ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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玉野市の最高峰: 金甲山(403m)・怒塚山(332m)・城山(169m) 

2016年3月2日(水) 岡山県玉野市 金甲山 岡山県岡山市 怒塚山・城山 日帰り単独行 


空気は冷たいながら、朝からスカッと晴れたので、朝一に仕事を一発こなしてから、里山めぐりをしてきました。


登ったのは、玉野市の最高峰である金甲山(きんこうざん)。岡山市の南部、児島湾を挟んで聳える金甲山は、岡山平野南部の山としては一番高い山で、岡山市と玉野市の市境にありますが、山頂部分だけはなぜか玉野市になっています。通常、境界にある山は山頂部分は半々になっている場合が多いと思いますが、どういう理由で全面的に玉野市の管轄になったのでしょうか。まあ、どこの管轄だろうと登るのに支障はないので、なんら問題ないのですが。


山頂まで道路が敷設されていて、車で上ることができる山なので、あまり登りたい山ではなかったのですが、一度ぐらい登っておこうかということで、行って来ました。


登山口は児島湾締切堤防を渡って突き当たりの県道45号とぶつかる丁字路のすぐそばにあります。


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閉店したうどん屋のあるところですが、アスファルト舗装された元うどん屋の駐車場は登山者の駐車は原則禁止らしく、登山口の前に「登山者の車は西側看板奥へ」と書かれた表示がでています。


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西側看板というのはこれで、たまの湯の大きな看板の脚の間をくぐって入った未舗装部分が登山者用の駐車場です。4台ぐらいしか停められない広さなので、休日で混雑した場合は、必然的にアスファルト舗装部分に停める人もいるのでしょう。これまではうどん屋はやっていなかったのですが、内装の工事をしていたので、近いうちに新しく何かのお店として営業されるかもしれません。そうなると、駐車場所に困ることになりそうです。


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9:47 準備を整えて出発です。気温はわりと低かったのですが、風が強くなかったので、速乾長袖Tシャツに薄手フリース、ウィンドブレーカーのベストという軽装でOKでした。


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竹やぶを抜けるとすぐに用水沿いの道になります。


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送電線の鉄塔を示す道標がありました。この道は地形図に載っていない道で、頭上を走っている送電線の巡視路が登山道として利用されているようです。


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最初の鉄塔の下を過ぎると、けっこうな竹やぶの道になります。


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やがて登山道っぽい雰囲気になります。


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10:23 看板のあるちょっとした広場に出ました。


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看板に書かれていたのは、これ。山では基本的に禁煙にすべきですね。せめて、国立公園や国定公園は全面禁煙にしてもいいと思います。個人的には、タバコをすぐにでも販売禁止にしてほしいものですが。


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ここは、北側に広がる児島湾と岡山市街地の眺望が開けていました。


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看板を挟んで右上にも道があります。


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ちゃんとした階段になっているのは左の道。正規の道っぽい左の道を進みます。


看板の広場からは、斜面の勾配がきつくなり、足元もあまりよくなかったのですが、ひと登りで怒塚山(いかつかやま)の西に張り出した尾根にでました。尾根に出たところに鉄塔があり、そこからは尾根を登っていきます。


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「怒塚山山頂へ」道標を過ぎると、尾根通しではなく、山頂北側からぐるりと巻いていきます。


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10:43 怒塚山山頂につきました。わりと広い山頂です。


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ずっと「どつかやま」と読むのかと思っていたのですが、「いかつかやま」と読むことを初めて知りました。


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山頂からは展望が広がっていますが、冬だからということもありそうです。


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南にはこれから向かう金甲山が見えます。


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山頂で休憩しているときにGPSの表示を確認してみると、標高は1mの誤差でした。


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休憩を終えて、金甲山との間にある261.5mの三角点ピークに向けて下ります。


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この下りがけっこうな急勾配で、足元が悪かったらズルズル滑りそうな勢いです。


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11:10 道が上り坂に変わったので、三角点まであと少しです。


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11:18 三角点のピークに出ました。ここは、北東側に下る道との分岐になっています。金甲山へは右に進みます。


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やがて、大きなクスノキが混じったクスノキの森になりました。常緑樹なので、これまでとはうってかわって暗いうっそうとした森の雰囲気に変わりました。なんでここだけクスノキが密生しているのか謎です。


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11:25 怪しげなクスノキの森を過ぎると、突然鳥居が出現しました。地形図には載っていない神社です。登山道は鳥居の前を左へ行くのですが、とりあえず神社に立ち寄ってみることにしました。


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金毘羅宮と書かれているようです。


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お社は50mほど先にあるようですが、さすがに行って戻ってくるのは面倒なので引き返しました。


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鳥居の前から左へ進んでいくと、すぐ先で二又の分岐があり、金甲山は右とかかれています。


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左は誠徳院と書かれていて、もうひとつには「みつがしわ新道」と書かれているようです。おそらく、先ほどの中池へ下る道と麓で合流するのだと思われるので、下山に使うことにします。


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分岐を右に進むと、神社のお社のすぐ隣を通って登って行きます。なぜこんなところに金毘羅宮が祭られているのか謎ですが、この場所はかつては木が少なく児島湾を見渡せる場所だったとしたら、海上交通の守り神である金毘羅見やを祭ったのも不思議ではありません。瀬戸内の島は昔は禿山が多かったらしいので、そういうことだったのかもしれません。


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金毘羅宮を過ぎると、階段の先が急に開けてきました。GPSを見ると、すぐ先に道路があるようです。ということは、山頂はもうすぐです。


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11:44 道路に出たので、右に登って行きます。


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カーブのところからショートカットで展望台へ向かいます。


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山頂駐車場の端にある展望台からは左手に通過してきた怒塚山とその奥に岡山の街並が広がっているのが一望できます。山頂の展望台からは北側と東側はみられないので、岡山市街を眺められる場所はここだけです。


ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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平日ということもあって、山頂駐車場はガラガラでした。


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山頂に向けて車道を登って行きます。


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かつては売店などがあり、けっこうにぎわっていた山頂展望台ですが、いつからか人影もなくなりすっかりさびしい場所になってしまったようです。もっとも、冷静に考えればにぎわっていた理由もよくわかりません。瀬戸内海の展望以外何もない場所ですから、それほどにぎわう理由はありません。


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展望台の屋上に出てみると、貸切状態でした。


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やや白く霞んだような状態なのであまり遠くのほうまで展望はありませんが、そこそこいい眺めです。


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西側はこんな感じ。


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これは東側。北側も同様。ベンチに座って汗ばんだ服を乾かしながら、カロリーメイトで昼食にしました。しばらくすると、年配の男女が車でやってきてすぐ帰り、その後でバイクの男性がやってきました。しばらく上ってこなかったのですが、やがて姿を見せたとき、なんとくわえタバコをしているではありませんか。僕が座っていたのは展望台の中ほど。風は西から吹いていて、展望がいいのは南西の角ですから、とうぜんそこに立ってタバコを吸えば、煙はこちらに流れてきます。”しまった”と思いつつも、急いで下山の準備をして展望台をあとにしましたが、準備中にあの不快で嫌悪感満載の匂いをかがされてしまい、せっかく静かで気持ちのいい午後の風景を満喫していたのに、一瞬で不愉快な気分にさせられてしまいました。やはり、人が集まる場所に長居をするものではありません。


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12:24 山頂展望台から下りてきて、とりあえずもときた道を下ります。


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金毘羅宮横の分岐を右に進みます。


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このあたりも常緑樹の森で、薄暗く神社の森という雰囲気が漂います。


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けっこうな急斜面をトラバースしながら下っていきます。


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電線が敷設されている谷に出ました。地形図にはこの谷をまっすぐ上っていく道が描かれていますが、それらしい道は見ああ足りませんでした。おそらく、使えなくなったので「みつがしわ新道」が作られたのでしょう。


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左手に薮に覆われた流れがあり、道は谷筋をまっすぐひたすら下っていきます。展望もないしただ下山するだけの面白みのない道なので、山歩きを楽しむのなら、素直に怒塚山経由のコースを下ったほうがよさそうです。


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しばらく下って行くと道が左に折れて、川に突き当たりました。そこから右に踏み跡が下っているのですが、いきなり笹薮の中の道になりなんか変だなと思いましたが、踏み跡は明瞭なので疑いもせずに進んでしまいました。こんなところで道迷いするとはうかつでした。ぬかるんでいたり、段差があったりで、今まできちんと草が刈られて整備されていたのになんで? という感じで、再び川に突き当たりましたが、その先は判然としません。川を渡ってすぐ右へ下っていく踏み跡らしきものもあるみたいですが、最近人が通ったという雰囲気が感じられません。川を渡ってそのまま左岸の斜面を登っていく方向は、踏み跡は不明瞭ですが、段差の部分に確実に人が何度も踏んでいると思われる足跡がついています。


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なので、左岸の斜面を登ってみたら、今までと同じ整備された登山道がありました。


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なんで道を間違えたのか納得できないので、その道を戻ってみたら、最初に川に突き当たった場所に出ました。ただしいルートは、川を渡るようになっていたのでした。左岸の木の枝にピンクのテープもあります。しかし、向こうから下ってきた場合、そのテープの位置が高すぎて視界に入りにくい状態だったようです。笹薮の中に明瞭な踏み跡があったのは、おそらく同じように川を渡ることに気づかなくて、笹薮の中を下ってしまった人がたくさんいたということなのだと思われます。みつがしわ新道を下ってきて、川にぶち当たったらそのまま渡渉するということを覚えておく必要があります。


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12:59 前方に建物が見えてきました。


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民家かと思ったら、金甲山誠徳院と書かれた看板が下がっていました。金毘羅宮の分岐のところに書いてあった誠徳院はここのことだったわけです。


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目の前には、静かなため池が広がっています。


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ため池に沿って下って行くと、堤防のところに「城山→」という小さな道標がありました。


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城山は前方に見える小高いピークです。道標があるということは道があるということですから、ついでに登って見ることにしました。


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ため池の堤防を渡ります。


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この池は、水がけっこう澄んでいて、静かな落ち着いたきれいな池でした。


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堤防をわたりきったところに、洪水吐きがあり、その奥にテープが見えました。洪水吐きは水が流れていなかったので、渡るのは問題ありませんでした。


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洪水吐きの奥の踏み跡はいまいちはっきりしませんが、テープがあるのでとりあえず進んでみます。


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途中、イバラの通せんぼがあったりして、あまり人が通った雰囲気がありませんが、怪しい感じの踏み跡ではありません。


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やがて尾根に出て、狭い尾根の上を北に向かって進んでいきます。


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城山が近づいてきました。


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送電線巡視路の分岐がありました。城山へは直進ですが、右下へ下る道があります。


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右下に下る道は、東側に見える送電線に沿って続いていると思われます。


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城山下の鉄塔の手前で、再び巡視路の分岐がありました。左へ下る道があります。城山山頂から直接下る道がなければここまで戻ってきて、この道を下ることになります。


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巨大な鉄塔の下をくぐって城山に向かいます。


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鉄塔の奥に赤テープがあり、踏み跡はその先へと続いています。


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鉄塔下からけっこうな急登で、密生する木につかまりながら慎重に登って行きました。


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13:30 城山山頂です。名前からすると、かつて城が築かれていたのかもしれませんが、平坦であるということ以外、それをうかがわせるようなものは何もありません。奥まで進んでみました、下る道はなさそうです。


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最初、ピンクテープと勘違いしたツツジ。一輪だけ咲いていました。


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他に下る道はなさそうなので、登ってきた道を戻ります。


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鉄塔下の分岐を右に下ります。


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下って行くと再び分岐がありました。巡視路は右へ折れるようですが、直進の踏み跡もあります。確実なのは巡視路ですが、とりあえず直進してみることにしました。


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すぐに中池が見えてきました。どうやら、中池の堤防に直接出られるようです。


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中池の洪水吐きは水が流れていて歩いて渡れませんが、巾が1.5m程度しかないので、楽に飛び越えることができました。ただし、年配の人や小柄な女性には厳しいかもしれません。


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13:51 堤防をわたりきったところに、巡視路の入り口が見えました。261.5mの三角点に通じる道のようです。


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中池から5分ほど下って、川を渡ったところで城山への巡視路入口がありました。城山から下山して帰宅するだけなら巡視路をたどったほうが楽みたいですが、もしも怒塚山へ登り返すのであれば、僕がたどったように中池の堤防に出る道をたどったほうが近道です。


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アスファルト道を下り、川を渡った先を左へ入ります。直進でも行けますが、登山口に戻るには遠回りです。


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田んぼの中の分岐は、左へ行きます。あとは道なりに進むだけです。


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広い道(県道45号)に出たら、左折します。


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14:17 登山口に戻ってきました。4時間強の山歩きになり、里山歩きにしてはけっこうなボリュームでした。

20160302金甲山

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| 2016年3月 金甲山・怒塚山・城山 | 12:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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