ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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冬の到来を実感: 三ヶ上

2016年11月26日(土) 岡山県鏡野町 三ヶ上(標高1062m) 日帰り単独行 


久しぶりに週末2連休になったので、どこか遠出しようかと思っていたら、土曜日の夜から雨予報。あえなく遠出は断念。土曜日は晴れるとはいえ、午後から曇りになるみたいだったので、午前中のうちに下山できるところでいいところはないかいなと探してみた結果、鏡野町上斎原にある三ヶ上という山に行ってみることにしました。妙な名前の山ですが、山頂に役行者の石仏が祭られていて、修験道の山として古い歴史があるようです。


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登山口は上斎原の寺ヶ原という集落から林道をあがっていったところにあるらしく、標高650m近い場所まで車で乗り入れることができるようですが、それだと標高差がわずか400m強にしかならないので、あまりにも簡単すぎます。低山歩きは基本的にトレーニング目的という側面もあるし、積雪期に登るときの下調べの意味もあるので、車は国道179号沿いにある上斎原振興センターに停めさせてもらいました。


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上斎原振興センターは役所の出先機関なので、公共の施設です。土曜日なのでお休みだと思われ、駐車場には他の車は停まっていませんでした。


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8:44 上斎原振興センター前の国道179号を南へ下ります。


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わずか1分ほどのところにある信号のところで、左折します。


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国道沿いに道標があるのですぐわかります。ちなみにこの道標は裏側にも同様に「三ヶ上」と書かれていて、車で岡山方面から来た時もわかるようになっています。


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国道から入ってきた道をまっすぐ進みます。


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吉井川にかかる橋を渡ります。吉井川といえば岡山を流れる三大河川のひとつで一級河川になっていますが、このあたりは源流に近いので、ちょっと大きい川という雰囲気です。


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橋を渡ったところは丁字路状になっていて、右へ曲がります。道標もでているので迷うようなことはありません。


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道なりに進んでいくと、再び丁字路に出ます。地形図ではここは十字路のように描かれていますが、実際はごらんのとおりです。ここは右に曲がります。


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右折するとすぐ先の二又を左上に進みます。ここにも道標があるので、見落とさなければ迷うことはありません。


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日の当たらない道を歩いているうちに妙に寒さを感じてきたので、ヒップベルトにぶら下げている温度計を確認すると、摂氏3度でした。そういえば、来る途中で車の車外温度計が1度を表示していたので、かなり冷え込んでいるようです。


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アスファルト舗装の道をずっと登って行きます。分岐などの要所には道標が設置してあるので、初めてでも迷うことはなさそうです。それほどメジャーな山ではありませんが、良く整備されているようです。


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登っていくとさらに冷え込んできて、とうとう温度計は0度を指すようになりました。冬がきたことを実感しました。


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9:14 地形図には載っていない二又分岐がありました。地図のA地点です。右にのぼっていく道は、昔はなかったのでしょう。ここは左へ進みます。


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左折後はさらに道が狭くなり、アスファルト舗装からコンクリート舗装に変わります。傾斜もややきつくなります。


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右カーブを曲がると、その先に少し開けた場所がありました。地図のB地点です。車はここまで入ってくることができるようで、ここが事実上の登山口といえます。もっとも、登山口と書かれた道標や案内板はありません。また、写真で見るより傾斜があり、積雪があると脱出が難しくなりそうな場所です。


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広場の上に三ヶ上の説明板が設置してありました。この看板のところから登山道になるといえます。


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看板から先もそれなりに広い道で、歩きやすいのですが、傾斜が一気に増して来ました。


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さらに進んでいくと、落ち葉が敷き詰められたような山道になります。


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途中、水場の案内板がありました。行って確かめたわけではありませんが、水音が聞こえていたので水はしっかりと流れているようです。


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水場の看板のところでUターンするように左手の斜面を登って行きます。


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このあたりは落葉樹の森になっていて、この時期は落ち葉が登山道を埋め尽くしていました。おかげで、石や木の枝などが落ち葉で隠されていて、見た目はフラットな落ち葉のじゅうたんのような道ですが、歩いているとたまに足をひねったり滑ったりして案外歩きにくい道でした。


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10:14 頂上まで500mと書かれた看板が落ちているところは、ちょっとしたピークのようになっていて、この先はわずかに下ってからやや急な登りが続きます。


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急なのぼりとはいえ、今までと比べてという程度で、それほどきついわけではありません。


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このコースで唯一のロープ設置場所です。標高970m地点になります。ロープがなくても困らない程度の斜度ですが、あれば安心というところでしょう。ちょうど登山道が南に方向を変えるあたりになるので、ここをのぼりきると山頂までもうすぐです。


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ロープのある急登をのぼり終えると、杉の大木が出迎えてくれます。ここから先はなだらかな尾根道で、山頂はすぐそこです。


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登山道に霜柱がたくさんできていました。山頂付近は氷点下まで気温がさがったのでしょう。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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10:34 三ヶ上山頂に着きました。上斎原振興センターから1時間50分でした。汗をかかないようにゆっくりと登ってきましたが、その分休憩をとらなかったので、普通に歩いてもこんなものかもしれません。速い人なら1時間半ぐらいで登れそうです。小高く盛り上がった山頂には役行者の石仏が立っています。


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後ろから見るとお地蔵さんのような石仏かと思いましたが、頭のように見えた部分の下に彫りこまれた石仏でした。


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山頂付近には木がないので、展望は360度広がっています。西には上斎原の街並が望めます。


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遥か彼方には雪をかぶった大山がくっきりと見えていました。いよいよ雪山シーズンの到来です。


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東方向には、すぐ近くに三角形の山容の妹山、その背後に花知ヶ仙がひときわ高く聳えています。


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北を見ると、恩原スキー場と恩原牧場の草地の向こうに見えているのは三国山のようです。ギラガは手前にある1192ピークの後に隠れて見えないのでしょう。反対の南側には泉山が見えていましたが、逆光になるので写真は撮っていません。


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さて、まだ11時前ということで、お昼にするには早いし、かといってこのまま下山するのもなんだかもったいないので、三角点のある1034.9ピークまで行ってみることにしました。いったん南の鞍部へ下って登り返し、尾根を西へたどっていくだけです。踏み跡も明瞭に見えているので問題はなさそうです。


山頂から下り初めてすぐのところで、踏み跡がどうつながっているのかわからなくなりましたが、大きな岩の横を巻いて下ってみると、笹に半分隠れたような踏み跡が見つかりました。ただし、本当の道は山頂から少し下ったところで右手にUターンするように降りて、すぐにまたUターンして眼下に見える踏み跡へまっすぐ進むようについていました。下から上がってくる時は自然にこの道をたどるようになるのですが、山頂から下る時は最初のUターンが岩陰のようになっていてわかりませんでした。まあ、どうせ笹原しかないので迷うこともないし危険もないのでたいした問題はありません。


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鞍部からの登り返しの途中で三ヶ上を振り返ると、思いのほか優美な三角錐の形をしているし、白い巨岩がたくさん露出していて岡山の低山の中では珍しい山容です。四国の三嶺や天狗塚と似た雰囲気があります。


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三角点に向かう尾根は途中から急に標高が低くなるので、その部分がけっこう急な斜面になっています。濡れて滑りやすい黒土の上に湿った落ち葉が積もっているのでなおさらです。ちゃんとしたトレッキングシューズでなく、スニーカーなどで登って来た人はてこずることになりそうです。


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11:00 三角点に着きました。ここも展望は開けていますが、尾根がつながっている東方向は展望はありません。北側も木があっていまいちで、三ヶ上山頂のほうが断然優れています。草も伸びているし、地面もなんとなく湿っぽいし、わざわざ来る理由はありません。


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西方向に下る踏み跡がありましたが、はたして麓まで続いているのかどうかわかりませんし、あまり明瞭でなさそうです。うかつに下ると面倒なことになりそうなので、きた道を引き返すことにしました。


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戻る途中の尾根から見た三ヶ上です。積雪期の良く晴れた日に登ると好展望が期待できそうです。


11:15 山頂に戻ってきましたが相変わらずの貸切状態です。ひとまず荷物を下ろしてランチにしました。菓子パンと白湯の簡素なランチが最近のパターンです。山頂は少し風があったので寒かったのですが、ジャケットのフードをかぶればとりあえず寒さはしのげました。


今回も泉山に続きマーモットのアイソザムフーディを着てきました。冬本番に向けて、どういうレイヤリングが適しているのか探るためですが、このインシュレーションジャケットはなかなか優秀です。暖かいけど蒸れないし、防風性能はわりとしっかりしているのに通気性もそこそこあって、相反する性能が高次元でバランスを保っているといった感じです。さすが軍用に開発された中綿だけのことはあります。詳しくは、後日レビューで書きたいと思います。


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11:35 誰もいないので、下山する前に記念撮影しました。逆光気味でストロボを焚いたのですが、あまり効果がなかったようです。


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撮影がすんだらさくっと下山開始です。空には南から高層雲が広がり始めていて、1時間もすれば曇り空になりそうな雰囲気でした。天気予報どおり、午前中だけ晴天だったわけです。早起きして登ってよかったなと思った瞬間でした。


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ロープのある場所を慎重に下ります。


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ロープ場を過ぎれば、あとは歩きやすい登山道を下るだけです。途中でソロ男性2名と女性グループ1組の計3組の登山者とすれ違いました。もうこの頃にはほぼ曇り空になりかけていました。


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登山口には車が3台ありました。すれ違った3組は、みなここから出発したようです。


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12:49 上斎原振興センターに戻ってきました。急いだわけではありませんが、下山は1時間14分しかかかりませんでした。三ヶ上は、登山道が歩きやすくて難しいところもないし、展望がよくあまり時間も要しないということで、登山初心者のステップアップにいい山だと思います。


帰りは、奥津渓谷にある大釣温泉に立ち寄ってみたところ、じゃんけんで勝ったら入浴料が半額になるイベントを実施中で、3回のあいこの後に見事勝利! 入浴料520円のところが260円で入浴することができました。内風呂のみの小さな温泉ですが、空いていて気持ちよかったです。


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| 2016年11月 三ヶ上 | 23:15 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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