ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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はるばる来たぜ裏剱! 急登と雪渓を乗り越えて: 池平山その1

2015年8月9日(日)~13日(木) 富山県立山町 池平山(2555m)単独テント・小屋泊


タイトルの「池平山」を見て、どこの低山かと思った人もいるでしょうが、じつはれっきとした北アルプスは剱岳の北方稜線に連なる山で、標高は2555mあります。地図上のピークは2561mの北峰ですが、北峰へは一般登山道がないため、一般的には2555mの南峰がピークとされているとってもマイナーな山です。名前からして面白くなさそうな山ですが、実は裏剱を見る絶好の展望ポイントで、小窓雪渓を挟んでそそり立つ城壁のような裏剱の迫力ある姿を楽しむことができます。このエリアで一般登山者が登ることができる唯一のピークでもあります。


今年の夏山山行は、昨年行けなかった裏剱を目指しました。目的はピークハントではなく、平の池や仙人池越しに裏剱を見るということですが、今回の山行で唯一ピークを踏んだ山が池平山ということになるので、山行のレポとしては池平山をタイトルに入れたわけです。


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いつものごとく立山ケーブルカーとバスを乗り継ぎ室堂ターミナル駅に着いたのが7時20分頃。ケーブルカーもバスも始発に乗れたので、早い時間にスタートすることができました。


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天気は快晴。まぶしい朝の光を浴びながら、石畳の道を歩きます。荷物は相変わらず20kg越えの重さですが、例年のようにズシリと背中にのしかかるという感じはあまりありませんでした。GWからお盆休みの間はこのところ何もしないことが多く、怠けた体で体力も落ちているところにいきなり夏山山行というハードトレーニングをするようなものなので、かなりバテバテになってしまうのが毎度のことでしたが、今年は2週間前に日帰りで伯耆大山、1週間前に小屋泊で三嶺とトレーニングがてらの山行を行っていたので、体がある程度できていたようです。


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鏡のようなみくりが池が立山を映しこんできれいです。


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エンマ台からは地獄谷の様子が良く見えました。大日三山もくっきりと見えています。わずか3ヶ月ほど前には真っ白な雪山だったのに、なんだか不思議な感じです。


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雷鳥荘下の池は、まだ少し雪渓が残っていましたが、青と白のコントラストがきれいでした。


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雷鳥荘前から雷鳥沢キャンプ場を見下ろすと、そこそこのテントが並んでいましたが、思っていた程の混雑さはありませんでした。室堂と雷鳥沢キャンプ場との標高差は155m。だらだらと下ってくるのであまり実感がありませんが、こうしてみるとやっぱりそれなりの高さがあります。行きは下りなのでまだましですが、帰ってくるときがきついコースです。


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8:20 雷鳥沢キャンプ場について、水場で水を補給し、トイレに立ち寄って、標高差約500mの雷鳥坂へと向かいます。


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さすがに本格的な登山道になってくると、荷物の重さが堪えます。ストックで荷重を腕と脚に分散させながら、一定のペースでゆっくりと登ります。


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10:02 気がつけば奥大日岳のピークと同じぐらいの高さになっていました。


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歩きやすかった登山道が、岩ゴロの急登に変わると、別山乗越ももうすぐです。


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ようやく剱御前小舎が見えてきました。


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10:35 やっと雷鳥坂を登りきりました。雷鳥平から2時間なら、ほぼコースタイムです。大荷物のわりにいい調子です。


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別山乗越からは、これぞ夏山という風景が広がっています。


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白山もくっきり見えています。いまだに登る機会に恵まれない白山ですが、今年の秋には訪れてみたいものです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。





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休憩を終えて剱沢キャンプ場へと下ります。


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時間的には真砂沢まで行ったほうが明日の行程が楽なのですが、今日は剱沢でテント泊です。週の後半は天気が崩れるかもしれないので、晴天のうちに剱岳の星景写真を撮っておこうという目論見です。


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お昼前にはキャンプ場に着き、正午にはテントも張り終えてのんびりできました。テントの中から正面に剱岳を眺めることができる絶好のロケーションです。


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広いテント場にはたくさんのテントが張られていましたが、見渡してみても同じテントはなかったみたいで、青色のXライズ2は見つけやすくてたすかります。隣に同じテントが並んでいたりすると、どれが自分のテントか迷ったりしそうですが、これならすぐにわかります。


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お昼を食べてのんびりした後は、カメラを持ってぶらぶら。昨年も同じような写真を撮ったような気がしますが、そんなことは忘れて撮影タイムです。


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標高が高いだけあって、チングルマもまだ咲き残っていました。


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今年は風があまり吹いていなくて、鏡面のようなきれいな池に逆さ剱がくっきりと映りこんでいました。


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夕方になると富山側から雲が湧きだし、剱岳の山頂を覆い始めます。


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ガスが巻く剱岳はなかなか迫力があります。


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剱澤小屋の近くまで来たので、ついでに立ち寄ってみました。


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売店で冷えたコーラを買って飲みました。こんな山中で冷えたコーラがのめるなんてありがたいことです。これで300円ならまあ妥当なところかなと思います。


コーラを飲んでいるうちに日が翳り、肌寒くなってきたのでテントに戻りました。18時ごろには食事を終えて、19時前には就寝。行動中の服装(長袖シャツとTシャツ、登山用パンツ)のまま寝たのですが、夏用の薄い寝袋イスカ チロルはそれでも十分暖かかでした。しかし、真夜中を過ぎた頃には少し寒く感じるようになり、ダウンジャケットとダウンパンツを着用して寝てみたものの、それでもなんとなく寒かったりして、やはり標高2000mを越える場所でのテント泊はフリースなどの防寒着がもう一枚あったほうがいいなと感じたのでした。


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午前2時に時計のアラームで目覚めて、外を見ると満天の星空でした。狙い通りということで、カメラをもって外に出ます。テントの脇から撮影できるかと思いきや、やはりいろいろと邪魔なものがあり、テント場の上のほうの少し高くなったところまで移動して星空撮影しました。


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天の川が頭上にかかっていたものの、天頂に近いあたりにあり、いつも使っている24mmのレンズでは剱岳とからめて納めることできませんでした。なので、基本的に15mmの魚眼レンズでの撮影になりました。


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最後は、剱岳と星のグルグル写真。20分ほどバルブ撮影して様子を見た後、1時間のバルブ撮影をやったのですが、4時近くなって空が明るくなり失敗。最初にとった22分のバルブ撮影したものだけが使える写真になってしまいました。こうなるとボディが2台ほしいと思ってしまうわけですが、荷物が重くなるので考え物です。

つづく。


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| 2015年8月 裏剱(池平山) | 22:08 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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