ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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ラ スポルティバ トランゴアルプGTXレビュー

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先日の犬墓山のトレッキングで靴の慣らしのためにトランゴアルプGTXを試用してきました。普通のスニーカーでも歩けるようなトレッキングコースなので、トランゴアルプGTXを履いて歩くような場所ではありませんが、最初は慣らしが必要ということもあり、楽なコースで履き心地を確認してみました。


結論から言えば、いい靴です。アスファルト道や平坦な土道を歩くときもシャンクの固さが気になるようなこともなく、わりと歩きやすい靴です。シリオ712GTXよりも全然違和感なく歩くことができます。いままでは厚めのソックスを着用することもありやや大きめの靴を選んできましたが、きっちりと足にあったサイズの靴を履くと、これほどフィット感がよく、軽く感じるものなのかと目からうろこが落ちたように感じました。


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スカルパ モンブランGTXもそうですが、くるぶしのあたりの、ちょうど足首が曲がる部分のレザーを大きくカットしてあることが歩きやすさの理由だと思います。シリオ712GTXの場合はほとんどレザーで覆われていて、足首の屈曲性がお世辞にもいいとはいえません。


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ところが、このことが裏目に出てしまったようです。左足の外側くるぶしが、下りのときや足首を強く曲げたときにレザーの切れ目の部分に当たって痛いのです。ちょうど青丸で囲っているあたりです。右足はなんともないのですが、左足だけがあたります。靴が原因なのか、こちらの身体的な原因なのかわかりませんが、これはちょっと問題です。靴紐を緩めてしまえば痛いというほどのことはないのですが、そうすると下りで足が靴の中で滑って足指や爪があたって痛くなったりしかねません。靴がなじんでくれば解消するのか、それとも何らかの対策を行う必要があるのかわかりませんが、慣らしに少し時間がかかりそうです。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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使った上でちょっと不便だなと思ったのは、靴紐のフックについているロック機構です。紐を引っ張って内側に倒せばD環が靴紐を挟み込んでロックされるので、ロック機構のあるフックから下の部分が緩まなくなるという便利な機構です。


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ところがいざ紐を緩めようとすると、爪でD環をはずすか、靴紐の反対側を引っ張ってはずさないといけません。爪でD環をはずすのはけっこう力が必要で、へたをすると爪がはがれそうな怖さがあるのでちょっと躊躇してしまいます。


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結局、紐の反対側を引っ張ってD環をはずすという方法を使うことになるのですが、紐の反対側は締め付けられてあまり余裕がないので、ここを引っ張ることもそれなりに指の力を必要とします。ロックするのは簡単ながら、はずすのは面倒という機構です。
(補足) 紐を外側に引っ張れば簡単にロックが解除されるという情報をコメントでいただきました。感謝!


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モンブランGTXはどうなっているかというと、形状は普通のフックで内側にでっぱりがついたタイプです。紐を引掛けると内側の出っ張りの部分が狭くなっていて紐が噛むのでロックされるという構造になっており、ロックするのも解除するのも普通に紐をひっかけたりひっぱったりすればいいだけなので、すこぶる簡単です。


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シリオ712GTXも同様のタイプです。トランゴアルプGTXの方式のほうが紐の緩み防止にはいいのかもしれませんが、実際に使っていてモンブランやシリオの方式で緩んだことはありませんから、個人的にはロックするのも解除するのも簡単なモンブランやシリオのタイプのほうがいいかなと思います。


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と、ここで確認のためラ スポルティバのサイトでトランゴアルプGTXの写真を確認してみたら、なんとD環タイプではなく、モンブランGTXなどと同じタイプのフックがついているではないですか。どうやら、密かにマイナーチェンジしたようです。わざわざコストのかかりそうなD環タイプを使うメリットもたいしてなさそうなので、やっぱそうなるでしょうねえ。

(補足) 好日山荘のサイトでトランゴアルプGTXのページを見たら、「足首部分のフックはストッパーつきのD環になっています」と説明がありました。一体全体、最新のモデルはどちらなんでしょうか? まあ、D環タイプを買ってしまったのでいまさらどちらでもいいのですが。


とりあえず、もう何回か慣らしをやってみて、くるぶしの当たりが解消するかどうかを見極めたいと思います。


<補足>
その後、里山歩きなどで慣らしをしてやった結果、見事にあたることがなくなりました。当たって痛かったのは、新品時の硬さゆえの症状だったようです。2017年GWの涸沢へも履いていきましたが、セミワンタッチのクランポンとの相性もよく、雪山歩きでもなんら問題なく使用することができました。また、上高地―横尾間の林道歩きも快適で、厳冬期以外ではまさに道を選ばない最強の登山靴だと思います。


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| 靴・インソール | 16:04 | comments:7 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

ありがとうございました

ヤマふぉとさん

ご丁寧な回答ありがとうございます。
夏に北アルプスへ本格的な山行を予定しているので、
それまでに里山である程度負荷をかけて慣らしを充分に
行ってみようと思います。
それでもだめなら購入店に相談してみます。

ありがとうございました。

| touge-MTB | 2017/05/09 22:03 | URL |

Re: トランゴアルプ足首の痛みの件

touge-MTBさん


同じ靴で同じような症状でお困りのようですが、
おそらく僕の場合と同じだと思います。


結論から言えば、慣らしができれば自然と解消するようです。


僕がやったことは、家であたる部分を内外に曲げてあたりが出るように
したことと、あとは実際に履いて慣らしたということぐらいです。


この記事を書いた後、トランゴアルプをはいて里山歩きを2度しましたが、
そのときにできるだけあたる部分に負荷がかかるようにわざと足首を曲げたり
しながら歩きました。当然、あたるので足が痛くなりますが、
靴ひもを緩めにしたりして、ひどくならない程度に負荷をかけることで
靴を慣らしました。


その後、本格的な山歩きとして伯耆大山山系のひとつである甲ヶ山に
日帰りで行ってきましたが、この時にはもう足が痛くなるようなことは
ありませんでした。


なので、本格的な山行を予定している場合は、事前に里山歩きを2~3回すれば、
慣らしをすることができると思います。


それでも痛みが消えない場合は、根本的に足の形と靴があっていない可能性も
あるので、あたる部分にラバー素材などを張り付けるなどの対策が必要に
なるかもしれません。その場合は購入店に相談してみるほうがいいかと思います。


足の形の問題なら試着の段階で痛みが出ると思うので、試着時に問題なかったのなら
おそらく新品時の硬さが原因でしょうから、慣らしが済めば大丈夫だと思います。

| ヤマふぉと | 2017/05/09 21:41 | URL |

トランゴアルプ足首の痛みの件

ヤマふぉとさん

名無しの件申し訳ございませんでした。
touge-MTBと申します。

もし差し支え無ければやまフォトさんの解決方法
を教えていただけると助かります。
よろしくお願いします。


| touge-MTB | 2017/05/09 19:18 | URL |

Re: トランゴアルプ足首の痛みの件

名無しさん

別にいじわるするつもりはありませんが、
ネットであれ実社会であれ、
誰かに質問するときは名前ぐらいは名乗りましょう。
それがマナーだと思います。

この件は僕の方ではすでに解決していますが、
知りたいということであれば、
名前を書いてもう一度コメントしてください。

| ヤマふぉと | 2017/05/09 19:03 | URL |

トランゴアルプ足首の痛みの件

はじめまして
突然また今更ながらのコメント、申し訳ございません。

私も先日同じ靴を購入いたしました。
そしてもう2度ほど山行を行ったのですが足首を大きく曲げるような動作や下り坂でおっしゃられる場所と同じ所(私は右足がメイン)が痛くなります。
もし何か解決法があれば教えていただきたく思いコメントさせていただきました。
よろしくお願いします。

| 匿名 | 2017/05/09 18:24 | URL |

Re: D環ですが

なるほど、そういう方法がありましたか。

確かに簡単に外れますね。これなら面倒くさいことは
ありませんね。

情報、感謝です。

| ヤマふぉと | 2016/10/10 17:58 | URL |

D環ですが

初めまして、突然のコメントですみません。
ワタシもスポルティバ履いてます。
D環ですが、靴の外側にひもをぐっとひっぱると簡単に外れます。
実は便利だと思うのです。

| みおっち | 2016/10/10 10:47 | URL |















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