ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

NEXT | PAGE-SELECT | PREV

≫ EDIT

2010年10月 黒部源流秋の山旅 vol.3 鏡平~双六池テント場

鏡平山荘2
 いつもなら鏡平で昼食にするのだが、ついさっきおにぎりを食べたばかりだし、今日は三俣のテント場まで一気に行ってしまおうなんて欲を出していたので休憩を15分程度で切り上げて11時30分に出発した。

鏡平からの弓折岳
 鏡平山荘周辺のナナカマドは、ほんのり色がつき始めたところだが、目を弓折岳方向に転じると美しく色づいた木々が広がっていた。はるか上の斜面を斜めに横切っていく登山道も見えた。さあ、がんばってあそこまで登ってしまおう。

鏡平を見下ろす
 30分ほど登ると登山道脇の木々がまばらになって、鏡平が見渡せる場所に出る。ここから見る鏡平はなんだか雲上の楽園のようで、けっこう気に入っている。

弓折岳山腹のトラバース道
 そこからすぐに尾根を乗越して、弓折岳の東斜面をトラバースするルートになる。本格的な登り坂はこれが最後だ。

弓折乗越直下の登山道
 弓折乗越への道は、はじめのうちはなだらかで歩きやすい道だが、徐々に斜度がきつくなり、岩のごろごろした登山道になる。しかし、道が急になって高度感が増してくると弓折乗越は近い。

弓折乗越
 12時40分、やっと弓折乗越に到着。標高がおよそ2500mの弓折乗越は、ガスがかかって展望が利かない上に結構寒い。風除けにレインウェアを着て、行動食をとる。じっとしていると寒くなってくるので、早々に休憩を切り上げた。

花見平
 弓折乗越からちょっとした登りをこなすと花見平に出る。7月にはまだ雪田が広がってる場所だが、秋になるとさすがにその名残もない。荒地を横切った北側にベンチがあるが、何もない荒地を眺めながらの休憩はちょっと味気がない。

双六小屋遠望
 花見平から小さなピークを2つ越え、道が下りになると双六小屋が遠くに見えてくる。双六池と小屋の間にある広場のような場所がテント場だ。この小屋が見える場所から、案外時間がかかる。山では見えてからが遠いというセオリーどおり、軽く30分はかかる。すでに疲れて歩く気力を失いつつあったので、2つ目の小ピーク手前の黒百合ベンチで長い休憩をとってしまい、時間はすでに午後2時になっていた。目論見では14時に双六を出発できるなら三俣まで行こうと考えていたので、この時点ですでにアウト。だから急ぐ必要はまったくなく、のんびりゆっくり下っていくことにした。

 双六池テント場には14時40分ごろに到着した。あいかわらず風が強い。テントを張ろうにも風にもてあそばれてなかなか思うように張らせてもらえない。石で押さえたりしながらなんとかテントを張り終えたのだが、やってもーた! あんぽんたんなことに、風上に向かって入口を設置してしまったのだ。張りなおそうかととも思ったが、風はどんどん強くなっており、すでにテントがいびつにゆがんでいる状態だった。そんな中でまた張りなおすなんて気にはなれない。テントの中に入ってしまえば同じだからいいか、とあきらめた。

 テントを張り終えてからテント設営の受付に行き、トイレを済ませ水を汲み、テントに戻ってお茶を入れはじめると、なんと雨が降ってきた。無理して三俣を目指していたら、今頃雨の中であわてて合羽を着ているところだ。しかもテント場についても雨の中でテントを張らなければいけない。双六で泊まることにして正解だった。このあと、雨は止むことなく降り続き、風はますます強くなって、猛烈な暴風雨になった。テントは常にいびつにゆがんだ状態で、もともと狭いテントがさらに狭い。とりあえず食事を済ませたが、雨の中トイレに行くのを避けるため水分は控え目にしておいた。

 19時過ぎには就寝したが、雨と風の音で時々目が覚めた。真夜中3時ごろに目が覚めたとき雨があがっていたので、あわててトイレに行った。外は濃い霧でどっちがトイレだかよくわからないぐらいだ。トイレからかえってきたら、すぐに雨が降り始めた。天気が回復していればそのまま朝食にして、夜明けとともに出発してもよかったが、あいかわらず雨と風が強かったので、とりあえずもうひと眠りすることにした。


vol 4へ



記事内容が気に入ったら、クリックのご協力をお願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

| 2010年10月 黒部源流 | 19:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yamaphoto55.blog133.fc2.com/tb.php/56-f3d027d3

TRACKBACK

NEXT | PAGE-SELECT | PREV