ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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リベンジ! 今度は行くぜ!: 矢筈ヶ山 その1

2015年3月22日 鳥取県琴浦町 矢筈ヶ山 単独日帰り


土日二連休、先週遠く及ばなかった矢筈ヶ山へのリベンジを期して、大休峠避難小屋泊まりで考えていたものの、土曜日の朝起きられず避難小屋泊の山行はあえなくキャンセル。せめて日帰りで再挑戦せねばということで、22日に再び矢筈ヶ山を目指しました。


6時ごろ一向平に着くと、先週まで雪に覆われていた牧場の中の直線道路はすっかりアスファルトが見えていて、一向平キャンプ場の駐車場まで問題なく入ることができました。管理棟に向かって左手にあるトイレも使えるようになっていて、わずか一週間の間に春が訪れたことを実感しました。


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6:34 出発です。歩き始めたときに青い車が一台駐車場に入ってきました。先週は誰もいなかったのに今週は自分以外の入山者がいるようです。


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今回は往路も旧登山道を使うことにしました。キャンプ場の駐車場付近は雪がなくなっているとはいえ、山陰の現登山道は相変わらず雪が覆っている状態なので、歩きにくさはたぶん変わっていないだろうという判断です。旧登山道のほうは日当たりがいいこともあって、路肩付近の地面が出ており格段に歩きやすくなっていました。


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当初、つり橋を渡ったらそのまままっすぐ尾根上に出て、931ピークのある尾根を西へつめて、夏道に合流するというルートを考えていましたが、下から見上げる尾根筋はかなり雪が解けていて、尾根上は大丈夫でもアプローチが厄介そうに思えます。なので、素直に夏道で行くことにしました。


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つり橋手前の法面崩壊地ですが、ここも普通に歩けるだけの地面が出ていたので楽に通過することができました。


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6:56 つり橋に着きました。先週は一向平キャンプ場からここまで1時間弱かかったというのに、今回は約20分しかかかりませんでした。


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つり橋を渡った先の斜面も、かなり雪が解けていて階段が出ていたりして歩きやすくなっていました。


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小さな沢にかかる橋の手前に倒れ掛かっていた木ですが、先週はストックのあたりまで雪があり、この木をまたぎこして進みました。ストックの高さが1m近くあったと思いますが、わずか1週間で1mの積雪が融けたということになります。さすがにそれはなさそうなので、雪が融けて木が上に持ち上がったということなのでしょう。


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橋の向こう岸も一面雪の斜面でしたが、すっかり雪がなくなっています。


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第一渡渉点です。さすがにこのあたりまで来るとまだ雪は残っていますが、それでも先週から比べると積雪の厚みは半分ほどになった感じです。


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川を渡った先にある木地屋敷の表示場所でスノーシューを装着することにしました。雪はけっこう締まっていて大きく踏み抜くことはありませんでしたが、この先どういう状況かわからないので早めに着けておくことにしました。


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今回は1年ぶりにTSL255を持ってきました。雪が緩んでワカンだと浮力が不足しそうだし、前爪やスノーシュー裏の金属爪があるので斜面でも滑りにくそうで、アップリフターを使えば登り斜面も楽そうという理由です。その分重さが増すのが難点ですが、日帰りなのでそれほど重い荷物にはなりませんでした。


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スノーシューを装着して歩き始めてすぐに、木道が出現。先週は雪に埋もれていたのですが、すっかり雪がなくなっていました。しょうがないので、そのままスノーシューで登ります。


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7:37 大山滝まで来ました。先週はここまで2時間強かかりましたが、今回は約1時間。半分の時間で済みました。


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ベンチが雪から出ていたので、ここで小休止。大山滝に朝日が当たって光っています。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




休憩を終えて出発です。大山滝から大休滝までの区間が前半の核心部ですが、雪がどういう状態になっているかです。大山滝からすぐの斜面はだいぶん雪解けが進んでいて、つぼ足だと踏み抜きが多そうだということで、スノーシューを履いたまま急斜面を直登しました。


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ところが、あともう少しで登山道というところで、右足がスリップ。ストックと左足で踏ん張ってみるもバランスを崩して左手側へ転倒し、そのままズル~と滑落してしまいました。幸い、距離にして5m程度で露出した岩のあるところに落ちたので事なきを得ました。表面がシャーベット状になった柔らかい雪の場合、ワカンなら足を蹴り込んでキックステップのようにして登ることが可能ですが、スノーシューではそうも行きません。爪先立ちするようにして前爪を効かせようとしてもたいして深くは入らないので、融けかけた表面の雪といっしょにずり落ちるという結果になったようです。どんな道具も状況に合わせて使い分けないといけないということです。命の危険のない小さな失敗を積み重ねて経験値を上げていけるのなら、低山歩きも役に立っているということかと、改めて思いました。


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スノーシューをはずして、つぼ足で斜面を登りきり、登山道へ出てきました。先週はこの道標を見た覚えはないので、だいぶん雪解けが進んだことがわかります。


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小さな沢を渡ります。


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ちなみに、これが先週の同じ場所。


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一番厄介だった不動滝上の区間も、夏道が出ていてまったく問題なし。


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先週はこんな状態でした。


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不動滝を眺める余裕もありました。滑り台のようなフラットな岩肌を流れ落ちている滝でした。


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先へ進んで第二渡渉点に来たときに、ちょっと厄介な状態になってしまいました。降口を雪の壁が邪魔するような状態で、しかもけっこうな傾斜に加えて下のほうは垂直またはオーバーハング気味になっていて、雪に足場を切って下りることができません。雪を避けて下りようにも大きな岩が邪魔をしていてだめ。


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ということで、雪の斜面を10mほどトラバースして上流側へ下り、浅瀬の岩を伝って対岸へ渡りました。この写真は渡りきって対岸から渡渉点を見たところ。


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8:45 地獄谷分岐です。途中、プチ滑落で時間をロスしたとはいえ、大山滝から先週と大差ない時間がかかってしまいました。やはりこの区間は前半の核心部です。


先週と同じように日の当たる林縁部で休憩していると、数人の登山者がやってきました。最初二人来て、少し遅れてさらに二人、最後に一人という具合だったので、てっきりばらばらの登山者と思っていたら、どうやら5人パーティーだったようです。最初に来た二人に、落し物しなかったかと聞かれたので、タオルを落としたと思うと答えると、大山滝のあたりで登山道脇に落ちていたと教えてくれました。SEA TO SUMMITの速乾タオルで、確か1000円ほどだして買ったものなのでなくすと痛いなと思っていたところでした。帰りに回収できそうで助かりました。


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9:06 休憩後、クランポンを装着して、先週引き返した場所から斜面を見上げます。後から来たパーティーが先に斜面を登っていったので、ここからはトレースをたどって行くことができます。それほど深く沈みこむことはないとはいえ、急斜面でトレースがあるのとないのとでは大違いです。


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20分ほどで急斜面を登りきり、尾根に出ました。


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尾根を詰めていくと、矢筈ヶ山が森の向こうに見えてきました。まだまだ高度差があります。直登するのが一番早そうですが、今回は大休峠避難小屋の状況を見ておきたいので、夏道をたどって遠回りします。


夏道の登山道が大きな谷をぐるっとトラバースするように左にカーブし始めるあたりで先行のパーティーが休憩していたので、再び僕が先行することになりました。彼らは尾根上についている夏道をたどらず、夏道より下の斜面をトラバースするように進んでいたので、ここから夏道のあるあたりまで斜面を直登しなければなりません。つい楽であることを優先してトレースを追ってしまいましたが、やはり夏道どおり尾根をたどったほうが楽だったかもしれません。


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10:15 矢筈ヶ山の南にある1300mピークから南に伸びる尾根まで登ってきました。後にいたパーティーの姿はいつの間にか見えなくなっていたので、彼らは矢筈ヶ山への直登ルートを選んだのかもしれません。


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ここからは烏ヶ山が正面に大きく見えます。


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右手には大山の東壁が立ちはだかっているのが良く見えました。


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積雪期に一向平から矢筈ヶ山へ登るなら、この尾根を詰めて1300mピークにでるのが一番楽そうな感じですが、大休峠へはこの斜面をトラバースして行きます。


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大休峠までは約700mほどの距離ですが、途中けっこうな急傾斜になるところもあったりして、思っていたよりもしんどいトラバースでした。大休峠へはここから左下へ行かないと行けないのですが、さすがに下ってから登りかえす気になれずまっすぐ進んでしまったため、大休峠から1300mピークへ続く尾根の1150m地点に出てしまいました。


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11:04 大休峠は目の前にある小尾根の向こう側ですが、避難小屋の確認はまたの機会に譲ることにして、ここで大休止をとることにしました。スノーシューの跡がひとつ小屋のほうへ続いていたので、どうやら香取方面から矢筈ヶ山に登った人がいるようです。


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ここから眺める烏ヶ山は、ほんとうに烏が羽を広げているように見えます。改めてみると不思議な形の山です。


つづく。

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| 2015年3月 矢筈ヶ山 | 18:11 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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