ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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厳冬期対応登山靴 スカルパ モンブランGTX レビュー

地元の1200m級の雪山で2度慣らしをしてから、正月の仙丈ヶ岳で本格デビューを飾ったモンブランGTX。昨年は、シリオ712GTXでかなり足指に冷たい思いをしたので、今年ははたしてどうだろうかと不安半分期待半分の山行となりました。


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結論から言うと、買ってよかった! 昨年のシリオ712GTXではウールソックスの2枚重ねであったにもかかわらず痛くなるほど足の指が冷えてしまい、小仙丈ヶ岳山頂に10分いるのが限界だったわけですが、今年は気温は若干高かったようですが風が猛烈に強い状況で、条件としては大差ない感じでした。ソックスはウールの厚手1枚だけでしたが、立って歩けないほどの強風下でも3033mの仙丈ヶ岳山頂でも足の指が冷たさを感じることはまったくありませんでした。保温力は厳冬期の3000m峰でもまったく問題なしです。シリオ712GTXもモンブランGTXと同じゴアテックスデュラサーモが使われていますが、断熱材の厚さがちがうのかもしれません。シリオ712GTXはもともと四季を通じて八ヶ岳を楽しむのがコンセプトの靴ですから、あまり厚い断熱材だと夏場は蒸れて履けないということになりかねませんしね。


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足首前部分は、アッパーのスウェード皮と一体になったタンの内側に柔らかい素材のタンがもう一枚ついています。シリオ712GTXでもタンはアッパーと一体型ですが、この内側のタンというのはありません。おそらくこの柔らかい素材のタンがフィット感や快適性に重要な役割をはたしていると思われます。とくに足首部分の押さえが効くことで、靴の中で足が前後に動くのを効果的に抑制してくれているように思われます。そのため、指先が靴に触れて爪が黒くなってしまうようなことが起こりにくいのでしょう。下山時の急斜面でも指先の心配はまったくありませんでした。


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足首後部分には、ネオプレーンゴム製のカフが付いていて、雪の進入などを効果的に防いでくれるようです。まあ、ゲイターをつけていればあまり心配はありませんけど。むしろ、靴内の暖かい空気が逃げたり、冷たい外気が進入するのを防ぐ効果のほうが大きいと思われます。足首の前後についている大きめのループも履くときに便利でした。手袋をしていても簡単に指が通ります。


凍結した急斜面をクランポンのつま先の爪を立てて登るような場合でも、靴底がしっかりしていてたわむことがないので、足裏全体に体重が分散できて足が疲れにくかったです。こういうシチュエーションでは、シリオ712GTXはやや剛性が弱いみたいで、つま先に少し力が入ってしまい疲れやすいのですが、モンブランGTXはその意味でも優秀な靴です。


広い河原を長時間歩き続けても、足が痛くなることはありませんでした。これはインソールのスーパーフィートのおかげもあるかもしれません。しかし、硬いソールの厳冬期用登山靴のわりには足首が比較的柔らかく、それほど歩きにくさを感じることはありませんでした。


やはり、冬には冬の登山靴、ということのようです。中途半端に4万円ぐらいの残雪期対応の登山靴を買って、あとから厳冬期用の靴を買うぐらいなら、始めから厳冬期用の登山靴を買っておくべきだと思います。買い換えればトータルで10万円コースですが、始めから厳冬期用の登山靴を買っておけば、6万円もかかりません。うまくセールの時期に買えば、5万円ぐらいでおさまります。日帰りの低山から始めるにしても、厳冬期だとそれなりに気温が低いときもありますから、断熱性能がしっかりしている靴にしておくにこしたことはありません。いつか3000m級の山に登るようになっても使えますし、そこまで行かなくても足が冷たくならない靴であるのに何のデメリットもありません。冬山で使う道具にはしっかりと投資をしたほうがいいです。足指の冷たさが解消されれば行動に制限がなくなりますし凍傷の心配も必要ありません。なにより、結果的に節約になります。


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Re: タイトルなし

百瀬さん

大山で雪崩がおきたようですね。6合目下を下山中にということですが、夏山登山道は尾根道だし、6合目から下は樹林帯なので、あんなところで雪崩れるなんてことがあるのかという感じです。もしかしたら6合目避難小屋から元谷方面へ行者谷斜面を下っていたのかもしれませんけど。いずれにしても無事でなによりですが、どか雪の直後は雪が不安定なので、雪崩のリスクを考えないといけないですね。

表銀座方面はまだ入ったことがないので、今年あたり行ってみたいです。今年は仕事が少し暇になりそうなので、11月の初雪が降ったころに検討してみようと思います。

| ヤマふぉと | 2014/01/19 13:26 | URL |

大山で雪崩による遭難のニュースに山ふぉとさんがよぎりましたが誰にしても無事救出何よりでした。
冬期の山行にはそれなりの装備が、ちょこっと高くても後々のことを考えたら初期投資高くても変えられませんね。年々改良されるのもうれしいですが簡単に買換えできないところがつらいところです。
当分は上高地の霧氷狙いですが天候と都合が両立しないので見送り状態です。
燕岳は11月下旬まで営業、12月はクリスマスから年明けまで営業しておりますからご検討ください。

| 百瀬典明 | 2014/01/18 18:33 | URL |















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