります。何の目的で草刈が行われたのかわかりませんが、もしも正面登山道の整備目的なら、せめてトレースの上の草ぐらいは掃いてほしいところです。しかし、廃道になっている道を整備する理由はなさそうなので、なにか別の目的なのでしょう。


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登るにつれて傾斜もきつくなり、刈られた草でスリップしないように慎重に進みます。


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草刈された箇所が終わると、明瞭なトレースが残っていました。これなら始めから草刈をしていないほうがわかりやすくていいのにと思いました。


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やがて樹林帯の中に入りました。落ち葉がたくさん積もっていますが、トレースはまだまだしっかりしていて、廃道とは思えないほどわかりやすい状態です。


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10:28 ちょっとわかりにくいですが、左手下に堰堤が見えるところに出ました。ここは少し展望が開けていて、眼下に孝霊山らしき山が見えました。


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堰堤をすぎると傾斜が増してきました。ほぼ直登のルートが多く、落ち葉が積もって滑りやすいこともありけっこう大変です。道標はもちろん、ロープもなければテープナビもありませんが、トレースはしっかりしているので、道迷いの心配はなさそうです。


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途中、ぐるっと一回転した変な木がありましたが、どうすればこんな形になるのでしょうか。


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10:43 樹林帯が終わり潅木帯に入ってきました。急に空が広がった感じです。


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振り返ると、いつの間にかスキー場が小さくなっていて、けっこう登って来たなと感じます。概ね標高1200mあたりです。


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水平線のように見えているラインは、実は雲のできている高さにあり、ラインの上と下で空気の色が違っています。どういう現象なのかよくわかりませんが、ちょっと不思議な光景です。


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11:01 潅木帯もそろそろ終わりかけの雰囲気です。このあたりになると視界をさぎるものがなくなり、上のほうまでよく見えるのですが、山頂はまだまだです。


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標高1320mあたりで崩落箇所のようなガレ場に出て、トレースが左右に分かれていました。とりあえず右へ行ってみましたが、正解は左でした。これは右からガレ場をまいてガレ場の上に出て、ガレ場を上から写した写真です。左からきたトレース(写真では右側)に再び合流して山頂を目指しました。


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標高1200mあたりから草付斜面になりますが、1300mを超えてくるとガレ場も多くなってきました。しかし、トレースは相変わらずしっかりしており、ガレ場をジグザグに縫うように続いています。直登だときついのでしょうが、ジグザグなのできつくないし歩きやすい道です。崩落が進んで廃道になったようですが、ここまでのところ危険なところもないし、正規の登山道として復活させてもまったく問題ないと感じます。


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このあたりの斜度は40度を越えていそうな雰囲気です。もしも積雪期だったら巨大な1枚バーンとなり、けっこう怖いかもしれません。

つづく。


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| 2016年12月 大山正面登山道 | 18:26 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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