ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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融ける残雪ともろい岩尾根にビビる:伯耆大山槍尾根 その1

2012年4月15日 鳥取県大山町 伯耆大山 キリン峠~槍尾根 日帰り



厳冬期に挑戦してみたかった伯耆大山の稜線ですが、今期はタイミングがうまくあわず、今頃になって初登山となりました。


天気予報は晴天だったので、ちょいと早めに出発して大山南壁の星景写真を撮ってからにしようということで、午前2時に出発。午前4:20分頃大山南壁を望む御机に着きました。ちょうど三日月が南東の空に上がっていて、ぼんやりと大山南壁を照らし出していました。満月だと明るすぎて星が見えにくいのですが、これぐらいの月明かりであればあまり影響はなさそうです。


(写真クリックで拡大)
御机の星景写真
20分ほど撮影していると、東の空がほんのり明るくなり始めてしまいました。もう1時間早く来ないとだめですね。


撮影を切り上げて鍵掛峠手前の健康の森駐車場に向かいます。この時期は鍵掛峠までは除雪が完了していて、車で入れます。今回は健康の森からキリン峠に上がり、槍尾根を経由して可能なら剣が峰まで、無理なら三の沢に下って鍵掛峠経由で下山という予定です。なので、鍵掛峠に駐車してもよかったのですが、日曜日なので観光客も多いはずで、広くない駐車場所を占拠するのはマナー違反だろうと考え、健康の森入口に駐車しました。


5:30 入口の雪壁は高さ1mほどしかなく、それも崩されていたので難なく進入できました。それにしても、今回は気持ちが盛り上がりません。どういうわけか、なんとなく気が乗らないというか、あまり好んで進みたいという気持ちになれません。ここまで来たから行っとくか、という妙にネガティブな気分のまま出発です。


木谷入口
木谷のなだらかな斜面は、相変わらず雪に覆われていましたが、早朝ということでかなりしまっており、つぼ足でも十分です。ただし、今回は初めから10本爪クランポンを装着してきました。キリン峠や槍尾根の急斜面では、どうせクランポンが必要になることはわかっているからです。


朝日を浴びる東壁
6:24 森の向こうに、朝日が当たり輝き始めた大山東壁が見え始めました。


赤テープ
文殊越に向けて夏道が北西に向きを変えるあたりでどうするか迷いましたが、昨年使ったキリン峠に直接突き上げる尾根は雪が減ってブッシュが出ている可能性があります。なので、今回は鳥越峠方面から回り込むことにしました。鳥越峠への直登ルートにある木の枝には、赤テープがぶら下がっていました。


根開き
ブナの大木の根元は、すっかり雪が解けており、これをみると積雪はたっぷり1m強は残っているようです。


鳥越峠
やがて前方に鳥越峠の鞍部が見えてきましたが、どうやらキリン峠に上がる尾根はブッシュが出ているようです。


鳥越峠の一段上の鞍部
そこで、一段上の鞍部に直接上がることにしました。


トレース
トレースもその方向に向かっています。


展望
途中振り返ると、だいぶん高度が上がっているのがわかります。


きついトラバース
急斜面を斜めにトラバースしながら鞍部を目指しますが、けっこうきつい上りでした。




ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。






米子工の荷物
7:18 ようやく鞍部にたどり着いてみると、奇妙な光景がまっていました。最初お地蔵さんでも並んでいるのかと思ったのですが、デポされたバックパックが5つ。「米子工」の名札がついていたので、米子工業高校の学生さんのものだと思われます。整地されているところを見ると、おそらくここでテント泊をしたのでしょう。それにしても、どこに行ったのやら。


キリン峠下の急斜面
さて、この鞍部からこの大斜面を直登していけばキリン峠に出られるはずです。しかし、この日は気温が高く、この時点ですでに5度ぐらいありました。天気は薄曇ですが、予報では晴れ。雪が緩むのは早そうです。そろそろ休憩もしたいところなので、とりあえず右手にある尾根をたどることにして、尾根を目指します。


休憩場所
鞍部からひと登りしたところで、木の下にフラットなところが見つかりました。荷物を降ろして休憩をとることにします。


烏ヶ山を正面にみる
雪の段差に腰を下ろすと、烏ヶ山が正面に見えます。先週、鏡ヶ成の象山から眺めたときに比べて、黒い地肌が多く見えています。あの厳しくも美しい白い世界がおわってしまったのだと、実感しました。盛り上がらない気持ちが、ますますトーンダウンしてゆくのを感じます。


約30度の斜面
休憩を終えて、傾斜30度ぐらいありそうな斜面を登ります。


大山東壁
尾根に出たところで、正面に槍が峰と東壁が姿を現しました。槍のピークはすかり雪がなくなっていますが、稜線上はどうなのでしょう。


ブッシュの道
キリン峠への尾根道はすっかりブッシュの道になっていました。雪の急斜面を直登したほうが楽だったかもしれませんが、いまさら戻るのもめんどくさいので、そのままブッシュの中の踏み跡をたどることにしました。バックパックにまとわりつく木の枝と格闘しながらブッシュの中を進みます。


キリン峠から烏ヶ山
8:10 キリン峠です。BCスキーヤーが二人いましたが、尾根のブッシュの中から出てきた僕を見てさすがに怪訝な顔をしていました。下に見える鞍部からまっすぐ雪の斜面を上がってくれば楽なのに、なんでブッシュの中を登ってきたんだ? とでもいいたげな雰囲気でした。まあ、たしかに普通ならそう思うでしょう。いろいろあるんですよ。


つづく。



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| 2012年4月 伯耆大山槍尾根 | 00:39 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ヨックモックさん

お久しぶりです。
大山の雪もGWが終わる頃にはすっかり消えてしまいそうです。


木谷源頭から草つきへ直登するルートは、最後の草つき直下の斜面が落石や落雪が多く、また草つき斜面自体が雪崩そうな斜度ということもあり、この時期に上がるのは危ないのであえて選びませんでした

モンベルジオラインインナーグローブの定価は、確か2000円だったと思います。アウトレットでは1600円でした。

| ヤマふぉと | 2012/04/19 23:32 | URL |

続きが楽しみです

鳥越峠経由で行くと結構時間がかかるでしょうね。
草つきまで直登した方がよかったかも
この時期には行ったことがないので次がたのしみです。
ところで↓のインナー手袋、定価はいくらですか?

| ヨックモック | 2012/04/19 20:08 | URL | ≫ EDIT















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