ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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北アルプス三大急登に挑め!: 剱岳早月尾根 その2

2014年9月22~23日 富山県上市町 剱岳(2999m) 1泊2日単独小屋泊


9月23日
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5:20 朝食を終えて、準備を整え出発です。すでにあたりは明るくなり、ヘッドライトはなくても歩けるぐらいになっていました。もう少し早く出発しても良かったのですが、山頂まではコースタイムで3時間半程度なので、明るくなってから出てもお昼までには帰ってこられるだろうということで、のんびり行くことにしました。


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5:30 東の空が少し焼けてきました。


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左手にどっしりと横たわっているのは猫又山だと思われますが、山頂付近からだんだんと明るくなってきました。


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道はそれなりに勾配がありますが、それほど歩きにくいわけでもなく、岩と雪の殿堂といわれる剱岳らしさはまだ見られません。


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太陽が顔を出したらしく、猫又山が赤らんできました。


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出発から30分ほど経ったところで、見通しのいい場所に出ました。眼下に早月小屋が小さく見えています。


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5:56 標高2400m地点まできました。まだあまり時間が経っていないので、休憩無しで通過します。


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道は徐々に険しさが増し、大きな岩も目立ち始めました。


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標高2450mあたりで平坦な尾根上に出ました。姿の見えなかった剱岳がやっと見えてきました。このあたりから森林限界を超えたらしく、背の高い木がなくなり、尾根上の登山道も見通せます。


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背後にはまだ朝日が差し込んでいない富山の町がきれいに見えています。


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岩ゴロの岩峰を左から回り込むと、登山道の様子がこれまでとはうってかわって難しくなっているように見えます。人の背丈の倍ほどもあるような大岩が露出しており、その上を越えていかなければならないようです。休憩を兼ねてバックパックを下ろし、ストックをたたんで収納します。ここから先は両手をフリーにしておいたほうがよさそうだという判断です。また、ヘルメットもかぶって、準備万端整えました。


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先に進んでいくと、大きな岩をよじ登るような場所が出てきました。やはりストックを収納して正解でした。


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さらに登っていくと、崩落した崖地の脇の急斜面を登るように道が続いていきます。


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傾斜の急な登山道を登っていくと、いきなり平坦な道が現れました。右前方の小ピークが2614mのピークです。剱岳の姿がだいぶ大きく見えるようになってきました。


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6:32 標高2600mです。すぐ上に2614mのピークがあり、そこへ上がることもできるようですが、さっき休憩をとったばかりなので立ち寄らずに通過することにしました。


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しばらくフラットに近い道を進んで行くと、目の前に急傾斜の岩壁が迫ってきました。やっと剱岳らしい道になってきたという感じです。


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登山道はぐっと傾斜を増し、ときどき手を使わなければいけないような場所も出てきますが、このあたりはまだまだ楽勝です。


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登山道は断崖絶壁になっている南側を避けて、尾根の北側を巻いている場所が多く、大日岳や立山がなかなか見えなかったのですが、2700mあたりからようやく南側を見ることができるようになってきました。左手に別山尾根が弧を描くように剱御前へと伸びています。右奥には室堂のターミナルビルが朝日に光っています。そのはるか彼方に見えているのは薬師岳。その左奥には黒部五郎岳も小さく見えています。笠ヶ岳の頭もちょこんと顔を出しています。


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深い東大谷をはさんで奥大日岳がどっしりと聳えています。この方向から見る奥大日岳は初めてなので、全然違う山のように感じます。


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早月小屋から見上げていた小窓尾根の岩峰も、すっかり同じ高さに見えるようになりました。


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急登が続きます。


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鎖場が現れましたが、鎖はなくても登れるような場所です。


ここでひと息。ぽちっと押して休憩したら続きをどうぞ。



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7:12 いよいよクライミング的な岩壁のルートになってきました。


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岩壁を登って崖のような場所をトラバースするところでは、なかなかスリルがありました。このあたりには鎖もロープもありませんので、慎重な足さばきが必要です。


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岩壁を過ぎると、再び緩やかなトラバース道になり、緊張がほぐれます。


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7:21 トラバースを詰めあがったところが尾根上で、標高2800m地点です。ここは道標を立てられなかったのか、文字を掘り込んだ黒御影の石板が地面においてありました。


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標高2800mの尾根からは、剱岳が目の前に聳えていて、圧倒的な存在感をひしひしと感じます。


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これまでと違って、荒々しい雰囲気の稜線を詰めていきます。


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上空でブーンという音がしたので、なにかと思って見上げると、パラモーター(モーターパラグライダー)が飛んでいました。どこから飛んできたのかわかりませんが、なんとも優雅な空の散歩です。


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2800m地点からは比較的歩き易い稜線の道でしたが、いよいよ難所に近づいてきたようです。


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早月尾根上部に「カニのハサミ」という岩があるとのことだったので、それっぽい岩を見つけてこれかなあと思っていたのですが、どうやら鎖の設置してある岩峰のことだったようです。なので、この岩は無関係。


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7:39 いよいよ本格的な鎖つきの岩のぼりが始まります。ここは獅子頭と呼ばれる難所のひとつだそうですが、足場はそこそこ幅があるし、それほど厄介な場所ではないので、難所というほどのものではないという感じです。とはいえ、それなりに高さがあるので、落ちればただではすまないという意味では難所といえるでしょう。


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獅子頭の鎖場の最後(登りの場合)は足場が狭くなっていて、ここはそれなりに気をつけなければいけない場所です。


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ちなみ、足元はこんな感じになってます。


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狭くて細い足場を慎重に渡ります。


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獅子頭を越えるとやや安心できる道になりますが、それでも気楽に歩けるというほどではありません。


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鎖の助けもかりながら、岩を越えていきます。


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7:49 そして、再び現れた急傾斜の鎖場。早月尾根コースで一番の難所といえるかもしれませんが、別山尾根のカニのタテバイに比べればかなり楽です。実はここがカニのハサミと呼ばれる岩峰の下部に当たるとか。別山尾根から見るとカニのハサミのように見える岩峰だったらしいのですが、いまでは一部が崩落してハサミのように見えなくなっているそうです。


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鎖場が続きますが、このあたりは傾斜はきついものの足がすくむほどの高度感がなく、それほど恐ろしい感じはありません。


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鎖場を登りきったところで尾根を乗越します。


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鎖のついた岩尾根を南側から巻くように登っていくと・・・


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右下に別山尾根が見えました。


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7:59 別山尾根との合流点です。ここまでくれば山頂はすぐそこ。

つづく。


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| 2014年9月 剱岳早月尾根 | 23:46 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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