ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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復活! リハビリ登山:犬墓山・実僧坊山 その1

2012年1月18日 犬墓山(標高443.3m)・実僧坊山(標高461.7m)日帰り山行


昨年12月に入ってから突然始まっためまいと首の痛み。整体にいったり、枕を変えてみたり、シップを貼ったり、薬を飲んだりして、おとなしくしていたら、先週あたりからやっと状況が改善してきました。首の痛みは相変わらず残っていますが、めまいのほうはかなり軽くなり、多少グラッとくる感じはあるものの、吐き気をもよおすこともなくなったので、リハビリがてら近くの低山に出かけてみました。


向かったのは、昨年7月に登った鬼ノ城山山域の最奥にある実僧坊山。前回、麓の砂川公園から経山と犬墓山を経由して岩屋まで歩いたのですが、時間がなかったことと疲れがでて、岩屋の奥にあるエリアには行けなかったというのが一番の理由です。もっとも、朝一で総社市内で仕事が入っていたので、場所も近くてちょうどよかったということでもありました。


今回は、エリア最奥の実僧坊山とその麓にある重田池を回って帰ってくるのが目的だったので、岩屋まで車で行くつもりでした。ただ、トレッキングマップエディターで印刷した25,000分の1の地図では重田池周辺のトレッキングルートが記載されておらず、また縮尺も大きすぎてわかりにくいため、鬼ノ城ビジターセンターによってコースマップを入手することにしました。


平日の午前中ということで、コースマップはまだ売り切れていませんでした。これがあれば安心です。ところが、実際に歩いてみるとこの2011年3月現在のマップにも描かれていない道があったりして、うかつに歩いていると変なところに行きかねない恐れのあるエリアでした。油断大敵です。


ここでひとつ面白い発見がありました。


gpsログマップ
まずは、国土地理院のウォッちず(電子国土基本図)にGPSログをマッピングした地図を見てください。左手に実僧坊山と登龍山があります。


コースマップ
つぎに、ビジターセンターで手に入れたコースマップをご覧ください。登龍山と実僧坊山の位置が逆になっています。


さて、どちらが正しいのでしょうか。それは当然国土地理院でしょうと思ったら大間違い。実は、コースマップが正しいのです。なぜかって? 実僧坊山に実際に登って、山頂に「実僧坊山」と書かれた札が掲示してあるのを見たからです。


そういえば、北アルプス黒部源流にある鷲羽岳ですが、もともとは今の三俣蓮華岳が鷲羽岳と呼ばれていたらしいという話があります。地図を作るときに書き間違えて、いまの鷲羽岳がそのように命名されたとか。というわけで、お国の仕事も間違いはあるみたいです。


さて、マップも手に入ったので、岩屋まで移動しようと思ったのですが、時間的にもまだ10時過ぎだし、どうせなら前回見そびれた屏風岩を見るというのもありかなと思い立ち、急遽計画変更です。ビジターセンターから犬墓山を経由して、鬼の差し上げ岩から実僧坊山へのルートに入ることにしました。


ビジターセンター前
10:30 準備を整え出発です。せっかくのセルフタイマー撮影ですが、ちょっと遠すぎました。


登山口の会談
犬墓山へのスタートは、まずは急な階段です。


見晴らし岩から
10:44 急登を終えて軽く汗も出てきたところで、見晴らしのいい岩に到着です。前回はやや曇っていましたが、今回は少しもやっているもののけっこう遠くまでよく見えます。


見晴らし岩から遠望
そういえば、DVD登山学校 第3巻 「山の天気を知る」では、山頂から下界を見下ろしたときややもやがかっているときは、好天が続くと言っていました。はたして今日はどうなのでしょう。


犬墓山山頂分岐
見晴らしのいい岩からすぐのところに犬墓山山頂への分岐がありますが、今日はこのあたりは通過するだけです。まだ体が慣れないのか、ときおり軽いめまいを感じることがありましたが、歩くのに支障があるほどではないので、リハビリのつもりで先に進みます。


尾根の道
狭い尾根上の道を進みます。気温は9度ほどですが、日差しがあるのでミズノブレスサーモ長袖薄手に秋に買ったミズノドライアクセルEX長袖ジップネックシャツだけでも寒くありません。


皇の墓分岐
10:59 前回はここから右に折れて皇の墓へ立ち寄りましたが、今回はこのエリアでは屏風岩を見るのが目的なので馬頭観音方面へ直進します。


岩切観音分岐
11:06 前回、岩切観音から登ってきた道の合流点です。写真は振り返って撮影したものなので、歩いてきた方向は写真奥からです。


汐差岩
11:09 馬頭観音手前にある巨岩、汐差岩と方位岩です。前回の記事で3つの大岩があるように見えると書きましたが、今回改めてよく見るとたしかに真ん中の岩は方位岩とつながっており、名前のとおり2つしかないということがよくわかりました。


方位岩上
天気もいいので、方位岩の上で小休止。


方位岩から展望
おそらく西側だと思いますが、わりと展望が開けていました。


馬頭観音
11:15 馬頭観音につきました。方位岩からは目と鼻の先にあります。ここを右に下っていけば、屏風岩への入り口があるはずです。


屏風岩分岐
1分ほど下ったところに石柱がありますが、ここにちゃんと屏風岩と書かれていました。前回、なぜ見過ごしたかというと、左手にある馬頭観音から下ってくると、屏風岩の文字が石柱の裏側になるので、気づかずに通り過ぎてしまったというわけでした。


屏風岩
分岐から林の中に少し入っていくと、三角形の大きな岩がありました。屏風岩という名前からもっと四角い平面的な岩を想像していましたが、ぜんぜん違います。これだと烏帽子岩という名前のほうがあっているように感じます。高さは4mぐらいでしょうか。


屏風岩上から
岩の上に登ってみました。見下ろすとこんな感じです。


屏風岩から展望
岩の向こう側は、遠くまで吉備高原の山並みが続いています。方角的には、おそらく北だと思います。


八畳岩
登山道にもどって、鬼の差し上げ岩にむけてどんどん下ります。八畳岩を通り過ぎ・・・


餅つき岩
鬼の餅つき岩も通過します。


餅つき岩下の分岐
餅つき岩のすぐしたで、道が二又に分かれています。前回はこれを右に行きました。右に行くとちょっとした岩の段差があり、それを降りると鬼の差し上げ岩のすぐ横にでます。コースマップを見ると、鬼の差し上げ岩の横から実僧坊山へのルートが分岐しているので、おそらくここを左に行くのだろうと見当をつけて下りました。


分岐のテープナビ
降り口左手の木の枝にテープナビもありました。


分岐下から差し上げ岩
わずかな距離を下って右手を見ると、すぐそこに鬼の差し上げ岩が見えていました。結局どっちを通ってもほぼ同じ場所に出るようです。


合流点の道標
左手にはコース案内板がありましたが、矢印は自分が降りてきた方をさしていたので、じつは上の分岐は直進が正しいルートだったようです。とすると、右に曲がるルートは自然にできた近道みたいなものなのでしょう。そういえば、上の分岐には何も案内板が設置してなかったので、本来直進のルートだったということみたいです。


鬼の差し上げ岩から、まだ歩いていない新しいコースに足を踏み出しました。


差し上げ岩下の分岐
2分ほど下ったところで二又の分岐がありました。


分岐の道標
道標もちゃんとあるので、正規のコースのようです。ならば、鬼の差し上げ岩から少し下ったところにある、鬼の昼寝岩方面へ鋭角に道が左折する場所だろうと思ったわけです。それにしてはずいぶん近いなあと思ったのですが、コースマップどおり左に行けば問題ないということで、迷わず左に進みました。


コースマップ記載の分岐
ところが、最初の分岐から少し下ったところで、再びT字路になった分岐がでてきました。今度は木製のちゃんとした道標がたっています。道標にはなにも指示がありませんが、右手方向にも道が続いています。どうやら、コースマップで鬼の差し上げ岩から下ったところにある分岐点はここみたいです。だったら、この前にあった分岐は、コースマップに載っていない分岐道ということになります。


マップにない分岐
まあ、一つ前の分岐をコースマップに載っている分岐だと間違ったにしても、実僧坊山へ向かうのであればどうせ左に進むのでおかしなところに行ってしまうことはないのでたいした問題はないと思いますが、岩屋寺から北のエリアは南側のエリアほど整備されていないみたいです。歩く人も少ないということなのでしょう。


昼寝岩上の分岐
11:37 鬼の昼寝岩近くの分岐に来ました。目的地の実僧坊山はここを左に行くのですが、せっかくなので鬼の昼寝岩も見てから行くことにしました。


放棄田の中の昼寝岩
分岐から約3分下ったところで左手に大きな岩がありました。このあたりはやや広い谷になっていて、昔は谷に沿って棚田になっていたようですが、もう長い間耕作された雰囲気はなく、ほぼ湿地と化しています。


昼寝岩
岩はその草地の中どっかりと居座っていました。何の案内板もないので確証はないのですが、おそらくこの岩が鬼の昼寝岩だと思われます。日当たりもいいし、こういう日にあの岩の上で昼寝すると気持ちよさそうです。岩まで行こうかと思いましたが、足元が悪そうなのでそのまま戻ることにしました。


落ち葉の道
落ち葉の積もった道をかそこそ音を立てながらもときた道を戻ります。冬の山道は緑も少ないし小鳥のさえずりもなくて物寂しいものですが、落ち葉を踏みしめる音があるとなんだか心地よく歩けます。強く踏めばがさがさ、普通に歩けばかさかさ、そっと足を置けばかさりこそりと、足の出し方で足音も変わるので味気ない山道も楽しめます。


つづく。



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| 2012年1月 実僧坊山 | 22:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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