ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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晴天5泊6日の山旅: 雲ノ平と黒部源流その1

2013年8月11日~16日 富山県大山町 雲ノ平および黒部源流部の山々 単独テント泊 


2011年は、飛越新道から入山し、黒部五郎岳経由で目指した雲ノ平・黒部源流でしたが、大雨のため三俣山荘で引き返すという結果になりました。2012年に再び山行プランをたてて準備していたのですが、天気予報では山は大荒れとのことで、結局山行そのものを中止してしまいました。


そういうわけで、今回の山行は2010年の秋以降、およそ3年ぶりに訪れる雲ノ平と黒部源流となりました。3年ぶりということと、カメラも5Dから6Dへと変わったこともあり、いままであまり撮影していない星景写真を撮ることと、まだ撮っていない場所での撮影を主たる目的に計画を立てました。星景写真は、双六池、鷲羽池、雲ノ平での撮影が目標。まだ撮っていない場所としては、樅沢岳からの西鎌尾根と槍ヶ岳、双六岳山頂の広い台地越しの槍ヶ岳、お花畑の黒部五郎岳カールの3ヶ所。時期的にお花畑はもう終わりかも知れないので、黒部五郎岳のカールについては、とりあえず行くだけ行ってみようということにして出発しました。


新穂高の駐車場に着いたのは午前12時近くになってからでした。一縷の望みを託していたものの、やはり満車の看板が出ていて、警備員が無情にも進入を拒みます。さて、どうするか。鍋平に停めてしまうと、朝ロープウェイが動くまで寝るしかないので、早朝出発するのは無理。この時期暑いのでできれば暗いうちに標高の高いところまで行ってしまいたいのです。そこで、左俣林道沿いの空いたスペースを見つけて駐車することにしました。ところが、皆同じことを考えるようで、橋を越えたところからすでに路駐の車がズラリ。幸い、少し上って行った所に空きスペースがあったので、車はそこに停めることにしました。


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すぐに出発しようかとも思ったものの、さすがに疲れていたので2時間ほど仮眠をとり、3時34分に出発しました。


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真っ暗な左俣林道を歩いているうちに、少しづつ空が明るくなってきました。


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5:10 わさび平に着きました。コースタイムでは新穂高からわさび平まで1時間15分ですが、寝不足がたたったのか、1時間30分ほどかかってしまいました。


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朝食をかねて長めの休憩をとり、5時36分に出発しました。


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20分ほどで登山道の分岐です。ここから鏡平まで3時間30分、さらに双六まで2時間20分、トータル5時間50分の道のりですが、はたしてどれぐらいかかるものやら。


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7:03 秩父沢です。日が昇り、次第に暑さが強くなってきて、さすがにバテバテ。秩父沢からこの先のシシウドヶ原までの区間が一番厳しいところです。ゆっくりと休憩をとってから先に進みます。


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秩父沢から50分ほど登ったところで小休止。風が気持ちのいい場所で、展望もあります。


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眼下には左俣林道が小さく見えています。いつの間にかけっこうな高さまで登って来ていることを実感。


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8:11 イタドリヶ原です。かなりバテ気味で、大きな岩にへたり込んでしばらく休憩です。


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9:19 やっとシシウドヶ原に着きました。すっかりシャリバテでフラフラでした。


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コンビニで買ってきたおにぎりをほおばります。


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秩父沢ほどではありませんが、シシウドヶ原にも大きな雪渓が残っていました。今年は、残雪が多いようです。


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汗を滝のように流しながら熊の踊り場までやってきました。ここでも、休憩をとります。休憩ばっかりなのでさっぱりペースが上がりません。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。



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10:51 息も絶え絶え状態で鏡平にたどり着きました。小屋まで行くのもしんどい状況なので、鏡池のデッキで寝転がって大休止です。いい天気ですが、槍にはガスがかかっていて姿は見えませんでした。行動食を食べたりしてしばらく休憩してから小屋前に移動し、コーラを飲んでさらにひと休み。


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11:53 結局1時間ものんびりしてから、双六へ向けて出発です。


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樹林帯の急登を抜けて、見晴らしのいい尾根にでたところで、コバイケイソウのお花畑が広がっていました。何度もここを通っていますが、これほど多くのコバイケイソウが咲いているのをみるのは初めてです。


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お花畑と鏡池を写真におさめるために、荷物を下ろしてしばらく撮影に時間をとりました。


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30分ばかり時間を使ってしまいましたが、撮影は切り上げて出発します。


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13:54 弓折乗越に着いてみると、ここにもコバイケイソウのお花畑が広がっていました。


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ガスに隠れていた槍ヶ岳も姿を現します。


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コバイケイソウと槍ヶ岳のコラボレーション。


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ミヤマキンポウゲらしい黄色い花もありました。


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ここでも30分ほど時間を費やしてしまい、予定はダダ遅れです。それでも、出発が早かったおかげで、まだ14時30分。双六には15時30分ごろには着けそうです。


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花見平の手前にも、まだ大きな雪田が残っていました。


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黒百合平のベンチ上から、鷲羽岳と双六山荘が見えました。あと30分ほどで到着です。


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15:39 双六池キャンプ場に到着です。結局、小池新道入口から9時間40分もかかってしまいました。駐車場所から計算すると、なんと12時間の行動でした。休憩やら撮影やらで3時間近く浪費していますからしょうがないとはいえ、この炎天下で初日の重い荷物を担いでなんとか双六までたどり着けたのですから、まあ良しとしましょう。さすがにテント場はテントであふれています。とはいえ、ここはわりとフラットで広いので、この時間でもまだまともな場所はある程度残っていました。一番双六池に近い区画にそこそこまともな場所が見つかったので、テントを張って今日の行動はおしまいです。寝不足の体に25kgの荷物がかなりこたえました。


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22時30分ごろ目が覚めて、トイレに行って戻ってくると、双六池の正面からまっすぐに天の川が立ち上がっているのが見えました。当初の目的のひとつ、双六池の星景写真を撮るには絶好のチャンスです。誰もいない双六池畔でカメラをセットして撮影しました。


4241-4243加算
その後、少し離れたところへ移動し、コバイケイソウ越しに星空を撮影していたら、近くの草むらでがさがさと音がして、「ブハーッ!」という鼻息のような音が聞こえました。少し前に弓折岳稜線で熊が出たという新聞記事を読んでいたこともあり、すっかりビビッて一目散にカメラを抱えてテントに逃げ帰ったのでした。あれはいったいなんだったのでしょうか。夜間の撮影は、気をつけないとやばいです。


つづく。


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| 2013年8月 雲ノ平と黒部源流 | 18:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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