ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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三嶺~剣山の縦走計画が腰痛発生でピンチ: 三嶺その2

2015年8月1日(土)~2日(日) 徳島県三好市東祖谷菅生 三嶺(標高1894m) 単独避難小屋泊


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三嶺ヒュッテで一息入れてから、サブザックにカメラなど詰め込んで、山頂へと出かけました。小屋の前から池越しに山頂が顔を覗かせているのが見えます。


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右手に広がる笹腹の中にできた踏み跡をたどって山頂へ向かいます。


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途中で振り返ると、緑の笹原と池、そして赤い屋根の小屋の組み合わせがなんともメルヘンチックでした。


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三嶺のピークが目の前に近づきます。


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15:17 登頂しました。中国地方の最高峰伯耆大山よりも高いだけあって、けっこうきつい登りでした。


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誰もいないしせっかくなので自撮り。


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西熊山方面。高い樹木はなく、笹原の稜線が続いています。こちらの縦走もけっこう面白そうです。


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こちらは剣山への縦走路。午後になって高知県側にガスが沸き始めました。上空の雲もけっこう厚くなってきて、ちょっと雨っぽい雰囲気も出てきたので、小屋に戻ることにしました。


小屋へ戻る途中で雨がパラパラと落ち始め、小屋へ戻ってすぐに本降りになりました。いいタイミングで戻ってくることができました。小屋へ戻ってもすることは特にないので、出かける前に沸かしておいた水を水筒へ移し、もう一度沢水を沸かしておきました。これで約1リットルの飲み水ができました。


その後は、腰の痛みを緩和するために寝転がってじっとしていましたが、17時ごろに夕飯を食べ、再びごろごろしていたらいつの間にか眠ってしまいました。


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19時を回ったころに、同宿者が小屋を出て行く音で目が覚めて外を覗いてみると、見事な夕焼け空になっていました。あわててカメラと三脚を持って外に出て、なんとか5カットほど撮ることができました。


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その後、すぐに月の出の時間になったので再び外に出て待っていると、剣山の左手方向から赤い満月が昇ってきました。事前に月齢や月の出の時間を調べていたわけではありませんが、ガーミンeTrex20には月と太陽の出入りの時間データが入っているので、山の上でもすぐに調べることができて助かります。今回は望遠レンズを持ってこなかったので、あまり大きく写すことができませんでした。それがちょっと残念です。もっとも、月だけを単独で大きくとっても写真としては面白みがないので、望遠レンズがあっても同じだったかなという気もします。


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振り返ると、日没後の西の空が赤く染まって美しいグラデーションを描いていました。幸い、道標のシルエットがアクセントになる位置にあったので、写真が単調にならずにすみました。


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南を見ると、高知県側には雲海が発生していて、その雲の一部が稜線を越えて滝雲のように流れ下っていました。スローシャッターで撮影してみましたが、あまりボリューム感もスピード感もなかったので、たいしてダイナミックな写真になりませんでした。その後、満月があまりにも明るいので、今日は星景写真は難しいかもしれないと思いながらいったん小屋に戻りました。


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21時を回ったころ、そろそろ星空も出ているかと思い外に出てみました。月明かりで地上が真っ暗にならないのはいいのですが、星空が明るくなってしまい、やはりちゃんとした星空になりません。


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場所を変えながら数カット撮影して歩きましたが、結局星景写真はこれといったものが撮れず、遠くに浮かぶ剣山・次郎笈のシルエットと月明かりの三嶺の写真を撮って、22時を回ったころに小屋に戻りました。


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小屋に戻ったときに、ちょうど月明かりが池面に届くようになっていたので、最後に池と山嶺のピークを入れた星景写真を撮ってみましたが、これが一番まともな星景写真になりました。月の位置が左手後方ということで、空があまり月光の影響を受けなかったのがよかったようです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




8月2日(日)
夜なかなか寝付けなくて、寝たのがかなり遅い時間になったおかげで、午前3時起床の予定がすっかり寝過ごしてしまいました。それに、腰の痛みも相変わらずです。遅い時間に出発して、無理をした挙句に腰を悪化させては翌週の夏山山行に支障をきたしてしまいます。それに、出発時間が遅くなり見ノ越から名頃へ戻るバスに間に合わなかったりしたら、何時間も歩いて戻らなくてはならなくなるので、剣山への縦走は取りやめて、名頃へピストンで戻ることにしました。


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朝の時間に余裕ができたので、とりあえず日の出の写真でも撮影しておこうと外に出てみると、ちょうどいい位置に残月が昇っていました。


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昨晩の月と同じで、小屋の横から撮影しても日の出だけしか写っていないつまらない写真になってしまうので、山小屋と笹原が前景になる場所まで移動してカメラを構えました。太陽が昇ってくる前に、三嶺のピークと残月をカメラに収めます。


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やがて太陽が顔を出しました。地平線近くに雲があったみたいで、地平線より少し上ったあたりでやっと顔を出したため、出てきたときにはすでにけっこう明るくなっていて、白飛びした太陽になってしまいました。いちおうハーフNDフィルターで空の輝度を押さえていますが、太陽のまぶしさには効果なしです。地平線上に薄い雲があるぐらいのときなら、雲がNDフィルターの役目を果たしてくれるので、真っ赤な太陽を撮ることができますが、今日は条件が良くなかったようです。


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太陽が少し昇って、笹原が光りだしたタイミングで撮影してみました。肉眼ではもう少し笹原がキラキラしていましたが、写真にするともうひとつです。コントラストを高めればいいのかもしれませんが、空の色が白とびしやすくなるので、単体でのレタッチはこのあたりが限度のようです。フォトショップなどをつかってレイヤーで空と地面を別々にレタッチすれば肉眼で見た感じに近づきそうですが、それはまたいずれということで。


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小屋に戻って朝食をとり、下山する前にもう一度三嶺の頂上を踏んでおくことにしました。小屋を出てみると、すっかり日が昇って笹原の緑がまぶしく輝いています。


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山頂に登ってみると、いつの間にかぼんやりとした薄曇のような空模様になってきました。西熊山方面もいまいちすっきりと見えません。


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下山する名頃方面は逆光ということもあり、白く霞んでいます。


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やがて黒い雲がたくさん流れてくるようになり、どうも天候が悪化しそうな雰囲気になってきました。狭い山頂でかれこれ1時間ものんびりしていましたが、さっさと下山することにしました。


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小屋の近くまで降りてくると、雲間から日が差して池と山小屋がきれいに見えました。池が空を写しているため、ドーナツ状のブリッジの上に小屋が立っているかのような、ちょっとした錯覚のような不思議な感覚を感じました。


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北の空に少しだけ見えていた青空です。


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8:30 一晩お世話になった三嶺ヒュッテを後にします。心配していた腰痛は、重い荷物を背負ってもとりあえず普通に立って歩くぶんには大丈夫でした。前かがみになったりして腰に負担をかけるとピキッと痛みが走りますが、幸い下りでは前かがみになることはほぼないのでなんとかなりそうです。


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池のほとりの分岐から左へ下ります。


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大岩の下の急斜面をトラバースしていきます。


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ガレ場も難なく通過します。


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水場の道標がわかり易い位置に移動されていました。昨晩、同宿者が水を汲みに行ったので、その時に移動させたのかもしれません。


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サクサク下って、三角点1544.4の上の曲がり角に着ました。以前、ここを直進して遭難した人がいたらしく、その後この道標が設置されたようです。旧道は直進していたらしいので、何もなければ確かに間違いそうです。


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9:18 ダケモミの丘を通過。5分ほど歩いた先で休憩をとりました。


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こもれびが気持ちのいい尾根道を下ります。


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10:19 林道との合流点。ここでも休憩をとります。


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林道から登山道に入るところにあった張り紙。遭難が頻発しているってなぜ? 林道を下って遭難したということなんでしょうか。よくわかりません。


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11:00 駐車場に戻ってきました。登りは約4時間、下りは約2時間半という行程でした。くだりでもやっぱり汗だくになってしまい、着替えのパンツを忘れてきてしまったため、とりあえずレインウェアのパンツに履き替えて、びしょ濡れになった登山パンツやシャツを乾かしながら1時間ほどのんびりして、すこし国道439号を下った菅生にあるいやしの温泉に入って帰りました。この温泉、入浴料500円とリーズナブルな割りに浴室はすごくきれいで広く、おすすめです。温泉の脇からも三嶺への登山道があるようですから、次回はこちらから登って西熊山方面へ縦走してみたいものです。


温泉を出て祖谷川にそって車を走らせていると、土砂降りの雷雨になりました。道路が川のようになるすさまじい豪雨と雷鳴とどろく悪天候で、もしも山の上でこんな天気になったら大変だったなあと、縦走をやめて早めに下山してよかったと安堵した次第です。



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| 2015年8月 三嶺 | 17:36 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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