ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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2度目の剣ヶ峰は最高のコンディション:伯耆大山その1

2012年9月2日 鳥取県大山町 伯耆大山剣ヶ峰(標高1729m)



天気予報では晴れマークが出ていたものの、あまり当てにならないのが天気予報。朝5時に起床して一番にしたことは、パソコンの電源を入れてライブカメラの画像チェック。まだ薄暗い画像ながら、大山の稜線がくっきりと見えていました。烏ヶ山のカメラ画像では、小さな雲が2つほど浮かんでいるだけのクリアな空も見えてます。眠気もぶっとび大急ぎで準備して、一路鳥取を目指したのです。


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新庄村から野土路トンネルを抜けると、大山がど~~ん! 逢いたかった逢いたかった逢いたかった~イエス! 君に~~!!


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国道482号線の内海峠を越えた鳥取側には、峠道のバイパスルートが完成していました。下っていくと大山が正面に見えるなかなか魅力的な道でした。


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鍵掛峠から見上げる南壁も久しぶりです。


前回は文殊堂の近くの広い路側帯に車を停めましたが、今回は下にある駐車場に停めました。脇見運転の車にぶつけられたりしたら嫌ですからね。


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9:12 駐車場を出発です。


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今回のコースは、2回目の三の沢-槍尾根-剣ヶ峰コースです。キリン峠から槍尾根というのも考えましたが、それはまた次の機会にとっておくことにしました。


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三の沢に入ってすぐ、正面に南壁がそびえているのが見えました。前回はガスっていたのでまったく見えませんでしたが、こうしてみると北アルプスにきたみたいです。


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昨年はこんな風に川底を歩くことはなかったのに、昨年の台風で左右の岸が削り取られたらしく、ずいぶんと幅の広い川底に様変わりしていました。


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登りつめていくと堰堤が立ちふさがっていました。昨年はまだ工事中だった堰堤です。ここから左岸に上がるはずです。


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右岸からでも上がれそうですが、踏み跡があったのはやっぱり左岸でした。


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左岸を上っていくと再び堰堤を越える箇所がありましたが、今回は石積みがあってここから堰堤上に登ることができました。とはいえ、そこそこ高さがあるので、背の低い人にはちょっとつらいかもしれません。


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30分を過ぎたあたりで堰堤脇の高台のようなところで振り返ると、遠くのほうまで展望が広がっていました。


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前方には、ガスが巻きはじめた南壁が、まだまだ圧倒的な存在感で見えています。


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左岸の道が終わり、最終堰堤を越えるためにひとつ前の堰堤を右岸側から巻いて行きます。


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取り付きには赤いテープがありすぐにわかりますが、基本的に川底に下りてきた堰堤の上をそのまま右岸へ渡ったほうがわかりやすいし歩きやすいと思います。下りてきたところから川底を斜めに突っ切ってしまうと、テープのところまで戻らないといけなくなります。


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かつては、この白くなったところまで砂利が積もっており、石積みを利用して簡単に大堰堤手前の堰堤を乗り越えることができましたが、台風ひとつですっかり土砂が持っていかれていました。


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大堰堤手前の堰堤を越える場所です。トラロープなどが設置されているので、それほど困難ではありません。


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堰堤を乗り越えると、川底には出ないでそのまま右岸の藪の中を大堰堤のほうへ進みます。


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10:08 大堰堤を越えて、三の沢に出ました。昨年は小さなテープしかなかったのに、今年は出口(下山時の入口)にケルンが積まれており、目印に赤テープを巻いた木の枝も立てられています。これならわかりやすくていいですね。


<写真クリックで拡大します>
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ここでひとまず休憩です。荷物を降ろして、ガスが消え始めた南壁を撮影します。とはいえ、今度は雲が出てきて南壁に影を落とすので、日差しが南壁に当たるタイミングを待つために少し時間を使ってしまいました。




ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。






10:23 休憩を終えて出発です。昨年の台風のおかげで、前回歩いたときよりも踏み跡がわかりにくくなっているように感じます。というより、わからないといったほうが正しいかもしれません。とりあえず、南壁下にあるS字状のガレの右側に沿ってルートがあることはわかっているので、そこを目指して適当に歩きます。途中、単独の男性とすれ違いました。せっかく登ったんだからもっと上でゆっくりすればいいのにと思いましたが、人それぞれ事情があるのでしょう。


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10:40 赤テープを見つけました。このあたりから右手藪の中にルートがあったような気がしますが、藪に覆われて踏み跡もいまいちはっきりしないし歩きにくそうなので、ガレの上をそのまま上がることにしました。このあたりのガレは傾斜が緩いこともあって、歩いても崩れません。なので、直登できて楽チンです。


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10分ほどでガレの突き当りが近くに見えるあたりまできました。そろそろガレ歩きは終えて右手の踏み跡に入らないといけない頃です。


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踏み跡を探すと、右斜め前のあたりに見えていました。少し手前に白い布のようなもので入口を示すマークが見つかりましたが、見えている踏み跡のところから直接入ったほうが楽そうなので、そこから行くことにしました。


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10:54 右上に塔のような岩が近づいてきたら、そろそろルートが右に曲がるところです。下ばかり見て歩いていると右の分岐を見落としやすい場所です。直進も岩が敷き詰められたルートのように見えるうえに、右の分岐の入口あたりに草木が覆いかぶさるようになっているので間違えやすいのです。予備知識なしに歩いた前回は、ちょうどこの場所で下山者とすれ違ったこともあってみごとにだまされてしまいました。ただ、地面に緑のビニールテープが置いてあり、分岐のすぐ先に赤テープもあるので、注意していればわかります。


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分岐からは緩やかに斜面をトラバースしていきます。振り返ると、思いのほか高度があることに気がつきます。


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砂すべりようなガレ場の手前あたりから、傾斜も急になり足元が砂利になるのでとても歩きにくくなります。そしてこのガレ場を登るのがまたひと苦労なのです。前回これを直登するのではなく、斜め上に横切ったところに草付を登る踏み跡があったのですが、今年はなぜか見つかりません。やはり昨年の台風で地形が変わってしまったのかもしれません。


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どうしようかと迷っていると、上からガレを下ってくる単独行者がいたので、落石がくると危ないと思い、むりやりガレを横切って右手の草つきの斜面に入りました。実際、上からごろごろと岩が転がり落ちていました。とはいえ、そこもこぶし大ほどの石が積み重なった斜面なので、足を踏み出せばがらがらと崩れ落ちるような場所です。無理やり登っていくと、右のほうに上がっていく踏み跡が見えました。少しガレ場から離れた場所を登るような踏み跡ができたのかと思って、それをたどって登り始めたとき、後ろで「おーい!」と声がしました。振り返ると、ガレを下ってきた男性がこちらを見つめています。「そこはルートじゃないぞ」と言われて、『なんで? 踏み跡があるじゃん』と思いましたが、「正しいルートは手前を上にまっすぐ登るんだ」と言われて、自分が間違っていたことがわかったのでした。


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登り始めた斜面を戻り、ガレのすぐ近くの草つきの斜面へ出てみると、確かに踏み跡がありました。結局、ガレ場を踏み跡が見つかるまで10mほど直登しないといけない状況だったわけです。声をかけてくれたのは、白いヘルメットにオレンジのジャケットをきた男性で、サングラスをしていたので年のころはよくわかりませんが、ある程度年配の方のようでした。アックスらしきものを持っていたので、『ずいぶん重装備だな』と思いましたが、それだけ大山に詳しいみたいです。以前にも、僕が登ろうとしていたルートを上まで登って行き、間違いに気づいてトラバースしようとして怪我をした人がいたとかで、へたをすると同じ結果になっていたかもしれません。ここでこの男性とすれ違ったのは、結果的にラッキーでした。お礼を言って登っていこうとすると、「石を落として申し訳なかった」と逆に謝られてしまい、こちらが恐縮してしまいました。


P1020321_20120909205906.jpg
ルートミスをした場所からは、正しい踏み跡をたどっていくだけですが、そうはいってもかなり急傾斜の直登ですし、滑りやすい地面だったりするので決して楽チンな道ではありません。


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急登をえっちらおっちら登っていくと、ようやく槍尾根にある岩峰が見えてきました。


P1020323_20120909205906.jpg
上空に雲が出てきたものの、今回はずっと剣ヶ峰も見えています。


P1020324.jpg
下を見ると、ガスが巨大な塊となって追いかけてきます。槍尾根を歩く頃にはガスに巻かれてしまうかもしれないなと思いながら、先を急ぎました。


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やがて、槍ヶ峰南峰も見えてきました。


<写真クリックで拡大します>
IMG_5005.jpg
槍尾根に出る直前には、小さいながらもイヨフウロを中心としたお花畑も残っていました。


P1020326.jpg
11:46 やっと槍尾根に出ました。ここからは滑落の危険が高まります。今回は、しっかりとヘルメットを持参してきたので、ここでヘルメットを装着します。大げさだとか、心配しすぎだとか笑う人もいるかもしれませんが、彼らが100%の安全を保障してくれるわけではないので他人がどう思おうと関係ありません。


つづく。




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| 2012年9月 伯耆大山剣ヶ峰 | 21:20 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: ルート取りの難しい道です

ヨックモックさん

三の沢槍ヶ峰下のガレはなかなか手ごわいですね。
あそこを通過するときに、ここはバリエーションルート
なんだと実感します。
ただ、夏道や宝珠尾根の一般道とちがって、
山岳色が色濃いルートなので、僕も気に入ってます。

キリン峠から槍尾根へのルートは、
秋になったら行って見ようと思っています。

| ヤマふぉと | 2012/09/11 11:11 | URL |

ルート取りの難しい道です

三ノ沢のガレは登るのは難しい道ですね。
左岸(ガレ場も川と同じようにいうのかな?)の赤テープは冬用(少し雪が降ってガレが埋まった頃)のもので、無雪期には余り通らない方がいいよ。
何十回も通った私も、同じ道を一度も通れません。
歩きやすいところを自分で見つけて登る以外無いですね。懐かしいな~もう一年近く此処を通っていないな。
ここは私が大山に恋した特別の場所です。
槍尾根から剣ヶ峰って言うからキリンから登ったのかと思った。
キリンのガレは天狗からユートピアへ下るガレより楽だけど、キリンのガレを下るのはラクダの背の次に難しいね。
ラクダの背は何十回も通るがキリンのガレを下ったのは三回だけ。
雪解け時は登るのも難しいが今の時期なら30秒もあれば通過できるよ。
通るなら今の内かな。

| ヨックモック | 2012/09/10 22:05 | URL | ≫ EDIT















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