ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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雪の立山大縦走その3

2014年4月30日~3日 富山県立山町 立山 単独テント泊・小屋泊


3日目(5月2日)雷鳥沢~一ノ越

午前4時。寒さで目が覚めました。というより、うつらうつらしていた状態から覚醒したという感じ。結局、寒さからは逃れ切れなくて、今日もまた熟睡はできませんでした。そのためか、すっきりとした目覚めではなく、気持ちはあるもののなかなか起き上がることができません。テントをパラパラとたたく音は止んでいたので、とりあえず雪や雨という天気ではなさそうです。なんとか体を起こして外の様子を見てみると、なんだか白くてもやっとしています。


”天気は回復していないのかぁ” と気持ちはトーンダウン。”だったらもう少し寝ようか”と再び横になったものの、 ”いやいや、冷え込みでガスっているだけなら日の出と共にガスは消えるはず。出かける準備だけはしておいたほうがいい。”と思いなおして、ひとまず寝袋に包まったまま上半身を起こし、ポットにつめるお湯を沸かしながら、行動食で簡単な朝食をとりました。


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お湯の準備ができ、朝食を終えて体も頭も目覚めたところでトイレに行こうとテントを出たところ、立山の向こうが赤く染まっていました。


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しかし、山頂付近には笠雲のような妙な雲がまとわりついています。笠雲になると天気は良くならないかもなあと思いながら、トイレに行き、歯を磨いてまたテントに戻り、ひとまず荷物をまとめます。


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6時を過ぎると、空はすっかり晴れてきました。立山にはまだ雲がまとわりついていますが、どうやら消えてなくなりそうな感じです。


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大日岳もくっきりと姿を見せています。


晴れ予報はどうやら的中したようなので、念願だった立山大縦走に出発です。富士ノ折立から大汝山を経て雄山への縦走は以前していますが、真砂岳から別山までのルートは未踏ですし、雄山から別山まで通しで歩くのはもちろん初めてです。ちなみに、立山の雄山、大汝山、富士ノ折立を立山三山としているブログをたまに見かけますが、立山とはこの三峰の総称で、三峰全体で立山です。立山三山とは、浄土山、立山、別山のことです。立山三山縦走したよぉ~! なんて誰かに話してみたものの、結局立山しか登っていませんでしたとなると冷たい目で見られかねないので、くれぐれもお間違えのなきよう。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。




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6:30 一ノ越に向けて出発です。テント泊装備は置いていくとはいえ、一番重量のあるカメラ機材やストック、クランポン、アックスなどの登山装備は担いで行くので、あまり軽量化されたという気がしません。それでも、担ぎ上げるとき両手でいったん膝の上に持ち上げて、それからショルダーベルトに腕を通すということをしなくても、直接持ち上げてバックパックを担ぐことができるだけ軽くなっているということ。


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ブルドーザーの道が作られている谷筋を一ノ越に向かっていくと、正面に浄土山が大きく見えてきます。昨晩降った雪のおかげで、まっしろできれいな姿です。


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ブル道をしばらく進むと室堂方面に大きく右カーブしていくようになるので、そこからはブル道を左にはずれて、一ノ越へと雪の斜面にとりつきます。背後にも、青と白の美しい世界が広がっていました。


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雄山を見上げながら、広大な雪の斜面を登って行きます。朝早いので、雪はまだそれほど柔らかくなっていませんが、それでも時々大きく踏み抜いてしまうことがあります。日が高くなるにつれ、これからどんどん歩きにくくなること必至です。


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8:35 ようやく室堂から一ノ越へと向かう登山ルートに合流できました。多くの登山者が歩いているため、踏み抜きはほとんどなくなり、歩きやすくなりました。


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8:59 一ノ越に到着です。風が強く寒いので、小屋の裏側に回って休憩することにしました。ところが、休んでいると上から雪の塊が転げ落ちてきて右肩に直撃。とくに問題はなかったのですが、見上げると小屋のアルバイトらしき男性が上のほうで雪下ろしをしようとしています。落としたことに気がついていないのか、それとも知らん顔をしているのか、こちらを無視するかのように下りてきて、隣においてあった誰かのバックパックを脇にどかし始めました。雪下ろしをしたいから移動してほしいということらしいのですが、休憩しているこちらには何も言わず、持ち主のいない荷物だけ勝手に動かして、また上に登っていきました。そして、上のほうからちらちらとこちらの様子を伺っています。


うっとおしいので移動することにして、荷物を担いだところでその男に向かってひとこと言ってやることにしました。「人に雪のかたまりを落としてぶつけておいて、一言もないとはどういうことだ?」 そうしたら、その男はとつぜん言葉を思い出したかのように「すいません、すいません」と二度謝りました。わかっていたのならその時すぐ謝るべきだろうに、この小屋の従業員はいったいなんなんだろうかと、すっかり不愉快な気分にさせられました。屋根の雪下ろしをする場合、下に人がいないことを必ず確認しろとか、誰かいたら事情を説明して移動してもらうようお願いするようにとか、アルバイトに対してあたりまえの教育すらできていないようだし、一ノ越山荘じたいがあまりいい評判を聞かないので、小屋も従業員も同じということなんでしょう。


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10:00 休憩場所を移動してクランポンを装着し、ストックをアックスに持ち替えたりして雄山へ登る準備を整え、いよいよ立山から別山への縦走の始まりです。とにかくまずはこの尾根をたどって標高3003mの雄山まで登らなければなりません。一ノ越からの標高差は約300mですが、3000m近い標高なのでけっこう息が切れます。高山病になる危険もあるので、あせらず一歩一歩踏みしめながら歩き始めました。


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| 2014年4月 立山 | 18:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: タイトルなし

サービス業ってのは、いろんな意味で難しいですね。
どんなに施設が立派でも、従業員しだいというところもありますし。
燕岳登山、お気をつけて。

| ヤマふぉと | 2014/05/09 23:10 | URL |

オーナーの人となりが従業員にも見事に反映されますね。
きっと我が子を見て親の顔が見てみたいなんて言われていると思うが今更反省してもなあ。
さあこれから核心部へですね、明日から燕岳へ行ってきます。

| 百瀬典明 | 2014/05/09 06:03 | URL |















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