ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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秋めく四国の縦走路: 剣山から三嶺へ その1

2015年9月20日(日)~21日(月) 徳島県三好市 剣山(1955m)・三嶺(1894m) 単独避難小屋泊


今年は9月の祝日の並びが良く4連休になっていたため、南アルプスへの遠征を予定していました。しかし、連休中日の22日が仕事でつぶされてしまい、長期の山行はあきらめざるを得なくなってしまいました。そこで、8月の初旬に腰痛で撤退した三嶺~剣山縦走のリベンジに行って来ました。


前回、三嶺の登山がけっこうきつく、剣山から登った方が楽だと悟ったので、今回は剣山から三嶺へ縦走することにしました。計画では、午前3時に見ノ越を出発し、お昼に三嶺、お亀岩避難小屋に午後2時頃に到着というのが1日目。2日目は、天狗塚へ往復してから午前中のうちに久保へ下山、10:08のバスで見ノ越へ戻るという予定でした。仮に寝坊しても、13:18のバスもあるので安心です。


初日は12時間になろうかという行動予定なのでたぶん無理だろうなと思いつつも、北アルプスなどと違って標高差が大きくないので案外なんとかなるかもと思っていたのでした。お亀岩避難小屋までは無理でも、その手前に三嶺頂上ヒュッテと白髭避難小屋があるので、状況に応じて宿泊場所を選ぶことができます。


自宅から見ノ越までは車で3時間。19日の午後9時30分に出発し、坂出ICで高速を降りたら、あとは国道438号線をひたすら南下。静まり返った見ノ越に午前0時30分頃到着しました。夜中だったので駐車場は十分空きがありましたが、それでもけっこう車が停まっており、連休であることを実感します。


天気が良く星空が見えていればそのまま山頂まで行って星空撮影をするつもりでしたが、星はあまり見えていなかったので、4時前まで仮眠しました。


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4:36 まだ真っ暗な見ノ越を出発します。少し冷えていたので薄手のフリースを羽織ってちょうどいいぐらいでした。


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道路から神社への階段を登ります。出だしの長い階段は、ウォーミングアップにちょうどいいので、ゆっくりと登りながら体を目覚めさせます。


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階段を登りきったところにある神社で道中の安全をお祈りしてから、登山道に進みます。


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積雪期には腰をかがめないと通過できない高さになるリフト下のトンネルは、今は立ったまま楽に通過できます。


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5:23 西島駅に着いたころ、ようやくあたりが明るくなってきました。


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テント場にはテントが二張見えていましたが、上から見たらもう一張あって、全部で三張あったようです。ここのテント場は見ノ越からわずか1時間のところなので、わざわざ重いテント泊装備で登ってくることにあまりメリットを感じません。もっと山頂に近いところにあれば使えるのにと思います。


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5:36 西島駅でフリースを脱ぎ、少し休憩してから山頂に向けて出発します。


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積雪期はここを左に曲がり刀掛の松のほうへ行きますが、今回はまっすぐ大剱神社方面に進みます。まだ通ったことのないコースだし、大剱神社も見てみたいというのがその理由。


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途中で夜が明けてきました。コンデジでこういう空の色を出すのはけっこう大変です。何度も露出補正を修正しながら撮りなおしました。


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5:58 大剱神社です。背後の炎のような形の巨岩がご神体のようです。正面から見ると建物が邪魔であまり大きさを感じませんが、裏側から見るとかなりの大きさみたいです。


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「天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ」と書かれていて、なんだかありがたそうな神様です。賽銭箱がないのでただの頼みとはずうずうしいと思いながらも、何の良縁でもいいのでよろしくお願いしますと頼んでおきました。


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大剱神社から山頂への登山道を登り始めると、少し登った所で朝日に染まる次郎笈が目に飛び込んできました。狭い登山道なので、とりあえずコンデジだけで撮影して先に進みます。RAWで撮っておけばコンデジでもいけるだろうということで通常のJPGとRAWの2種類で撮っておいたのですが、帰宅してから見てみると、意外とJPGのほうがいい感じに写っていました。RAW画像を少しいじってみたのですが、色の鮮やかさはJPG画像のほうがいい感じです。空のトーンも同じ。ということで、この写真はJPG画像のほうです。


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もう少し先に進むと、変わった形の岩の間に次郎笈が見える場所があり、そこは登山道がヘアピンカーブになっていてそこそこ広さがあったので、荷物を下ろして一眼レフで撮影しておきました。こちらはコンデジの画像。


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一眼レフのほうはコンデジと同じように撮ってもしょうがないので、三脚とNDフィルターを使ってスローシャッターで雲を流してみました。ただ、準備に少し手間取っている間に、山の赤味はだいぶん薄れてしまったようで、コンデジで撮った写真ほどの赤味は出ませんでした。


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20分ほど撮影に時間を使ってから、再び山頂を目指します。ゆっくりと登山道を進んでいくと、山頂の山小屋がすぐ近くに見えてきました。


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尾根を乗り越して東側が見えるところまで来ると、荒海のような雲海が朝日に輝いているのが見えました。


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雲海の上には太陽がまぶしく輝いています。こういうシーンもコンデジで再現するのは難しいのですが、露出補正をやりなおしてなんとか白飛びしない画像にすることができました。調整さえできればコンデジでもそこそこ思い通りの写真になるものです。


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ちなみに、露出補正をしないでカメラ任せでただシャッターを押すとこのような結果になります。この結果を見て、明るすぎるからマイナスに補正していくと、上の写真が撮れます。この時は-3まで補正しました。



ここで一息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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鳥居をくぐると、山頂まであと少しです。


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本宮と頂上ヒュッテの間を通って広い山頂に出ました。連休中とはいえ、朝早いので人の数も疎らです。静かで清々しい山の朝を満喫しながら木道を進みます。


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遥か彼方に見える三嶺の尖がり頭。今日はあそこまで歩いていくのかと思うと、ちょっと無理かもという気持ちが湧いてきました。それほど遠くに感じます。


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南東方向には、朝日に輝く太平洋が見えていました。


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7:05 剣山山頂です。麓から担いできた水は1リットル+0.6リットル。ベンチに荷物を下ろして、1リットルのプラティパスにスポーツドリンクの粉末を入れて、これからの縦走に備えます。剣山と三嶺をつなぐ縦走路は途中に水場が少なく、ある程度担いで行かないと途中で補給することができない可能性があります。地図によると高ノ瀬と白髭避難小屋の近くに水場がありますが、どちらも確実に水が得られるかどうかわかりません。なので、次郎笈下の水場でさらに3リットル追加して、今晩と明日の朝、及び明日の行動時用の水は担いでいくつもりです。


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剣山山頂から次郎笈への尾根を下ります。最初こそそれなりに傾斜がきついですが、5分も下れば傾斜も緩くなります。


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7:29 次郎笈下の巻き道分岐です。次郎笈はすでに登頂済みということもありますし、巻き道の途中にある水場で水を汲まなければいけないので、次郎笈はパスして右の巻き道へと進みます。


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巻き道の途中で振り返ると剣山がくっきり。


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巻き道はほぼ水平についているので楽ですが、斜面下側、つまり右手側の笹の上に刈り払われた笹の葉がたまっていて、うかつに歩いていると踏み外してしまいます。一度踏み外してこけてしまいました。見た目の道幅よりも実際は狭いということを理解して歩かないと、へたをすると転がり落ちることになりかねませんので、要注意です。


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7:40 分岐から10分で水場に着きました。勢い良く水が流れ出ているというわけではありませんが、それなりにしっかりと水が流れていました。2リットルと1リットルのプラティパスを満タンにして、0.6リットルの水筒をいったん飲み干してから再び満タンにしてバックパックに積載すると、さすがにズシリと重さがましたのがわかりました。スポーツドリンクを入れている1リットルのプラティパスも含めて、合計で4.6リットルの水がバックパックにのっかっているので、重くて当たり前。1.6リットルは途中で消費するとしても、避難小屋で荷物を下ろすまでは3リットルの水は確実に減らないわけです。しかし、後で水がなくて困る可能性があることを考えると、ここはがんばって担いでいくしかありません。


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重くなった荷物を背負って進んでいくと、すぐに次郎笈から降りてくる道との合流点がありました。水場からわずか1分程度の距離なので、これなら次郎笈山頂を経由してきてもそれほど負担にはならなかったかもしれません。とはいえ、先は長い道のりです。ショートカットできるところはここしかないわけで、今回はこれで良しとします。


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いよいよここから縦走の始まりです。彼方の三嶺を目指して進むのみ。影が写りこむので左手でピースをしてみましたが、片手を挙げた変な人にしか見えません。


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縦走路の始まりは、枯木の立ち並ぶなだらかな尾根道でした。笹腹の中に立ち並ぶ魚の骨のような白骨樹が独特の雰囲気をかもし出しています。


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青空と白骨樹の林もいいですが、これは星空写真を撮ってみたいシチュエーションです。


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白骨樹の尾根の先は、鞍部に向かって下りになっていました。約200mの標高差を下ります。


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8:24 次郎笈と丸石の間にある標高1580mの鞍部です。南へ下る道があり、少し下ると林道に出らるみたいで、高知県側からのアクセスがいい場所のようです。誰もいない笹原の中の分岐路で、荷物を下ろしてゆっくりと休憩をとりました。おなかが減ってきたので、コンビニおにぎりを食べてシャリバテに備えます。前方に見える笹原のピークを越えた先のピークが丸石のようです。15分ほどゆっくりしてから、丸石に向けて出発しました。

つづく。

剣山三嶺20日1



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| 2015年9月 剣山~三嶺縦走 | 23:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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