ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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晴れて曇って風吹いて寒いし暑いしなんやねん: 甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳その5 

2016年4月29日(金)~5月3日(火) 長野県伊那市 甲斐駒ヶ岳(標高2967m)・仙丈ヶ岳(標高3033m) テント泊単独行 


4日目(5月2日)の続き

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7:47 小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳へ至る道は、途中までは比較的平坦な尾根道です。平坦な道をしばらく行って、いったん鞍部に下ってから登り返すことになります。


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多少風があるものの天気は上々、昨日までの寒さもどこへやら、春の気配を感じながら残雪の3000m峰を歩きます。


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大きなカール地形を持つ仙丈ケ岳は、まさに南アルプスの女王の称号にふさわしい優美な姿です。右端の尾根上に小さく登山者が写っているので、そのスケールがわかると思います。


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東方には富士山と北岳の標高1位と2位が並び立っているのが見えます。甲斐駒からも両方の姿は見えましたが、間にアサヨ峰や栗沢山が入っているので、二座だけを一緒に見るなら仙丈ヶ岳からということになります。


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さらに、北岳の隣にある間ノ岳まで含めた1-2-3フィニッシュを同じ画角の写真に撮ることもできるわけで、仙丈ヶ岳は抜群のロケーションを誇ります。しばらく写真撮影に時間を費やしていたら少し冷えてきたので、ハードシェルを着て出発です。


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鞍部に下って、ちょっとしたナイフリッジの雪稜を渡れば、いよいよ仙丈ヶ岳への登り返しです。


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鞍部から標高差120mほどの登り返しを、ゆっくりと登って行きます。


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登りきったところにあるピークを西側から巻いていくと、右手前方に仙丈ヶ岳のピークが見えてきました。山頂には人影も見えています。


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仙丈ヶ岳のピークに至るまでに、小ピークを二つ越えなければいけません。この二つのピークはともに3000m級なので、短い区間ですが、ここからは3000mの稜線歩きになります。


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最初のピークを越えるとと、次のピークまでは雪のナイフリッジです。厳冬期と違って雪質は硬く締まっているし、左右に切れ落ちる角度もわりと緩いので、それほど恐怖感は感じません。


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厳冬期はさらさらの粉雪が積もっていて足元が崩れやすく、稜線も本当にナイフのような細いリッジなので、稜線横の斜面を砂山のように崩れる粉雪にビビリながら通過しなければいけなません。そのぶん、やっぱり怖いです。


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二つ目のピークは雪のない岩ゴロのピークだったので、クランポンを引掛けて転倒滑落しないように慎重に越えます。


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さあ、あとはあの斜面を登りきるだけです。


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山頂の斜面を直登すると、けっこうな急勾配で息が切れます。


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あと少し!


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9:07 着きました!! 天気も良かったし、寒さもそれほどでもないし、たいして苦労もしないで登頂できましたが、やはり積雪期の3000m峰への登頂は感慨深いものがあります。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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伊那谷を挟んで西に連なるのは、中央アルプスの峰々。


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北には、甲斐駒ヶ岳が悠然と聳えます。


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東には日本トップ3のそろい踏み。


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そして、南には南アルプスの重鎮たちが競い合うように連なります。360度の絶景を心ゆくまで満喫しました。


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9:51 名残惜しいのですが、そろそろ出発です。馬ノ背方面から下って仙丈小屋の冬期避難小屋の様子を確認してから下山しようかと思いましたが、仙丈小屋から小仙丈ヶ岳への登山道に合流するまでの道が大きな斜面のトラバースになっていて、滑落や雪崩のリスクを考えてやめました。ということで、きた道を戻ります。


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ナイフリッジの雪稜もサクサク渡ります。


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登りでしんどかった鞍部からの登り返しも、下りはあっという間です。


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鞍部からの登り返しは、今度は距離も短く標高差もあまりないので楽チンです。


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10:30 小仙丈ヶ岳を通過します。


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鳳凰三山もきれいに見えています。


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甲斐駒ヶ岳を正面に見ながら、雪の尾根をどんどん下ります。六合目で少し休憩してから、その後は一気に下りました。


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12:00 二合目を通過します。


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12:21 南アルプス林道まで降りてきました。二合目から下の道は狭くて追越やすれ違いが面倒なコースなので、後から誰かに追いつかれないようにノンストップで一気に下りました。


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12:29 テントに戻ってきました。太陽が出ているうちにと、すぐに寝袋を広げて干しておいて、それからゆっくりお昼をたべました。テントの数はだいぶん減っています。GWといえども5月2日は平日なので、入山者も少ないようです。


食後は流水で頭を洗ったり、汗でぐっしょり濡れたタオルなどを洗って乾かしたりと、天気のいいときにしかできないことをひととおり終えてから、長衛小屋に行ってココアを飲みながら漫画「孤高の人」の続きを読みふけったのでした。

つづく。

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| 2016年4月 甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳 | 15:38 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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