ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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晴れて曇って風吹いて寒いし暑いしなんやねん: 甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳その1 

2016年4月29日(金)~5月3日(火) 長野県伊那市 甲斐駒ヶ岳(標高2967m)・仙丈ヶ岳(標高3033m) テント泊単独行 


2016年のGWはどこへ行くべきか、今年はわりと早い段階から甲斐駒・仙丈に決めていました。いつものように立山という案のほかにも、白馬、涸沢も考えましたが、北アルプスはどこもそれなりに混雑しそうだし天候もビミョーな感じだったので、天候が一番安定していそうで、混雑もそれほどなさそうな南アルプスは北沢峠をベースキャンプにすることにすんなり決まりました。過去2回訪れていて新鮮味はありませんが、どちらも訪れたのは年末年始だし、甲斐駒はいまだ登頂できていないということもあります。


1日目(4月29日)
中央高速道路の駒ヶ岳サービスエリアに午前2時頃着いて仮眠をとろうとしたのですが、さすがにGW初日だけあってサービスエリアの駐車場は満車。仕方がないので、隅っこのややスペースのある路肩に車を停めて、3時間ほど仮眠をとりました。


朝起きて伊那ICで降り、ガソリンを給油してから高遠経由で戸台口に向かいました。駒ヶ根ICで降りて県道49号から国道152号で行ったほうが早そうですが、高速を利用したほうが時間短縮になるらしく、ナビが伊那ICから高遠経由の道を推奨していたので素直に従いました。


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途中のコンビニで朝食と昼食を購入し、早朝の空いている道を軽快に走って7時前に仙流荘横の登山者用駐車場に着きました。込んでいるかと思いきや、意外にもガラガラでした。この駐車場はバス停の隣にありますが、こちらが満車の場合は、道路を挟んだ反対側の河原に広い駐車場があるので、そちらに入れることができます。どちらも無料です。バス停隣の駐車場には、仮眠に使える小屋もありますが、覗いて見た限りでは車中泊のほうがいいかなという感じです。 


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仙流荘からのバスは、GW時期は途中の歌宿までの運行です。GW時期の土休日の始発は6時5分なので、次の8時5分のバスに乗ります。運賃は手荷物料金込みで大人片道1040円で、往復は単純に2080円。往復割引はありません。


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始発でないからか、登山者はそれほど多くはありませんでした。出発時刻になり、マイクロバスが2台来ましたが、目いっぱい詰め込むのではなく、定員の半分づつぐらいで出発しました。荷物持込になるので、その分の余裕を見てということのようです。


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ほぼ定刻どおりに歌宿につきました。歌宿には休憩用のコンテナハウスと公衆トイレもあり、途中のバス亭にしては施設が充実していました。


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8:50 歌宿から歩き始めます。北沢峠まで約2時間の林道歩きになります。


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途中、甲斐駒ヶ岳が正面に見える場所がありました。早朝に冷え込んだらしく、上のほうがうっすら白くなっているところ見ると、霧氷がついているようです。それにしてもここから見る限りほぼ雪がありません。3000m級の山でこの時期に雪がないなんて、まったく予想を裏切られました。


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鋸岳もよく見えます。こちらも霧氷で化粧をしています。


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9:25 丹渓新道入口に着きました。この手すりのついた急傾斜の道を登っていくようです。小屋泊まりなら、ここから直接仙丈ヶ岳に登り、北沢峠に降りて来るというプランでもいいかもしれません。


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林道脇には鋸岳にある鹿窓の解説が設置されていました。


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丹渓新道登山口を過ぎると、遠くの山腹に大平山荘が見えました。あんなとこまで歩かないといけないのかとがっくりしましたが、見えているだけましかもしれません。


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林道にはまったく雪はなく、落石や崩落した場所もありません。これなら十分バスが通行できるはずなので、歌宿までの運行でなくて、北沢峠まで運行してくれればいいのにと思うのですが、公営のバスのようなので融通がきかないのでしょう。


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今年は食事の内容をレトルトパック中心からフリーズドライ製品中心に変更したので、荷物自体は少し軽くなったようです。とはいえ、やはり冬装備を持ってきているので、20kgぐらいは十分あると思われます。重い荷物を背負って晴天のアスファルト道を歩いていると、山の空気が冷たいとはいえやはり汗が噴出します。しかし、日陰に入ると寒いと感じるので、服装の調整が難しいところです。


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歩いていると、青い鳥がすぐ近くの枝できれいな声で鳴いていました。ネットで調べてみたらルリビタキのようです。


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10:40 大平山荘に着きました。


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年末年始の山行では、戸台川沿いのルートを何時間もかけて歩き、ここに出てきたわけです。今回は歌宿から林道を2時間弱歩いただけで、やはり文明の利器は便利です。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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少し休憩してから、北沢峠への最後の登りに取り付きます。ここから北沢峠までは林道が遠回りになるので、林間のショートカットルートを進みます。


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静かな森の中の道をゆっくりと登っていきます。


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11:09 林道に出ました。理屈からいえば、一番高いこの場所が峠なんでしょうが、北沢峠の看板はこの先のこもれび山荘前に設置されています。


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こもれび山荘前を通過します。今年は下山日に天候がよくなければ雨の中でテント撤収するのが面倒なのでここに泊まることも考えています。事前に予約状況をフェイスブックで確認したら、GWでも余裕があるようだったので、飛び込みでも宿泊できそうです。


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北沢峠の公衆トイレはまだ使用できない状態です。


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気温は6度とそこそこ低めですが、日向を歩いている限りは山シャツ1枚でもOKでした。


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11:25 休憩込みで歌宿から約2時間半で長衛小屋のキャンプ場に着きました。もっと混んでいるかと思っていたのですが、想定よりもガラガラです。写真の場所から右手奥に行けば一段下がったテン場があるので、全体のキャパに対してテント数はかなり少なめです。初日はこんなものかもしれません。


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比較的小屋に近い場所にテントを張りました。水場にも近いし大きな石もなくフラットでいい場所でした。


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テント内から正面に小仙丈ヶ岳が見えます。甲斐駒ヶ岳にほとんど雪がなかったのに、少し標高の低い小仙丈ケ岳にはしっかりと雪が残っています。


昼食を食べてすこしゆっくりしてから、アサヨ峰と仙水峠の間にある栗沢山(2714m)に登ってみることにしました。キャンプ場から尾根通しでのぼるコースがあり、所要時間は2時間となっています。


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13:07 小屋前の橋を渡ります。


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渡ったところから雪渓を上に登って行きます。


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すぐに樹林帯の中の道になります。


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時折、雪が残っていたりしますが、クラムポンなどが必要なほどではありません。


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いけどもいけども展望のない樹林帯の中を登り続けます。


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14:04 標高2306mの尾根まで登ってきました。


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ちらりと甲斐駒が見えましたが、上のほうはガスに隠れていました。樹林からわずかにのぞく小仙丈ヶ岳をなんとかカメラに収めたものの、このままさらに1時間も樹林帯の中を登り続けるのがなんだか馬鹿らしくなってきました。特に登りたかった山でもないし、明日の甲斐駒のためにもここは体力を温存しておいたほうが賢明だと思い、ここから引き返すことにしました。


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14:57 さくさく下って小屋まで戻ってきました。本日の行動はこれにてお終いです。明日は甲斐駒の星景写真や夜明の写真も狙いたいので、深夜に出発することにします。なので、早めに夕食を食べて18時過ぎには寝袋に潜りました。


雪があるつもりでマットはサーマレストのリッジレストソーライトを持ってきたのですが、地面の上で使うにはクッション性がいまいちで、あまり寝心地がいいとはいえません。しかも寝袋内に入れるエアーマット イナーシャ Xライトを忘れるという失敗をしてしまい、こんなことなら自動膨張式のプロライトを持ってくればよかったと後悔しても後の祭りです。前日に3時間の仮眠しかとっていないので寝付くのは早かったのですが、寝心地が悪くたびたび目が覚めてしまい、22時過ぎには空腹感も手伝ってすっかり目が覚めてしまいました。

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つづく。



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| 2016年4月 甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳 | 18:48 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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