ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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ユートピアのお花畑を求めて: 伯耆大山その1

2013年8月3日 鳥取県大山町 伯耆大山 単独日帰り山行 


この時期に伯耆大山に登るのは、考えてみると初めてのことです。地元の低山に登山するようになっても、真夏の時期は暑いのと虫が多いのとで、なんとなく山から足が遠ざかっていたのですが、今年は翌週に控えた北アルプス遠征のリハーサルをかねて、ちょっと重装備で登ってみることにしました。一眼レフ2台、交換レンズ4本、三脚、防寒具、雨具、水2.5リットルと、36リットルのバックパックがいっぱいになるぐらい詰め込んだので、15kgぐらいはいっている雰囲気です。どうせなら、噂に聞くユートピアのお花畑を見てみようというわけで、目的地はユートピア。定番の宝珠尾根経由も考えましたが、土曜日だし混雑すると嫌なので、人の少ない三ノ沢から槍尾根を経由して行くことにしました。


21日に上蒜山に登って、GW以降怠けていた体に渇が入ったせいか、今回はとにかく早起きして出発しました。夜7時過ぎに寝て、11時半に起きて、シャワーを浴びて、準備を整え、午前1時過ぎに出発です。あまり寝ていないわりにはけっこうすっきりしていていい感じです。


蒜山から鳥取側へ抜ける国道482号は土砂崩れのため通行止めになっており、高速の蒜山ICから江府ICまでの区間が無料開放されているとの情報は事前に得ていましたが、三ノ沢へ行くには江府で下りるとまた戻ってくることになるので、大山パークウェイで行くことにしました。一時通行止めになっていた鍵掛峠から桝水までの区間も通行できるようになっていたので、問題なしです。


4:20 三ノ沢に到着です。事故で修理に出しているN BOX+の代車でN BOXを借りているのですが、荷室がない分後席足元がやたら広い!着替えたり、靴を履き替えたりするのがとっても楽でした。車中泊をしないのならこちらのほうが使い勝手は良いかもしれません。


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4:32 まだ真っ暗な中、出発です。


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豪雨で三ノ沢もだいぶやられたらしくて、入口に工事中の看板が出ています。歩き始めると、確かに土砂ですっかりうずもれている雰囲気です。おととしの台風では土砂が持っていかれてえぐられたようになっていましたが、今回は逆にすっかり埋まってしまったようです。


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4:50 いつも左岸の登山道に上がる堰堤まで来ました。重機で土砂を掘り出して、堰堤の前には大きく深い穴が開いている状態です。

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どうやって右岸に渡れば良いのかとヘッドライトで照らしながら観察してみると、堰堤の足元に1mほどの幅で土砂が残っているところがありました。


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左岸に渡って、傾斜のある土手を無理やり登ると、なんとなく見覚えのある登山道がありましたが、だいぶん様子が変わっていました。


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左岸に渡ってからは、いままではわりと平坦な登山道をたんたんと進んで行ったのですが、今回はすぐに道がなくなっています。登山道のあった左岸の土手が削り取られて道がなくなっているのです。川床に下りて進むと堰堤に阻まれて、右側から巻いて登ります。


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堰堤を巻いて進むと、かろうじて50cmほど残った登山道が、やばそうな雰囲気で残っていました。


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道の下はけっこうきつくえぐられていて、うかつに端に近づくと崩落しそうな雰囲気です。慎重に足元を確認しながら進みます。


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やがて、道は完全に消滅し、再び川床に下ります。今度は右岸側に土砂が堆積していて、そこから堰堤を越えます。


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堰堤を越えてすぐに左岸側へ上がり、10mほど行くと見慣れた登山道がありました。


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5:22 大堰堤の下まで来ました。大堰堤のひとつ下にある堰堤は、台風の影響で土砂が流されて左側から高巻いていましたが、なんと左半分がほぼ土砂に埋もれていて、そのまま歩いて乗り越えられるようになっていました。


ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。



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5:31 大堰堤を越えて広河原へ出ました。


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ここも様子が変わっていました。以前は、わりと平坦でだだっ広いところでしたが、目の前に深さ1mほどの深さの川床のようなものができている一方で、奥に見える登山ルート沿いのS字状の河原は、逆に土砂でかさ上げされているかのように盛り上がって見えます。



少し休憩してから、広河原を歩き始めました。以前は斜めにまっすぐ歩いていけましたが、中ほどに低木が生長しているグリーンバンドのようなエリアがあるので、今回はそれが難しそうです。しかも、上に行けば行くほどえぐられている部分の深さが深くなるので、先に横方向に移動してグリーンバンドを超えて、S字部分へ続く河原をまっすぐ登っていくことにしました。


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グリーンバンドを超えて、S字状の河原の縁までやってきました。あとは適当なところで右側に移動して、登山道の入口を探しながら登っていくだけです。


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6:10 だいぶ南壁が近づいてきたところで、小さなケルンを発見。どうやらこのあたりから登山道に入れそうですが、このケルンの場所ではなさそうです。


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最初のケルンから20mほど登ったところにもうひとつケルンがあり、そこが登山道への入口でした。


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南壁下をトラバースする登山道の脇には、シモツケソウなどがたくさん咲いていました。


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コオニユリ?もきれいに咲いています。


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6:22 いよいよこのルートで一番厄介な砂すべりです。下りは楽ですが、ここを登りながらトラバースするのが難儀です。まるであり地獄のように足元の砂利が崩れるのでたいへんです。それにしてもこんなに幅があったっけ? というほど広々とした砂すべり。手前側は落ちてきた土砂で新しく広がったのではないかと思われます。


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悪戦苦闘して、ようやく砂すべりをトラバースし、さらに直登していきます。


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6:36 やっと登山道の入口を見つけました。ここを渡るだけでかなり体力を消耗した感じです。このあと、登り始めたらやたらしんどくなったので、座り込んでしばらく休まざるを得ませんでした。このとき、ブヨがうっとおしくなってきたので、はじめてモスキートネットを使用しました。けっこういいです。夏山には必要ですね。


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可憐なイヨフウロなどの花々に癒されて、なんとか体力気力が回復。再び上を目指します。


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7:18 やっと稜線まで這い上がりました。槍ヶ峰はガスにかすんでいます。


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いつみても垂直にしか見えない槍が峰下のルートを行きます。


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槍ヶ峰の肩へ出ました。通称槍ヶ峰本峰(または北峰)はもう目と鼻の先です。このピークは、本当は槍ヶ峰ではないらしいというのは以前記事にしましたが、とりあえず真偽の程が不明確なので、通称の呼称を今までどおり使うことにします。



つづく。





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| 2013年8月 大山ユートピア | 20:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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