ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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進むも地獄、退くも地獄。: 伯耆大山縦走路その1

2013年10月30日 鳥取県大山町 伯耆大山 単独日帰り 


当初は足を踏み入れるつもりは無かった伯耆大山の縦走路。あれほどやばい場所だとは思いもしませんでした。


8月上旬にお花畑を見に行って以来約3ヶ月ぶりとなる伯耆大山に、紅葉を求めて訪れました。9月に入ってからは、週末になると天候がよくなかったり、たまにいい天気になると用事で出かけられないなど、今年はなぜかタイミングがよくありません。久しぶりに平日に仕事が入らず、しかも天気予報が晴天ということで、見事な紅葉を期待しての山行でした。


宝珠尾根のブナ林がちょうどいい具合に紅葉しているのではないかと思い、久しぶりに宝珠尾根からユートピアを経由して剣ヶ峰まで登り、そのままピストンで戻ってくるつもりでした。紅葉がいい具合であれば撮影に時間がかかるので、場合によってはユートピアでお昼を食べて、そのまま戻るということも選択肢の一つとして考えていました。


岡山を出発したときはいい天気で、日の光に輝く紅葉の森を想像するだけでうきうき気分でしたが、湯原あたりから雲が多くなり、蒜山SAを通過するころにはなんだか曇り空です。そして、溝口IC近くから見た大山には、なんと上半分にだけ雲ががっしりと絡み付いています。がっかりしながらも、時間と共に雲がなくなってくれることを期待しつつ、南光河原駐車場に車を停めました。


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7:08 ガスで三鈷峰などはまったく見えない中、出発です。


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少し色づき始めた石畳の参道を進みます。平日だからか、朝早いためか、前にも後にも誰一人歩いていません。


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大神山神社を過ぎて再び森の中に入っていくと、なんだか手前の参道あたりよりも紅葉していません。こちらのほうが標高が高いのになぜなのか。


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7:51 下宝珠越えへの登山道入口です。このあたりから森が色づき始めてきました。


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登るにつれてブナの黄色い姿が目立ち始めました。


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8:12 下宝珠越えに到着です。ここまでの登りで思いのほか汗をかいてしまいました。出発時に肌寒かったので、ソフトシェルを着てきたのですが、そのまま登ってしまったのが失敗でした。宝珠尾根は少し風があって寒かったので、とりあえずソフトシェルは着たまま行くことにしました。この先は尾根道だし、少しペースを落として歩けば、汗も引いて服も乾くだろうという目論見です。


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期待にたがわず宝珠尾根のブナ林は美しく紅葉していました。しかし、曇り空のためぱっとしない色です。


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次第に高度が増してくると、うっすらとガスも漂い始めました。それはそれで趣がありますが、やはり日の光で鮮やかに輝く様を見たかっただけに、とっても残念です。なので、一眼レフは取り出さず、先日購入したPowerShot S110で撮影しながら進みました。だいたい絵になりそうな場所のめぼしをつけておいて、下山時に一眼レフで撮影しようというつもりです。


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もやっとしているとはいえ、なかなかいい感じに色づいています。


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9:01 中宝珠越えに着きました。以前このコースを歩いたときより20分ほど速いペースです。


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ロープのかかる急斜面で前を行く男性に追いつきました。中宝珠越えの手前で休憩していたときに追い越していった方で、三鈷峰まで行くとのことでした。この難所を登りきったあたりで休憩されたので、再び僕が先行しました。


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上宝珠越え手前の崩落箇所ですが、最初に通ったときに感じたほど危険だとは感じませんでした。というより、危険というほどのものかいなというのが正直な感想。きっと山慣れしたのでしょう。


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9:43 上宝珠越えです。ここで、小休止をとりました。帰りは砂すべりを通ってみるというのもありかな、などと思いながら行動食を食べていると、先ほど追い越した男性が登ってきました。少し話をして、僕は先に出発しました。


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上宝珠越えからすぐのところで、登山道が崩落していました。さいわい木があったためか、大きな崩落にはなっていませんでしたが、むき出しになった木の根を越えていくのに少し手間取りました。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。



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10:08 ユートピア下の尾根に出ました。このあたりになるとすっかりガスの中で、視界は50mもない感じです。


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風がかなり強くなってきたので、とりあえずユートピア小屋に入って様子を見ることにしました。


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入口の寒暖計は6度をさしていました。


中に入って休んでいると、途中で追い越した若い男女3人組が入ってきました。関西弁を話していたので、関西方面から来たようです。その後、途中で一緒だった単独の男性も入ってきました。三鈷峰手前の登山道に「危険」という看板が合ったので、登らずに戻ってきたとのこと。


行動食を食べたり、単独の男性と話をしたりしているうちに風が弱まってきたので、ひとまず剣ヶ峰まで登ってみることにしました。風は弱まったとはいえ、稜線に出るとどうなるかわからないし、雨になる可能性もあるので、上はゴアテックスのハードシェルに、下はレインウェアのパンツをはいて、安全のためにヘルメットも装着して出発しました。


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象ヶ鼻から天狗ヶ峰に至るルートは、ところどころ崩壊しかけたような場所もありますが、それほど傾斜もきつくないし危険を感じるほどの場所はありません。


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しかし、天狗下の難所まで来るとさすがに少し緊張しました。とはいえ、何度か通過しているし、ここは尾根が痩せているとはいえ両足で立つことができる程度の幅があり、距離も短いので、大きな問題はありません。


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天狗ヶ峰を過ぎると、登山道もそれなりに厳しい状況になってきます。今年は大雨が何度もありましたが、見た目には昨年からそれほど極端にやせ細ったという感じはありません。それでも、どこで足を踏み外さないとも限らないので、慎重に足を運びます。


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剣ヶ峰の手前には綱渡りっぽい場所もあるので気が抜けませんが、左右の崖の傾斜がこの程度であれば、人が載ったぐらいでは簡単に崩れそうにないという安心感もあります。ガスって視界が悪いため高度感がないのも助かります。


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11:44 剣ヶ峰登頂です。剣ヶ峰は昨年の9月以来なので、およそ1年と2ヶ月ぶりです。


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誰もいない、視界も利かない剣ヶ峰山頂で昼食をとり、しばらく休憩しながらどうしようかと考えました。当初の予定ではピストンで宝珠尾根を戻るつもりでしたが、この天気ではあまり紅葉写真もぱっとしないものになりそうで、単にピークハントしただけとほとんど同じ状態で終わりそうです。せっかくだから、縦走路の状況を確認して帰るというのもいいかもという気になってきました。以前から、超難関といわれるラクダの背がどんな場所なのか見てみたいと思っていました。もちろん渡ろうなんてつもりはさらさらなくて、実際に目で見て確認したいというだけです。少し考えた結果、天気も悪いし、このままピストンで戻るだけというのも面白くないので、ラクダの背の様子を見に行くことにしました。


つづく。



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| 2013年10月 大山縦走路 | 22:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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