ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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大山北壁を流れ落ちる滝雲

2014年6月29日 鳥取県大山町 伯耆大山 単独日帰り


今回は贅沢にも大山ゲストハウス寿庵さんに前泊し、真夜中に起きて登ってきました。


午前2時過ぎにゲストハウスを出発して、南光河原駐車場に車で移動。前日はけっこう雨が降っていたのでがらがらかと思いきや、駐車場はけっこう盛況です。雨だろうとなかろうと無関係なのか、それとも天気予報で29日は晴れ予報が出ていたので、みんなここぞとばかりやってきたのか。


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2:42 そそくさと準備を整え、出発です。今日の予定は宝珠尾根からユートピアを経由して剣ヶ峰までの往復。GPV気象予報で雨雲の動きを確認してみたら、29日の午前5時前ぐらいから大山周辺の雲がなくなっていたので、雲海の上に浮かぶ剣ヶ峰の姿を予想しての撮影山行というわけです。


前日の雨で草木が濡れているはずなので、ボトムスはトレッキングパンツの上から雨具を装着。アッパーはさすがに雨具を着ると暑そうなので、いつものTNFパラマウントタンク+マーモットの山シャツ。今日は、以前手に入れたモンベルの最軽量レインウェア 「バーサライトジャケット&パンツ」の性能テストもしようと思っていたのでした。


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3:05 うっすらと霧が立ち込めた真っ暗な参道を登りつめて、大神山神社に着きました。奥宮にはぼんやりと明かりが灯っていましたが、当然ながら人影はなし。小休止を兼ねてバックパックにレインカバーを装着。ここから山の中にはいっていくので、不意の雨や木の枝などから落ちてきたしずくでバックパックが濡れないようにあらかじめ対策を講じておこうというわけです。レインジャケットは着るべきかどうか迷いましたが、きっと蒸れて大汗をかくに違いないので、とりあえずすぐ取り出せるように準備だけしておきました。


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3:25 ユートピアコース登山口です。あいかわらず真っ暗で、なんとなく気味が悪いものの、下宝珠越に向けて進みます。


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3:48 下宝珠越に出ました。真っ暗で周りの状況がよくわからないためか、案外早く着いたという感じです。しかし、体はけっこう汗をかいて濡れてしまいました。ここから中宝珠までは少しクールダウン気味にペースを落として歩くことにしました。これ以上汗をかくと体が冷えてしまいそうです。


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4:20 中宝珠越までは、明るいうちに歩いたときより長く感じました。ペースを落としたせいかもしれませんが、なんとなくちぐはぐな感じです。暗闇の中の登山は、ペース配分が難しいと感じます。


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途中、手裏剣のような可憐な白い花が咲いていました。なんという花か知りませんが、ヘッドライトの光に浮かぶ闇夜の白い花は妙につやっぽく感じました。(ヤマボウシという花でした。あのハナミズキはヤマボウシの近縁種だそうで、別名アメリカヤマボウシというそうです。ひとつ賢くなりました。)


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4:59 上宝珠越です。晴れていれば日の出の時間です。そういえば今は夏至を過ぎたばかりで日の出の時間が一番早い頃。山頂で日の出を迎えようと思うと、もう1時間早く出発しないと無理でした。幸か不幸かあたりは白いガスに覆われていて、視界はほとんどありません。かえって悔しい思いをしなくて済みました。10分ほど休憩してユートピアに向かいます。


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5:36 ユートピアの尾根に出ました。相変わらずガスガスで視界はありません。


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ひとまず避難小屋に入って休憩しながら様子を見ようと思います。


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気温は13度と、比較的暖かいほうかもしれません。おかげでレインウェアをつけていた下半身はけっこう蒸れ蒸れです。


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6時過ぎまで小屋で様子を見ていましたが、ガスはまったく晴れそうもないので、剣ヶ峰まで行くのはやめて下山しようと外に出てみると、突然ガスが消え始め、甲ヶ山方面が見えるようになってきました。


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大山北壁は、天狗ヶ峰あたりまではガスがなくなりまたが、その先の剣ヶ峰から向こうは、稜線を分厚い雲が覆い尽くしています。そして、その雲が稜線を越えて北壁を滑り落ちるように流れ下っています。いわゆる滝雲現象が目の前で展開されていました。


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剣ヶ峰まで行ってもガスの中に入ってしまいそうなので、少し下って登山道の分岐点で滝雲の写真を撮ることにしました。しかし、けっこう風が強く、今回持ってきた三脚では剛性が不足していたようで、帰って写真をチェックしてみるとビミョーにぶれている写真ばかりで失敗でした。もっとも、この大きさだとわかりませんけど。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。



7:50 撮影を切り上げて下山開始です。


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今回は上宝珠越から砂すべりを下ってみることにしました。台風の影響で砂すべりが荒れてからすでにけっこうな時間が過ぎているので、そろそろ回復しているのではないかという気がしていたのです。とはいえ、上宝珠越には「砂すべりは危険です」という警告文が貼ってあり、一抹の不安を感じつつ砂すべりへと向かって下っていきました。


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砂すべりへ出る最後のところがやや急傾斜で危なっかしい感じですが、特別危険というほどではなく、問題なく砂すべりへ出ることができました。


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予想通り、砂すべりはしっかりと砂利が堆積していて、もうなんの問題もない状態です。ざくざく足を砂利の中につきたてながら一気に下りました。


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しかし、谷が狭まってきた下のほうまで来ると、さすがに砂利がたまっていません。


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しかも、雪渓が残っていてその上にまばらに砂利がのっている状態なので、滑らないように慎重に足を運びます。このあたりから虫が顔の周りにたかり始め、かなりうっとおしい状態になりました。


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虫と格闘しつつ、なんとか元谷まで降りてきたところでたまらずモスキートネットをかぶって、ようやく虫の襲撃から逃れることができました。今回の山行で唯一虫の襲撃を受けたのが、砂すべりの下部でした。


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後は元谷を下っていくだけです。このあたりはトレースがまったくもって不明で、左岸を行くべきか右岸を行くべきか迷いましたが、とりあえず右岸に沿って下ることができました。


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やがて河原の真ん中に道標が見えてきたら、左岸に渡って堰堤を左岸側から下ります。


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堰堤の左岸側に丸印があるのですぐわかります。


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そのまま左岸にそって下っても、元谷避難小屋のあたりに出られるようですが、一応道標がみえているので、道標まで行き、そこから再び右岸に沿って下っていきます。


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8:52 石に書かれている赤ペンキの矢印に従って最後の堰堤を右岸側から巻いて降りると、登山道に合流しました。上宝珠越から約40分の道のりでした。宝珠尾根を下るよりやっぱり早いです。さすがにここまで降りてくるとレインウェアが蒸れて暑くなってきたので、ユートピアから着ていたバーサライトジャケット&パンツを脱ぎ、すっきり涼やかになって登山道を下ります。


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日曜日だというのに、まったく人がいない大山寺の参道をゆっくりと歩き、9時50分に駐車場に戻りました。石鎚山以来、約1ヶ月ぶりの山行だったため、翌日疲れと筋肉痛に悩まされたのはいうまでもありません。


今回、天気がよくないので久しぶりに防水デジカメ パナソニックFT1を山行記録用に使いましたが、キヤノンPowerShotS110に慣れてしまったためか、画像の色の不自然さが気になります。ピントのあいにくさなど使い勝手もいまいちで、やはりキヤノンのほうが使い勝手もよく自然ないい色の写真になると実感しました。

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| 2014年6月 大山ユートピア | 16:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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