ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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あと100mでまさかの敗退:那岐山その1

2013年12月22日 岡山県奈義町 那岐山Bコース 単独日帰り 


三連休のつもりが23日に仕事が入り二連休となり、土曜日はどこも荒天で出かけられず、結局いつもと同じ日曜日の日帰り山行となってしまいました。石鎚山の天気予報が晴れだったので日帰りで石鎚山へ行くつもりでしたが、3時に起きて天気予報を再確認してみると、晴れマークは朝の1時間程度しかなく、あとは曇りマーク。てことは、山頂は当然雲の中という可能性が高そうです。この時点で石鎚山への登山意欲は一気にダウン。であれば、県北の山でいいかということになり、だったら6時起きでいいやと二度寝に突入。気がついたら7時30分でした。がっくし・・・


気を取り直してシャワーを浴びて、たらたらと準備をしていたらもう9時前じゃあ~りませんか。今から行ける一番近い山は那岐山しかないということで、あいかわらず行き当たりばったりな山行となりました。


那岐山麓山の駅でトイレを借りて、第一駐車場に向かって積雪路を登っていくと、ワンボックス車が道の真ん中で立ち往生しています。幸い対向車はなかったので対向車線に出て止まらずに追い越していくことができましたが、これで減速してしまったのがまずかった。こちらの車も徐々にスピードが鈍ってきて、スピードメータの横で雪道スリップサインが点燈。タイヤが空転しているようです。アクセルをじんわりと吹かしながらエンジン回転を落とさないようにがんばってみるも、どんどん失速していきます。


もはやこれまでかと思ったとき、失速が収まり逆にわずかながら加速し始めました。第一駐車場に上がるわき道の分岐はすでに見えていますが、ここでこの状態だとさらに傾斜がきつくなるあのわき道を登れるはずはありません。ちょうど路肩が広くなっている場所に差し掛かっていたので、ここに停めることにしました。すでに4台ほど駐車している車があり、おそらく同じようにここであきらめたのでしょう。やはり雪道を走るのなら四輪駆動車にするべきだったなあと実感。那岐山のこの道が上がらないなんてことになるとは夢にも思いませんでした。


今回もスカルパ モンブランGTXの慣らしです。車の中で靴を履き、準備万端整えたものの、先週の毛無山の記憶がまだ残っていたこともあって、ワカンは置いていくことにしました。しかし、これが間違いの元でした。まさかあんな地獄を味わう羽目になろうとは、この時点では想像すらしていませんでした。


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10:58 出発です。粉雪がさらさらと舞っている天気ですが、風はほとんどなく寒さもたいしたことはありません。すっかり出遅れた感がありますが、那岐山だから雪で遅れても4時間もあれば登頂できるだろうと考えていました。3時に山頂なら下りは1時間半なので、遅くとも5時前には戻ってこられるという目論見です。


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第一駐車場へと上がるわき道は、けっこう雪がありました。やはり無理して車で突っ込むと身動きが取れなくなっていた可能性が高そうです。


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車のわだちがついていたわりには、第一駐車場にはまったく車が停まっていません。みな第三駐車場まで登っていったようです。四輪駆動車なら当然そういう選択が可能なわけで、うらやましい限りです。


登っていく途中に、後から軽トラがやってきました。車の後には「4WD」と誇らしげにステッカーが貼ってあります。やっぱ四駆は無敵だねえと関心していると、しばらく先でスタックしていました。”なんで?”と思いながら進んでいくと、なんとその軽トラは4WDではあるものの、タイヤはノーマルでした。運転していた年配の男性に、「そりゃあ、ノーマルタイヤじゃあ上がらないでしょう」というと、「いつもなら上がるんだけど、今日は雪が多いみたでまいった」と言っていました。この時点で、「雪が多い」というキーワードに警戒していればよかったのですが、たいして気にも留めずに先に進んだのでした。


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第三駐車場には、やはり4台ほどの車が停まっていました。


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11:21 やっと登山道の分岐まできました。


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登山道に入ると、確かに雪が多いと感じました。ただ、以前来たときもこれぐらいあったと思うので、まあこんなもんだろうというぐらいにしか感じませんでした。


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Bコースの分岐です。那岐山には何回か登っていますが、これまではすべてCコースの往復でした。いつも同じ道だと面白くないし、Bコースにもトレースがあるから道迷いの心配もなさそうということで、今日はBコースから登ってCコースで下山する周回コースをとることにしました。天気が良くないので、写真撮影に時間を費やすこともないだろうからというのも理由のひとつです。


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沢沿いの斜面をほぼ水平にトラバースしていくと、小さな橋が架かっていました。雪で垂れ下がった木の枝が邪魔ですが、枝を払いのけながら橋を渡ります。


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渓流は凍結してしまうことも無く、さらさらと流れています。おそらくこの下流に蛇淵の滝があるのでしょう。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。




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橋を渡るとやや急な斜面を登っていきます。


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すぐに傾斜が緩くなり、渓流の左岸に沿って緩やかなトラバース道が続きます。


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やがて、やや開けた感じのする鞍部のような場所に来ると、渓流から離れて右手の斜面に取り付きます。とはいえ、ここも緩やかにトラバースするように斜上していき、一度切り替えしたらあとは緩やかな植林の中をトラバースする道です。


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進んでいくと、トレースが二又に分かれていました。左から登ってきたというよりも、下ってきた人がここでまちがえて直進してしまったという感じです。周囲を見渡してみてもテープなど何も見当たらないので、ここは道迷いしやすい場所のようです。このすぐ先は沢があり、道は沢に沿って右へと登っていくようです。左下へと続く間違いトレースがどこまで続いていてどうなったのか興味のある所ですが、時間もないので先に進みます。


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間違いトレースがあった場所のすぐ上、50mも行かないぐらいのところに分岐路がありました。右へ登っていけばAコースに合流するようですが、かすかなトレースらしきものがあっただけで、この日このコースを歩いた人はいないようです。この分岐路の下で、沢沿いを離れて左へ進むということを忘れないようにと覚えておくことにして進みました。


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12:23 先ほどの分岐のすぐ先に渡渉点があり、渡渉したところに五合目の道標がたっていました。出発してから1時間20分がたっていて、思いのほか汗をかいていました。休憩もまだとっていなかったので、ここで小休止することにしました。


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といっても、荷物は下ろさず、たったままポットから熱いドリンクを飲むだけの簡単な休憩です。今回は白湯ではなくてレモン湯というホットレモネードのようなものをつくってきました。お湯だけだと、水分補給と熱補給だけですが、これだとカロリーも摂取できるので簡単な休憩にはうってつけです。


短い休憩を終え五合目を出発してすぐ、上から単独行の男性が降りてきました。彼がBコースのピストンなのかCコースから周回してきたのかわかりませんが、これで山頂までのトレースは心配ないなと安心したのでした。


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五合目のあった谷筋から小さな尾根に上ると、広大な伐採跡地にでました。このあたりから雪が少し深くなってきたようです。五合目まではせいぜいくるぶしぐらいまでの積雪でしたが、このあたりでは足首まで埋まってしまう感じです。


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振り返ると、これまた大規模に伐採されてまだら模様になってしまった山が見えました。おそらくAコースが通っている1009.5mのピークでしょう。


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12:36 黒滝への分岐です。さすがに黒滝方面へのトレースはありませんでした。ここで90度曲がって斜面を直登するようになります。


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雪は次第に深くなってきました。トレースを踏み外すと、ときどき膝上までもぐりこむことがあります。が、もぐるといってもその程度なので、先週の毛無山と同じぐらいです。それなら全然問題なしということで、気楽に考えていました。雪質もさらさらのパウダーなので、少々もぐっても簡単に足を抜くことができます。


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右手に見える鞍部に、Aコースが見えます。斜面を登っていくのがAコース。水平なのは林道のようです。


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伐採後の斜面のトラバースが終わって、やっと尾根筋に出てきたようです。雪は普通に足首が隠れるほどになってきました。このまま尾根筋を登っていくのかと思ったら、すぐ上で、再び森の中へと入っていきます。今度は自然林の斜面をトラバースするように登っていきます。このコースは直登が少なくて斜面のトラバースでつなぐようなルートばかりのため、歩いた距離に対して時間がかかるばかりだし、標高もなかなか稼げません。もっとも、その意味では楽なのですが、Cコースのほうが効率的のようです。Cコースで登ってBコースで降りるほうがいいのかもしれません。


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13:10 ルートがほぼ水平になっている場所で、小休止することにしました。今回も立ったままですが、さすがにそろそろ固形物を食べないとシャリバテになりそうなので、スニッカーズミニを2個食べました。休憩ついでに、久しぶりに自分撮りです。この時点で標高はおよそ1050mぐらいです。Cコースの大神岩と同じくらいなので、あと2時間ぐらいで山頂のはずです。おおむね目論見どおりのスケジュールです。仮にもっと時間がかかっても、ヘッドライトもあるので問題はありません。この時点では、Cコースから余裕で下山できるつもりでいたのでした。

つづく。


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| 2013年12月 那岐山 | 17:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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