ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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城跡のある里山: 矢坂山

2015年12月13日(日) 岡山市矢坂東町 矢坂山(131.5m) 単独日帰り 


12月半ばだというのに、暖冬で県北の山に雪はなし。その上天気もよろしくないということで、先週に引き続き13日の日曜日もゆっくり朝寝を楽しんだあとに、午後から近所の里山歩きに出かけてきました。


20151213矢坂山
今回向かったのは矢坂山。先週登った京山のさらに西側にある山で、桃太郎の桃が流れたという伝説が残る笹ヶ瀬川をはさんで、西の吉備の中山と対峙する里山です。東西南北いろんな方向から登山道があるようですが、今回は東側から登りました。


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鉄道を使ったわけではありませんが、起点としてわかりやすいのでJR吉備線の備前三門(みかど)駅からのレポにします。


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三門駅のすぐ北側を東西に走るのが国道180号線です。


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三門駅から国道180号線を西に向かうと、正面に見えるのが矢坂山の東南角に位置する小山です。


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突き当たりの信号は関西(かんぜい)高校前の交差点ですが、これを渡って右(北)に進みます。


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関西高校のすぐ北側の路地を左(西)に曲がります。


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高校の敷地に沿って坂道を登って行きます。


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登りきったところに大きなため池があります。


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ため池の角に公衆トイレがあるので、必要ならここで用を済ませておきましょう。この先トイレはまったくありません。


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ため池の先、道路がカーブするところに小さな公園があり、その横から山のほうへ入っていきます。(地図①)


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アスファルト道がコンクリート舗装になり、傾斜も増してきます。奥に3件ほど家がありますが、一番奥の家だけ住人がいるみたいで、手前の家は空き家のようで、なんとなく薄気味悪い雰囲気が漂いますが、まっすぐ進みます。


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一番奥まで行くと、左手に廃屋になった寄宿舎のような建物があります。


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登山道はその前を抜けて奥へと進んでいきます。すぐに右手に登って行く分岐がありますが、少し下り気味の直進方向へ進みます。


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2分ほどでアスファルト舗装の道に合流するので、右方向へ登って行きます。


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すぐ先に岡山市水道局の立ち入り禁止の看板がありますが、これはため池を囲っているフェンス内への立ち入りのことなので、アスファルト道をそのまま進みます。(地図②)


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アスファルト舗装の広い道に出たら右に進みます。すぐ先に自動車止めのフェンスがありますが、人や自転車は通行可能です。この右手に広い芝生のグラウンドのような場所がありますが、この下に貯水池があるらしく、昔はこんなものはありませんでした。


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フェンスの先、左側(西側)にある階段を登ります。


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階段の上まで来たら、左に折れて進みます。


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緩い傾斜の階段をのんびりと登って行きます。


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貯水池のフェンスから4分ほど登ると、ベンチと大岩がある場所に着きます。(地図③) 


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振り返れば岡山市内が一望でき、休憩するにはいい場所です。もっとも、三門駅からここまで20分程度しかかかっていないので、休憩するほど体力も使っていないのも事実。今回はそのまま通過します。


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ベンチのあった場所から1分ほど進んだところで二又分岐があります。左へ行くと南に下って魚見山という眺望のいい場所に行けますが、それは帰路に立ち寄ることにして、今回は右へと進みます。


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木々の生い茂った森の中を進んでいきますが、子供の頃はこの山はもっと禿山に近い状態で、背の低い松がパラパラと生えている程度の山でした。ほんの数十年でこんなに木々が増えていたとは驚きです。


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途中、「めおといわ」と書かれた道標が木にぶら下がっていましたが、この先に「めおといわ」と表示のある岩は実はありません。


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少し進んだところにあるこの大岩が、たぶん「めおといわ」なのでしょう。この岩は、上に登ることができますが、意外と厄介だし降りるのがけっこう大変です。1.5mほどの高さから飛び降りるつもりでいたほうがいいので、それなりの覚悟が必要です。


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「めおといわ」の上に登ると、正面に矢坂山のピークが見えます。矢坂山のてっぺんには、戦国時代の城跡があったためか、わりとフラットな形状です。


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矢坂山の北側は万成(まんなり)石というピンク色の花崗岩の採石場になっているので、わりと切り開かれています。子供の頃から砕石されていたので、今見ると昔よりも山が浅くなったような気がします。採石場の周囲の崖地でときどき水晶が見つかったので、子供の頃は水晶山と呼んで水晶掘りに来たりしていましたが、まともな形のきれいな水晶が見つかった記憶はありません。それでもちょくちょく来ていたので、宝探しのようなワクワク感があったのでしょう。


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岩から降りて先に進みます。「めおといわ」のすぐ先にはすり鉢状の裸地斜面があり、その上の縁をたどっていくのですが、昔はここが巨大なクレーターか蟻地獄のようで、なんだか恐ろしかった記憶があります。今見るとなんてことはないただの斜面ですが、子供の頃の感性というのはやはり繊細だったようです。


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斜面から少し先に二又分岐があります。矢坂山山頂は右へ進みます。(地図④)


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左へ行くとJR吉備線の大安寺駅の近くへ下りることができるようです。


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二又から少し行くと、左下へ斜面を下っていく分岐がありました。


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鯉ヶ池という池があるようです。


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さらに進んでいくと、なんだかかわいらしい道標が建っていました。山麓の幼稚園から遠足のコースにでもなっているのかもしれません。


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山頂が近くなってきた雰囲気のところで、「戦国時代 山城跡」と書かれた道標があり、また左手に向かう分岐がありました。


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西側の矢坂本町へ下る道のようです。


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「こっちだよ」という道標が直進方向をさしていたので、まよわず直進します。


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やや急な坂道を登りきると、山頂に出ました。JR備前三門駅から40分ぐらいで着いてしまいました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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これが城跡の概要みたいですが、いまいちよくわかりません。矢坂山にある城跡ですが、ここは富山(とみやま)城跡といい、もともとは富山氏の居城だったようです。城といってもとくに立派な石垣や建築物の遺構が残っているわけではなく、言われてみるとそうなの?という感じです。ウィキペディアで調べてみると、戦国時代にはそれなりに建物があったみたいです。

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山頂から南側は展望が開けています。児島湾も遠くに見えました。


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東側もそれなりに展望があります。


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東側はちょっとした崖になっていて、戦国時代の山城としては攻めにくく守りやすい地形だったようです。


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山頂からさらに100mほど先の隣のピークが本丸跡らしいので、行ってみることにします。


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わりと細くて両側がちょっとした崖になったような尾根を渡っていった先は、先ほどよりも一回り小さいピークになっていました。


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倒れかけた富山城の標柱がどことなく物悲しさをかもし出しています。


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北側に続く踏み跡をたどっていくと、崖上で行き止まりになっていて、眼下の街並がよく見えました。本丸跡は周囲がすべて崖になっているみたいで、ここから下る道はないみたいです。


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山頂に戻って、かるく水分補強していたら寒くなってきたので、下山することにしました。


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鯉ヶ池への分岐までもどってきたので、どんな池なのか見に行くことにしました。


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1分ほど下ったところにけっこう大きな池がありました。山の中の池にしてはりっぱです。(地図⑤)


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天然の池かと思ってたら、どうやら人工的に堤防を築いてつくったため池みたいです。


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鯉ヶ池というぐらいですから、鯉がいるのかもしれません。


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「ハチ激取れ」というものが木にぶら下がっていて、中にはでかいスズメバチがたくさん詰まっていました。こんなものがあるとは知りませんでした。他にも三つぐらいぶら下がっていて、どれにもスズメバチが満載でした。


池から下っていく踏み跡はありましたが、これ以上下ると戻ってくるのが面倒なので来た道を戻ります。


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「めおといわ」を過ぎて少し先に魚見山への分岐があったので、魚見山に立ち寄ることにしました。


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魚見山は、JR山陽本線北長瀬駅の辺りから北に見える山頂に大きな岩がのっている山で、その大岩をこうの岩というみたいです。


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10年ぐらい前に魚見山山頂部で山火事があり、火事の後に一度登ったことがありますが、その時は一面焼け野原状態でした。しかし、今ではわずかに燃えた痕跡がある木がちらほらある程度にまで回復していました。自然の回復力はたいしたものです。


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魚見山山頂部は、平で大きな岩がいくつもあり、ピクニックがてらに来るにはいいところです。矢坂山よりも南側の眺望は優れています。(地図⑥)


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山頂から一段下りた所にある大岩。これが「こうの岩」なんでしょう。この岩も上に登ることができますが、普通に地面から登るには足がかりがないので、手前の岩から飛び移るのが楽です。


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岩の上から南側を覗くとちょっと怖い感じもします。


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昔は南側の斜面は半分禿山状態だったので、麓から直接登って来れましたが、今見るとうっそうとした森と化しています。斜面の途中にはお墓がありましたが、今では木々の中にうずもれてしまっているのかもしれません。


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大岩から下りて戻り始めたとき、足元にタバコの吸殻が落ちているのを見つけました。こういう輩がいる限り、いつかまた山火事が発生する可能性は消えません。


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帰路途中の分岐ですが、左から来たので右へ進みます。


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もとの登山道へ合流しました。


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水道局の貯水池から登ってきたところにあったベンチと大岩がある場所まで戻ってきました。


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来た道を戻るのも面白くないので、昔の記憶を頼りに左(北)へ続く踏み跡をたどることにしました。


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少し先で別の踏み跡に合流しましたが、どちらに行くべきか。とりあえず左へ行ってみます。


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送電線が見えてきたので、どうやら送電線の巡視路のようです。


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送電線の鉄塔下まで来てしまったので、戻りました。


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合流地点を過ぎて進んでいくと、再び別の踏み跡に合流しました。今度は右は登りになっているので、まよわず左へと下ります。


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下って行くと階段になりました。


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階段を下りきったところはアスファルト道でした。来るときに通った貯水池の道で、往路の登山口の少し上にでたわけです。昔の記憶のとおりでした。


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道の反対側から再び山の中へ入っていきます。この道は基本的に送電線の巡視路になっているみたいです。


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上まで来ると、貯水池を上から俯瞰できるようになっています。この貯水池の下から上がってきて、右手の塔の下から山へ入っていったわけです。


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奥へ進んでいくと、右手前方にある裸地でサバイバルゲームをしているらしいグループがいました。本当はこの裸地を登って向こう側に出れば、廃墟のあったところに出られるはずなのでそうするつもりでした。しかし、サバゲーのグループの中を通り抜けるのはさすがにはばかられたので、このまま送電線の巡視路を下っていくことにしました。


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道なりに下っていきます。


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分岐は直進。左へ登っていくと送電線の鉄塔に行きます。


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昔はこの道は裸地状態の小さな谷筋の道でしたが、すっかり笹薮の道に変わっています。


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アスファルト道に出てきました。ここは右へ進みます。


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不法投棄された立派なクルーザーの横を通って道なりに進みます。


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関西高校の脇から登ってきたところにあるため池のところに出てきました。 往路は、この先のカーブのところから右に入っていったわけです。(地図①)


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JR備前三門駅に戻ってきました。出発してから1時間45分が経っていました。けっこう歩いたような気がしますが、2時間もかかっていないので、たいした疲れもなく、トレーニングがてらいい運動ができましたという感じの山歩きでした。



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| 2015年12月 矢坂山 | 19:28 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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