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ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。相互リンクはしていませんので、リンクはご自由にどうぞ。

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雪上テント泊の快眠補完計画その1 スリーピングマット再考(イナーシャ Xライト)

GWに立山から下山して、どこで痛めたのかわからないのですが、右側の大腿筋に痛みがあり、何日間か湿布のお世話になりました。しばらくして痛みは治まったのですが、30分ほど歩いたりすると大腿筋と大腿四頭筋のあたりにしびれたような痛みが出てきたりして、山歩きはしばしお預けです。まあ、軽いウォーキングなどしながらリハビリしていこうと思います。


ところで、今年もGWの立山のテント泊でやっぱり寒い思いをしました。昨年の反省から、いつも使っているダウン量約600gの寝袋はあらかじめゴアテックスのカバーをかけた状態でパッキングしており、テント内でもきっちり防湿対策はしていましたが、昨年同様上からも下からも寒さがしみてきて、快眠には程遠い状態でした。夜間に晴天だったため放射冷却で気温が下がった(テント内で約-4℃)せいでもあると思いますが、こうなるともはや湿気がどうだという問題ではなく、寝袋の性能が完全に追いついていないといわざるを得ません。もともとフィルパワーは不明のうえにあまりフィット感がなくて、内部空間が広めで保温力が高いとはいいがたい寝袋ですが、以前は着こんで寝れば-3℃ぐらいまではそれなりに眠れました。しかし、購入後15年を経た今、ダウンがへたってしまったと考えたほうがいいのかもしれません。もちろん、運動不足による筋肉量の減少などで肉体的な耐寒能力が下がったというのもあると考えられますが、それならそれでもっと保温力のある寝袋にしなければどうにもなりません。


問題は寝袋だけにとどまらず、マットレスの断熱性能についてもどうやら再考の余地がありそうな雰囲気です。背中側からじわじわとしみこんでくるような冷たさも改善しなければ、快適な睡眠を確保できそうにありません。雪山で使っているのはクローズドセルのサーマレスト リッジレストソーライトですが、使い始めの頃はそれなりに満足できていました。しかし、どうも昨年あたりからやや不満を感じるようになって来ました。表面のアルミコーティングがだいぶんはがれてきたので、それが原因で保温力が落ちたのか、はたまた他に原因があるのかわかりませんが、そんなことを考えてもしょうがありません。暖かさ指数が大きいマットレスに買い換えるか、別のマットレスと組み合わせて暖かさ指数を上げるかのどちらかです。


しかし、考えてみればより条件の厳しい年末年始の南アルプスでは、それほどつらいと感じませんでした。ダウン量1000gの寝袋を使っていたので、ダウンの絶対量の多さがロフトのつぶれによる保温性能の低下をカバーしてあまり冷たいと感じなかったとも考えられます。であれば、ダウン量の多い寝袋に換えれば、スリーピングマットそのものは買い換えなくても少しの工夫でなんとかなるかもしれません。


ということで、まずはマットレスをどうするかを検討してみることにしました。


一番手っ取り早いのは、保温性能が高いマットレスを新規に購入することです。スリーピングマットのトップブランドであるサーマレストのマットには、暖かさ指数"R"が表示されています。雪上テント泊に使っているリッジレストソーライトはR2.8ですが、これでやや寒いとなると、いったいどれぐらいのR値が必要なのでしょうか。ネットで調べてみると、雪上でのキャンプはR6.0以上必要だなどという怪しげな話もありましたが、R2.8のリッジレストソーライトでもわりと寝られることを考えれば、R3.0以上あればおおむね大丈夫なのではないかと思うのであります。もっとも、モンベルダウンハガー#0に厚さ32mmのイスカコンフィマットでも寒くてだめだったという記事があったぐらいなので、ほんと人それぞれということのようです。男女差も大きいようですし。サーマレスト プロライトプラスはR3.4、プロライトプラスの女性用モデルはR4.2なので、男性はR3以上、女性はR4以上というのを参考にすればいいのかもしれません。


いろいろと調べてみた結果、候補としては以下のようなものが挙がりました。



 
サーマレスト リッジレストソーラーR(クローズドセル 長183cm厚20mm重540g R3.5 約6,000円)






サーマレスト プロライトプラスS(インフレータブル 長120cm厚38mm重400g R3.4 約12,000円)






イスカ コンフィライトマットレス120(インフレータブル 長117cm厚32mm重490g R不明 約7,000円)



まちがいなさそうなのはリッジレストソーラーです。やはりクローズドセルが一番安心です。スモールサイズがないので自分で120cmにカットしなければなりませんが、そうすれば重さも360gになるのでソーライトより100g増加ですみます。もっとも、厚さが20mmになるのでソーライトよりもさらに収納サイズが大きくなるのは間違いないところ。まあ、外付けするのでそれほど問題はないでしょう。冬装備で少し余裕があればプロライトプラスなどのインフレータブルにするのもありですが、今のところほぼ毎回パッキングに苦労する状態なので、バックパック内にパッキングするのは厳しそうです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




inertia_x_lite.jpg
と、ここまで考えたところで目にとまったのが、Inertia(イナーシャ) Xライトというエアマットです。最初は何じゃこれは?という感じでしたが、寝袋の中で使用するという斬新なコンセプトが目からうろこでした。


冬山でエアマットという発想は基本的にありません。なぜなら、マット内部の空気が冷やされて暖かくならないからです。最近は、内部にアルミシートを入れたりダウンを封入して冬でも使えるタイプが発売されていますが、価格的に高いうえに、根本的にパンクの心配は解消していません。なので、エアマットの類は最初から除外していました。


しかし、寝袋の中で使うのであれば、少なくとも冷えるという問題は解決されます。Xライトのいいところは、背中部分を肉抜きした状態にしたことで、軽量化とともにダウンがつぶれてしまうのを防ぐことができます。寒さを感じやすい背中部分がつぶれなければダウンの保温力がある程度効いてくるので、耐寒性能もアップするはずです。そのほかの部分もエアマットがある分、下のマットからの冷たさを直接拾わないので、寝袋を新調すればもしかするとリッジレストソーライトのままでもいけるかもしれません。パンクの問題は残りますが、試してみる価値はありそうです。もしも思っていた程の効果が無ければ、マットの買い換えか手持ちのプロライトとの組み合わせなどを再検討してみればいいわけです。


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ということで、イナーシャ Xライトを購入しました。価格も上にあげたマットよりもかなりリーズナブルでした。ただ、今はアマゾンも楽天も値上がりしてしまったようです。


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中身は、英語の説明書、専用スタッフサック入りの本体、リペアキット、ポンプが入っていました。


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本体は、重さが173gで、大きさはおおむね500mlペットボトルサイズです。これならパッキングに苦労する必要もなさそうです。


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空気を入れて膨らませ、こんな感じで寝袋内部に敷いて使えばいいようです。最初は、付属のポンプで空気を入れてみましたが、しっかりと膨らませるには約240回もポンプを押さなければならず、口で息を吹き込んだほうが早そうです。


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箱の裏面にかかれているイラストのように、頭とお尻の部分だけがしっかりとしたエアマットの上にのりますが、身長171cmの僕の場合ほぼサイズは合っていました。


IMG_9294.jpg
頭の部分の左右にバルブが2つついています。


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向かって右側がポンプ用です。


IMG_9298.jpg
左側のバルブは、手前に引き出すと開き、押し込むと閉じ、押し込んで時計回りにまわすとロックがかかるようになっています。


IMG_9299.jpg
操作方法はマットのボディに印刷されているのですが、そのまま押し込もうとすると動かなくて、不良品かと思いました。少し反時計回りに回すようにしながら押し込むとするっと入りました。


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