ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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山で使う三脚 その1: スリック カーホ゛ン 724EX

僕が使っている三脚は、ずいぶん以前に「星景写真のためのその2 三脚と雲台」という記事で紹介しましたが、それから4年が経っており、当然ながら機材もリプレイスされています。ということで、今回は山で使う三脚のお話です。


先の記事で紹介したのは、メインで使うのがスリック カーボンプロ703で、軽量化するときにはスリック スプリントプロということでしたが、現在メインで使っているのが、スリック カーボン724EX、状況によってベルボン UT-53Qを使っています。ベルボンのほうはまた別の機会に紹介するとして、今回はスリック カーボン724EXの紹介です。


724ex.jpg
カーボン724EXの概要は、メーカーのHPから引用すると、「お求めやすい価格を実現した新EXシリーズの4段モデル。新デザインの脚ナットと第三世代ARSカーボンパイプ(アンチロテーションシステム=空転防止システム)の採用で、伸縮操作をより簡単にしました。3ウェイ雲台SH-716Eを装備。カメラ着脱はクイックシュー式で撮影現場で素早くカメラをセットできます。」ということです。なお、現行品は724EX Ⅲというモデルです。


決め手は、カーボン三脚としては比較的低価格で、脚が空転しない構造のため伸縮操作が楽という2点。なによりも使い勝手に優れているのが、第三世代ARSカーボンパイプ。以前使っていたカーボンプロ703は脚が空転するので、伸ばしたり縮めたりするときに、ロックナットをひとつずつ操作しないといけませんでした。なので、セットアップや撤収がけっこうめんどくさく時間がかかりました。しかし、このモデルでは脚が空転しないので、伸ばすときには三段に連なっているナットをまとめてがばっと握って1/4回転ほど緩めてやれば、すべての脚が伸ばせるようになるというわけです。縮めるときも、脚を収納して最後にナットを締めてロックさせるときに、伸ばすときの逆をすれば一気に全部のナットをロックすることができるというわけです。


脚が空転するとなぜだめなのかよくわからないという人もいるでしょうが、三段まとめて握ってナットを緩めるといっても、必ずどこか1箇所が最初に緩くなります。そうなると、そこから下の脚が空転してしまい、下のナットを緩めることができなくなってしまうのです。通常、一番径の大きい上段のナットが一番緩みやすいので、中段と下段のナットは脚と一緒に回ってしまい、緩まないということになるわけです。


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kenko_fp100pro.jpg
カーボン724EXには、SH-716という雲台がついていますが、ケンコーのFP-100PROという高精度自由雲台に変更しています。軽くてかさばらないし、2ウェイ雲台よりも使い勝手がいいので、いまのところ満足しています。



dq-55.jpg
また、カメラのセットが簡単に素早くできるように、スリックのマグネシウム製クイックシューDQ-55を組み合わせています。マグネシウム製ということで、見た目のごつさに比べて非常に軽量で、クイックシューをカメラにつけっぱなしにしていてもかさばったり重く感じたりということもなく使い勝手はかなりいいです。


カーボンプロ703と比べてスペック的によくなったのは、パイプ径が最大24mmから25mmになっていて、剛性感が増したこと。足を伸ばしたときの雲台を含めた高さが、703では約1300mmだったのに対して724EXは約1400mmあり、あまり腰をかがめる必要がなくなって撮影時の負担が減りました。また、センターポールが分割式になったので、マクロで花などを撮影する場合も、カメラ位置を低くすることができます。3段である703に対して724EXは4段なので、パイプが1段増えた分重さは少し重くなっていますが、縮長はほぼ同じです。全体的に使い勝手がよくなって、山に持っていく三脚としては重さ、大きさ、剛性のバランスがいい三脚だと思います。


724ex3.jpg
現行のカーボン724EX Ⅲは、パイプにウレタングリップがついたりして、余計な装備が増えています。ベルボンもそうですが、アルミ素材の三脚ならいざしらず、カーボン素材の三脚にウレタングリップをつける必要はないと思うのですが、日本のメーカーは不思議と標準装備しています。ウレタン素材は経年変化でぼろぼろになってしまい、そうなるとがさがさした感触もよくないし握るたびに黒いカスが手についたりしてけっこう不快感があります。マンフロットやジッツオなど外国製品はカーボン三脚に余計なグリップなどつけていないわけで、標準装備にする意味がわかりません。そんなものはネオプレンゴムなどの素材で取り外し可能なタイプのオプション品にすればいいのにと思います。


そういうわけで、もしもこれから山用の三脚を購入するのであれば、マンフロットのMT190CXPRO4(雲台なし)やバンガードAlta Pro 254CB50、ベンロC1580TB1あたりがいいのではないかと思います。ただし、ベンロC1580TB1は最低地上高415mmとなっていて、ローアングルは別売りのアダプターが必要らしいので、ちょっとめんどくさいかもしれません。










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