ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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星降る夜の石鎚山 その2

2014年5月31日~6月1日 愛媛県西条市 石鎚山 単独日帰り 


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4時が近くなると東の空がほんのりと明るくなり始めました。肉眼ではほとんどわからないレベルですが、高感度に強いカメラは、その微妙な変化を敏感に写し出します。


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4:30 地平線に赤みが差し始めます。闇に沈んでいた天狗岳もわずかにその姿を見せ始めました。


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朝は瓶ヶ森の彼方からやってきました。紅く染まる地平線とシルエットになって連なる山々の稜線が美しくも幻想的な世界となって眼下に広がっています。


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4:58 太陽が静かに顔を出しました。地上付近の靄が太陽の光を弱めているので、まるで切れかけの白熱灯がぼんやりと灯っているかのようです。しかし、10分もすると靄の上空に抜け、一気に光の強さを増した太陽は、もはや白い輝点として写るだけになってしまいました。朝日の写真はこうなるとお終いです。


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黒いベールを脱ぎ捨てて朝日に紅く染まった天狗岳にカメラを向けてシャッターを切ります。岩壁には当たり年だといわれるツツジが色を添えていますが、いまひとつ華やかさにかけているような感じです。


5時15分を回ったところで、撮影を終えることにしました。天気予報では日の出の頃に少し雲がかかる雰囲気だったのですが、日の出前にわずかに霧が出ただけで、ドラマチックなシーンには出会えませんでした。星景写真も予想が外れてしまったし、今日は失敗です。このまま下山するとなんとなく不完全燃焼ということで、久しぶりに南先峰まで行ってみることにしました。南先鋒の下にある墓場尾根もできれば見てみたいというのもあります。


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5:35 パッキングを終えて、天狗岳に向けて下ります。


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弥山からの降り口に鎖場がありますが、見た目ほど難しいコースではありません。


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鎖場を下りきると、後は尾根に沿って進むだけです。


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天狗岳山頂直下の岩場です。岩の下に踏み跡があるので、無理にナイフリッジの岩の上を歩く必要はありません。


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5:45 あっというまに天狗岳山頂です。タイマーで記念撮影。ポーズをとる前にシャッターが切れてしまいました。なんか変な写真ですが、めんどくさいので撮りなおしなし。


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弥山はまだ人の姿もほとんどなく、静かなものです。


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天狗岳から南先鋒に向かいます。。弥山~天狗岳間より少し歩きにくい道ですが、こちらもちゃんとした踏み跡があり、これといって危険な箇所はありません。


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山頂直下の岩壁ですが、ここもとくに難しいというような場所ではなく、左に上がって右に巻けば簡単です。


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南先鋒は、天狗岳とちがってこれと言ったピークがないので、のぼりきったところがピークなのか、それともこの先がピークなのかよくわかりません。ひとまず踏み跡をたどって先にすすで見ることにしました。


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あの奥に見えている岩峰の下に墓場尾根が続いているらしいのですが、ここからではその姿を見ることができません。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。



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南先鋒を奥へと進んでいくと、巨岩が折り重なる場所に着ました。さっき見えていた墓場尾根の上にある岩峰がすぐ目の前です。


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岩峰の先へと踏み跡をたどっていくと、大きな岩が行く手をふさいでいます。この先へ行けば墓場尾根が見られそうですが、自分よりも大きなこの岩を乗り越えるには足場がありません。右側は切れ落ちていて巻いていくのは無理そうだし、左側も同様です。しかし、南先鋒から東稜ルートが土小屋方面につながっているはずなので、どこかに降り口があるはずです。


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振り返って左手の崖下をのぞいて見ると、どうやらこの岩溝がルートのようです。この下に下りて、右へ巻いていくことができるのかもしれませんが、ここをフリーで下るのはちょっと厄介そうです。万一のことを考えて、これ以上進むのは止めておくことにします。


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東稜ルートがどんな状態かと思ってみてみると、南先鋒の下はいいとしても、その先の岩尾根がかなり手ごわそうです。ネットで見た山行記録によると、あの絶壁のような岩尾根の側面をトラバースするらしいのです。カニの横ばいと言われている場所だろうと思われます。


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拡大して見ると、確かに人が歩いた跡のようなラインが見えます。真ん中あたりがどうなっているのかよくわかりませんが、一度稜線に上がるようになっているのかもしれません。近くまで行けば、それほど垂直な壁でもないのかもしれませんが、ここから見ると、垂直な壁にしか見えません。なんともスリリングなルートですが、いずれ東稜ルートも歩いてみたいと思います。


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天狗岳まで戻ってくると、弥山では朝の祈祷が始まったらしく、神社の前に少し人だかりができていました。


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天狗岳の絶壁下がどうなっているのか見てみたいという好奇心はあるものの、とても体を乗り出す気にはなれず、腕だけ伸ばして写真を撮って見ました。


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弥山直下の鎖場を登りきれば山頂です。


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6:41 弥山山頂で少し休憩をとった後、下山開始です。このころになるとだいぶん気温も高くなり、すでにジャケットは必要ない状況でしたが、同時に虫もたくさん飛び始め、かなりうっとおしい状況になっていました。虫除けのパーフェクトポーションを顔や頭にスプレーすると少し近寄りにくくなるものの、それでも顔の周りをブンブン飛び回ることにかわりなく、うざいことこのうえなしです。


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二の鎖のあたりからみる天狗岳は、かなりの迫力です。なんどみても「すげーっ!」と感心してしまいます。


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土小屋コースに入ってすぐのあたりで、新緑と青空と岩壁のコントラストがきれいでした。


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8:18 土小屋まで戻ってきました。山頂から第三ベンチまでは30分で下ってきましたが、第三ベンチから土小屋まではフラットに近い道なので、上りも下りもほぼ同じ1時間を要するみたいです。



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| 2014年6月 石鎚山 | 13:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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