ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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三嶺~剣山の縦走計画が腰痛発生でピンチ: 三嶺その1

2015年8月1日(土)~2日(日) 徳島県三好市東祖谷菅生 三嶺(標高1894m) 単独避難小屋泊


お盆休みを1週間後に控えた週末。GW以来宿泊装備での山行を行っていないばかりか、まともな山歩きもほとんどできていない状態でした。例年、似たような状況でお盆休みの長期山行に突入し、かなりバテバテになっていることもあり、今年はせめて事前に重装備の山行をやっておこうと計画しました。


前から登ってみたかった徳島県は剣山系の三嶺(みうね/さんれい)から剣山への縦走プランをたてました。最初の登りが短時間で済む剣山から入り、途中の白髭避難小屋あたりで宿泊。三嶺から名頃に下りてバスで見ノ越へ戻るというのが一番現実的なプランです。しかし、どうしても三嶺山頂にある避難小屋で宿泊し、山頂の池をからめた星景写真が撮りたかったので、三嶺から入山し剣山へ縦走するというプランにしました。初日は三嶺に登るだけとなり、全工程の大半を二日目に消化するというけっこうタフは計画になりますが、朝5時に三嶺山頂を出発すれば、見ノ越発15:10のバス(最終)に間に合うという予定でした。


今回、小屋泊まりの1泊2日なので荷物が少なくて済むため、2014年11月に購入したまま一度も使う機会がなかったオスプレー イーサー60を初めて使うことができます。単に山行の装備だけなら40リットルのバックパックでも大丈夫ですが、カメラと交換レンズがあるため、やはり60リットルの容量が必要になりました。


1日は三嶺に登るだけなのであまり急ぐ必要もなく、6時40分に家を出て、名頃登山口に着いたのは9時30分過ぎでした。国道32号の大歩危から県道32号と国道439号をつないでいくのですが、祖谷川沿いのこの道が狭くて曲がりくねっていて、時間もかかるし神経も使うしで大変でした。登山口には水洗トイレつきのきれいな駐車場があり、30台ぐらい駐車できそうな広い駐車場は60%ぐらいの混み具合で、あまり混雑はしていませんでした。団体による避難小屋の混雑もありうるとして、念のためテント装備も持ってきていましたが、駐車場の状況を見て問題無しと判断。テント装備は車においていくことにしました。


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10:00 出発です。トイレの前を通って、奥へ進んだところが登山口です。


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名頃からの登山ルートは、以前は平尾谷川沿いに登るルートがありましたが、途中が崩落したために現在は通行止めになっています。新しい登山道は、名頃駐車場から三嶺まで続く尾根上につけられていて、僕が持っている2009年の山と高原地図にはまだ反映されていません。ヤマケイオンラインのコースタイム作成マップでも平尾谷川沿いのルートが使われていて、ルートが変更されていることがまだ周知されていないようです。しかし、登山口から先はピンクのテープナビがいたるところにつけられていて、しっかりと前方を注意しながら歩く限りにおいては、地図がなくてもおよそ迷うことはなさそうです。


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登山口から少し登ったところで鉄塔の下を通過し、その後は本格的な尾根上の登山道になります。


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10:27 登り始めからそこそこの傾斜があり、久しぶりに重い荷物を担いでいるとけっこうこたます。30分ほどで大きな木がたっているフラットなテラス状の場所があったので、小休止するにはいいタイミングでした。


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その後、再び一本調子に近い上り傾斜の尾根をひたすら登ります。多くの場合、これぐらいの標高の場所は人工林になっているものですが、ここは麓からずっと自然林のままなので、森の中でもそこそこ明るく、空気もひんやりしていて気持ちのいい登山コースでした。


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10:50 林道に出ました。ちょうどいい時間だったので、ここで大休止をとります。日陰に入ると心地のいい風が吹き抜けて行きますが、なにしろ連日の猛暑続きです。重い荷物を背負って1時間も森の中を登っていれば滝のような汗が流れ落ちてきます。少々風に当たったぐらいでは、なかなか汗は引いてくれません。気温のことや水場が小屋の近くにないことなどを考慮して、3リットル担いできましたが、はたして頂上に着くまでにどの程度消費するかです。山頂下の登山道脇に水場があるそうですが、必ず水が確保できるという保証は無いので、とりあえず今晩と明日の朝の食事と途中の飲み水は確保しておく必要があるということで、いつもより余分にもってきました。


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林道との合流点からすぐ先に登山口があります。ここから再び尾根にのぼります。


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今までと違ってここからは尾根らしい尾根の道になりました。傾斜は多少緩くなって楽です。


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登山道の傾斜は緩急を繰り返しながら見通しの利かない樹林帯の中をまっすぐに登って行きます。しんどいルートですが、歩いた分だけ確実に高度を稼げるので個人的にはこういうルートのほうが好きです。


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12:19 地図上で「ダケモミの丘」と書かれた場所に着きました。ここは旧登山道との合流地点ですが、「ダケモミの丘」という表示は何もありません。とりあえず、荷物を下ろして休憩をとります。


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ダケモミという木の名前は、初めて聞く名前です。このあたりの生えている木がそうなのでしょうが、見た目はモミの木のような針葉樹です。ウィキペディアによると、正式にはウラジロモミという名前で、ダケモミは別名だそうです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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ダケモミの丘からはしばらく平坦な道になりますが、すぐに傾斜のある斜面をジグザグに登るようになります。


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ジグザグにのぼってきたところで、ポンッと尾根の上に出ると、目の前にずいぶんしっかりとした道標がありました。


1544地点
国土地理院の地形図で見ると、この尾根の先に三角点1544.4があるようで、以前の登山道は三角点を通過するように大きく迂回していたようですが、現在のルートは三角点をショートカットするようになっています。なので、下山するときに間違って三角点のほうへ行かないように目立つ道標を設置しているのでしょう。


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その後、登山道は緩急を繰り返しながらじりじりと標高をあげていきます。このあたりですでに標高1600m近い高さですが、樹林に邪魔されてまだ山頂は見えてきません。


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13:16 尾根の傾斜がきつくなり、巾も狭まってきました。雰囲気的に山頂が近くなったと感じます。


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急激に尾根巾が狭まってきました。樹間から、目の前に大きく立ちはだかるような斜面がちらりと見えたりして、だいぶん登り詰めてきたようです。


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13:30 道は尾根の直登からトラバースへと変わりました。大きな岩の上を伝いながら、斜面を左へと進みます。


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突然現れたガレ場。


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そして、草の中に隠れるようにして「水場」とかかれた道標がありました。うっかりしていると見落としてしまいそうな道標です。



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水場は道標から左下へ下ります。


荷物を下ろし、プラティパスを持って水を汲みに行きました。途中で飲んだ水の量は1リットルもない程度でしたが、とりあえず、明日の分もまとめて2リットル汲んでおくことにしました。3-1+2=4リットルということで、出発時よりも1kg荷物が増えてしまいましたが、山頂まではあと少しなのでなんとかなるだろうと思ったのでした。ちなみ、水場は登山道分岐から1分ほど下ったところにあり、水もしっかり出ていました。念のため煮沸して飲みましたが、わずかに土臭い味がしました。


水汲みを終えて荷物を担ぐと、なんだかぐっと重くなったように感じました。ちなみに、避難小屋からここまでは約10分ほどかかります。


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ガレ場を右側から巻くように詰めて、ガレ場の上部を左上へとトラバースして行きます。ガレ場を越えると急斜面を木の枝をよけながら腰をかがめて登るような区間があったりして、このルートの一番きついところがこのあたりでした。それなのに水を汲んで荷物を重くしたものだから、かなりきつい思いをしながら通過しました。


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ようやく厄介な場所が終わり、草つき斜面にステップがある歩きやすい道になります。それでも傾斜はそこそこあるので、やはり楽というわけにはいきません。


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道の傾斜は緩くなったものの、斜面の傾斜はけっこうな急角度です。前方の大岩の下に向かって道は続きます。


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大岩の下には鹿よけのテキサスゲートが設置されていて、そこを通過すると道はUターンするように斜面上へと向かいます。


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14:05 急傾斜の道を登りきったところが、三嶺山頂部にある池のほとりでした。


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池のほとりの分岐路から三嶺ヒュッテ(避難小屋)までは2分ほどでした。


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空いてるかなあと思いながら中に入ってみると、宿泊者は左手奥にひとりだけでした。右手側に荷物を下ろして、さっそくパッキングを解きます。しかし、このとき体に異変を感じたのでした。そうです、腰が痛いのです。これまでなんとなく痛いという程度の経験はありましたが、これほど明確に痛いという感覚を覚えたのは初めてでした。じっと立っている分にはそれほどつらくはないのですが、腰をかがめたり立ち上がろうとしたりするとけっこうきついものがありました。久しぶりに重い荷物を担いで登ってきたので、結果的に腰痛になったのかもしれませんが、水汲みの時まではそんな感覚はなかったので、最後の難所を通過する直前に荷物を重くしてしまったのが原因かもしれません。腰の痛みに耐えながら寝床の用意を済ませて、汲んできた水を400ミリリットルほど沸かしておきました。冷めたら空になったボトルに詰めておくために、山頂に出かける前に準備しておきました。

つづく。


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| 2015年8月 三嶺 | 17:56 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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