ヤマふぉと

山の自然や風景をゆったりと眺め、写真を撮るために山に登る。だから、登頂や縦走を目的とせず、好きな山域でテントを張ったり小屋に連泊して、カメラ片手にのんびりと過ごす。そんなスローな山登りを楽しんでます。

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防水デジカメ: パナソニックFT1 インプレッション

先日、伯耆大山への登山で使用しました。すでに生産完了のデジカメですが、中古購入や後継機購入の参考になるかもしれないので、いくつかの項目に分けてレビューしておきます。


FT1裏面
○操作性
電源スイッチはボディ上面と同じ高さのフラットな形状で、1秒の長押しでONになるタイプです。うっかり何かに引っ掛けたりバックパックの中で押されてONになってしまうこともなく、よく考えられています。他のスイッチ類は、カメラを右手でもった状態で親指と人差し指だけで操作できるように配置されており、右手だけでパッと取り出してさっと撮影することができますから、狭い尾根上や急傾斜のルート上などでも使いやすいと思います。

FT1上面
ただ、ズームレバーがシャッターボタンと同じような形状で並んで配置されているので間違いやすく、操作もしにくいと感じました。冬季、手袋をした状態で操作するのは難しそうです。できれば回転方式のズームボタンにしてほしかったところです。この点はFT2も同じですが、現行のFT3では改良されており、WボタンとTボタンの二つに分かれていて、親指で操作できるようになっています。それでも手袋での操作性は?ですが・・・


○携帯性
いままで使っていたパナソニックTZ3はカード/バッテリー込みで257gでしたが、FT1はカード/バッテリー込みで183.8gと軽量です。コンパクトデジカメはいつもバックパックの左ショルダーベルトに取り付けているケースに入れていますが、約70gも軽くなると存在感が小さくなっていいですね。TZ3比較では、高さはほぼ同じですが、長さと厚さが一回り小さいのでよりコンパクトに感じます。ただし、フラットな形状のためケースから出すときに指がかりがなく、うっかりすると落っことしてしまいそうな不安感が若干あります。取り扱いには若干注意が必要かもしれません。


FT1レンズ部分
○画質
レンズ前に保護ガラスがあるので、正直なところ画質にはあまり期待していませんでした。しかし、TZ3よりもシャープでいい感じです。画素数が多いためなのか、発売時期が遅い(TZ3は2007年3月、FT1は2009年3月)のでそれだけ進化しているということなのかわかりませんが、いい意味で期待を裏切られました。僕はカメラの設定を一眼レフと同じ3:2の比率にしているので最高画質が本来の1200万画素ではなく約1000万画素になってしまいますが、単に短辺方向の画素数が間引かれているだけなので画質的には問題無しです。曇りの日はオートホワイトバランスが若干青みがかるという癖はあるようですが、山行記録が主目的なのでまあOKです。レンズのとなりにLEDのAF補助光があり、暗いときには自動的に点灯してAFを合わせやすくしてくれるのも便利な機能です。

動画は、PCなどで扱いやすいMOV形式(モーションJPEG)と、DVDレコーダーなどで扱いやすいAVCHD Liteの2つの撮影モードを備えているので、用途に応じて選択することができます。どちらのモードでも1280×720画素の16:9ハイビジョン動画で記録が可能なので、ちょっとしたビデオ撮りにも十分な画質でしょう。僕は動画をDVDに落としたりするような使い方はいまのところしないので、MOV形式に設定しています。


○バッテリー
満充電で255枚撮影した状態で、バッテリー残量は2/3表示でした。画質設定を500万画素にしていたということで消費電力が抑えられた可能性は高いのですが、この分ならカタログ記載の340枚というのも現実的な数字かもしれません。


○機能
なんといっても防水機能がどの程度使えるのかというのが、一番気になるところです。、防水デジカメについてネットで探してみると新品で購入したのに使用初日で水が入ってだめになったという書き込みも見つかります。中古品ということで、購入して帰ってからバッテリーやコネクタの蓋の裏側など点検してみると、小さな埃やら砂粒のようなゴミがついているのが見つかりました。
FT1裏ふた

FT1裏ふた開いた状態
息で吹いたぐらいでは取れないので、カメラのレンズ掃除に使うブロアで丁寧に吹き飛ばし、パッキンの状態もよく点検しておきました。念のため、蓋が何かの拍子に開いたりしないようにマスキングテープを上から貼っておきました。


登山の帰り道に渓流にカメラを沈めて試し撮りしてみましたが、水が入ることもなく水中撮影ができました。もっとも水深はほんの15cm程度でしたけど。
水中写真1

水中写真2



このカメラは、花などのマクロ機能については最短撮影距離が5cmとやや物足りないスペックです。その上、通常のAFマクロ設定だと、望遠端では最短撮影距離は30cmになってしまいます。ただ、ズームマクロという設定にすると望遠時でも最短5cmでピントが合うので、かなりの拡大率で撮影できます。なので、とりたててマクロ機能に不満はありません。

*写真クリックで拡大*
サンプル写真2

撮影シーンモードの中に「星空」という項目があり、この項目にするとシャッタースピードを15秒、30秒、60秒から選択することができます。まだ試したことはないのですが、どの程度星空が取れるのか今度試してみようと思います。


○液晶
2.7型23万ドットの液晶なので、最近流行の3型92万ドットの液晶と比べるとやや小さく粗い感じは否めませんが、実際に使っていてとくに見にくいといったことはなかったので問題無しです。晴天時で見にくい場合は、パワーLCDモードにしてやれば液晶の明るさを強くできるので屋外でも見やすくなるらしいのですが、いまのところそこまでの必要性を感じたことはありません。最新のFT3でも、液晶モニターのスペックはFT1と同じ2.7型23万ドットなので、パナソニックとしてはこの液晶モニターに自信があるようです。


<総評>
基本的なカメラ機能は最新のFT3と同じ部分も多く、いまでも現役として十分使えるカメラです。防水機能については、ふたの裏にゴムパッキンがついているだけで意外とシンプルなつくりです。なので、きちんと手入れをしておかないとわずかなゴミやほこりが原因で水没する可能性は否めません。付属品のブラシで丁寧に掃除をして、ブロアでゴミ・埃を吹き飛ばしておけば大丈夫だと思いますが、マスキングテープなどでふたが開かないようにしておけばより安心だと思います。デザイン的にはシンプルすぎて味も素っ気も無い感じですが、使い勝手は悪くありません。若干滑りやすいので、取り扱いには注意が必要です。最新のFT3は指がかりのあるデザインになったので、この点はかなり改善されたといえるでしょう。


サンプル写真
サンプル写真1





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