ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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暖かくて快適: モンベルダウンハガー800#1

montbell_ULSSdh800#1
2015年、GWの立山雷鳥沢で寒くて眠れなかった反省から購入したモンベル ダウンハガー800#1(正確にはULスーパースパイラルダウンハガー800#1)ですが、今年のGWに南アルプス北沢峠でやっとデビューしました。もっとも、実際に初めて使用したのは、2015年秋の剣山-三嶺縦走のときですが、あの時は気温が高すぎてほぼ掛けふとんとしてしか使っていなかったし、本来想定していた使用環境がGWの日本アルプス2000mでのテント泊だったので、事実上のデビュー戦は今年のGWと言ってもいいと思います。


2015年の雷鳥沢との違いは、雪無し、気温は少し高めということです。自分で確認した範囲では4泊中テント内気温が一番低かったのが5月1日の明け方で、枕元においてあった腕時計の温度計で確認した限りでは摂氏3度でした。このときは、ゴアテックスのカバーを使用していましたが、ダウンの上下は着用していなかったためか、さすがになんとなく寒いという感じで目が覚めました。その前に目が覚めた時は摂氏4度で、寒さは感じていません。


もっとも、過去の天気予報を見てみると、4月30日の明け方がもっとも冷え込んだようで、辰野の最低気温が午前4時で氷点下0.2度だったようです。辰野の標高が約720mですから、約2000mの北沢峠でおよそ氷点下8度ぐらいまで下がったことになります。もっとも、この時は仙水峠で寒さに震えていたので、寝袋に潜っていたらどういう状況になっていたかはなんともいえません。


とにかく、防寒着を着用しないで快適に眠れる温度は2~3度あたりということになりそうです。ダウンの上下を着用してみたら寒さはまったく感じなくなったので、この寝袋のコンフォート温度の下限である氷点下5度というのは、防寒着を着用した状態が前提の話ということだと思っておいたほうがよさそうです。


モンベルでは寝袋の使用可能温度をそれまでの独自基準からEN13537(ヨーロッパ規格)に変更したことで、かなり現実的な温度表示になったようですが、それでもやはり少し割り引いて考えておいたほうがよさそうです。氷点下まで下がらないのであれば、コンフォート温度0度の#2の寝袋でもいけそうですが、GWの日本アルプスは氷点下まで下がることも珍しくないことを考えると、#1にしておいたほうが安心です。


特に寒さに弱いと自覚している人は、想定される最悪の使用環境がコンフォート温度内で収まるモデルを選ぶことをお勧めします。リミット温度というのは”一般的に代謝が高く寒さに対する耐性が高い人が丸まった状態で眠ることができるとされる温度”ですが、寒さに対する耐性は人によって千差万別だし、こういう文言が書かれてあるときは、屈強で体格のよい人を想定していると思っておいたほうがいいです。そういう人は一般的にはあまりいません。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




今回、4度では寒くなくて3度で寒さを感じたというように、わずか1度の差で快適に眠れるかどうかが変わってきます。コンフォート温度の下限近くまでは防寒着無しで快適に眠れて、コンフォート温度からリミット温度までの間は防寒着で対応できるというぐらいの寝袋ならおおむね快適に眠れそうですが、防寒着を着てなんとかコンフォート温度内で快適に眠れるという寝袋だと、コンフォート温度よりも気温が下がると快適に眠れる可能性はかなり低くなります。睡眠の質は疲労回復のレベルを左右するので、他の何かを削ってでも暖かく快適に眠れる寝袋を用意するのにこした事はありません。もっとも、コンフォート温度下限近くまで防寒着無しで快適に眠れる寝袋となると、かなりダウン量の多いモデルということになってしまうので、防寒着を着てコンフォート温度下限で寒さを感じないというレベルが現実的なところでしょう。


ダウンハガー800#1の場合は、コンフォート温度-5度にたいして防寒着無しで快適なのは+2~3度だったので、防寒着を着てコンフォート温度下限の-5度で快適かどうかが気になるところです。今回は下限温度での快適さを検証するチャンスを逃してしまったので、今年の冬まで持ち越しということになりました。


ところで、モンベル ダウンハガー800#1を使用した感想ですが、伸縮する生地によって窮屈に感じない程度の包まれ感があり、大きめサイズの寝袋で感じられるようなスースーした感じはありませんでした。競合他社よりも少しダウン量が少なめと見られるモンベル製品ですが、ダウンハガーに限れば伸縮生地が無駄な隙間を作らず、ダウン量の少なさをカバーする暖かさを実現しているようです。また、隙間が少ないながら伸縮生地なので手足の曲げ伸ばしも比較的自由で、窮屈な感じはありませんでした。


12デニール(現行品は10デニール)という薄手の生地ですが、とくに耐久性に不安を覚えるようなこともなく、さらさらとした感触で肌触りも快適でした。


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秀逸だなと感じたのは、肩から頭にかけてきゅっとすぼまるデザインです。普通にジッパーを締めただけでも肩や首周りが包み込まれるようになり、気温があまり低くない場合はフードやネックバッフルのドローコードを引かなくても、冷気が肩や首周りから流れ込んでくるといった感じはありません。寒さに応じてフードやネックバッフルのドローコードを引いてやれば、冷気の侵入はきちんと防いでくれます。


パッキングも、イスカのコンプレッションバッグLサイズに余裕で詰められて小さくできるので、荷物が多くなる積雪期のテント泊でも助かります。少々価格ははりますが、価格に見合った性能の寝袋だと思います。


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