ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

NEXT | PAGE-SELECT | PREV

≫ EDIT

日差しは夏でも風は爽やか:広戸仙 その2

2012年8月26日 岡山県津山市 広戸仙(爪ヶ城)(1115m)




P1020130.jpg
第三展望所から広戸仙山頂に向かう道は、まるでトンネルのように木の枝が覆いかぶさっています。


P1020134_20120829192220.jpg
12:24 木のトンネルの入口手前に設置されている三角点にタッチして、山頂を目指します。


P1020135_20120829192221.jpg
広戸仙は別名爪ヶ城といいますが、それはこの場所に砦があったことに由来するそうです。


P1020136_20120829192221.jpg
山頂への道はほとんど平坦な道です。


P1020137.jpg
山頂近くにやや急な箇所もありますが、大きな問題はないと思います。


P1020139.jpg
12:33 右手に岩の塊が見えて、そこに登る踏み跡がありました。もしかしてこれが山頂か? と思って岩を観察してみると、黄色い表示板が設置されているのが見えました。広場のようになっているのかと思っていたのですが、意外と地味な山頂みたいです。


P1020140_20120829192349.jpg
岩の上に登ってみると、間違いなく山頂でした。登山道の途中がいきなり山頂になったみたいで、あまりぱっとしません。さっきの第三展望所のほうがよほど山頂らしいです。


P1020142_20120829192349.jpg
南側の展望はそれなりにありました。


P1020143_20120829192349.jpg
北側をみると、木々の間に案内板が見えていました。


P1020144.jpg
踏み跡をたどっていくと、ちょっとした広場になっていて、実質的な山頂はこちらのようです。ただし、展望はほぼありません。周りを木々に囲まれていて風が遮断されるためか、虫が多かったのですぐに退散しました。


P1020145.jpg
12:45 第三展望所にもどってきました。


P1020146.jpg
かなり遅くなりましたが、やっとお昼ご飯です。暑いのでラーメンなど作る気にはならないので、買ってきたおにぎりだけです。凍らせた冷たいおしぼりが最高に気持ちよかったです。


P1020147.jpg
誰もいない静かな展望所から、日本原を眼下に眺めながら食べるおにぎりはめちゃうまでした。


P1020148_20120829192623.jpg
食後は、凍らせたみかんゼリー。


P1020149.jpg
おしぼりと一緒に100円ショップで買った保温バッグに入れてきただけですが、しっかりシャーベット状態を保っていました。


P1020151.jpg
半凍結状態のゼリーはまいう~です。


P1020152_20120829192624.jpg
食事をしている間にどんよりとした雲はいつの間にかなくなって、青空と日差しが戻ってきました。


P1020155_20120829192624.jpg
はるか南の方向には、瀬戸内海と四国の山並みも見えていました。


コンデジの写真ではどうもぱっとしないので、一眼レフで撮影した写真を載せておきます。写真をクリックすると拡大します。


IMG_4881.jpg
日差しはまだ夏らしい強さがありましたが、風にはさわやかな秋を感じさせる心地よさがありました。


IMG_4895.jpg
南から大きな雲の塊が頭上をゆっくりと流れてゆきます。


IMG_4908.jpg
滝山の斜面を雲の影が静かに動いていく様子を見ていると、なんだか巨大な生き物のようです。



風に吹かれながらぼんやりと風景を眺めていると、広戸仙山頂方向から単独行の男性がやってきました。見ると長靴を履いているではないですか。聞けば滝山まで行ってきたそうです。2時間かかったと言っていましたが、見た感じ1時間半もあれば行けそうな感じです。滝山との鞍部まで300m下ってそれをまた登り返さなければいけないので、長靴だとやはり厳しいのでしょう。


やがてその男性は声ヶ乢からの登山道を下っていきました。その後もしばらくは、涼しい風に吹かれながら展望所からの眺めを独占していましたが、14時になったので下山することにしました。


P1020158.jpg
下山ルートは、第3展望所から南東へ伸びる尾根を下る甲山ルートです。写真に見える2つのピークのうち、遠いほうのピークが甲山です。


P1020159.jpg
14:00 第3展望所わきから、下山道の道標に従って下ります。


P1020160.jpg
道は笹がきれいに刈り払われていてわかりやすい状態でしたが、刈り払われた笹が登山道にそのままになっており、気をつけないと滑ったり石にのってしまったりするので、歩きやすいというわけではありません。その上けっこうな急傾斜です。


P1020161_20120829193152.jpg
急傾斜の道を15分も下ると道がフラットになってきました。


P1020163.jpg
14:22 小さな鞍部で道の分岐点がありました。25,000分の1地形図だと、甲山の山頂を越えたところで右に下るようになっていますが、途中に分岐点はありません。


P1020164.jpg
右の分岐道方向の道標には判読できませんが赤い文字で何か書いたものが貼り付けられていたようです。こういう場合、赤い文字は通行禁止などの場合がほとんどです。


P1020166.jpg
道は、すっかり笹に覆われていて、使用されている形跡はありません。おそらく、廃道になったルートなのでしょう。念のためGPSロガーで標高と経度緯度を確認してみましたが、標高は930mほどで、上から見たときに見えた最初のピークの手前の鞍部にいることがわかりました。


P1020165.jpg
ということで、間違いなくこの分岐は直進でOKです。




ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。






P1020167.jpg
分岐点のあった鞍部から小さなピークを越えたところで、矢櫃城跡の案内板がありました。上から見えた2つのピークのうち、手前のほうが矢櫃城跡だったわけです。


P1020169.jpg
矢櫃城跡からさらに下っていくと、再び分岐がありました。今度はなぜか道標が逆向きです。下山者用ではなくて登山者用の道標のようです。


P1020170.jpg
下側に回りこんでみると、尾根から分岐するルートのほうにはさっきと同様に赤文字の張り紙があります。


P1020171.jpg
今度は「通」の文字ははっきり見えており、「通行禁」まではなんとか読めました。ちなみに、下山後に案内板で確認したところ、上の分岐点からここまでつながっている洞穴ルートという道だったようです。要するに、尾根道に平行して走る巻き道のようなものでした。途中に洞穴でもあるのかもしれません。


P1020172_20120829193757.jpg
14:44 突然登山道脇に高札が現れて、何かと思えばこのあたりがアセビの群生地だということでした。県下でも珍しいそうです。


P1020173.jpg
これがアセビ?


P1020174.jpg
アセビ群生地を過ぎると、道はすっかりフラットになりました。


P1020175.jpg
突然、道の両側に赤い花が群れ咲いている場所に来ました。


P1020177.jpg
何の花か知りませんが、この後も甲山山頂のあたりまでたくさん咲いていました。


P1020179.jpg
フラットだった登山道が、突然急傾斜の登りになりました。甲山が近いようです。見上げると真っ青な空に透過光に輝く緑の葉がきれいです。


P1020180.jpg
急傾斜を上りきると、今度は大きな岩が露出している痩せ尾根のような場所になりました。なかなか変化に富んでいて面白い道です。


P1020181.jpg
14:59 痩せ尾根を越えると、突然開けた感じになりました。左手に何かあります。


P1020183_20120829193952.jpg
「二級基準点」というものでした。基準点って何? と思いましたが、とりあえず、ここが甲山山頂です。ちなみに、基準点とは、地球上の位置や平均海面からの高さが正確に測定された三角点、水準点、電子基準点などの測量の基準となる点だそうです。ところで、甲山は標高が777mと、なんだかラッキーな感じです。


P1020182.jpg
振り返ると矢櫃城跡のピークとその後ろに広戸仙がよく見えました。


P1020184.jpg
甲山のピークを過ぎると、登山道は右に90度曲がります。ここの道標から「金山林道 声ヶ乢」という表示に変わりました。


P1020186_20120829193953.jpg
道が曲がったところのすぐ下に小さな祠がありました。


P1020188.jpg
兜神社跡だそうです。


P1020190_20120829194154.jpg
兜神社からずんずん下っていくと、杉の植林帯に入ったところで、左下に林道が見えてきました。


P1020191_20120829194154.jpg
15:22 林道に合流です。


P1020193_20120829194154.jpg
下山は右方向です。


P1020194_20120829194155.jpg
ところが、すぐ先で下山道は林道から離れて左下へと向かっていました。てっきりここが金山林道だと思っていたので、あとは林道をひたすら歩くだけのはずでしたが、想定外の状況です。


地図を信じて直進するべきか、道標を信じて左へ進むべきか。少し考えましたが、まさかこの道標が間違っているとも思えず、素直に従うことにしました。


P1020197.jpg
植林帯の中を下って行きます。


P1020198_20120829194603.jpg
15:31 今度はアスファルト舗装された林道に出ました。


P1020199_20120829194604.jpg
登山口の看板もあるので、どうやらここが本当の金山林道のようです。とすると、さっきの林道は最近新しく作られた林道だったのでしょう。


P1020200.jpg
声ヶ乢まで2500mという道標にちょっとやる気をそがれます。


P1020201.jpg
緩いのぼりのアスファルト道を進みます。


P1020202.jpg
峠のような場所に東屋がありました。左手には鉄板で作られた展望台のようなものがあります。


P1020204.jpg
パラグライダーのカタパルトのようです。


P1020206.jpg
標高はかなり低くなっていますが、いい眺めです。


P1020207_20120829194719.jpg
東屋で休憩していこうと思って入ったら、天井になにやら黒いシミが・・・ よく見るとスズメバチの巣の残骸でした。駆除されたのでしょうが、まだ10匹ほどのスズメバチが取り付いて動いています。さすがに刺されてはたまらないので、休憩はあきらめました。


P1020212_20120829194719.jpg
16:15 やっと声ヶ乢ウッドパークの茶屋に戻ってきました。朝はしまっていた茶屋も営業しています。


P1020213.jpg
16:18 駐車場に帰着しました。半日の日帰り登山で、しかもソフソールAirrをインソールに入れてきたというのに、なぜか足の裏が痛くなっていました。最後のアスファルト道2500mがきいたのでしょうか。それとも、ミレーオールロードGTXがやわでインソールが衝撃を吸収し切れなかったのでしょうか。最高の衝撃吸収性能をうたっているインソールでも、わずか半日の低山登山で足が痛くなるのだから、あまり過剰な期待はしないほうがいいみたいです。






gpslog_takanosuyama_jpg_20120829233714.jpg
■山行データ
<往路所要時間> 2時間5分(休憩時間を含む)
駐車場10:28→第1展望所11:06→第2展望所11:28→第3展望所12:13→山頂12:33


<復路所要時間> 2時間25分(休憩時間を除く)
山頂12:38→第3展望所12:45/14:00→矢櫃城跡14:31→甲山14:59→金山林道登山口15:31→駐車場16:18


<登山道情報>
声ヶ乢から展望所を経由して登るルートは特に問題になるような箇所はありません。甲山経由のルートは、山頂直下は傾斜がきつく滑りやすいので気をつけましょう。それよりも、クモの巣トラップがいたるところにあり、うかつに歩くと大変なことになります。長めの木の枝などを拾って、顔の前で振りながら歩くとトラップよけになります。

声ヶ乢の公衆トイレは水道が使えませんが、手洗い用の水タンクはあります。飲み水を忘れた場合は登山道の途中に水場がありますが、状況を確認していないので使えるかどうかは不明です。

第2展望所手前にあるトイレは使おうと思えば使えますが、ドアの開閉ができるように自分で土をどけなければなりません。





ランキングアップにポチッとご協力お願いします。
にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

| 2012年8月 広戸仙 | 20:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yamaphoto55.blog133.fc2.com/tb.php/359-b2b44364

TRACKBACK

NEXT | PAGE-SELECT | PREV