ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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雪の立山大縦走その1

2014年4月30日~5月3日 富山県立山町 立山 単独テント泊・小屋泊


1日目(4月30日)
GWの長期予報で、はじめとおわりの天気が崩れるとのことから、今年の山行はGW中日に決行することに決めたのはいいものの、どこに行くかはぎりぎりまで迷っていました。いつものように立山へ行けばいいのでしょうが、立山~室堂間のあの混雑を思うとどうも気が進まないということもあり、今年はもっと空いていそうなところにしようかなどとぐだぐだと悩んでいました。白馬あたりも行ってみたいし、静かさでいえば南アルプスの赤石岳あたりもよさそうです。鳳凰三山もよさそうだし、むしろ北岳にも惹かれます。


そうはいっても、まだ立山を十分楽しんだといえるほど満足もしていないのも事実です。立山から別山への縦走もまだだし、大日岳にも登っていません。剱岳の朝夕のいいシーンも見ていないし、剱岳の星空も見ていないのです。浄土山から薬師岳や水晶岳方面の風景も朝夕や夜は見ていないし、龍王岳にも登っていない。そう考えると、やっぱり立山しかないかということになるわけです。


結局、4月29日まで迷っていたものの、立山以外に行くには事前情報の収集が不十分ということで、例年通り立山に行くことに決定。それでも、急に気が変わってもなんとかなるように、GPSに主だった山域の地形図を取り込んでおき、手元にある山と高原地図はひととおり持って出発したのでした。


高速道路の休日割引を利用するために4月29日中には高速道路にのらなければいけないので、午後10時に家を出ました。休日割引が使えない平日などの場合は高速道路代を節約するために姫路までは一般道で行ったりしていましたが、休日割引の料金だと苦労のわりにあまりコストセーブにならないので、岡山ICからさっさと高速にのります。滋賀県に入ってから睡魔に襲われ始めたので、黒丸Pで車中泊することにしました。


朝7時前に目が覚めたので、パーキング内のコンビニで朝食を買い、食べながら出発しました。途中、渋滞にあうこともなく、富山には11時ごろ到着。もともとは1日の朝一番に入山する予定でしたが、この時間なら、雷鳥沢まで上がってテントをはることぐらいはできそうだということで、そのまま立山駅へと向かいます。1時頃に立山駅に到着。そこそこ空いていた駅前の駐車場に車を停め、2時前に切符売り場に行くと、2時20分のケーブルカーに乗ることができました。


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平日だし、午後遅い時間ということで、これほどガラガラの立山駅構内は初めてです。


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ケーブルカーもガラガラ。先頭の座席に座れたので、運転席越しの景色をこれまた初めて見ることができました。雷鳥沢でのテント泊予定なら、なにも混雑する朝一番に登らなくても午後からゆっくりのぼるものいいかもしれません。


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室堂の手前からガスが出てきて、室堂ターミナルを出るとあたりは白いガスの中。


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しかし、雷鳥沢に向かって歩くうちにガスはどんどん晴れてきて、いつしかきれいな青空と立山が見えるようになりました。


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地獄谷の上に立つ雷鳥荘の周囲の雪は、地獄谷から上ってくる硫黄分を含むガスのせいで黄色く変色していて、ちょっと妙な雰囲気です。近づくにしたがって硫黄の匂いがきつくなり、口で息をすると喉にうっと引っかかる感じで咳き込んでしまうため、苦しいのぼりも無理やり鼻で息をしなければならず、けっこうしんどい思いをしました。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。



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雷鳥沢キャンプ場は、さすがに空いていました。これなら、ヤドカリ作戦で誰かが作ってくれたテントサイトをそのまま活用できそうです。


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管理棟のすぐ前に、1mほど掘り下げられた絶好のテントサイトを見つけて、ヤドカリの引越しよろしくテントを張らせてもらいました。X-ライズ2にはすこし狭かったので、整地と拡充にすこし時間を要したものの、20分で設営を完了し、17時過ぎには受付も済ませて準備完了です。


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早速雷鳥ヒュッテに入浴に行き、戻って夕飯を食べてあとは寝るだけ。しかし、ここで大きな失態を犯してしまいました。コンプレッションバッグからだした寝袋がロフトを早く回復するようにと、ゴアテックスのカバーにいれずにそのまま出した状態で、夕飯の準備をしたり、食後にお茶を飲んだり、さらにポットに入れるお湯を沸かしたりしたため、寝袋のダウンがロフトを回復する過程でたっぷりと湿気を取り込んでしまったらしいのです。


今年の立山は比較的気温が高く、夕方の時点でも4度程度でした。寝袋に入った当初はとくに問題はなかったものの、気温が下がるにつれてどんどん寒さを感じるようになりました。22時ごろには枕もとの腕時計の温度計は2.7度を指していましたが、このぐらいの気温であれば3シーズン用のこの寝袋であれば十分問題なく眠れるはずです。


しかし、この日はまったく違っていました。とにかく寒いのです。当初、上はウールのアンダーにフリース、TNFのレッドポイントライトジャケット(化繊綿のジャケット)、下はジオラインMWにクリマプラス200のパンツ、さらにダウンパンツという必要十分と思われるウェアリングでしたが、さっぱり暖かくなりません。念のためにと持ってきていたアルパインダウンパーカーも着込んでみたら、体の寒さは収まったものの、なぜかマットから冷たさが浸みてきます。


マットは厳冬期でも使っているサーマレストのリッジレストソーライトですから、湿気をすって断熱性能が下がるなんてことはないはずですが、とにかくお尻や背中が冷たいのです。理由としては、寝袋のダウンが湿気で断熱性能が失われたことに起因しているのだろうということぐらいしか思い浮かびません。背中やお尻の部分はどうせ圧迫されるのでたいして断熱性能は確保されていないと思いますが、それでも乾いている状態と湿気ている状態では違うのでしょう。


とにかく、マットレスに接触している面積を減らすのが唯一の寒さ対策ということで、右を向いたり左を向いたりしながら浅い眠りを繰り返すはめになりました。



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| 2014年4月 立山 | 13:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: タイトルなし

厳冬期にはカバーつきで寝袋をパッキングするのに、春山ということでうっかりなめてました。日焼け止めも出発時に曇っていたのでまあいいかと歩き始めてしまったのが間違いの元。何事も横着はいけませんね。

| ヤマふぉと | 2014/05/07 12:46 | URL |

パッキング時点でシュラフはカバーの中へ、寒かったことありません。
日焼け止めは必需品ですね、赤く焼けても皮がむけることはありません。ウエットティッシュも必需品でした。

| 百瀬典明 | 2014/05/06 23:32 | URL |















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