ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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意外に使える軽量雨具: モンベル バーサライトジャケット&パンツ

バーサライトジャケット

2012年6月に、バーサライトジャケットの回収に関する記事を書いてから1年強。倉敷のモンベルでアウトレット品として半額に近い価格で販売されていたバーサライトジャケットとパンツを購入しました。おそらく、回収した製品の中で、店頭回収品などのうち対象外製品をアウトレット品として販売していたのでしょう。


バーサライト
タグに丸印がないものが回収対象品ですが、丸印があるものは対象外商品です。


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購入したものには、丸印がついていたので回収対象品ではないようですが、一度ケチがついたものを再び定価で売るというのは難しかったのでしょうか。どちらにしても、安く買えたので助かりました。


購入後しばらく使う機会がなかったのですが、今年の夏にやっと使用するチャンスがありました。最初に使ったのは伯耆大山。この時は雨ではなかったのですが、雨上がりの早朝で草木はたっぷりと雨粒を溜め込んでいて、ガスも漂っていてレインウェアなしではしっかりと濡れてしまう状況でした。登山時だったので、パンツのみ使用しました。次に使ったのが、剱岳。この時はジャケットのみ使用しました。雨のぱらつく登りでずっとジャケットを着用。山頂で強い雨風に遭い、一度も脱ぐことなく下山中も着用していました。


使用した感想は、思っていた以上にちゃんとしたレインウェアで、これなら十分使えると感じました。剱岳の時は山行中にずっとジャケットを着用していましたが、特に汗をかくほど蒸れた感じになることはありませんでした。天候があまりよくなくて気温も夏山にしては低かったこともあったかもしれませんが、標高差約500mの険しい登山でレインウェアを着ていて汗が流れないというのは、かなり意外でした。中に着用していたのは、パタゴニアのキャプリーン1長袖シャツとマーモットの吸汗速乾Tシャツの2枚でした。


パンツに関しては、伯耆大山のときにはかなり蒸れて汗をかいてしまいましたが、中にTNFのバーブパンツを履いていたことが理由だと思われます。


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バーサライトジャケットは、重量わずか168g、収納サイズは直径6cm×長さ14cmと非常にコンパクトです。今まで使っていたストームクルーザーと比べると圧倒的な軽さです。モンベル独自の透湿防水生地スーパーハイドロブリーズを使用しており、防水と蒸れ対策もしっかり。ゴアテックスのストームクルーザーと比べて特に劣っているとは感じませんでした。


バーサライトは生地が薄すぎて不安という意見も見かけますが、そもそも生地の厚さと防水性能は無関係。100円ショップで売っているビニール合羽だってぺらぺらなのに生地の防水は完璧です。土砂降りの中を重い荷物を背負って何時間も歩くような状況でどうなのかというのは実際に歩いてみないとわかりませんが、モンベルでは「1gでも荷物の重量を減らしたい本格的登山はもちろん、軽装備のトレッキングや日常の雨への備えと活用範囲は広く、Light&Fast を追求した究極のウエアとして真価を発揮します。」とうたっているので、本格的な登山でも使える製品という自信はあるようです。



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蒸れ対策として、脇の背中側のショルダーハーネスと干渉しにくい部分にベンチレーションも装備されています。高級なレインウェアだと脇下のビットジップを装備しているものもありますが、ジップが多くなると重量が増えるというデメリットもあり、このタイプのベンチレーションは軽量化を考える上では有効です。


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ジッパーはアクアテクト(止水)ジッパーを採用しているようですが、モンベルショップの製品紹介の中では特に触れられていません。洗濯に関する注事項の中でさらっと「アクアテクトジッパーへのアイロン掛けはお避けください」と書かれているだけです。いまどきのレインウェアでアクアテクトジッパーはもうあたりまえということなのかもしれません。ポケットのジッパーも見た限りではアクアテクトジッパーが使われているようですが、構造上ポケットは目止めできないので、ポケットは完全防水ではないとのことです。


バーサライトパンツ
バーサライトパンツは、スーパーハイドロブリーズ素材で単体で93gという軽さを実現していますが、レインウェアとしてみた場合、ちょっと残念なつくりです。軽量化のためなのか、前にも裾にもジッパーは装備されていなくて、脱ぎ履きはちょっと面倒です。特に、行動中に雨に降られて急いでレインウェアを着たいという場合、ローカットの靴ならまだしも、ハイカットの登山靴を履いた状態では、簡単にはパンツを履くことはできません。特に裾にジッパーがないのが致命的。あくまでも日帰り山行などの非常用として持ち歩くという用途ぐらいでしか活用できなさそうです。長期山行のレインウェアとして持っていくのであれば、せめて裾にジッパーがついているタイプのパンツを使ったほうがいいです。


ジャケットもパンツも、15デニールという極薄の生地なので、耐久性に関してはあまり期待しないほうがよさそうです。ジャケットのほうは、薮こぎするような登山でなければ、枝の張り出しなどに気をつけていればまだ穴あきなどは防止できそうですが、パンツは座ったりした場合でも穴が空いたりしそうです。いずれにしても、レインウェアの防水透湿性能は経年変化で劣化していくものなので、バーサライトのような低価格のものを数年で買い換えるというのもありかなと感じます。パンツは使い勝手がよくないので、今後は冬期テント泊時に結露でダウンパンツが濡れるのを防ぐためのオーバーパンツとして使用しようと考えています。


日帰り登山などで、これまでは荷物になるのでレインウェアを持たずに山に入ることが多かったという人にはお勧めです。防風性能も優秀なので、ウィンドブレーカーとしても使えます。これからの季節、雨に濡れて風に吹かれると低体温症にかかる危険性も高くなりますから、防水だけでなく防風性能も重要です。ジャケットとパンツを合わせてもわずか261gですから、ウィンドブレーカーとレインウェアを別々に用意するよりも断然軽量コンパクトです。もちろんコストも安上がり。バックパックの隅に常備しておけるレインウェアです。


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