ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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ヘッドライト: ブラックダイヤモンド スポット

7月末の黒部五郎岳への山行直前、急に思い立って新しいヘッドライトを購入しました。というのも、とりあえず使うつもりだった8LEDの安物ヘッドライトの信頼性に一抹の不安を感じたからです。長い時間点灯しているとときどきふっと暗くなることがあったので、夜間歩行中にとつぜん壊れたりしたら洒落にならんと思ったわけです。

当初は、ホームセンターで売っているGENTOS(株式会社サンジェルマン製)というブランドのものにしようかと思っていました。というのも、買物ついでにホームセンターでちょっと見たときに、概ね2980円ぐらいのライトが100ルーメン前後の光束をもっていたからです。この明るさでこの価格なら決まりでしょう! なんて思いつつ、ホームセンターに行って詳しく見てみたところ、ん? ちょっと待てよ? 

GENTOSのヘッドライトにはいくつかモデルがありましたが、光束80ルーメン以上のものはどれも本体重量120g~135gぐらいの重さです。ヘッドライトは平日の日帰り山行でも非常用に必ず持っていく道具なので、少しでも軽いほうがいいのです。その点では、8LEDの安物ライトも不合格ですけど、500円だから仕方がない。せっかく新しくまともなものを買おうかというのに、また安物と同じぐらい重いのでは意味がありません。

それに、GENTOSのライトは明るいのはいいのですが、実用点灯時間が10時間程度とけっこう短いのです。例えば、5泊6日の山行で、夜明け前の歩行で1時間、夜の食事や読書で2時間点灯したとしたら、5日間で15時間になります。そのうえ、夜間の星景写真撮影などした日には、20時間ぐらい必要になるでしょう。実用点灯時間が10時間では短すぎます。もちろん、予備電池をもっていけばいいわけですが、電池は使い切っても軽くならないゴミなので、できるだけ数をもちたくありません。実用点灯10時間のライトで、20時間の点灯が必要なら、予備電池は予備の予備も含めて2組必要です。もしも実用点灯時間が50時間だったら、予備が1組あれば十分です。というわけで、やっぱり軽量で電池のもちがいい登山用品を探すことにしました。

ブラックダイヤモンドのスポット
さいわい好日山荘のバーゲンセール最終日にぎりぎり間に合ったので、ブラックダイヤモンドの「スポット」に決めました。スポットに決めた理由は、

軽さ(電池単4x3本込みで86g)

明るさ(光束75ルーメン)

点灯時間(75ルーメン時で50時間、4ルーメン時で200時間)

の3点に加えて、電源スイッチのロックアウト機能、遠距離/近距離の切替機能、光量の無段階増減光機能、赤色LEDモード、ストロボ発光(点滅)機能、3段階のバッテリー残量メーター搭載、IPX4の生活防水性能といった実用的な機能が豊富だったからです。

遠距離/近距離の切替機能というのは、夜間歩行なら遠距離設定、テントや小屋内では近距離設定と使い分ければ便利です。遠距離用のダブルパワーLEDとは別に、近距離用はシングルパワーLED2灯が搭載されているので、近距離用の設定にしておくと消費電力を抑えることができます。近距離設定時は、最大16ルーメンで90時間、最小4ルーメンで250時間点灯可能です。

赤色LEDモードは、山小屋で夜間や早朝にライトをつける必要がある場合に、赤色ライトならまぶしく感じないので周りに迷惑をかけるのを最小限に抑えることができます。

ストロボ発光(点滅)機能は、万一遭難した場合に役に立つ機能です。ライトの点滅発光は遭難の合図なので、山小屋や登山道がありそうな方角に向けてストロボ発光させておくと、誰かが気づいてくれる可能性があります。

これだけ豊富な機能があって軽くてコンパクトなヘッドライトですが、10%オフセールのおかげで4095円のところが3685円になりお買い得感もありました。

ところで、光束75ルーメンといわれても、実際どの程度の明るさなのかピンと来ません。そこで、8LEDの安物ヘッドライトと比較してみました。撮影場所は北ノ俣避難小屋です。人間の目はF1.0の絞りのレンズとほぼ同じ明るさと言われているので、その明るさと同等になるようにカメラを調整しました。使用したレンズは開放絞りがF2.8なので、F1.0よりも3段暗いレンズです。なので、ISOを3段高くしてISO800の設定で撮影してます。

こちらがスポット
小屋内スポット使用例

こちらが8LED
小屋内8LEDライト使用例

圧倒的な違いです。スポットはヘッドライトだけで小屋の隅々まで明るくなりますが、8LEDの安物のほうは一部分だけしか明るくなりません。


屋外での違いを見てみるために、小屋の入口から登山道を照射して撮影してみました。

こちらがスポット
屋外スポット使用例

こちらが8LED
屋外8LEDライト使用例

一番近い笹まではおよそ7~8mです。スポットはそのずっと奥、およそ30mぐらい先まで明るく照らしていますが、8LEDは目の前の笹がなんとか見えるぐらいです。もっとも、肉眼ではもう少し明るく見えていました。ちなみに、スポットは光束75ルーメンのとき、70m先まで照らすことができるとなっています。

小屋泊まりで夜間歩行はしないのなら、もっと安価で小さい光束のモデルで十分だと思いますが、夜間歩いたりする場合はやはり明るいにこしたことはありません。黒部五郎岳の山行では、荒天のため早朝や夜間に歩くことはありませんでしたが、この明るさがあれば道標やマークを見落として道迷いする可能性は低そうです。ヘッドライトを安物で済ませようというのは間違いでした。反省。



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