ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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雪原散歩と樹氷の頂:ギラガ山 その1

2012年3月4日 岡山県鏡野町 ギラガ山(標高1247.7m)日帰り山行




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gpslog_giragaj.jpg

ギラガ山(ギラガとかギラガ仙とも呼ばれているようです)は、国土地理院の1/25,000地形図には山名が載っていない山です。1247.7mの標高だけが記載されています。山と渓谷社が発行している分県登山ガイド「岡山県の山」でも、となりの三国山ともども紹介されていません(三国山は「鳥取県の山」で紹介されているようです)。その意味では不遇の山かもしれません。


どうやら無雪期の登山道が整備されていないらしく、ネットで検索してみても登頂したという記事は積雪期のものばかりです。つまり、雪のある時期でないと登るのが困難な山のようです。


僕がギラガ山に登ろうと思ったのは、雪原となった恩原牧場を歩いていける山だと知ったからです。もともと、急峻な山よりも緩くて広々とした山が好きということもあって、一面雪の原となった恩原牧場の風景が見たくなったわけです。できれば広大な雪原にテントを張って、降るような星空を見てみたいという願望があるのですが、今回はとりあえず下見ということで、日帰りで行ってみることにしました。


ルートとしては、今回僕が歩いた恩原スキー場から恩原牧場を経由するルートの他にも、西側にある中津河川ぞいの林道をたどっていくこともできるようですが、はじめから尾根上を歩ける恩原牧場経由のほうが、歩いて楽しいのではないかと思います。


あわよくば星空も見てやろうと、午前3時過ぎに出発し、恩原高原スキー場のパノラマゲレンデ前に着いたのが午前5時過ぎ。さすがに真っ暗です。空には星が見えていましたが、雲も出ていたらしく、降るような星空というわけではありませんでした。


5:30 早朝で雪は硬そうだし整備されたスキー場のゲレンデを登っていくので、はじめからクランポンを装着して出発です。


リフト前
パノラマ第一ペアリフト前を通って暗闇の中を奥へと進みます。恩原牧場はパノラマ第二ペアリフトの終点から入ってゆくのですが、リフト沿いの急斜面を登るのはきつそうなので、奥にある緩斜面を登ることにしました。


夜明け前
斜面を登っている途中で、東の空が赤く染まり始めました。この写真はパナソニックFT1で撮影したのですが、自動でISO400の設定になっていましたが、さすがにコンデジのISO400は厳しい画質です。これぐらいの大きさならあまり感じませんが、パソコン画面いっぱいに表示すると、空の調子がガタガタです。やはり、暗いシーンの撮影は一眼レフに限ります。


薄明
ほぼ斜面を登りきる頃には、ヘッドライトが必要ないぐらいまで明るくなってきました。


リフト降り場
第二ペアリフトが、凍りついたように止まっていました。


牧場入口
6:12 牧場入口からギラガ山方面を見ると、見渡す限りの雪原が緩やかに波打っており、その向こうに1192mピークとギラガのツインピークスがぴょんこんと頭を出しています。原野フェチとしては、うはうはする風景が広がっています。


トレース
足元にはまだあたらしいスノーシューの跡がひとつ。おそらく前日に歩いたものでしょう。さすがに今日は僕が一番乗りで間違いないようです。


赤く染まる空
いよいよ広大な雪原に足を踏み入れます。赤く染まる東の空がきれいです。


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朝焼け
10分ほど歩いたところで、雪原から唐突に突き出た二本の小木を発見。朝焼けの空を背景になかなか絵になります。


日の出
撮影しているうちに太陽が顔を出しました。この撮影中に、単独行の男性が通り過ぎていきました。


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丘の向こうの日の出
緩やかな起伏の丘の向こうに、少しぼんやりとした太陽が浮かんできました。


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夜明けの丘
北の空は青と赤のせめぎあいでグラデーションの空になっています。


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鉄柵と朝日
丘の上まで上がってくると、牧場の鉄柵の支柱が雪の上に頭を出して列を作っていました。これだけでも面白いのですが、朝日と組み合わせるともっと絵になります。


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足跡
さらに進んで大きな丘の斜面を登ります。まっさらな斜面に一筋の足跡が続いている。なんだかドラマチックでいいなぁと、こんななんでもない景色にひたすら感動しながら歩きます。


餅のような雪原
振り返るとつきたてのお餅のような雪原が、びろーんと広がっています。はるかかなたにピラミッドのような山があります。おそらく花知ヶ山でしょう。





ここで一息。ポチッと押して休憩したら続きをどうぞ。







1008mピーク手前
6:57 前方に大きな丘が見えてきました。1008.5mのピークです。実は帰路にここともう少し先にある1063.7mのピークを勘違いして、道迷いを起こしてしまいました。


ピークを巻くトレース
トレースは丘の上に向かわずに、麓をぐるっと巻いていきます。


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波うつ丘
1008mピークを回り込んだところから、波打つ雪の丘と1192mのピークが見えました。どこかでみたような風景だと思ったら、この丘の雰囲気は北海道美瑛の丘によく似ています。牧場なので雪のない時期はパッチワークの丘にならないのが残念ですが、牧草地が広がる風景も案外いいかもしれません。


虹のような幻日
撮影していてふと気がつくと、空にまっすぐな虹の欠片のようなものが浮かんでいます。虹だ! と思ったのですが、太陽のほうに向かっているのに虹が見えるはずはありあません。


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幻日
引きでみるとこんな感じです。これは、いわゆる「幻日」という現象のようです。幻日をみるのはこれで二度目です。


ウィキペディアによると、『幻日は太陽から約22度離れた太陽と同じ高度の位置に見える。雲の中に六角板状の氷晶があり、風が弱い場合、これらの氷晶は落下の際の空気抵抗のため地面に対してほぼ水平に浮かぶ。この氷晶の1つの側面から太陽光が入射し、1つ側面を挟んだ別の側面から出る場合、この2つの面は60度の角を成しているため、氷晶は頂角60度のプリズムとしてはたらく。この氷晶によって屈折された太陽光は、太陽から約22度離れた位置からやってくるように見えるものが最も強くなる。このようにして見えるのが幻日である。』ということです。


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縞模様
さらに先に進んでいくと、今度は美しい縞模様を描く斜面を発見。こういうシンプルで輝きのあるモチーフは大好きです。本当は手前の雪原は逆光できらきらと輝いていたのですが、コンデジではその輝きがうまく表現できません。一眼レフで撮影した写真では、それなりに輝きが光点となって写っていますが、その写真はまた別の機会にお見せしたいと思います。


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長い影
7:33 地図の林道終点地点に来ました。林道は点線で示されています。この終点のところに埋もれかけの小屋があり、屋根だけが雪の上にのぞいていました。このあたりは雪原の東側に背の高い木々があり、昇ったばかりの太陽の光がその木々の隙間からこぼれ落ちてきます。木々の長い影が雪原につくる模様が、なんともいえずいい感じです。


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白い丘と羊雲
振り返ると、いつの間にか羊雲がたくさん空に浮かんでいました。雲の下に影があるのが羊雲で、影がないのがうろこ雲だとか。どっちも天気が下り坂になるときに出るらしいので、どうやら晴天は長続きしなさそうです。


キツネの足跡
雪の上の足跡は、キツネかタヌキのものでしょうか。


1063.7mピーク
正面に大きな丘が見えます。1063.7mピークです。


青空万歳
あまりの気持ちよさに思わず記念撮影。青空万歳!


テンの足跡
今度は小さな足跡発見。イタチやテンぐらいの小動物っぽい大きさです。


1063.7mピーク山頂下
ゼブラ模様の緩やかな斜面をピーク目指して登ります。



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丸い丘と青空
まん丸で何もない頂上直下からは、羊雲が流れる真っ青な空だけが見えます。



ギラガ出現
7:53 頂上に登ってみると、丘の向こうにはまた丘が続いています。1192mピークの向こうに、やっとギラガ山が姿を見せ始めました。


花知ヶ山もクリア
背後の花知ヶ山らしき山もクリアに見えます。


崩壊斜面
遠くに崩壊した斜面も見えましたが、ルート上には心配な斜面はなさそうなので、ギラガ山に向けて進みました。


つづく。



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| 2012年3月 ギラガ山 | 23:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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