ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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はるばる来たぜ裏剱! 急登と雪渓を乗り越えて: 池平山その3

2015年8月9日(日)~13日(木) 富山県立山町 池平山(2555m)単独テント・小屋泊


8月11日(3日目)
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4時前に目が覚めて、ごそごそと起き出してみると、曇天模様の空が広がっています。まあ、雨でないだけましかと思いながら、朝食の用意を始めました。2日間ラーメンだったので、本日はパスタです。ところで、今回とろろ昆布を持っていったのですが、ラーメンにいれてもいいし、味噌汁やスープの具としても使えるしで、けっこう重宝しました。腹持ちがいいというわけではありませんが、なんとなく食べた感じがして満足感がありました。

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5時過ぎにテントを出ました。テントサイトの脇にたくさん咲いていた黄色い花の向こうに八ツ峰がくっきりと見えています。半開きのモンローの唇に誘惑されているみたいです。


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昨日は見えなかった平の池も見えています。平の池に行ってから池平山へ登るか、その逆がいいか迷いましたが、とりあえず天気が安定しているうちに池平山に登ってしまうことにしました。


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5:43 テントサイト脇の踏み跡をたどって八ツ峰方面へと進んでいきます。


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50mほど進むとすぐに池平山への分岐があります。


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分岐に入ってからしばらくは樹林帯の中の急登を進みます。


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6:10 樹林帯を抜けて草地へと入っていきます。先に見えている雪渓のところまで進むと、踏み跡は雪渓の中に消えていました。基本的にほとんど直登に近い状態で踏み跡がついています。ただ、この雪渓は表面が凍結していてツルツルだったので、左側を迂回して登りました。ここから見ていると小さな雪渓に見えますが、実際には50mぐらいありました。


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雪渓を越えてからは、水が流れた跡のような岩ゴロの道をひたすら登って行きます。


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左手に八ツ峰が城壁のように聳えています。下から見上げるように見ていた八ツ峰もだいぶ同じ目線に近い雰囲気になってきました。


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いつの間にか青空も広がってきました。前方に見える岩峰に登ると、その先はちょっとした岩稜歩きがありましたが、特別危険な場所や難しいところもなく、スムースにこなしていけます。


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岩稜歩きの後はややトラバース気味に右斜め上へと斜面を登って行きます。


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ちょっとした岩場をクリアして、いよいよ山頂かと思っていたら・・・・


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まだ先でした・・・ 4つのピークが並んでいて、どれが目指す山頂なのかわかりません。


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最初のピークに着きました。何の表示も無いので、山頂ではないようです。どう見てもあの向こうにある岩の尖がりのほうが高いので、どうやらピークはもうひとつ先のようです。


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少し休憩してから、山頂を目指します。この小ピークからいったん下ります。


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それほど傾斜のきつくない草地の中の踏み跡をたどります。


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目の前に岩峰が現れました。おそらく山頂でしょう。


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7:20 池平山に着きました。そんなつもりはなかったのですが、なんとなくカッコをつけてるような自撮り写真でした。


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目の前に聳える八ツ峰が大迫力で迫ってきます。


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アップにするとなおさら。池平山頂のもうひとつ先にけっこうやばそうなピークがあり、そこから小窓へと下っていけるようです。僕が山頂に着く前にそのピークに単独の人影がありましたが、山頂に着いたときにはいませんでした。小窓がどんな感じなのかそのピークから覗いて見たかったのですが、崩落しかけたような崖っぷちの踏み跡を通って、滑りやすそうな斜面のピークに登らなければならないため、安全を考えてやめました。それに、山頂の岩の上に、熊のものらしい大きな糞があったので、あまり長居もしたくありませんでした。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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山頂で30分過ごしてから、下山にかかりました。山頂付近の登山道脇に生えていたピンクの猫じゃらしのような花が気になりましたが、初めて見る花です。


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正面には後立山連峰の名峰が手に取るように見えます。左から2つ目のピークが白馬岳でしょうか。


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天狗の大下りの急坂から不帰瞼の岩峰がならび、真ん中の尖がったピークがおそらく唐松岳。


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さらに右へと目を向けると、どっしりとした山体は五竜岳でしょう。


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そして、双耳峰の鹿島槍へと続いています。あの稜線を歩くのは、来年かはたまた再来年か。


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遥か下の鞍部に池の平小屋が見えます。


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浮石に気をつけながらサクサク下ります。


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9:16 テントサイトに戻ってきました。広いテントサイトには自分のテントがひとつだけポツンと残っていました。それでも今日は仙人池ヒュッテまでの移動なので、焦る必要はまったくありません。撤収前に、平の池へ行くことにしました。


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平の池はテントサイトから10分ほどのところにあり、一番奥に大きな池、その手前に丸い池がたくさん
並んでいます。この時はタイミングがあまりよくなかったのか、池の水があまりきれいでなく、また天気もいまいちだったので、あまりきれいな風景という感じはしませんでした。水が澄んでいて、晴れていればもっと印象が違っていたと思います。


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とりあえず、水面に写る逆さ八ツ峰を撮りましたが、曇っていたこともありいまいちでした。


10:40 テントに戻り撤収し、12時前に出発しました。小屋の前を通ったとき、来たときに愛想よく迎えてくれた小屋番さんがいたので、「お世話になりました」と一声かけたのですが、うなづいただけでした。もしかして、こんな時間までテントを張っていたのをあまりよく思わなかったのかもと思ったのですが、携帯をいじっていたのでそのせいかもしれません。どちらにしても、池に行く前にパッキングを済ませておいたほうがよかったなと反省したしだいです。


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12:30 出発してから30分ほどしか経っていませんが、時間的に余裕があるので仙人池ヒュッテを見下ろす尾根上のベンチで少し休憩をとりました。


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振り返ると池平山が大きく見えていました。


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仙人新道との分岐を過ぎると、木道になり歩きやすくなりました。


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12:55 仙人池ヒュッテに到着です。この小屋は、名物のおかあさんが小屋番をしていたのですが、2年ほど前に引退したようです。引退する前に一度来たかったなあと思いながら受付をしましたが、到着した登山者にお茶を出してくれたり、山小屋には珍しいお風呂があったりで、すこぶるサービスのいい山小屋でした。お勧めの山小屋です。


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ずっと見たかった仙人池越しの裏剱ですが、この時はすでにガスで何も見えない状態でした。


同室だった単独の男性が、体調を崩して夕食が食べられず寝込んでしまったのですが、小屋のお姉さんがお粥を作って部屋まで持ってきてくれた上に、風邪かもしれないので部屋をかわるように僕に勧めてくれて、空いていた部屋にひとりで寝ることができました。物腰柔らかで気が利いてやさしいお姉さんの心遣いに、思わず「惚れてまうやろ~っ!」と叫びそうになりました。


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午前1時を過ぎた頃目が覚めて外を覗いてみると、とりあえず星空が見えていました。


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カメラを持って出てみたのですがすぐに雲が広がってきて、1時間半ほど粘ってみたものの、裏剱と星空のコラボレーションは実現しませんでした。

つづく。

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11日


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| 2015年8月 裏剱(池平山) | 19:19 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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