ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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山で使う三脚 その2: ベルボン UT-53Q

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ベルボンの三脚を購入したのは2度目ですが、初めて購入したのが本格的に写真を始めてすぐの頃でしたから、かれこれ20年ぐらい前になります。アルミ製の小型三脚でしたが、初めてカーボン三脚(スリック製)を購入した2001年頃まで使っていました。それ以来、新規に購入した三脚はずっとスリック製品でした。なぜベルボンを選ばなかったかというと、特別これと言った理由はありませんが、しいて言えば、最初に買った三脚のセンターポール固定ネジが壊れてしまったり、雲台の精度があまりよくなかったりで、なんとなく信頼感に欠ける印象があったことと、ベルボンの三脚の多くに標準で装備されているウレタンパッドが好きではなかったからです。もっとも、いまではスリックでもほぼ標準装備と化しているので、いまではどちらも似たようなものですが。


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なぜ、このUT-53Qを購入したかというと、日帰り山行のときに持っていくコンパクトな三脚がほしかったからです。単に軽くてかさばらないだけなら、すでに持っているスリック スプリントプロでも良かったのですが、スプリントプロは縮長が470mmぐらいあって、コンパクトとはいえやはりバックパックに外付けせざるを得ません。日帰り山行は荷物が少ないので、できればバックパックの中に収納して荷物をコンパクトにまとめたいわけです。日帰り山行では、三脚を使用する機会はあまり多くないので、バックパックの中に入れてしまってもそれほど困ることもありません。


UT-53Qは、縮長275mmという圧倒的なコンパクトさが魅力で、そのままバックパックの中にすっぽりと納まってしまうのです。実際、日帰り山行で使っているオスプレー ケストレル38の中に横向きにすっぽりと納まります。それほどコンパクトなのに、パイプ径は27mmもあり、一眼レフの使用にも耐えられる剛性があります。全高もエレベーターを伸ばさないで1400mmあるので、あまり腰をかがめなくても済みます。なので、主として明るい日中に使うのであれば、これで十分実用に足ります。スリックだけでなく、他メーカーでもここまでコンパクトな製品はないので、ベルボンの一択ということになったわけです。


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標準でアルミ削り出し部品を多用した高精度自由雲台QHD-U5Dが装備されており、このクラスの三脚としては、比較的贅沢な雲台が使われています。クイックシュータイプの雲台ですが、取り付け精度もよくがたつきなど見られません。


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シュープレートは縦横どちら方向にも取り付けられますし、2軸水準器だけでなく、縦構図にしたとき用の水準器もついていて、よく考えられているなあと思います。また、水平方向の回転だけを独立してコントロールできるパンストッパーもついていて、かなり凝ったつくりの雲台です。


おなじUTシリーズには、上位に63Q、下位に43Qがあり、53Qとあわせて3シリーズの構成ですが、自分の用途から考えると63Qはスペックに大差ないわりに190gも重いし、43Qは全体的にやや力不足に感じたので、53Qを選びました。エレベーター無しの全高が1400mmあるのが53Qのみというのも理由のひとつです。実際に使ってみた感想は、もしかしたら使うかもというレベルで持ち歩く三脚としては、1400gという重さはちょっと重いと感じます。昼間であればそこそこ早いシャッター速度が得られますから、割り切って1080gの43Qでも良かったかもしれません。


余談ですが、ベルボンの海外モデルには、脚がカーボン製のUT Carmagne 5430というモデルがあります。カーボン脚なので軽いのかと思いきや重さは1623gあり、耐荷重重量が8kgとなっていること以外ほぼメリットがありません。剛性が高くてコンパクトな三脚がほしいというひとにはいいのかもしれません。



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使い勝手の点では、通常の三脚よりもやらなければいけないことが増えるのが、すこし面倒です。まず、脚を180度反転するという動作が必要になります。


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次に、センターポールの根元にある青丸の部分を持ち上げて回転させ、


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○印と白線の印をあわせてやります。これは、脚の開脚角度をロックするための機構です。この二つの動作を行ってから、通常の三脚で最初に行う脚を伸ばすという動作に取り掛かるわけで、急いでいるときなどはちょっとイラつきます。



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脚の伸縮方法が、ねじるように回して伸縮させるというちょっと特殊な方法なので、慣れるまでやや戸惑いますが、慣れれば通常のレバー式やロックナット式と比べても素早い操作が可能です。この方式は任意の長さでロックできないと思っている人もいるようですが、ロックする方法が脚を回すというだけの違いなので、任意の長さでロックすることもできます。ただし、6段ある脚の個々のパイプをそれぞれまわしてロックすることになるので、ちょっと面倒です。一般的には一番細い最下段のパイプで調整してやるべきですが、この方式では上から二段目にあたる、伸縮するパイプの最上段で調整してやるのが便利です。


構造上、センターポールがすこし上がったのと同じ状態になるので、一般的な三脚でエレベーターを伸ばさない場合に比べると、すこしブレ易いように感じます。ミラーアップしてカメラを押さえつけるようにして撮影してやれば多少の低速シャッターでもなんとかなりますが、バルブ撮影するような場合は注意が必要です。


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