ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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大休峠までも届かず : 矢筈ヶ山

2015年3月15日 鳥取県琴浦町 矢筈ヶ山 単独日帰り


伯耆大山といえば、アクセスが良く積雪期でも登山者が多く人気の山ですが、矢筈ヶ山や甲ヶ山は大山のすぐ近くにあるというのに思いのほか登りにくい山です。というのも、アクセス道路が積雪で通行止めになってしまい、アプローチにやたら時間がかかるからです。矢筈ヶ山へのアプローチは、北西側の香取からと東側の一向平(いっこうがなる)が一般的です。ネットで積雪期の登山記録を探すと、香取からの記録は散見されるものの、一向平からのものは11月の雪が少ない時期のものはいくつかありましたが、積雪期のものは見つかりません。香取からだと、無雪期のときよりもかなり手前からアプローチすることになり、大休峠まで4時間ほどかかるようです。しかし、一向平の場合は、一向平キャンプ場の手前にある牧場までは車で入れるようなので、アプローチ的には500mほど長くなるだけです。ならば一向平から入山したほうが楽そうなのに、記録がみつからないのはなぜなのでしょうか。


登山道的には香取からのルートに比べて、谷沿いの急峻な斜面をトラバースするような部分が多く、雪崩の心配もあるし、歩きにくそうではあります。しかし、雪も安定し落ち着いてくる3月半ばなら大丈夫なのではないかと考え、一向平から矢筈ヶ山を目指してみることにしました。


7時前に一向平に到着。一向平入口の牧場から直線道路を300mほど入ったところから先は雪が積もっていて、轍に頼って進入を試みましたが無理でした。すぐにバックして、雪のない道幅の広いところの路肩に駐車。他に車は一台もいませんでした。やはり積雪期は一向平から入山しようという人はほとんどいないようです。


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7:18 雲ひとつない青空に目指す矢筈ヶ山から甲ヶ山への稜線がくっきりと見えています。お昼ごろには登頂できるかなと思いつつ出発です。しかし、それは甘い考えでした。


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50mも進まないうちに車の轍は消えました。ここから先はトレース跡もほとんど消えかけていて、いかに入山者が少ないかわかります。


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今日の目的地である矢筈ヶ山は、左端のピーク。その右隣が小矢筈で、右端に見えている白い大きなピークは甲ヶ山だと思われます。余裕があれば甲ヶ山にもとこの時は思っていたのでした。


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7:36 一向平キャンプ場はまだまだたっぷりの雪に覆われていました。


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登山届のポストに自宅で書いてきた登山届を提出し、ワカンを装着することにしました。朝なので雪はしまっているかと思ったのですが、けっこう柔らかくてワカンなしでは大変です。ちなみに、隣にあるトイレ棟は、ドアに鍵がかかっていて使用できませんでした。


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7:51 一向平キャンプ場を出発します。まったくトレース跡がないので、ここ1週間はすくなくとも誰も通っていないようです。


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どこが道なのかもわからないまままっすぐ進んでいくと、小さな沢が前方に現れました。沢に沿って大きく左にカーブしながら進んでいくと、前方に橋が見えました。そこまでの道は沢に向けて傾斜していてちょっと歩きにくい状態です。


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橋を渡ってからも、等高線に沿ってフラットな斜面の森の中を進みます。


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前方がなんとなく進みにくそうだなあと感じていたら、右手にロープの柵があるのが見えました。どうやらここで右手に下るようです。


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覗いてみると、階段にも雪が積もっていて、それほど急傾斜でもなかったので、ワカンのまま通過します。


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沢沿いの急斜面につけられた道はすっかり雪に埋もれていて、ワカンで通過するのはけっこう大変です。


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再びフラットな場所に出てきたところで、右手下方に吊橋が見えました。おそらくこの先で、つり橋に下る道があるはずです。


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8:21 つり橋への降り口がありました。階段入口から先には雪がないし、けっこう急斜面だったので、ここでワカンをはずします。


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狭くて急な階段を下っていきます。


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雪がなかったのは最初だけで、少し下ると雪ですっかり埋まっていました。滑らないように足元の雪を踏み固めたり足でよけたりしながら下ったので、案外時間がかかりました。写真は、通過してきた階段を振り返ったところ。


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急な階段を下りてきたら、今度は雪崩に覆われたようにルートが消えていました。無雪期にはロープが張ってあるらしいのですが、向こう側の杭にロープが巻きつけられているところを見ると、冬季は雪崩を避けてロープをはずしてしまうようです。距離にして15mぐらいでしょうか。足元にちょうどアックス代わりになりそうな太い木の枝があったので、それを雪面に突き刺して手がかりにしつつ、足場を作りながら向こう側へ渡りました。


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渡りきって自分のつけたトレースを確認。わずか15mほどの斜面を渡りきるのに4分もかかってしまいました。


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その後は、すっかり雪に覆われた急傾斜の下り階段です。こちらも足場を確認しながらの下降になるので、ゆっくりと進まざるを得ません。


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つり橋が見えてきたところで、工事車両注意の看板がありました。つり橋のところまで工事車両が入るということは、通行止めになっていた以前の登山道は通行できるということです。そうであれば、そちらの道を通ったほうが早いし歩きやすいはず。以前の登山道は崩壊して通行止めになっているものだとばかり思っていました。


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8:47 つり橋に着きました。出発してからほぼ1時間30分もかかっています。直線距離にして約1600m、ほとんどフラットで、上りは全然なかったというのに、やたら時間がかかっています。沢を迂回したり、階段や急斜面の通過に時間をとられてしまったようです。汗もかいたことだし、ここで休憩をとります。


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8:58 10分休憩して出発です。ゆらゆらと揺れるつり橋に若干酔いそうになりながら渡ります。


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つり橋を渡った後の急斜面も、当然トレースはありません。つぼ足のまま登ります。斜面を登りきったらフラットになり、そこから左へと方向を変えます。この方向が変わるところは何も道標がなく、目印になるようなテープなどもありませんから、地図コンパスを持っていない人や、初めて入る人は要注意です。


その後、150mほどフラットな森の中を進むと小さな橋がかかる沢を渡って、再び急斜面を登りますが、ここでも少し上ったら左へトラバース気味に巻いて行きます。


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9:35 前方に沢が見えてきました。渡渉地点が近づいてきました。


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沢沿いまできたらすぐに渡渉地点があります。道標もテープも何もありませんが、沢の中にやたら石がたくさんある場所なので、なんとなく渡渉地点らしい雰囲気があります。水は浅いので特に問題はありません。


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沢を渡ったところでワカンを装着し、再びフラットな森の中を進みます。一向平からの夏道は、地獄谷分岐までは川に沿ってほぼフラットな場所が多いので歩きやすいのですが、道標が少ないので正しいルートなのかわかりづらいのが難点です。無雪期だったら何も問題ないのでしょうが、積雪期は注意が必要です。


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9:53 木地屋敷跡を通過。


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10:03 大山滝の上に着きました。滝を眺めることができる展望台まで下ることができますし、滝つぼまで下りることもできますが、今回は行きません。


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ちなみに、滝は登山道脇からでも眺めることができます。葉っぱが落ちるこの時期ならではかもしれません。


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出発からすでに2時間40分が経過していますが、まだ3分の1しか進んでいません。地図で見るとほぼ中間地点なのですが、ここから先は標高も上がり道も谷や尾根を大きく迂回するので時間がかかります。これまでの倍の時間がかかるとしたら、大休峠に着くのは午後3時ごろになってしまう計算です。この時点で、矢筈ヶ山登頂は事実上不可能とわかってしまいました。なんだかモチベーションががっくりと落ちてしまいました。とはいえ、ここで引き返してもしょうがないので、とりあえず先に進んでみることにしました。



ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。




大山滝からは少し斜面をのぼって標高を上げ、不動滝の上流部を高巻くようにしてかわし、その先で渡渉することになります。このルートの核心部といってもいい区間です。


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大山滝からどこをどう登れば良いのかさっぱり目印になるものがないので、とりあえず適当に斜面を登っていくと、なんとなく道跡らしい場所があり、それをたどって行くと、ちょっとした沢にぶつかりました。登山道は等高線に沿ってついているので、とりあえずここを渡るしかありません。沢に積もった雪は下が空洞になっていることもあるので、ストックで確かめながら慎重に渡り、対岸に出てからは右上へと高度を上げていきます。

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前方が不動滝のある沢に向かって切れ落ちた急斜面になり、それに沿って上へと登っていくと、夏道沿いに立てられた杭が見えました。沢沿いの急傾斜地を巻いていくようにルートがあるわけですが、ここでも積もった雪が道を隠して滑ったらやばそうな雪の急傾斜地と化していました。ワカンをはずそうにも自分がいる場所も急傾斜地で、うかつに荷物を下ろしてワカンをはずすような作業ができそうな場所はありません。仕方がないので、ワカンを装着したまま、雪を蹴り崩して足場を確保しながら進みました。途中、一度だけ左足を前に出したとたんにズルズルと滑り始めて、あわやという状態になりかけましたが、幸い木の杭のあるところで止まったので助かりました。あのままズルズル行っていたら、木の杭にしがみついてぶら下がるはめになっていたかもしれません。


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10:36 なんとか無事に不動滝上の急斜面をクリアしたところで、第2の渡渉地点です。ちょうど真下にスノーブリッジらしきものがあり、そこが渡渉に良さそうです。ストックでつついてみたところ、スノーブリッジではなく、大きな岩の上に雪が積もっている状態だったので、安心して渡ることができました。


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渡渉地点からは再びフラットな植林の中を進みます。


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11:00 地獄谷分岐の道標がありました。フラットな森の中を歩くのはここまでです。大山滝からここまでは直線距離で約800mほどしかないというのに、1時間近くも要してしまいました。この先、大休峠までのルートの半分は尾根の登りと谷の迂回トラバースとなり、残り半分は等高線に沿ったフラットな道。前半で1時間半、後半で30分としても、2時間はかかるので、大休峠到着は午後1時。大休峠から矢筈ヶ山山頂まで2時間程度と考えると、登頂できるのは午後3時。下山は3時間で下れるとしても車に戻れるのは午後6時。すっかり日も暮れてしまっているころです。


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地獄谷の上空を見ると、朝晴れていた空はいつの間にか曇り空になっていて、なんだか天候も下り坂っぽい感じです。とりあえず、ここで大休止。薄日の差す地獄谷を見下ろす場所を整地して、荷物を下ろし、腰を下ろしてチョコレートや生姜湯でカロリー補給です。甘いものを食べて少し力が出たような気がしてきたので、とりあえずこの先の尾根の登りの様子を見に行きました。ちなみに、この山奥の狭い谷地形の場所で、ドコモの携帯はアンテナが2本立っていました。通話エリアの広さに驚くばかりです。地獄谷にそって電波が回りこんでくるのでしょうか。やっぱりもつべきはドコモの携帯です。


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せめて大休峠まで行きたいところですが、目の前のこの斜面を見ているとここを登ろうという気が湧いてきません。標高差は約250m。これから1時間半も汗だくで斜面と格闘するには、予想外に疲れすぎているようです。ほとんどはフラットな雪原のような場所を歩いてきただけなのに、たまに出てくる急斜面の通過に思いのほか体力を削られたようです。ということで、今回はここで引き返すことにしました。


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11:35 地獄谷分岐から自分のトレースをたどって引き返します。


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第二渡渉点とその先に続く不動滝の高巻き部分が、帰りもやっぱり核心部です。


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大山滝上部の、雪に埋もれた沢を渡っていると、左足を踏み抜いてしまいました。ワカンを装着した状態で踏み抜くと、足を引き上げるのが大変。なんとか無理やり引き抜いてみると、雪の下は空洞になっていました。沢を流れる水が雪を溶かして空洞ができているというわけです。大きな沢ではないのでそれほど恐れることはありませんが、残雪のある沢を渡るのはそれなりに不安です。体ごとはまってしまえば抜け出せなくなるかもしれないし、もしも水の流れる空洞の中へ落ち込んでしまうと死ぬ危険性もあります。


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12:07 大山滝の道標です。往路では1時間かかった区間が、復路では30分です。


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第一渡渉点も、ワカンのまま難なく通過します。


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途中休憩していると、近くの木の枝から「ツィピーツィピーツィピー」というかわいらしいさえずりが聞こえてきました。野鳥には疎いので、とりあえず写真にとって帰って調べてみると、どうやらシジュウカラのようです。これでひとつ野鳥に詳しくなりました。


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12:45 つり橋通過。


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つり橋を渡った後は、急で長い階段を登り返すのが面倒だったので、工事車両の道になっている旧登山道をたどっていくことにしました。


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つり橋のすぐ先の崖地がやっかいそうですが、雪は落ちきって安定しており、雪崩の心配はなさそうです。問題は、落石。雪が黒くなっているところは、見ている間にも小石が数個転がり落ちてきました。小石が落ちきるのを待って、上を見ながら急いで通過します。ワカンをつけたままだったので、ちょっとあせりましたが、とりあえず無事通過できました。


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その後は、法面の保護された場所になるので、落石の心配はありません。


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崖地を通過してしまえばただの林道です。大きなバームクーヘン模様の雪玉が転がる林道をひたすら歩きます。


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小さな沢にぶつかり、橋がないのを見て一瞬唖然。しかし、沢は浅く、雪の壁も低かったので、問題なく渡渉できました。


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やっと自分のトレースに出会いました。もうここは一向平キャンプ場です。


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13:19 一向平キャンプ場の受付棟に戻ってきました。地獄谷分岐からほとんど大きな休憩はとっていないのに2時間近くかかっていました。この分だと、矢筈ヶ山から下山するには3時間以上かかりそうです。大休峠まで5時間半、矢筈ヶ山山頂までさらに2時間ですから、登頂に7時間半。下山が4時間とすると、なんと11時間半もかかってしまうことになります。積雪期に一向平から入山する人がいないのもわかるような気がします。日帰りではなくて、避難小屋泊でゆっくり楽しむのが良さそうです。


もっとも、地図を再検討してみると、つり橋を渡ってから北西方向にある広い谷地形を詰め上がり、飯盛山の鞍部から931ピークのある尾根を西進していけば夏道に出会えるので、そのルートのほうが急登箇所の標高差が小さく、渡渉などないのでむしろ早いかもしれません。機会があれば試してみようと思います。


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受付棟で20分ほど休憩して、出発しました。ついでに、朝提出した登山届けも、まったくもって目的地まで達していないということもあり回収して帰りました。


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13:50 最後の直線がけっこう苦痛でしたが、ようやく車までたどり着きました。相変わらず、自分の車がぽつんと停まっているだけです。


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振り返ると、矢筈ヶ山や甲ヶ山は朝見たときと同じように、くっきりと見えていました。どうやら大山だけがガスに巻かれているようです。絶好の登山日和に登頂できなかったのは残念ですが、かなり疲労感もあるので無理しないで正解だったということにしておきます。


帰りは、関金温泉の国民宿舎グリーンスコーレせきがねで温泉に入って帰りました。日曜日の夕方だというのに数人の客しかいなくて、温泉街もひなびた感じで、ちょっとさびしい雰囲気でした。登山客やスキー客がちょうど降りてくるという場所でもないので、冬場はこんなものなのでしょう。ある意味、穴場の温泉といえるかもしれません。

おわり。

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| 2015年3月 矢筈ヶ山 | 18:57 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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