紅葉と冠雪のコラボレーション: 伯耆大山二ノ沢
2012年11月4日 鳥取県大山町 伯耆大山二ノ沢標高1150m地点)

11月に入って大山が初冠雪しました。ちょうど紅葉の時期だけにグッドタイミングです。その上、例年ならすぐに消えてしまうのに、寒い日が続いて連休も雪が残ったままです。先の比婆山連峰登山以来、首から背中にかけて筋がこわばって痛いという問題を抱えながら、やっぱり行かないわけにはいきません。
今回は体の調子がいまいちなことと、紅葉と冠雪のコラボレーションを写真に撮るという撮影行ということで、山頂は目指さないことにしました。
朝5時に起きて6時前に出発。連休二日目にもかかわらず良く空いていて、一般道を使っても蒜山まで2時間で着きました。鍵掛峠の渋滞を心配していましたが、峠のすぐ手前までは無事に流れていました。しかし、あと50mほどのところでついにストップ。反対車線に車が来ないので、向こうも右折で駐車場に入ろうとする車で止まっているとふんで、反対車線を逆行していくと予想通りでした。大型バスが入ろうとして道をふさいでいます。これで渋滞回避と思ったら大間違いで、鍵掛峠を越えた路肩のない部分に路駐している迷惑車両がたくさん! そのためのろのろ運転を強いられつつなんとか渋滞を脱出。しかし、三ノ沢の駐車場もいっぱい。ならばと二ノ沢へ向かうと、二ノ沢の少し手前の路側帯に駐車スペース発見。今日の目標は二ノ沢遡行に決まったのでした。

8:50 準備を整え出発です。二ノ沢はあまり混雑しておらず、道路わきから南壁を撮影するカメラマンが5~6人いただけでした。ところで、その時にどこかで見た顔だなあというカメラマン男性と女性のペアが。おそらく「山と渓谷」などでよく拝見する西田省三氏です。二ノ沢手前の道路際の森の中に女性を立たせて撮影していたので、あれっ!?と思ったしだいです。きっと、来年の今頃発売される山と渓谷あたりで使用される写真なのでしょう。

二ノ沢の入口から見た南壁です。二ノ沢は右岸側に工事車両用の道がついていますが、入口が少し遠いので、左岸から最初の堰堤を登り、右岸の道に上がりました。

入口近くの森もだいぶ紅葉が進んでいます。それにしても、コンデジで撮るとなんでこんなに色が沈んでしまうのでしょうか。日が当たっていないとてんでだめです。

少し進んでいくと、紅葉の色も濃くなってきて、日がさしてきたので鮮やかな色彩が湧き上がってきます。

9:19 広い河原に出ました。右岸に沿って登ってきた道は、この広い河原を横切って左岸に渡ります。両岸の紅葉がずっと上に伸びていくその先に、冠雪に輝く南壁がそびえています。

天気もよく、紅葉が輝きます。

ただ、なかなかいいアングルというのが見つけられません。

堰堤で道が行き止まりになり、堰堤を越えるために左岸の森の中に入ってみました。真っ赤に色づいた木々の向こうに南壁が白く光っています。

藪を書き分けて堰堤の上の河原に下りてみると、一段低い場所に4人ほどのカメラマンが固まってカメラを構えていました。おそらくこの場所のベストアングルなのでしょうが、同じところから同じように撮ってもしょうがないので、僕は一段上でカメラをセットしました。

少し上では、すでに紅葉は終わっており、すっかり葉が落ちています。この標高1100mあたりがちょうど秋と冬の境目になっているようです。

この場所の左右の森はいまが秋のピークのようです。
ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。


紅葉が青空に映えます。

もう少し南壁に近づくことができるかどうか、行ってみることにしました。当初、右岸を行こうと思ったのですが、取り付きから急斜面になっていてあまりよろしくなさそうなので、左岸の森の中を上に進んでみました。道なき道です。

標高1200mぐらいまで進んできましたが、やたら倒木が増え、それもすべて下に向いて倒れているので大きな枝が通せんぼするように広がっています。どうも、森の中を進むのはかなり大変そうです。やはり、河原を進んで、石を積むなどして堰堤を越える方法を考えたほうが結果的によさそうです。ただし、それはまた別の機会に試してみることにして、今日はここらで撤退することにしました。左肩がちくちくと痛み始めたためです。どうも、古いバックパックが体にあっていないのではないかと感じています。オスプレーイーサー85を満杯にした山行でもこんなことはなかったのですから。

踏み跡のない森の中を引き返しました。踏み跡のない森を歩くときは、特徴のある木など目印になるものを覚えながら歩かないと、帰り道は見慣れた道というわけには行きません。帰り道もまた、新しく歩く未知の道なのです。

11:46 ときどき、あれ? と思いながらもなんとか記憶をたどって、工事用道路の末端まで戻ってきました。

とりあえず記念の一枚。

紅葉の森と南壁。おそらく弥山のあたりです。

帰り道もきれいな森を楽しみながら下ります。

空には一筋の飛行機雲。

黄色い葉っぱがきらきらと光っていました。

道路近くまで下りてきましたが、あいかわらず南壁が白く光っています。

最後の堰堤上から。

鍵掛峠に向かう道はすっかり渋滞していました。なので、枡水高原経由で帰りました。
おまけです。伯耆大山六変化。






今回は、山行データはありません。大混雑の連休でしたが、二ノ沢はちらほらとしか人がいなくて、意外な穴場だったようです。
下のログデータですが、朝一番のデータの経緯度が少しずれているようです。左側の森の中を歩いているような線は、そのまま右へずらして見てもらえば、ほぼ一本の軌跡になります。最近GPSロガーの調子が悪いので、そろそろ寿命かもしれません。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。

にほんブログ村

11月に入って大山が初冠雪しました。ちょうど紅葉の時期だけにグッドタイミングです。その上、例年ならすぐに消えてしまうのに、寒い日が続いて連休も雪が残ったままです。先の比婆山連峰登山以来、首から背中にかけて筋がこわばって痛いという問題を抱えながら、やっぱり行かないわけにはいきません。
今回は体の調子がいまいちなことと、紅葉と冠雪のコラボレーションを写真に撮るという撮影行ということで、山頂は目指さないことにしました。
朝5時に起きて6時前に出発。連休二日目にもかかわらず良く空いていて、一般道を使っても蒜山まで2時間で着きました。鍵掛峠の渋滞を心配していましたが、峠のすぐ手前までは無事に流れていました。しかし、あと50mほどのところでついにストップ。反対車線に車が来ないので、向こうも右折で駐車場に入ろうとする車で止まっているとふんで、反対車線を逆行していくと予想通りでした。大型バスが入ろうとして道をふさいでいます。これで渋滞回避と思ったら大間違いで、鍵掛峠を越えた路肩のない部分に路駐している迷惑車両がたくさん! そのためのろのろ運転を強いられつつなんとか渋滞を脱出。しかし、三ノ沢の駐車場もいっぱい。ならばと二ノ沢へ向かうと、二ノ沢の少し手前の路側帯に駐車スペース発見。今日の目標は二ノ沢遡行に決まったのでした。

8:50 準備を整え出発です。二ノ沢はあまり混雑しておらず、道路わきから南壁を撮影するカメラマンが5~6人いただけでした。ところで、その時にどこかで見た顔だなあというカメラマン男性と女性のペアが。おそらく「山と渓谷」などでよく拝見する西田省三氏です。二ノ沢手前の道路際の森の中に女性を立たせて撮影していたので、あれっ!?と思ったしだいです。きっと、来年の今頃発売される山と渓谷あたりで使用される写真なのでしょう。

二ノ沢の入口から見た南壁です。二ノ沢は右岸側に工事車両用の道がついていますが、入口が少し遠いので、左岸から最初の堰堤を登り、右岸の道に上がりました。

入口近くの森もだいぶ紅葉が進んでいます。それにしても、コンデジで撮るとなんでこんなに色が沈んでしまうのでしょうか。日が当たっていないとてんでだめです。

少し進んでいくと、紅葉の色も濃くなってきて、日がさしてきたので鮮やかな色彩が湧き上がってきます。

9:19 広い河原に出ました。右岸に沿って登ってきた道は、この広い河原を横切って左岸に渡ります。両岸の紅葉がずっと上に伸びていくその先に、冠雪に輝く南壁がそびえています。

天気もよく、紅葉が輝きます。

ただ、なかなかいいアングルというのが見つけられません。

堰堤で道が行き止まりになり、堰堤を越えるために左岸の森の中に入ってみました。真っ赤に色づいた木々の向こうに南壁が白く光っています。

藪を書き分けて堰堤の上の河原に下りてみると、一段低い場所に4人ほどのカメラマンが固まってカメラを構えていました。おそらくこの場所のベストアングルなのでしょうが、同じところから同じように撮ってもしょうがないので、僕は一段上でカメラをセットしました。

少し上では、すでに紅葉は終わっており、すっかり葉が落ちています。この標高1100mあたりがちょうど秋と冬の境目になっているようです。

この場所の左右の森はいまが秋のピークのようです。
ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。


紅葉が青空に映えます。

もう少し南壁に近づくことができるかどうか、行ってみることにしました。当初、右岸を行こうと思ったのですが、取り付きから急斜面になっていてあまりよろしくなさそうなので、左岸の森の中を上に進んでみました。道なき道です。

標高1200mぐらいまで進んできましたが、やたら倒木が増え、それもすべて下に向いて倒れているので大きな枝が通せんぼするように広がっています。どうも、森の中を進むのはかなり大変そうです。やはり、河原を進んで、石を積むなどして堰堤を越える方法を考えたほうが結果的によさそうです。ただし、それはまた別の機会に試してみることにして、今日はここらで撤退することにしました。左肩がちくちくと痛み始めたためです。どうも、古いバックパックが体にあっていないのではないかと感じています。オスプレーイーサー85を満杯にした山行でもこんなことはなかったのですから。

踏み跡のない森の中を引き返しました。踏み跡のない森を歩くときは、特徴のある木など目印になるものを覚えながら歩かないと、帰り道は見慣れた道というわけには行きません。帰り道もまた、新しく歩く未知の道なのです。

11:46 ときどき、あれ? と思いながらもなんとか記憶をたどって、工事用道路の末端まで戻ってきました。

とりあえず記念の一枚。

紅葉の森と南壁。おそらく弥山のあたりです。

帰り道もきれいな森を楽しみながら下ります。

空には一筋の飛行機雲。

黄色い葉っぱがきらきらと光っていました。

道路近くまで下りてきましたが、あいかわらず南壁が白く光っています。

最後の堰堤上から。

鍵掛峠に向かう道はすっかり渋滞していました。なので、枡水高原経由で帰りました。
おまけです。伯耆大山六変化。






今回は、山行データはありません。大混雑の連休でしたが、二ノ沢はちらほらとしか人がいなくて、意外な穴場だったようです。
下のログデータですが、朝一番のデータの経緯度が少しずれているようです。左側の森の中を歩いているような線は、そのまま右へずらして見てもらえば、ほぼ一本の軌跡になります。最近GPSロガーの調子が悪いので、そろそろ寿命かもしれません。

ランキングアップにポチッとご協力お願いします。

にほんブログ村
スポンサーサイト
| 2012年11月 伯耆大山二ノ沢 | 21:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑