ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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厳冬期南アルプスデビュー戦を振り返って~ギア編

最終回は、お正月の仙丈ヶ岳登山で使った各種ギアについて検証しておきます。


1、テント
テント完成

これしか持っていないので比較のしようもありませんが、毎度のメスナーテントです。本体900g、フライが680g、ポールが440gで、ペグも含めると約2.1kgです。最新のライペンエアライズ1などと比べると、ちょっと重いのですが、フライの裾にフラップがついているので冬季用フライとしても使えます。なので、これはこれで重宝します。

フライのジッパーは金属製ですが、ジッパー部分を覆うようにフラップがついているので直接雨や雪がかからない構造になっており、凍結して動かなくなるということはありませんでした。ただし、このフライは現在は売っていないので、これからメスナーテントを冬季に使用するという場合は、冬用のフライを購入する必要があります。このあたりは、エアライズでも同じですが。

実際問題、冬季用のフライがないとテント泊は無理なのかというと、そうでもないようです。北沢駒仙小屋のテント場では、3シーズン用のフライを使っているテントもありました。3シーズン用のフライは裾の部分が地面から少し離れていて、そのままだと寒気や冷風が裾から入り込んでしまい断熱効果が期待できませんが、雪を盛って隙間をふさげばなんとかなるようです。

このテントの欠点は、フライシートがバックルなどでテント本体と直接接続できるようになっていないことです。フライシートの四隅の内側に、フレームの末端に引掛けるためらしいゴム紐がついているのですが、これをつかってもあまりしゃんとしてくれません。そのため、フライはフライで独自にペグで固定しなければならず、けっこう面倒で時間がかかります。エアライズのようにバックルで固定できれば設営も楽なのですが。なお、本体の設営は紐をポールにからめてフックに引掛けるだけなので、すこぶる簡単です。





2、寝袋
img58958466.jpg

この山行は、昨年購入したプロモンテ エクストリームライトシュラフEL1000Aのデビュー戦になりました。730フィルパワーのホワイトグースダウン90%、総重量1,450g、レギュラー丈(165~185cm対応)、適応気温-25度以上というスペックです。購入したお店のサイトでは、羽毛量1,000gと紹介されていましたが、プロモンテのサイトを見ると羽毛量は800gと書かれていました。プロモンテの寝袋は、モデル名にある数字がダウンの量を示しており、たとえばEL450Aならダウン量450gとなっています。なので、プロモンテのページの記載ミスだと思われます。800gのダウン量だと、ひとつ下のモデルEL800Aと同じになってしまいますから、つじつまが合わなくなってしまいます。

山行記録でも書きましたが、テント内気温は-12度ぐらいでしたが、初日は疲労と寒さ慣れしていないためか少し寒いと感じました。2日目は、初日には脱いで寝たソフトシェルジャケットを着たまま寝てみたおかげか、はたまた寒さなれしたのかわかりませんが、全然寒さを感じずに快適に寝られました。とりあえず、厳冬期の山で十分使えるようです。しかし、外気温が-20度などになったらどうなんでしょうか。

この寝袋、胸のところにポケットがついているので、寒さに弱い電池類を袋にまとめてこのポケットに入れて寝ました。おかげで、リチウム電池はもちろん、ニッケル水素電池などもくたばることなく使用できました。

厳冬期用の寝袋は価格がべらぼうに高いのが問題ですが、オフシーズンなどに驚くほどの安価で売りに出ていることがあります。僕が購入したのも6月で、62%オフという破格値でした。同じものが確かこの冬に25,000円ぐらいで売られていましたが、そういうのを狙って買えば出費も抑えることができます。楽天のスポーツショップなどに会員登録しておけばメールが届くので、購入を考えている人は早めの登録をお勧めします。






3、テントシューズ
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テントシューズは持っていなかったので、今回のためにISUKA テントシューズロングLを購入しました。足のサイズは、通常の靴で25.5cmですが、お店で冬用靴下を履いてS(足底長さ27cm)を試着したらちょっと小さい気がしたのでLにしたのですが、やっぱ大きすぎました。Lは足底長さ30cmなので当然といえば当然です。まあ、これで出歩くわけではないのでいいんですけどね。中にはテントシューズをはいたまま出歩いて、トイレにまでそのまま入ってしまうというツワモノもいるらしいですが、僕はそこまで図太くないので無理です。一度だけ水を汲みにテントシューズのままで雪の上を歩きましたが、正直歩きにくかったです。

予備の厚手ソックスを二枚履きにすれば、テントシューズはなくてもいいようにも思いますが、ないよりはあったほうがいいかなという感じです。寝る前に足が冷えて困ったので、テントシューズ内にホッカイロを貼り付けて寝たらぽかぽかしてすぐに足が温かくなりました。驚いたのは、2日目の夜になってもまだほんのり暖かく、ホッカイロを交換しなくてもそのまま寝られました。ホッカイロの持続時間をほめるべきか、テントシューズの保温力をほめるべきか、どっちが優秀だったのでしょうか。






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4、アックス
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今回は、短くて軽いブラックダイヤモンド ベノムアッズウィズリーシュ(50cm)を持って行きました。これで困ったということはないのですが、森林限界を超えてから風で体がふらついたときなどに杖代わりにするには短すぎて役に立ちません。杖代わりにすることを考えると、縦走用のグリベル モンテローザ(65cm)のほうが使いやすかったかもしれません。小仙丈ヶ岳までは基本的にそれほど急峻ではない尾根道だし、小仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳までの稜線も、見た感じではそれほど急峻な場所はなさそうです。ストック代わりに使える長めの縦走用アックスのほうが適しているように感じました。ま、これについては人それぞれ好みの問題ですけどね。






5、クランポン
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今回使用したのはグリベル エアーテックニューマチック(12本爪)です。このクランポンもデビュー戦です。それまで使っていたグリベル G10ワイドに比べて爪の長さが短く、爪が引っかかりにくく歩きやすいと感じます。雪道を普通に歩いている場合も爪が雪面にすれにくいので、G10ほど足上げの高さを意識しなくてもいいです。そのため、歩くのが楽に感じます。セミワンタッチ式なので脱着も楽ですし、12本爪なので安心感もあります。いいクランポンだと思います。






6、コンプレッションバッグ
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プロモンテ エクストリームライトシュラフEL1000Aは、厳冬期用ということでスタッフバッグにつめた状態のサイズが35cm×21cmとけっこう大きいのが困りものです。そこで、ISUKA ウルトラライト コンプレッションバッグL(53cm×22cm)で圧縮してもって行くことにしました。

右がEL1000Aに付属のスタッフバッグ、左がコンプレッションバッグで圧縮した状態です。コンプレッションバッグのほうが直径が1cm大きいのですが、実際につめて圧縮してみると、長さで約10cm短くなりました。縦方向だけでなく直径もわずかに小さくなります。荷物が増える冬季のテント泊には、すこぶる便利なバッグです。






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