ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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冬山セールの獲物2 : バイレス ゴアテックスシュラフカバー

いままであったほうがいいよなあと思いながら、ついつい後回しにして買わずにいたゴアテックスのシュラフカバーをやっと手に入れました。


透湿防水素材のシュラフカバーを購入しようと思った理由は2つ。1つは、夏の山行で大雨によってテント内が浸水したりしたときに寝袋を水没から守るということ。テント内が浸水するなんてあるわけないと思うかもしれませんが、僕の場合は経験があるのです。テントが完璧なら内部にまで浸水することはなかったかもしれませんが、小さな穴がひとつあるだけで水は入ってくるのです。



もうひとつは、秋冬のテント泊で結露によって寝袋が濡れることを防止するのとわずかでも保温性能を確保するということ。まあ、保温力がどの程度あるかはなんともいえませんが、雑誌か何かでゴアテックスなどの厚手素材のシュラフカバーを使えば保温力がアップすると書いてあったのを見た記憶があるので、少しはそういうこともあるのだろうということです。



もっとも、はじめからゴアテックスを狙っていたわけではなく、ISUKAのウェザーテックという透湿防水素材のものでいいかと思っていました。ウェザーテックの耐水圧は15,000mm以上。テントの結露が落ちてきたぐらいではまったく問題ないはずです。ウェザーテックなら9,800円ですが、同じISUKAでもゴアテックス素材のほうは20,000円もするのです。半額で同じような透湿防水素材ならウェザーテックで十分だろうと思っていたわけです。


とはいえ、実際問題どの程度の耐水圧があればいいのだろうか? と思って調べてみました。


まず、耐水圧とは何か。JIS(日本規格協会)が定める測定方法によって、生地表面に水圧がかかる事で裏側に水が漏れ出すかどうかを示した数値が耐水圧だそうです。


目安としては、体重75kgの人が濡れた場所に座ったときにかかる耐水圧は約2,000mmだそうです。重さでいうと0.2kg/c㎡です。濡れた場所にひざまずいた時は約11,000mmになるとか。とすると、浸水したテントで寝なければいけなくなったとき、背中にかかる圧力はひざまずいたときほど荷重が集中することはなさそうなので、11,000mm以下だろうと推察できます。とすると、耐水圧15,000mmのウェザーテックなら大丈夫といえます。


余談ですが、被服業界では耐水圧2,000mm以上をレインウェアと分類しているそうで、ゴルフやスキーなどでは10,000mm以上、登山のように水濡れが命にかかわってくる場合は最低でも20,000mm以上の耐水圧が必要とされているそうです。これはレインウェアの話なので、シュラフカバーにはここまで必要ではありません。


お店にあったのは、ISUKAウェザーテックシュラフカバー9,800円、同じくISUKAゴアッテクスシュラフカバー19,800円、好日山荘オリジナルブランドのバイレスゴアテックスシュラフカバー14,800円でした。


3つを手にとって見比べてみると、ひとつの違いに気がつきました。ゴアテックス素材の2つにはシーム加工がしている旨の記載がありましたが、ウェザーテックのものにはありません。


バイレスゴアリップシュラフカバーのシーム部
シーム加工とは、上の写真のように縫い目をテープで防水処理しているということです。レインウェアでは当たりまえの処理ですが、生地がどんなに立派な防水性能を持っていても、縫い目をシーム処理していなければかならずそこから水が滲みてきます。雨の中で使うわけではないシュラフカバーにそこまで必要ないともいえますが、浸水した場合のことまで考えればシーム処理はやはりほしいところです。万一ビバークするようなことになっても、これがあれば濡れによる体温低下を防止することも可能です。


バイレスゴアリップシュラフカバー
ということで、ゴアテックスの素材としての信頼性はもちろん、シーム加工してあるうえに価格も安いバイレスのゴアテックスシュラフカバーを購入することにしました。広げたときのサイズは205cm×88cm。これで寝袋が濡れる心配はしなくても大丈夫です。唯一の欠点は、少しかさばること。袋に入った状態で、およそ直径9cm×長さ25cmの大きさです。荷物を整理してなんとかコンパクトにまとめる工夫が必要になりそうです。


<補足>
2012年3月19日、-10度の上高地で使用してみたところ、内部結露することもなく、また結露したテント内壁に接触しても寝袋を濡らすこともなく、しっかりとゴアテックスの性能を発揮してくれました。秋から冬にかけてのテント泊には、もっていれば何かとメリットがありそうです。





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