ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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大山東壁のビューポイント: 烏ヶ山北西尾根その1

2014年3月16日 鳥取県江府町 烏ヶ山北西尾根(仮称) 単独日帰り


先週に引き続き、今週も奥大山スキー場をベースにした山行となりました。先週は大山南壁の撮影ポイントを探しに文殊越から槍尾根鉄柱まで尾根を登ってみたわけですが、今週は大山東壁の撮影ポイントを探して、鳥越峠から烏ヶ山北西尾根をたどってみました。


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天気予報では晴れとなっていたので、先週よりも少し気合を入れて午前4時過ぎに出発し、奥大山スキー場に6時30分ごろ到着。さくっと準備を整えて、6時50分にスタートです。


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先週、ゲートをふさいでいた雪壁はきれいさっぱり取り除かれていて、ゲートの向こうに大きな除雪車が2台停まっていました。


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ゲートをくぐり、除雪車の先まで出てみると、たっぷりと積もっていた雪は除雪されてアスファルトが顔を出しています。どこまで除雪されているのかわかりませんが、これはかなり楽チンなアプローチになりそうです。と期待していたのですが、雪解け水がアスファルトを覆った状態で凍結している箇所が多数あり、思ったほど楽チンなアプローチとは行きませんでした。


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先週、小谷のほうへトレースが分岐していた箇所まで来たのですが、雪壁が高くて道路から出ることができません。おとなしく健康の森入口まで行けばおそらく登り口ぐらいはつけられていると思いますが、上へ行けば行くほど雪壁が高くなるわけで、2年ぐらい前に完全に2m以上はあるような壁をよじ登るはめになったことが思い出されます。ここならまだそれほどの高さではないので、少し削って取り付きやすくしてやれば簡単に登れそうです。


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幸い、気温が高く雪は柔らかい状態だったので、ストックの先で雪壁を削り取って取り付き箇所を作りました。削り取った雪が下にたまって足場になったので、それほど苦労せずにさくっと雪壁の上に上ることができました。


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雪面は柔らかく、つぼ足で歩くのは大変そうです。なので、ワカンを装着しました。


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おなじみのエキスパートジャパンのワカンですが、実は購入してからすでに1年以上が経過しているのに、いまだに使ったことがありません。最初、どうやって装着すればいいのか悩みましたが、まあこんなもんだろうということで紐を通してみたらちゃんと固定されたようなので、このまま行くことにしました。ただ、最初に装着したときに腰を下ろした状態で装着したため、若干靴とワカンが斜めになった状態で固定されてしまいました。ワカン装着時は、片膝をついたような状態で、ワカンをしっかりと踏んでおかないと装着が斜めにずれたりするので注意が必要みたいです。


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小谷の森の中はスキーの跡が残っているだけで、先週しっかりとついていたトレースはありませんでした。それなりに雪が降ったようです。ワカンを装着していても10cmぐらいはもぐるので、そこそこ歩きにくい感じです。こういうフラットな場所はスノーシューのほうがよかったなあと感じますが、斜度が増してくるとワカンのほうがいいので、どちらを重視するかです。


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標高1000mあたりでようやく健康の森入口からのトレースと合流することができました。スキーの跡よりも人が歩いたあとのほうがやっぱり歩きやすいです。


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左手に文殊越方面へのトレースを分ける地点を通過し、今回はそのまま鳥越峠に向けて直進します。出発してから2時間近くなりますが、それほど疲れていないので、水分補給だけして先へ進みます。


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樹林が少しまばらになって、右手に烏ヶ山が見えてきました。


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文殊越方面への分岐から上に来ると、ブナ林の様子が変わってきます。分岐から下は一度伐採されてから再生した二次林らしいので、比較的径の小さい若いブナが密に茂っていますが、このあたりはおそらく一度も人の手が入っていない状態なのでしょう。大きなブナがまばらに生えています。立ち枯れや折れた木も多く、古い森の雰囲気で、大山周辺の森の中でもお気に入りの場所のひとつです。


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標高が上がり、木々もまばらになってきたためか、次第に風が強くなってきました。登山天気では、今日は標高1400mあたりで風速12m毎秒ぐらいという予報だったので、風が強いのはわかっていました。しかし、晴れ予報だったわりに空にはどんよりとした黒い雲が広がっていて、どうも予報ははずれそうです。


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鳥越峠下の急斜面をトラバースしながら登っていきます。幸いトレースも鳥越峠を目指しているので、ラッセルにならずにすみました。


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9:37 鳥越峠です。雪に埋もれているので夏山のイメージはまったく残っていません。けっこう風が強く、ブレスサーモMWとソフトシェルだけでは寒さを感じます。烏ヶ山方面に50mほど進むと雪庇の陰になって風が当たらない場所があったので、休憩をかねてハードシェルを着込みます。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。



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休憩地点から先は、それなりに雪庇のできた急傾斜の稜線ですが、先行のトレースもあるし、それほど危険な感じはありませんし、雪もそれなりに締まっているようです。


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9:45 休憩を終えて出発です。ここから烏ヶ山北西尾根をたどって烏ヶ山方面へと向かうわけですが、途中、烏ヶ山までに3つのピークを越えなければなりません。


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先に見えているのは、標高約1330mの最初のピークです。


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鳥越峠下から見たときにはけっこうな高さに感じましたが、こうして取り付き地点までくると思っていたよりも楽そうです。


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登り始めてからふと振り返ると、鳥越峠からは全然見えなかった大山が良く見えるようになっていましたが、手前のキリン峠がまだ少し邪魔な感じです。


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さらにひと登りすると、ちょうど木々の間から大山が良く見える場所がありました。なかなかの展望スポットです。雲間からの光が、キリン峠の雪面を白く照らし出していますが、背後の大山は暗く沈んでいて、山頂付近はガスに隠れています。今日は晴れ予報だったので、山頂からの朝焼け狙いも考えていたのですが、登っていたら無駄足になっていたところでした。


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10:08 1つ目のピークまで上がってきました。ここからだと烏ヶ山が良く見えますが、山頂部分は3つ目のピークに隠されていてほとんど見えません。


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正面に二つ目のピークが見えています。2つ目のピークからはほとんど高低差のない尾根が右へ伸びていて、一段高くなっている右端の3つ目のピークへと続いています。


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烏ヶ山のピークは、3つ目のピークのすぐ横に、わずかに頭の先を覗かせています。山頂にあるとんがった岩がここからでも確認できます。


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風も強いし、天気も良くないし、大山も良く見えないし、今日はここで帰ろうかなどと弱気な気持ちがむくむくとわきあがってくるも、どうせロケハン目的できたのだから、ここで帰るのはもったいないと思い返して、とりあえず2つ目のピークを目指して行くことにしました。3つ目のピークから見える風景は、おそらく烏ヶ山山頂から見えるものとほぼ同じはずなので、無理に行く必要はありません。2つ目のピークから見る大山東壁が確認できれば、ロケハン的には十分目的を果たせます。


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1つ目のピークと2つ目のピークの間の鞍部まで下ってくると、地獄谷側に雪庇が発達していました。どうやら小谷から吹き上げてくる風が強いようです。


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ところが先に進んでいくと、今度は小谷側に雪庇が発達しています。場所によって風の向きがまったく逆になるようで、なんだか不思議な状況です。地形の影響なのでしょうか。


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この場所からは、東大山の様子が良く見えました。わずかに青空も覗いています。槍ヶ峰に薄日が差し、象ヶ鼻と振子山の間の鞍部から三鈷峰の白い頭がちょこんと覗いています。


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雲の流れが速く、それに合わせて雲間から差し込む光が大山東壁をなめるように移動していく様子も良く見えました。

つづく。


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| 2014年3月 烏ヶ山北西尾根 | 18:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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