ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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無雪期にも使える透湿防水パンツ: ミズノ ベルグテックハードシェルパンツ

ミズノ ベルグテックハードシェルパンツは、もともとは晩秋から初冬および残雪期に使用するボトムスとして、薄手で通気性がよく、防水性能もあるハードシェルパンツはないものかと探していて見つけたパンツです。このパンツを見つけたのは、かれこれ1年ぐらい前になりますが、1年前はゴアテックスのハードシェルパンツとかわらないぐらいの価格だったこともあり、あまりお得感がなくて購入に踏み切れずにいました。2014年の6月になって1万円台半ばまで価格が下がっていたので、この価格ならということで購入してみたわけです。安くなった理由は、モデルチェンジするのか廃番になるのかわかりませんが、生産完了による在庫処分ということのようです。


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届いたパンツを触ってみた第一印象は、想像していたよりも薄手で、これなら夏山でも使えそうだなと思いました。


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太ももの外側に大きなベンチレーション用のジッパーが装備されていて、それを開けばかなり快適になりそうです。真夏の晴天下の低山ではやや厳しいかもしれませんが、2000mクラスの山であればもともと涼しいので、十分実用になるかもしれないと感じました。


夏山で雨に降られたときに困るのが、レインウェアを着るととにかく暑いということです。ジャケットはジッパーをあけたりしてある程度の調整ができますが、パンツは脱ぐか履くかの2択になってしまいます。しかも、登山靴を履いていると脱ぎ履きが面倒で、ジャケットのように簡単に脱いだり着たりということができないので、履いたまま行動して蒸れ蒸れになってしまうことがよくあります。それなら、いっそ通常の登山用パンツを履かずに直接レインウェアのパンツを履いたほうが涼しいのではないかと思いますが、レインウェアのパンツは透湿性能があるとはいえ通気性がないのでたぶん大きな違いはないのではないかと思われます。それに、雨が上がって晴れた場合は、かなり暑いことになりそうです。理想的なのは、透湿防水素材でシーリング処理もしてある薄手の生地のパンツで、ベンチレーションがついているというもの。これなら、現状のレインウェアの問題点をかなりの部分で解決することができます。ベルグテックハードシェルパンツは、この条件にかなり近い性格のパンツだと思います。


実際、8月の剱岳登山で着用しましたが、登山中でも暑くて困るということはなく、もともと防水パンツですから雨でもまったく問題ない状態で、行動中に突然雨が降ってきても立ち止まってレインウェアをはく必要がないというのがとても便利でした。下山していくと気温が上がって暑くなるのが普通ですが、パンツのベンチレーションをあけていればとくに暑いと感じることもありませんでした。まさに、全天候型の山パンツです。


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このパンツに使用されているベルグテックSLという生地は、『ベルグテックSL・ドライトジャケット』の商品説明では、30,000g/m2/24hという驚異的な透湿性能だとうたわれています。同じ生地ですからパンツも当然同じだと思いますが、ゴアテックスの透湿性能が13,500g/m2/24hですから、それと比較すると透湿性能がすこぶる優秀ということになります。ただし、ゴアテックスの透湿試験方法と他素材の透湿試験方法がすこし違うらしいので、単純に数字だけで比較することはできないかもしれません。とはいえ、話半分としても15,000g/m2/24hということなら、ゴアテックスよりも透湿性能はいいということになります。


耐水圧についてはなぜか記述がないので本当のところはわかりませんが、ネットに上がっている情報によると20,000mmということのようです。ベルグテックSLはレインウェアに使用されているベルグテックEXの透湿性能を高めた生地なので、透湿性能が上がった分耐水性能はやや低くなっているようです。ちなみに、ベルグテックEXは、透湿性能16,000g/m2/24h、耐水圧約30,000mm以上ということです。ベルグテックSLの耐水圧20,000mmというのは、ゴアテックスの40,000mmに比べるとすこし心もとない気がしますが、雨傘の耐水圧が2,000mmということを考えれば、必要にして十分です。濡れた地面に膝をついたり、雨に濡れた石の上に長時間座ったりした場合はちょっと心配になりますが、シーリング処理もしてあるのでたぶん問題ないでしょう。


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パンツの仕様としては、前述のベンチレーションの他に、裾内側にエッジガードがついています。また、インナースパッツも装備されていて、裾のジッパーは膝上まで開くようになっています。このあたりは積雪期に使うハードシェルパンツとしての機能がちゃんと備わっています。


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ウエスト部分は、腰の左右にベルクロテープが装備されていて、簡単にサイズの調整が可能です。


このパンツの後に購入したミズノのドライベクター七分丈タイツで失敗して、ミズノ不買宣言をしてしまったわけですが、このパンツについてはなかなか優秀だと感じてます。なお、生産完了になったらしいので、流通在庫がなくなればおわりのようです。まだアマゾンでも買えますが、ミズノのネットショップのほうが安いです。


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