ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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残雪に思いのほか手こずる: 勝田ヶ山・船上山 その1

2015年4月12日 鳥取県琴浦町 勝田ヶ山・船上山 単独日帰り


晴れの天気予報をあてにして、矢筈ヶ山登山のときに行けなかった甲ヶ山に登るつもりで出かけましたが、思いのほか残雪にてこずって、またもや甲ヶ山は未踏に終わってしまいました。


当初は香取側から大休峠経由で考えていましたが、どうせなら船上山経由で縦走してみようということで、船上山東坂登山口から入ることにしました。


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琴浦町に来るのは初めてですが、山陰道の無料区間を走っていると右手に日本海、左手に残雪の大山山系や蒜山三山が見えていて、なかなかいい眺めです。いつも岡山側から見る景色と違って、広々とした田園風景の彼方に並び立つ山々の姿はすごく新鮮でした。この写真は電線を避けた結果墓石が入ってしまいちょっと失敗しましたが、琴浦東IC辺りの風景は北海道っぽい雰囲気があって気に入りました。


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船上山ダム下の駐車場の前には桜が満開の公園があり、岡山で見そびれた桜を満喫することができました。


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8:25 駐車場から鳥居のある道を上がっていきます。


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鳥居をくぐった先、道が右にカーブした先にある分岐を右に入ります。鳥居をくぐったすぐの右手にも急な階段がありましたが、ここの分岐と同様に登山口ともなんとも案内ありません。地形図には鳥居のところからの道は記載がないので、茶園原小屋を経由するこちらのルートを選びました。


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道が左にカーブすると、右手に茶園原小屋がありました。小屋といってもトイレつきの東屋のようなものです。


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芝生が植えられたような広い道を登っていくと、正面に船上山が大きく見えて来ます。道沿いには桜の木が植えられていて、桜を眺めながらの山行がちょっと贅沢な気分です。


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登山道が道路に合流します。


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合流点のすぐ先に駐車場があり、船上山登山口の看板がありました。この駐車場はダムから香取方面に抜ける道路の途中にあり、この道はまだ通行止めが解除されていないということでダム下に車を停めたのですが、ここまで上がってこれるのであればここに停めたほうが楽でした。ちょっと失敗。まあ、トイレもなにもない場所なので、一長一短ではありますが。


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登山口にある案内板を見てみると、船上山の断崖のど真ん中を通る正面登山道が描かれています。行ってみようかと思いましたが、かなり急登になりそうなので、下山路として使ったほうが良さそうです。なので、素直に東坂で行くことにします。


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8:45 東坂登山口をスタートです。勝田ヶ山まで3時間、甲ヶ山までなら3.5時間という目論見です。


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朝一は晴れていたのに、いつの間にか薄曇になっていました。空が白んでしまうと、どうしても気分が盛り上がりません。


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横手道のほうにも行ってみたいところですが、下山時に正面登山道が使えれば通れるので、後のお楽しみです。


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途中かなり大きな木がありました。樹皮の感じからするとトチのようです。


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道が次第に緩やかになってきて、山頂が近づいてきたことを感じます。


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9:12 船上山の上に出ました。船上山の山頂は神社の裏なので、ここは山頂ではありませんが、石碑と避難小屋があって山頂っぽい雰囲気です。


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避難小屋で休憩しようと入ってみると、水洗トイレもあってまだ木の香りがするきれいな小屋でした。


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2階に部屋があるようですが、靴を脱ぐのが面倒なので下から覗いただけで出ました。


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入口前の温度計は10℃になっていました。もうすっかり春山です。


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避難小屋からはまっすぐな道をゆるーく登って行きます。


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甲ヶ山まで2.5時間という道標がありましたが、無雪期の計算でしょうから、山頂付近に残雪があればもっとかかるはずです。


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新芽が出始めた木々の向こうに見えるのは勝田ヶ山。山頂付近にはまだ残雪がたくさん見えます。念のためということで、12本爪クランポンとアックス、ワカンを背負ってきましたが、はたして使うことがあるかどうかです。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




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9:33 船上神社に着きました。何もない山の中を歩いてきて、突然神社があるとちょっと違和感がありますが、もともとはかなり大きな伽藍があったそうなので、最盛期は山の中のあちこちに寺坊が立ち並んでいたのでしょう。そういえば、後醍醐天皇はなんでこんな山の中に登ったのだろうと不思議に感じていたのですが、山岳宗教の拠点となる大伽藍があったということなので、いまさらながら納得でした。


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神社の脇に大スギがありました。樹高23m、周囲5.6mだそうです。


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縦走路入口は神社の左手奥にありました。


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ほぼ平坦といってもいいような森の中を進んでいくと、周囲5mぐらいありそうな巨木がありました。ミズナラっぽい感じですが、はっきりとはわかりません。


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あまり変化のない平坦な道が続きます。小鳥のさえずりが耳に心地よく、見た目の単調さを紛らわせてくれます。


歩いているうちに、踵に痛みを感じ始めました。左右両方ともです。ちょっと靴紐がゆるかったのか、踵が少し遊び気味で歩いていると持ち上がるので、擦れてしまったのかもしれません。とはいえ、いままでもそのようなことはありましたが、靴づれになったことはありません。なんで今日に限って痛くなるのでしょうか。道の勾配が徐々に上がってきて、このままだと靴づれがひどくなってしまいかねないので、椅子代わりになりそうな倒木がある場所で応急処置をすることにしました。痛みのあるところに絆創膏をはるというだけのことですが、それだけでも直接皮膚がこすれることを防ぐことができるので、だいぶん違うはずです。


靴を脱いで見ると、ソックスの踵の部分がすっかりへたっていて、ほとんど厚みがなくなっていました。何度も使っているソックスなので、ある程度そのあたりを予想して事前にチェックしておくべきでした。厳冬期でないし、低山歩きなのでつい手抜きをして失敗してしまったというわけです。とりあえず、踵のほうは皮がむけているわけではなくすこし赤くなっている程度でした。絆創膏を貼って処置をして、再び先を急ぎます。しばらくは痛みがありましたが、次第に痛みが取れてきたので応急処置が効いたようです。


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標高が900m近いあたりで、登山道に残雪が現れました。この標高でも残っているとなると、山頂付近にもたくさん残っていそうです。


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神社を出てから1時間が経ったところで小休止をとりました。場所は標高900mあたり。P941の三角点までもう少しというところです。行動食としてよく利用している1本満足バーのカルピス味を試してみましたが、カルピス味のチーズケーキのようでおいしかったです。行動食はいろいろ試しましたが、いまのところ手軽さと食感、味、適度なボリューム感など、総合的に1本満足バーが一番いいなと感じてます。


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P941の三角点が近づいてくると、予想通り登山道に雪が出始めました。とはえ、登山道の傾斜も緩いし歩くのに困るほどのものではないので、このあたりではまったく問題ありません。


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10:56 P941三角点に着きました。神社から約1時間半なので、少し時間がかかっています。靴づれ対策と休憩で20分ぐらいロスしているのが原因だと思います。ここまではわりとフラットなルートだったのですが、ここからが勝田ヶ山までの登りルートになります。無雪期であれば1時間もかからないぐらいで勝田ヶ山山頂に出られると思いますが、残雪の状況によってどれだけタイムロスが生じるかです。


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ここまでは登山道左右の笹はきれいに刈り取られていて、とても歩きやすい道でしたが、三角点の先はいきなり笹薮状態です。こんな状態がずっと続くと、それだけでもタイムロスが増えてしまいそうです。


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三角点から少しの間は踏み跡もよくわからないぐらい笹が密生した状態でしたが、少し進むと適度に地面が見えるぐらいの状態になりました。心配したほどのこともなく、普通に歩くことができました。



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正面に勝田ヶ山を見ながら、鞍部に向けて緩く下っていきます。


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途中、近くの枝できれいな声でさえずる小鳥を発見。見るとカラフルできれいな羽を纏っています。ネットで調べてみたところ、野生化した外来種のソウシチョウという小鳥のようです。


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鞍部を過ぎて、次第に登山道の勾配がきつくなってきた頃、いよいよ本格的に登山道を覆う残雪が出てきました。とはいえ、このあたりはまだ勾配もそれほどきつくはなく、残雪を普通に歩いて渡ることができます。


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残雪を越えて進んでいくと、今度は背丈以上の笹薮状態になっています。笹の葉で顔や手を切ったりしないように、帽子、サングラス、グローブを装着して笹薮に入りましたが、わりとすぐに普通の背丈の笹に戻ってしまい、拍子抜けしました。


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勝田ヶ山の三角点が近づいてくると、きつい勾配の斜面を残雪がびっしりと覆っていました。古いトレースが残雪の上に残されていて、この残雪をまっすぐに登っていかなければいけないようです。左上のピークのように見えるあたりが三角点だと思われます。さて、がんばって登りますか。


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| 2015年4月 勝田ヶ山・船上山 | 18:58 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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